ハカタシダ(博多羊歯)は兄弟が一杯

ビーグル号の航海日誌 2015年05月21日 21:58

150418ハカタシダ@エコカフェ.JPG小石川植物園内シダ植物展示栽培コーナーからハカタシダを紹介します。名前の由来は葉に斑入りが多く、それが博多織に似ていることにあります。[2015年4月18日撮影:小石川植物園@山崎]

ハカタシダ(博多羊歯、学名:Arachniodes simplicior (Makino) Ohwi)はオシダ科カナワラビ属の常緑性シダ植物。分布は本州関東・信越地方以西、四国、九州、国外では中国に及び、低山地の乾いた林下に自生。草丈は50pから100pほど、根茎は短く匍匐、葉柄は20pから65pほど、2回羽状複葉、葉先の頂羽片は明瞭。羽片の間隔は広く、3対から5対、最下羽片の第一小羽片が長いのが特徴。小羽片には鋭鋸歯がつき、葉脈は明瞭です。胞子嚢群(ソーラス)は中間型、包膜は円腎形で全縁、褐色から暗褐色です。

近縁種のうちカナワラビは羽片の数が多くソーラスが縁寄りで包膜が毛羽立ち、ホソバカナワラビは中間型で羽片が細く第1小花片に加え第2小羽片も長く、オニカナワラビやコバノカナワラビは長羽片が不明瞭。ミドリカナワラビは小羽片に圧着毛があります。


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イッポンワラビ(一本蕨)は

150418イッポンワラビ@エコカフェ.JPG東京大学附属小石川植物園の蕨植栽展示コーナーからイッポンワラビを紹介します。新緑に燃える姿は美しいです。別名にアカコゴミ、アブラコゴミともいう。[2015年4月18日撮影:小石川植物園@山崎]

イッポンワラビ(一本蕨、学名:Cornopteris crenulatoserrulata (Makino) Nakai.)はイワデンダ科シケチシダ属の夏緑性シダ商物。分布は北海道、本州中部以北に及び、山地の林下の湿った場所に自生。草丈は70pから110pほど、根茎は太く横に這い、葉柄は葉身とほぼ同じ長さで淡褐色の披針形の鱗片がつく。葉は柔らかい草質、葉身は三角状卵形か三角形、3回羽状深裂、羽片は下部数対が大きく、上方で急に狭まります。下部羽片の基部の小羽片は短縮。軸の下側に細毛が生えます。裂片は長楕円形で縁に鋸歯があって鈍頭。胞子嚢(ソーラス)は裂片縁近くにつき、円形か楕円形で包膜をもたない。

5月から6月頃、若芽は山菜として、てんぷら、油炒め、酢味噌和えなどにして食します。近縁種のハコネシケチシダは胞子嚢群が中肋寄りにつき、シケチシダは葉表にやや光沢があり胞子嚢群は長楕円形から線形です。なるほど。


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