浜比嘉島には琉球国づくり伝説が

ビーグル号の航海日誌 2015年07月29日 09:07

150627アマミチュー墓所@エコカフェ.JPG平安座島から浜比嘉島へ橋を渡る。この島は神聖な神の島であって、その属島である「アマジン」と呼ばれる小島も聖なる島と伝わります。[2015年6月26日撮影:沖縄本島中北部視察@阿部]

天から降り琉球の島を創造したのが、アマミチュー(アマミキヨ)とシルミチュー(シネリキヨ)兄妹。天の神から草木をもらい何もない土地を緑豊かな土地にしていった。2人には3人の男の子と2人の女の子が誕生。長男は王に、次男は按司、三男は百姓。長女は女神官の聞得大君、次女は村の神に仕える女神官となった、とさ。150627アマミチュー石碑@エコカフェ.JPGこうして琉球王国の基が始まったとの伝承が残る。浜比嘉島の東海岸にはアマジンと呼ばれる岩小島があり、小島内にある洞穴を囲んでアマミチューとシルミチュー、他の幾柱の神々が祀られている。また、島の南南東端の森内にある大きな洞穴はアマミチューとシルミチューの住居だったと伝えられています。

アマジンでは、毎年の年頭拝みには比嘉のノロ(祝女)により、五穀豊穣、無病息災、子孫繁栄を祈願する祭祀がとり行われるという。住居とされる洞穴内には鍾乳石の隕石があって、子宝の霊石として崇拝されているそうです。


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ヤンバルマイマイ(山原まいまい)は保護色化?

ビーグル号の航海日誌 2015年07月28日 22:51

150627ヤンバルマイマイ@エコカフェ.jpg沖縄本島北部の大石林山(標高240m)山中「亜熱帯自然林コース」を散策中に樹幹や蘇鉄の葉上で蝸牛の仲間を確認することができました。森内では成体になる前の殻がたくさん落ちていましたが、ヤンバルクイナなどの餌になったのでしょうかね。[2015年6月27日撮影:沖縄本島中北部視察@阿部]

ヤンバルマイマイ(山原まいまい、学名:Satsuma mercatoria atrata )は柄眼目ナンバンマイマイ科の大型の陸産貝類。やんばる固有種、沖縄本島中南部に生息するシュリマイマイの亜種、環境省レッドリストで絶滅危惧U類(VU)。分布は沖縄本島北部に限り、やんばるの森のイタジイ林の林床や幹の地上近くに棲息。殻径は35mm超。殻は濃い茶色です。

シュリマイマイに比べて全体に暗色であるのが特徴です。これはやんばるの森が深く、林内が暗いため、外敵から身を守るには暗色化することが相応しいからと考えられます。また、沖縄本島の畑付近の林内にはベッコウマイマイが棲息しています。


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炎天下のカメムシ

⇒寄港地だより 2015年07月27日 06:50

1437947148825.jpg週末の埼玉ミニ農園での一こま。
酷暑です。気温は38度を超えて体温より高い。こんな中、昼下がりのミニ農園は30分が限界です。

しかし、カメムシはそんな環境下でも大丈夫のようです。むしろ嬉しそうです。

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小さな誕生会、古賀さん

ビーグル号の航海日誌 2015年07月23日 00:11

1437577484961.jpg1437577531749.jpg1437577540377.jpg風があって暑さが幾分和らいだのも嬉しいですね。
なかなかお会いする時間がないのですが。
よき協力隊を担ってくれています。
多様な人びとと時代を綴ります。

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わたしたちのeco ACTION!!!「豆腐作り篇」

ビーグル号の航海日誌 2015年07月20日 20:24

image[2].jpgimage.jpg全国の高校生諸君に向けたフリーペーパー『JSBN PRESS』に記事掲載。現在、2000校以上に配信中。エコカフェでは、編集部と共同して企画『わたしたちのeco ACTION!!!』をリリースしています。

