高山植物の魅力(140)、シラタマノキ(白玉の木)

ビーグル号の航海日誌 2016年08月21日 17:26

160807シラタマノキ@エコカフェ.JPG池の平湿原は、上信越国立公園内の浅間連峰西側、湯の丸高原と高峰高原の中間に位置する。標高約2000m、三方ヶ峰火山の噴火口跡に形成された氷河期以降の比較的若い高層湿原であるが、周囲からの土砂流入や植物侵入が激しく、全体として乾燥が進んでいる状況にあって、モウセンゴケなどの本来の湿生植物にとっては厳しい生息環境に変化しつつあるようだ。そんな湿原を取り巻くかつての火口壁上部や斜面地の林縁や湿原周辺にはシラタマノキがたくさん見られる。[2016年8月7日撮影:池の平湿原@山崎]

160807シラタマノキ花@エコカフェ.JPGシラタマノキ(白玉の木、学名:Gaultheria pyroloides Hook.f. & Thomson ex Miq.)はツツジ科シラタマノキ属の常緑小低木。分布はサハリン、千島列島、北海道や本州中部地方以北の亜高山帯から高山帯にかけての林縁や草地などの比較的乾燥した場所に自生。樹高は約30p、葉は互生し、皮質で厚く光沢、葉長1pから3pほどの楕円形、縁に鋸歯、葉先は丸い。花期は7月から8月頃、長さ約5oの釣鐘状の白い花を下向きに数個咲かせます。花は先端がややつぼまり5浅裂し反り返る。果実は球形の偽果(萼が成長し刮ハを包み多肉化したもの)、白色でつぶすとサロメチールの匂いがするという。

葉や果実には、配糖類のガウテリンやウルソール酸、サルチル酸メチルを含みます。このため筋肉痛などの効能があるとされる。ならば、鎮静作用もあるということだろう。エッセンシャルオイルの研究をしてみるのも面白いかもしれない。


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