面白そうなことに気づいたので

⇒寺子屋/学びツアー 2008年11月22日 15:00

IMGP5558.JPG南方熊楠記念館駐車場の手前に番所山不動堂という小さな祠があった。
堂の左脇には洞窟道があり海岸断崖上に出ることができる。
この洞窟は末吉海進や縄文海進のあった頃にできたものであろう。
洞窟の壁が大変に脆い状態であったので驚いた。どうしてだろう?
浸食による地形変化も激しく、番所先から塔島までは江戸時代までは陸続きであったと聞く。

そこでこの一帯の地質について少し調べてみた。IMGP5561.JPG
この湾は海面上昇による溺れ谷地形によるリアス式海岸らしい。
番所付近は「塔島礫岩層(目津礫岩層とも)」と呼ばれ、中新生以降第四紀までに堆積した礫岩中心の比較的新しい地層。石英を含み白っぽく、半凝固状態なため、波浪、風雨による浸食を受け崩れやすいのである。
この地層は1500万年前頃(中新生)に堆積した礫、砂、砂泥の固い白浜累層と不整合境界面をつくり京大水族館下の崖面で確認することができる。
紀伊半島は「中央構造線」が東西に走り、幾つもの不整合面、褶曲などがあり複雑で興味が尽きない。
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
不動堂に祀られているのは「浪切不動尊」ではないでしょうか。
昔むかし、人びとは船の運航安全を祈願したのでしょう。
高野山南院に弘法大師御自作の御本尊が祭られていますが、この土地の信仰も色濃く影響を受けているのでしょう。
不動尊の梵名「アチャラ・ナータ(अचलनाथ [acala naatha])」の「アチャタラ」は「動かない」、「ナータ」は「守護者」を意味し、全体としては「揺るぎなき守護者」を意味しているそうです。
地域の自然と人びとの関係を理解するにはどうもこの辺にも触れていく必要がありそうですね。
Posted by トノサマガエル at 2008年11月24日 20:20
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