モリアオガエル(森青蛙)は工夫者だが

ビーグル号の航海日誌 2014年10月19日 08:54

100529モリアオガエルの卵は@エコカフェ.JPG京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林内の由良川源流域に広がる谷間には流れに沿って水たまりが幾つもできています。そんな水たまりの樹上の小枝などには、繁殖期になるとモリアオガエルの白い卵塊が幾つも観察されます。[2010年5月29日撮影:第5回エコの寺子屋、2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011@阿部]

モリアオガエル(森青蛙、学名:Rhacophorus arboreus (Okada et Kawano))はアオガエル科アオガエル属の両生類。日本固有種で経度懸念(LC)。分布は本州、佐渡島に限り、山地の森林に棲息。110723モリアオガエル卵塊@エコカフェ(芦生公開講座) 128.jpg体長はオスで42oから62oほど、メスで59oから82oほど、体色は緑色で全身に褐色の斑、指先に丸い吸盤(第3指が長く、吸盤も大きい)、指間には水かきが発達。繁殖期は4月から7月頃、オスが先行して湖沼や湿地などに集結し、咽頭下の鳴嚢を膨らませて鳴き求愛。産卵行動は樹上で行われ、1匹のメスの背中に多くのオスが負ぶさり、受精。この時に粘液が分泌され、径10pから15pほどの白い卵塊が形成され、卵は300個から800個ほど。卵塊に守られ、卵は1週間ほどで孵化、幼生(オタマジャクシ)は腹部に卵黄を持ち、雨を待って水中に落下。幼生は最大全長51o、変態後の体長は15oから22oです。食性は生体で肉食性、昆虫やクモの仲間を捕食します。幼体は藻や死骸などを削りとって食します。

樹上で産卵することで、卵を外敵から守る戦略を取っていますが、落下したオタマジャクシのほとんどは、水中に棲息するアカハライモリやヤゴ、ゲンゴロウ、タイコウチなどの犠牲になってしまうのも厳しい現実のようです。


関連記事(シュレーゲルアオガエルの目覚め)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

※エコ・カフェ事務局が承認したコメントのみ表示されます。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.sakura.ne.jp/tb/104741685
※エコ・カフェ事務局が承認したトラックバックのみ表示されます。

この記事へのトラックバック

▲このページのトップへ