高山植物の魅力(136)、ヤナギラン(柳蘭)

ビーグル号の航海日誌 2014年09月23日 07:22

140913ヤナギラン花@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する前衝山である入笠山(標高1955m)北東山麓にある入笠湿原や上部の「花園」と呼ばれる斜面地ではゴマナやヤナギランの群生を見ることができます。湿原では花は終わり、「花園」でも花をつける個体はわずか、多くは綿毛をまとっていました。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

ヤナギラン(柳蘭、学名:Chamerion angustifolium (L.) Holub)はフトモモ目アカバナ科ヤナギラン属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北の亜高山帯から山地帯の日当たりの良い草地や礫地、国外ではヨーロッパ、アジア、北アメリカに広く、寒地などに自生。140913ゴマナとヤナギランの群生@エコカフェ.JPG140913ヤナギラン花後@エコカフェ.JPG草丈は100pから150pほど、葉は互生し無柄、葉身5pから15pほどの長披針形、葉縁に微鋸歯。葉裏は帯灰白色です。花期は7月から9月頃、茎先に総状花序をだし、径3、4pほどの紅紫色の花を下から順次咲かせます。花弁4枚、萼片4枚、雄蕊8本、雌蕊頭柱4裂。果実は刮ハ、熟すと開裂し、毛の生えた種子が風散布します。

名前の由来は、細長い葉が柳に似ていて、花が蘭にようであることにあります。この季節、白い綿毛をまとった果実や葉がすでに紅く色づき始めているものもあります。


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◎三方ヶ峰火山の火口原に広がる池の平湿原(標高2000m)でみたヤナギラン群落と花[2016年8月14日撮影:池の平湿原事前視察@山崎]
160807ヤナギラン@池の平湿原.JPG160807ヤナギラン花@池の平湿原.JPG
2016.8.20追記

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