イトハイゴケ(糸這蘚)は緻密に

ビーグル号の航海日誌 2015年01月23日 19:51

130323イトハイゴケ@第15回自然観察会in箱根_35.jpg箱根駒ヶ岳(標高1356m)の山中登山道は所々大きく土壌が削られ塹壕のようになっています。山麓南西側に芦ノ湖を抱え水分条件が良いため、樹幹や地上を蘚苔類が豊かに覆っているのが観察できます。ここではイトハイゴケを紹介します。[2013年3月23日撮影:第15回自然観察会@阿部]

イトハイゴケ(糸這蘚、学名:Hypnum tristo-viride (Broth.) Par.)はハイゴケ科ハイゴケ属の小型の蘚類。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、山地の腐木や樹上、岩上などに自生。草丈は5pから7pほど、茎は細く羽状に分枝し這う。枝は5oから10oほどで中心束はなく、偽毛葉は密。茎葉は1oから1.5oほどの楕円状披針形か三角状披針形、先は細くなり、上部が鎌形に曲がります。雌雄異株、剳ソは15oから35oほど伸び、凾傾けます。

大台ヶ原では台風によるトウヒ林の林床をすっかり覆い尽くし、乾燥化に強く緻密にマットを形成するため、トウヒの種子が散布、発芽をしてもうまく着床できないという報告があるようです。箱根の山中では見た限りそんなことはないようです。


関連記事(大台ケ原の調査視察を終えて)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