沖縄本島中北部の調査視察は

ビーグル号の航海日誌 2015年07月04日 23:47

1435876871272.jpg先週末の沖縄本島中西部北部の視察は2つの目的で実施しました。これまでに中東部南部の調査はほぼ済ませているので、時間があったら多少補足する程度の考えで進めました。[2015年6月26日撮影:浜比嘉島のひと時@阿部]

・1つ目は、沖縄本島で準備している保護センターの状況の確認と打ち合わせ
・2つ目は、エコツアー実施のためのプログラムづくりのための調査1435884509874.jpg1435878773308.jpg 

2つ目は、具体的には、やんばるの森と人びとの自然に対する価値観に触れることができるかがポイントになります。
そこで、北部に広がる亜熱帯照葉樹林の「やんばるの森」の生態系ややんばる野生生物保護センター「ウフギー自然館」など各施設による沖縄諸島に固有な生き物たちの保護活動やその展示内容を確認しました。また。1435884538117.jpg琉球の国づくりの神話が残る浜比嘉島、琉球神話の聖地「安須森」が広がる熱帯カルスト地形の大石林山などを視察しました。
南部では前に斎場御岳や久高島は訪ねているので、補足としてガンガラー谷を目指しましたが、時間の都合で中に入ることは断念しました。エコツアーは、結局のところ複数回が必要であることになりそうですね。


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やんばるの森の深い魅力は

150627やんばるの森@エコカフェ.jpg沖縄本島北部国頭村に広がる「やんばるの森」はイタジイが優占する亜熱帯照葉樹林の深い森になっています。年間の平均気温は23℃超、真冬でも平均15℃以上。年間降水量は2600mm超、雨の比較的多いのは、3月から4月の「うりずん」、5月から6月の梅雨、晩夏から秋の台風の時期です。 [2015年6月27日撮影:沖縄本島国頭村@阿部]

イタジイはブナ科でこのブログでもよく登場するスダジイの別名です。「やんばるの森」では樹高20m、幹径1mにもなるイタジイの巨木が見られます。丸みのある大きな樹冠をつくり、春3月頃に黄緑色の新芽に萌えます。花蜜は多様な昆虫たちを育み、また昆虫は野鳥や小動物の餌となります。特に、ノグチゲラやヤンバルクイナ、オキナワトゲネズミ、ハナサキガエルなどのこの地に固有な貴重な生き物たちが棲息しています。また。古く大陸から隔離されたため、沖縄諸島や奄美諸島ではイボイモリなどの遺存固有種と呼ばれるものも知られます。

亜熱帯照葉樹林の森のその他の構成種としては、タブノキコバンモチカクレミノイスノキヒカゲヘゴ、林下には多様なシダ植物やクワズイモなどが知られます。一度、やんばるの深い森を探索したいと思います。


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オオクチユゴイ(大口湯鯉)は貪欲!?

150627オオクチユゴイ@エコカフェ.jpg沖縄本島国頭村観光物産センターの片隅に水槽が置かれ何やら口の大きな魚が1匹展示飼育されている。解説がされており、オオクチユゴイといい、やんばるではミチユウと呼ばれているそうです。[2015年6月27日撮影:沖縄本島国頭村@阿部]

オオクチユゴイ(大口湯鯉、学名:Kuhlia rupestris (Lacépède))はスズキ目ユゴイ科ユゴイ属の回遊魚。分布はインド・西太平洋の熱帯域から亜熱帯域に広く、日本では南西諸島奄美大島以南を主とし、汽水域から河川中流域に生息。150627オオクチユゴイ解説@エコカフェ.jpg降河回遊性、海で産卵し、幼魚時代を海で過ごす。体長20cmほどで河川を遡上。体長は45cm、体重2700g、体色は銀色で黒褐色の斑点が網目状に散在。食性は動物食性で昆虫類、甲殻類、小型魚類などを食します。

海水の温暖化により生息域が北上し、東海地方でも確認情報が相次いでいるという。魚類のことも機会を捉えて少しずつ勉強する必要がありそうですね。


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