平成27年度は『「日本の食文化」かから「環境問題」を考える』を取り上げています。7月号は豆腐作り篇として、染野屋さんの静岡にある生産工場を訪問し、社長の小野篤人さんにもインタビューを行いました。

公式JSBN WEBはこちら⇒

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南佐渡片野尾八十八箇所霊場の今昔

120804片野尾八十八箇所霊場案内図@エコカフェ.JPG海岸道路を車で走っていると、海岸にへばりつく様に広がっている片野尾集落につく。トキ最後のねぐらのあった地だ。海風が暑さを多少和らげてくれるが、真夏の佐渡は例外なく暑いことにはかわりがない。片野尾集落の山側の斜面地には「四国八十八箇所霊場」が点在しています。[2012年8月4日撮影:佐渡エコツアー@阿部]

江戸時代初期、四国八十八箇所を僧侶だけではなく民衆が巡礼することが広まった。中期になると、全国各地で四国を模して地域の真言宗寺院を巡礼すれば、四国に行かなくとも同様のご利益が得られるとする風習が生まれた。120804片野尾八十八箇所進路無理@エコカフェ.JPG佐渡島もその例外ではく島内88箇所の寺が列せられています。ここ片野尾だけは特別に集落内に八十八箇所が設けられているがなぜか。明治12年、妙快尼は本四国八十八箇所順拝を重ね、霊妙を奉戴し、故郷の片野尾に村人の協力を得て建立したのが始まりと伝えられる。妙快尼は越後小千谷照尊寺一心庵の師匠覚定尼の姉妹覚順尼が他界されたため地域で保存の努力をされているようです。残念ながら訪問した時は鬱蒼と植物が覆い尽くしとても分け入ることができませんでした。

また、農民歌舞伎である「片野尾歌舞伎」が残っており、昭和39年から後継者不足で上演はされていないが、保存会があって2年に1度、昨年は5月25日に公民館で定期公演が行われたそうです。時代の荒波は地方の小さな村には厳しさが容赦ないのが現実のようです。何を後世に起こすかは今の国民全体の避けてはいけない宿題だと思います。




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昔の人の知恵を八重山諸島の黒島で

140314プズマリ@エコカフェ.JPG八重山諸島の黒島は牛の頭数が人口の10倍以上もあるため「牛の島」として知られます。かつて島にあった照葉樹林の森は、10年前から機械による開墾をしてすっかり牧場に改変されてしまっています。牧場の所々に牛の木陰として残されたガジュマルの大木が名残を伝えています。そんな黒島の宮里海岸近くに琉球石灰岩塊を積み上げた丸い小山があります。解説版がありました。[2014年3月14日撮影:黒島@山崎]

140314プズマリ案内@エコカフェ.JPGここは黒島で一番高い場所に位置し、琉球王国時代の1644年頃、薩摩藩の要請により海上交通を監視するための遠見台(火番盛)が整備されたそうです。このような遠見台は八重山諸島の13の島々に全18ヶ所点在し、船の航行状況や何かあると火や煙を用いて島から島へとリレー方式で合図(情報)が伝達され、最終的には石垣島にあった琉球府の役所まで伝えられたといいます。火であれば夜でも伝達が可能であったということです。島々が近いし見えぬ島影の様子などを伝えるには十分役立ったことであろう。

このように烽火による情報伝達は古くから行われていたとされる。万里の長城にそれらしき遺構が残っており、唐代の書物にも記述があるそうだ。日本でも東北平定後の9世紀頃に、軍事的な体制整備の一環として烽火が使われたと考えられているようです。


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なぜ、四日市に諏訪神社が

150717諏訪神社鳥居@エコカフェ.jpg四日市は石油化学コンビナート工場の町。近鉄四日市駅とJR東海四日市駅の中間点の街中あるのが諏訪神社。何故この地に諏訪神社があるのだろう。境内は広く摂社のほかに政成稲荷大明神、菅原神社なども祀られているようだ。諏訪神社といえば信州にある諏訪大社の分霊に違いないからである。そこで云われを調べてみた。[2015年7月17日撮影:四日市市@山崎]

