センシゴケ(穿刺木毛)は穿孔が

ビーグル号の航海日誌 2015年02月17日 21:10

140913センシゴケ@エコカフェ.JPG入笠山(標高1955m)の山中、入笠湿原から山頂までの行程では多くの地衣類を観察することができます。ここではウメノキゴケの仲間のセンシゴケを紹介します。[2014年9月13日撮影:入笠山事前視察@山崎]

センシゴケ(穿刺木毛、学名:Menegazzia terebrata (Hoffm.) A. Massal.)はウメノキゴケ科センシゴケ属の葉状地衣。分布は日本全土、北半球に広く、低地から低山の樹皮や樹鞘まれに岩上に着生。地衣の大きさは、径2pから4pほど、時に10p以上、裂片は幅1、2pほどで灰白色から灰緑色で平滑、先端部分の縁は帯褐色。背面に径約1oの平坦な穿孔を生じ、その縁や裂片の背に粉芽をつけ、裂片先端近くが筒状に膨らみ、半球状や、歯牙状に裂した、粉芽塊を生じます。稀に径1oから4oほどの盤が栗色のレカノラ型の子器がつきます。髄層は白色、腹面は黒褐色で皺を生じ、偽根はない。二次代謝物質はアトラノリン、スチクチン酸、コンスチクチン酸、メネガチア酸を含むそうです。

この仲間には日本固有種のヤマトクダチイ(コフキフクレセンシゴケ:北海道から九州、穿孔突出、粉芽生ず)とフクレセンシゴケ(天城山系と富士山周辺、クダチイに酷似、髄層にカペラート酸含有)、ウスキタグチイ(本州福島・埼玉・富山・長野:ツガ樹皮着生、ツブクダチイに酷似、髄層にスクワマート酸含有)、広域種のクダチイ(穿孔突出、粉芽欠く)、ツブクダチイ(本州栃木から和歌山・台湾:針葉樹着生、淡黄緑色、穿孔突出しまばら、粉芽生ず)、ナメラクダチイ(濃緑色、穿孔平坦、粉芽欠く、裂片重畳)などが知られます。


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