イヌシデ(犬四手)の果穂は目立たず

ビーグル号の航海日誌 2014年10月20日 22:52

110723イヌシデ@エコカフェ(芦生公開講座).jpg京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林内の長治谷小屋に近い場所でみたクマシデの仲間。調べると果苞が開いていること、葉縁の重鋸歯が鋭いこと、葉脈の数が多くはないこと、からイヌシデのようです。別名にシロシデ、ソロ、ソネなどといいます。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011@阿部]

イヌシデ(犬四手、犬垂、学名:Carpinus tschonoskii Maxim.)はカバノキ科クマシデ属の落葉高木。分布は本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、山野に自生。110723イヌシデ果穂@エコカフェ(芦生公開講座) .jpg樹高は15mから20mほど、樹皮は灰白色で平滑、縦に網目模様が入ります。葉は互生(2列互生)し、葉身4pから8pほどの卵形から狭卵形、基部は円形から楔形、葉縁に細かく鋭い重鋸歯、葉先が尖ります。葉両面に伏せた白毛が疎らに生え、葉表には褐色毛が密生、側脈は12対から15対の範囲です。花期は4月から5月頃、雌雄異花、新芽展開と同時に、前年枝脇から長さ4、5pほどの穂状の黄褐色の雄花序を下垂、本年枝先に雌花序を下垂します。果穂(果序)は葉の色と同じで目立たず、果苞の数は少なく開き、果苞には各1つの果実が付きます。果実は堅果、熟すと苞が翼となり風散布します。

クマシデ属は世界に北半球の温帯地域に約40種、日本にはイヌシデをはじめアカシデ、日本固有種のクマシデ、サワシバ、イワシバの5種が知られます。


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◎桧原村内の浅間尾根に取り付く甲州古道脇で見た大きなイヌシデ[2014年11月15日撮影:第21回自然観察会@阿部]
141115イヌシデ@エコカフェ.JPG141115イヌシデ巨木@エコカフェ.JPG
 2014.11.15追記






◎国立科学博物館附属自然教育園内の森でよく見られる黄葉するイヌシデ[2014年11月30日撮影:自然教育園@山崎]
141130イヌシデ樹皮@エコカフェ.JPG141130イヌシデ黄葉@エコカフェ.JPG
 2014.11.30追記






◎国立科学博物館附属自然教育園内で観察したイヌシデの冬芽(鱗芽)と種子[2015年1月11日撮影:自然教育園@山崎]
150111イヌシデの種子@エコカフェ - コピー.JPG150111イヌシデ鱗芽@エコカフェ - コピー.JPG
 2015.1.12追記






◎根津美術館庭園で見られた大きなイヌシデ[2015年5月4日撮影:根津美術館@山崎]
150504イヌシデ樹肌@エコカフェ.jpg150504イヌシデ@エコカフェ.jpg
 2015.5.5追記






◎茨城県の筑波山(標高877m)ブナ林帯の山中登山道脇で見られるイヌシデ[2015年6月13日撮影:筑波山@エコカフェ]
150613イヌシデ樹幹@エコカフェ.JPG150613イヌシデ@エコカフェ.JPG 2015.6.14追記
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