創建は1202年(建仁2年)、信州の諏訪大社から勧請したとある。150717政成稲荷大明神@エコカフェ.jpg祭神は行動力(武)に優れた大国主命の御子で弟の建御名方命(たけみなかたのかみ)、兄の言霊(文)を司る八重事代主命(やえことしろぬしのみこと)の2柱。ただし、文献からは15世紀前後、初代浜田城主田原赤堀美作忠秀の父が上野国赤堀から進出、元々赤堀で屋敷神として祀っていたことに由来すると推察されるという。大国主命が天照大神から国譲りを迫られたとき、最後まで抵抗したのが建御名方命、出雲から信濃(諏訪)へ逃れ、そこを開拓し、害獣を退治し、農耕・養蚕を広めたとされている。五穀豊穣の神。狩猟の神、武神として崇敬。古く出雲の地から東へと大きな人びとの移動があったと考えてよさそうですね。

田原氏進出に伴い四日市・浜田の産土神とされた。江戸時代には四日市が東海道の宿場町として栄え、八重事代主命が「えびす様」と同一視されたことから「えびす講」が盛んとなり、天津神々の地でしっかり永らえた。1873年(明治6年)に新社格制度のもとで県社、1916年(大正5年)には四日市市に移管され、今日に至ります。


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昼下がりに

ビーグル号の航海日誌 2015年07月19日 14:25

1437283079142.jpg1437283117505.jpg台風が過ぎ去って人びとが一斉に繰り出す。待っていたかのように。
気温は高く湿度も鬱陶しいほどだ。夕方にでもなれば蝉も鳴き出すだろう。

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リュウキュウボタンヅル(琉球牡丹蔓)は花盛り

ビーグル号の航海日誌 2015年07月18日 15:20

150627リュウキュウボタンヅル花@エコカフェ.JPG沖縄本島北部国頭村の断崖絶壁「茅打バンタ」の上部で見たぼんぼりの様な白い小さな花をつける植物。調べるとリュウキュウボタンヅルだそうです。[2015年6月28日撮影:沖縄本島中北部視察@阿部]

リュウキュウボタンヅル(琉球牡丹蔓、学名:Clematis grata Wall. var. ryukyuensis Tamura)はキンポウゲかクレマチス属(センインソウ属とも)のつる性常緑多年草。150627リュウキュウボタンヅル@エコカフェ.JPG琉球列島固有変種。分布は琉球列島、低地の日当たりの良い路傍や林縁などに自生。草丈は3mから5mほど、他の植物に絡みつき、茎断面は六角形、葉は対生し有柄、葉身5cmほどで3出複葉、小葉は広卵形で深裂、葉縁に鋸歯。葉裏表に疎らに毛が生えます。花期は6月から8月頃、葉脇から散房花序を出し、多数の白色の小花を咲かせます。小花は径約15mm 萼片4枚、花弁0枚、雄しべ多数です。果実は平たい卵形の痩果、羽毛状の白い毛がつき風散布します。

基本種は中国と台湾に自生し、近縁種に本州から九州に分布するボタンヅル(牡丹蔓)が知られるそうです。似ているセンニンソウは葉に鋸歯も毛もないそうです。


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近畿鉄道車窓から揖斐川下流を

ビーグル号の航海日誌 2015年07月17日 23:42

150717揖斐川@エコカフェ.jpgやはり雨台風だった。
四日市から名古屋までの道のりは多くの大小の河川を渡ることになる。
台風11号による豪雨の影響で河川敷がすっかり水没し、土手から土手まで濁流が流れる。
橋脚が水没するのではないかと思うくらいにいずれも増水していました。
150717員弁川@エコカフェ.jpg特に、揖斐川、木曽川は河口に近いこともあり、川幅が広く海のようでした。
和歌山では熊野川が氾濫したというから台風のもたらした降水量は半端なかったということでしょう。

