大山(伊勢原)の原生林は

ビーグル号の航海日誌 2015年07月08日 07:38

150428大山眺望@エコカフェ.JPG古来より大山は山全体が御神体であった。この山は神の山として豊かな原生林がよく保存されています。昭和41年に県指定重要文化財に指定されているそうです。[2015年4月28日撮影:丹沢大山@和田]

大山の南東斜面一帯は針葉樹のモミを中心とした原生林が広がり、標高340m付近にはアラカシウラジロガシアカガシなど常緑のカシ林上限が混生、標高800m付近にはツガブナなどのブナ林下限が混生します。150428大山案内図@エコカフェ.jpgモミ林が純林を形成するのは厳しい尾根や急斜面地の条件の厳しい場所に限られ、普通はカシ林からブナ林の移行帯に不連続的に混生するに過ぎないとされる。このことは最終氷期が去り、気候変動がゆっくりと植生環境に影響し、カシ林上限が上昇し、モミが追いやられたため、人為的な影響もないとは言えないものの、周囲の山々にかつてあったモミ林のほとんどは消滅していったとも考えられます。従って、モミの純林が大きくカシ林とブナ林を分断しているのが学術的に貴重とされる由縁である。

モミは幼木期には陰樹ですが、成木になると陽樹となります。やがて陰樹や陰樹性のカシ類に更新することが想定されることから、このまま安定的な純林を維持できるのかは難しいのではないでしょうか。


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