高山植物の魅力(135)、オオバセンキュウ(大葉川弓)

ビーグル号の航海日誌 2014年09月22日 23:01

140913オオバセンキュウ@エコカフェ.JPG南アルプス北端の前衝山である入笠山(標高1955m)の北東山麓にある入笠湿原(標高1734m)を抜けて渓流沿いで見かけたオオバセンキュウ。ピンク色のツリフネソウの花が遺書に咲いていました。湿原や林縁ではシシウドも見られるのですが、葉の形で見分けるのがよいでしょう。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

オオバセンキュウ(大葉川弓、学名:Angelica genuflexa Nutt.)はセリ科シシウド属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北、国外では中国、ロシア、北アメリカに及び、深山から亜高山帯の渓谷沿いなどに自生。140913オオバセンキュウ花@エコカフェ.JPG草丈は60pから150pほど、茎は中空で無毛、節ごとに葉がつく反対側に屈曲し上伸。葉は1、2回羽状複葉、小葉は表裏とも脈上に毛が生え、葉身3pから8pほど、鋸歯に突起状の毛がつく。上部葉柄の基部の鞘は袋状。花期は7月から9月頃、複散形花序、総苞片は無く、小総苞片は数個が目立ち、白色から帯紫色の5弁花をたくさん咲かせます。花弁は外側のほうがやや大きく、先が内曲。雄蕊5本で葯は白色、雌蕊花柱2本。果実は長径4、5oほどの楕円形の分果で幅広の翼がつきます。

近縁種で同じように茎が節ごとに屈曲するものにシラネセンキュウがあるが、全体に小型で小葉の縁が不規則に切れ込み重鋸歯がつき、低地に自生するそうです。高山帯には小型のミヤマセンキュウが知られます。間違えることはないでしょう。


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