写真:揖斐川、員弁川

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台風・・

ビーグル号の航海日誌 2015年07月16日 07:18

IMG_1350.JPG九州は福岡ですが、台風の影響で風がだんだん強くなってきております。
今回は強い台風と聞いています。
影響のある地域の方はお気をつけください。



--
寺中 祥太


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虎ノ門、豊繁稲荷神社は

ビーグル号の航海日誌 2015年07月12日 20:28

豊繁稲荷@エコカフェ.jpg地下鉄銀座線「虎ノ門駅」近くの小寶稲荷神社のある通りを南に少し行くと通りの反対側に豊繁稲荷神社が鎮座します。社殿の大きさはほぼ同じであるから、創建若しくは再建の時期は同じ頃なのであろう。[2015年7月12日撮影:虎ノ門@山崎]

総本社は京都伏見にある伏見稲荷大社、御祭り神も小寶稲荷神社と同じです。子宝や商売繁盛、五穀豊穣を祈願したのでしょう。恐らくこちらも有力者の屋敷神であったのではないかと思われます。現在では、地域の土地神様として信仰が引き継がれているのではないでしょうか。鳥居には注連縄が張られ紙垂(しで)が垂らされ、榊が供えられています。神聖な領域であること、神様との結界を意味しています。さてさて氏子は何処にいるのだろうか。周囲はオフィスビルばかりのような気もするが。。。。

屋敷社の場合は、土地とともに売買されることもあり、買主が企業の場合は、氏子に代わって神事の面倒を見るケースもあると聞きます。エコカフェの会員の中にもそんな方がいらっしゃいます。明治以来、急速に信仰心に変化が起こったため、何時しか由緒などが散逸してしまうというのもやむをえないのでしょうかね。


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正一位小寶稲荷は

小寶稲荷@エコカフェ.jpg地下鉄銀座線の虎ノ門駅からほど近いところに正一位小寶稲荷(しょうほういなり)が鎮座しています。その由緒は不詳であるが、かってどなたかの邸内社であった屋敷神と推察されるらしい。江戸の町には至る所で見かけられ、今日でも各地にその名残が残っているのである。[2015年7月12日撮影:虎ノ門@山崎]

総本社は京都にある伏見稲荷大社。御祭神は稲荷神(=宇迦之御魂神、倉稲魂命)。子宝や商売繁盛、五穀豊穣などのご利益があるとされます。狛犬の代わりに宝玉をくわえた狐像が安置されています。オオタニワタリ@エコカフェ.jpg左脇にオオタニワタリが植栽されているのが妙に趣があります。稲荷神社は、お稲荷さんとも呼ばれ人々から親しまれ、狐が好んだとされる油揚げを供えたりしたそうです。稲荷と狐を同一視した理由は先に本部ログでも紹介しました。(「鶴岡八幡宮末社丸山稲荷社は何故に」⇒

袋状に開いた油揚げを甘辛く煮付けて寿司飯をつめた込んだものを「稲荷寿司」(篠田寿司とも)と呼びます。これは油揚げを使ったもので狐が好むとされたことから「お稲荷さん」にあやかった。商魂逞しく、まさに商売繁盛、庶民的な食べ物として広まったに違いありません。寿司飯にシイタケやかんぴょう、こんにゃくなどの具材入れたりもします。


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第11回一般社団法人定例事務局MTGの開催【ご案内】

船長からのお知らせ 2015年07月08日 23:27

紅海@エコカフェ.JPG台風が心配されます。エルニーニョ現象が継続しているため長梅雨にもなっているようです。ただし、海水温度が上昇しているため冷夏の心配をするとは軽々には言えないようです。自然現象は奥が深いですね。
さて、エコカフェ事務局MTGに参加し、そんなお天気をマインドを高めて乗り切っていきましょう。

日 時:2015年7月15日(水) 19:00〜(1時間程度)
場 所:エコカフェ大手町会議室
   (千代田区大手町2-6-2 日本ビル2F 潟xネフィットワンソリューションズ内)
    地 図:https://www.benefitone-solutions.co.jp/company/
テーマ:「新しいHPデザインについて」

