ホソバイヌワラビ(細葉犬蕨)は毛達者

ビーグル号の航海日誌 2014年09月29日 00:41

121117ホソバイヌワラビ@エコカフェ.JPG江ノ島の江島神社境内の崖地下部で見られるシダ植物のからホソバイヌワラビを紹介します。葉は2形、春に出る栄養葉は地表近くに展開し、夏に出る胞子葉は立ち上がり、ソーラスをつけます。[2012年11月17日撮影:第14回自然観察会@山崎]

ホソバイヌワラビ(細場犬蕨、学名:Athyrium iseanum Rosenst.)はメシダ科メシダ属の夏緑性シダ植物。分布は本州東北地方南部以下、四国、九州、国外では台湾、朝鮮半島、中国に及び、山地のやや湿った林下などに自生。121117ホソバイヌワラビ胞子のう群@エコカフェ.JPG121117ホソバイヌワラビ葉柄@エコカフェ.JPG草丈は25cmから70cmほど、根茎は短く直立、密生する鱗片は褐色で披針形。葉柄は藁色から薄紫色で無毛、基部に狭披針形の鱗片を伴う。葉は柔らかな革質、葉身10cmから45cmほどの楕円状卵形で2回羽状複葉、秋に上部に無性芽を伴う。羽片は有柄で披針形、10対から20対ほど、最下羽片はやや短い。小羽片は左右非対称、基部で対生、他は互生、狭楕円形から狭卵形で中裂から深裂、10対から14対ほどつく。裂片は4対から6対ほどで側脈が目立ち、基部前側は鋸歯を伴い大きい。羽軸と小羽軸の分岐点に刺状の突起がつき、両軸とも表面に白色の軟刺毛、裏面の中肋に短い腺毛が生えます。ソーラスは馬蹄形や鉤形、楕円形などで中肋寄り、包膜は全縁です。

近縁種に羽片に長い柄がつくイヌワラビ、小羽片が左右対称であるミヤコイヌワラビ、硬い革質で羽片に柄がほとんどないヤマイヌワラビ、葉柄が緑色で軟刺毛がつかないサトメシダなどが知られます。注意深い観察が必要です。


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