※ご参加いただける場合は、人数確認のため事前に事務局までご連絡お願いします。終了後は、懇親会を予定しておりますので懇親会からのご参加の場合も、その旨ご連絡の程お願いいたします。

〇連絡先:事務局(03-5280-2377またはinfo@ecology-cafe.net)までご連絡ください。

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スジイリオキナワギセル(筋入沖縄煙管)の防御は

150627スジイリオキナワギセル@エコカフェ (2).JPG沖縄本島北部にある大石林山(標高240m)山麓の亜熱帯照葉樹林の森内では樹幹やソテツの葉に着生する数種の陸生貝類を観察することができます。石灰岩地の樹幹ではスジイリオキナワギセルが頻繁に確認できるでしょう。別名にフイリオキナワギセルともいう。[2015年6月27日撮影:沖縄本島中北部視察@阿部]

スジイリオキナワギセル(筋入沖縄煙管、学名:Phaedusa valida fasciata )は柄眼目キセルガイ科の陸産貝類。やんばる固有種。150627スジイリオキナワギセル@エコカフェ.jpg分布は沖縄本島北部に限り、スダジイ林内の樹幹に棲息。殻長は30oから40oほど、殻は左巻き、表面に黒色と白色の帯が入ります。老成の個体では殻の先端が削れて丸くなる傾向にあり、しばしば、苔が付着し緑色に変色して見えます。生活形態は樹上性、梅雨時には活発に行動します。天敵は外来種のヤンバルトサカヤスデだそうです。

沖縄本島南部や中部半島の石灰岩地には殻が単色であるオキナワギセルガイが棲息。南部の個体は白っぽく、中部半島の個体は茶色っぽいそうだ。森の深さと日照の関係で生息環境の明るさが規定され、天敵からの防御として保護色化したのだと推察されます。


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大山(伊勢原)の原生林は

150428大山眺望@エコカフェ.JPG古来より大山は山全体が御神体であった。この山は神の山として豊かな原生林がよく保存されています。昭和41年に県指定重要文化財に指定されているそうです。[2015年4月28日撮影:丹沢大山@和田]

大山の南東斜面一帯は針葉樹のモミを中心とした原生林が広がり、標高340m付近にはアラカシウラジロガシアカガシなど常緑のカシ林上限が混生、標高800m付近にはツガブナなどのブナ林下限が混生します。150428大山案内図@エコカフェ.jpgモミ林が純林を形成するのは厳しい尾根や急斜面地の条件の厳しい場所に限られ、普通はカシ林からブナ林の移行帯に不連続的に混生するに過ぎないとされる。このことは最終氷期が去り、気候変動がゆっくりと植生環境に影響し、カシ林上限が上昇し、モミが追いやられたため、人為的な影響もないとは言えないものの、周囲の山々にかつてあったモミ林のほとんどは消滅していったとも考えられます。従って、モミの純林が大きくカシ林とブナ林を分断しているのが学術的に貴重とされる由縁である。

モミは幼木期には陰樹ですが、成木になると陽樹となります。やがて陰樹や陰樹性のカシ類に更新することが想定されることから、このまま安定的な純林を維持できるのかは難しいのではないでしょうか。


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ヤンバルクイナ(山原水鶏)は飛べない

ビーグル号の航海日誌 2015年07月07日 00:00

150627ヤンバルクイナ@エコカフェ.jpg沖縄本島北部国頭村の「ヤンバルの森」で雌のヤンバルクイナ1羽が保護活動の理解を広く得る目的で展示飼育されています。天敵のいない鶏舎は快適なようです。地元では慌て者を意味するアガチ、アガチャ、山の鳥の意のヤマドゥイなどと呼ばれてきたという。[2015年6月28日撮影:沖縄本島北部@山崎]

ヤンバルクイナ(山原水鶏、学名:Gallirallus okinawae (Yamashina & Mano))はツル目クイナ科の飛べない陸鳥。国の特別天然記念物、環境省レッドリストで絶滅危惧TB類(CR)に指定。分布は沖縄本島北部に限り、平地から山地(標高500m以下)の主にシダが繁茂するスダジイの森に棲息。全長は30pほど、体重約420g、上部の羽衣は暗黄褐色、顔や喉の羽衣は黒色です。眼先に白色の斑点、耳毛から頸部にかけて白い筋模様が入り、頸部から腹部にかけ黒く白い横模様が入ります。虹彩は赤く、太い嘴も鮮やかに赤いです。食性は雑食、昆虫、甲殻類、両生類、爬虫類、種子、水生植物などを食します。繁殖は5月から7月頃、シダや低木の繁茂した斜面地に枯葉からなる皿状の巣をつくり、2個から5個の卵を産む。

1999年にやんばる野生生物保護センターが設置されるなど保護対策が講じられれようになった。繁殖期には活動範囲が広がるため交通事故にあう個体が増える現象が毎年継続しているなど課題も多いようだ。


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バーバートカゲとは

ビーグル号の航海日誌 2015年07月05日 00:59

150628バーバートカゲ@エコカフェ.jpg沖縄本島国頭村大石林山(標高240m)の山中で地上を這う小さな生き物、トカゲを見つけました。調べるとバーバートカゲのようです。[2015年6月28日撮影:大石林山@阿部]

バーバートカゲ(学名:Plestiodon barbouri (Van Denburgh))はトカゲ科トカゲ属の爬虫類。日本固有種、環境省レッドリストで絶滅危惧U類(VU)。分布は奄美大島、加計呂麻島、徳之島、請島、与路島、沖縄本島北部、伊平屋島、久米島、渡嘉敷島に限り、山地や丘陵の原生林や二次林などに棲息。150628バーバートカゲ@エコカフェ (2).jpg体長は18cmほど、頭胴長が5cmから7cm。胴体中央部背面の体列鱗数は22又は24枚、腹面は淡灰色。尾は光沢のある青色です。幼体は黒褐色で5本の明色の縦縞が入ります。食性は動物性、昆虫、クモ、陸生貝類、ミミズなどを食します。

個体数を減らしているのは、森林伐採などの生息地の破壊のほか、人為的に持ち込まれた野猫やマングースなどによる捕食圧力が考えられています。マングースはやんばる固有種のヤンバルクイナなどの天敵にもなっており深刻な問題であるといえます。


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沖縄本島中北部の調査視察は

ビーグル号の航海日誌 2015年07月04日 23:47

1435876871272.jpg先週末の沖縄本島中西部北部の視察は2つの目的で実施しました。これまでに中東部南部の調査はほぼ済ませているので、時間があったら多少補足する程度の考えで進めました。[2015年6月26日撮影:浜比嘉島のひと時@阿部]

・1つ目は、沖縄本島で準備している保護センターの状況の確認と打ち合わせ
・2つ目は、エコツアー実施のためのプログラムづくりのための調査1435884509874.jpg1435878773308.jpg 

2つ目は、具体的には、やんばるの森と人びとの自然に対する価値観に触れることができるかがポイントになります。
そこで、北部に広がる亜熱帯照葉樹林の「やんばるの森」の生態系ややんばる野生生物保護センター「ウフギー自然館」など各施設による沖縄諸島に固有な生き物たちの保護活動やその展示内容を確認しました。また。1435884538117.jpg琉球の国づくりの神話が残る浜比嘉島、琉球神話の聖地「安須森」が広がる熱帯カルスト地形の大石林山などを視察しました。
南部では前に斎場御岳や久高島は訪ねているので、補足としてガンガラー谷を目指しましたが、時間の都合で中に入ることは断念しました。エコツアーは、結局のところ複数回が必要であることになりそうですね。


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やんばるの森の深い魅力は

150627やんばるの森@エコカフェ.jpg沖縄本島北部国頭村に広がる「やんばるの森」はイタジイが優占する亜熱帯照葉樹林の深い森になっています。年間の平均気温は23℃超、真冬でも平均15℃以上。年間降水量は2600mm超、雨の比較的多いのは、3月から4月の「うりずん」、5月から6月の梅雨、晩夏から秋の台風の時期です。 [2015年6月27日撮影:沖縄本島国頭村@阿部]

イタジイはブナ科でこのブログでもよく登場するスダジイの別名です。「やんばるの森」では樹高20m、幹径1mにもなるイタジイの巨木が見られます。丸みのある大きな樹冠をつくり、春3月頃に黄緑色の新芽に萌えます。花蜜は多様な昆虫たちを育み、また昆虫は野鳥や小動物の餌となります。特に、ノグチゲラやヤンバルクイナ、オキナワトゲネズミ、ハナサキガエルなどのこの地に固有な貴重な生き物たちが棲息しています。また。古く大陸から隔離されたため、沖縄諸島や奄美諸島ではイボイモリなどの遺存固有種と呼ばれるものも知られます。

亜熱帯照葉樹林の森のその他の構成種としては、タブノキコバンモチカクレミノイスノキヒカゲヘゴ、林下には多様なシダ植物やクワズイモなどが知られます。一度、やんばるの深い森を探索したいと思います。


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オオクチユゴイ(大口湯鯉)は貪欲!?

150627オオクチユゴイ@エコカフェ.jpg沖縄本島国頭村観光物産センターの片隅に水槽が置かれ何やら口の大きな魚が1匹展示飼育されている。解説がされており、オオクチユゴイといい、やんばるではミチユウと呼ばれているそうです。[2015年6月27日撮影:沖縄本島国頭村@阿部]

オオクチユゴイ(大口湯鯉、学名:Kuhlia rupestris (Lacépède))はスズキ目ユゴイ科ユゴイ属の回遊魚。分布はインド・西太平洋の熱帯域から亜熱帯域に広く、日本では南西諸島奄美大島以南を主とし、汽水域から河川中流域に生息。150627オオクチユゴイ解説@エコカフェ.jpg降河回遊性、海で産卵し、幼魚時代を海で過ごす。体長20cmほどで河川を遡上。体長は45cm、体重2700g、体色は銀色で黒褐色の斑点が網目状に散在。食性は動物食性で昆虫類、甲殻類、小型魚類などを食します。

海水の温暖化により生息域が北上し、東海地方でも確認情報が相次いでいるという。魚類のことも機会を捉えて少しずつ勉強する必要がありそうですね。


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スカシユリ(透百合)が点々と

⇒森林づくり+α 2015年07月03日 21:26

1435921142928.jpg三宅島のメガネ岩を望む陸側の溶岩原を覆う草地の中に点々とユリの花が咲いていました。ハマカンゾウかと思いきや花の様子などからスカシユリのようです。花言葉は「飾らぬ美」「元気」「歓喜」などあります。[2015年6月6日撮影:第10回エコカフェみんなの森づくり@阿部]

スカシユリ(透百合、学名:Lilium maculatum Thunb.)はユリ科ユリ属の多年草。日本固有種。分布は本州紀伊半島以北、海岸の岩場や砂丘、崖地などの日当たりの良い場所に自生。150606スカシユリ@エコカフェ.jpg草丈は30cmから60cmほど、葉は互生し無柄、厚く披針形、全縁で先が尖ります。花期は6月から8月頃、茎先に上向きに橙朱色の花を咲かせます。花披片6枚、内側に赤褐色の斑点が目立ちます。果実はさく果、熟すと下部が裂け、種子を散布します。

分布には地理的隔離が確認されており、太平洋岸の個体群と日本海岸の個体群に大きく2分されるという。前者には山地生の変種ミヤマスカシユリ、後者には北陸地方以北の矮性の個体群、山地生の変種ヤマスカシユリが知られるそうです。また、近縁種にはエゾスカシユリ、ヒメユリがあります。


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