コシアブラ(漉油)は越油とも

ビーグル号の航海日誌 2014年10月18日 16:45

110723コシアブラ@エコカフェ(芦生公開講座) .jpg京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林内を散策中にコシアブラを教えていただいた。若い芽は樹木系の山菜としてはタラノキと双璧をなします。名前の由来は幹から樹脂を採取して漉したものを油塗料「金漆」として利用したことにあるというが、「越油」とする異説もあるようです。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011@阿部]

コシアブラ(漉油、学名:Eleutherococcus sciadophylloides (Franch. et Sav.) H.Ohashi)はウコギ科ウコギ属の落葉高木。日本固有種。分布は北海道、本州、四国、九州に及び、山地の林内に自生。樹高は5mから20mほど、樹皮は灰褐色か灰白色で楕円形の皮目が散在、葉は互生しやや薄く、葉柄は長く、葉身20pから40pほどの掌状複葉で小葉5枚、小葉は倒卵状楕円形で芒状鋸歯、葉先は細く尖り、頂小葉はとりわけ大きい。葉表は光沢があり、葉裏は帯白で脈腋に縮毛が残ります。花期は8月から9月頃、本年枝の先に集散花序をだし、黄緑色の小花をたくさん咲かせます。花弁5枚は反り返り、雄蕊5本、雌蕊花柱は短く2浅裂。果実は径4oほどの扁平な球形の液果、秋に黒紫色に熟します。

秋の落葉前に、葉の葉緑素が抜けて、半透明のような白色になるそうです。森は不思議が一杯で実に飽きませんね。


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イワトラノオ(岩虎の尾)はしっとり

141013イワトラノオ@エコカフェ.JPG西八王子の丘陵地の石積みに着生する小型のチャセンシダの仲間。台風19号による雨風が強まっていました。調べるとイワトラノオではないかと思います。[2014年10月13日撮影:八王子@山崎]

イワトラノオ(岩虎の尾、学名:Asplenium tenuicaule Hayata)はチャセンシダ科チャセンシダ属の小型の常緑性シダ植物(高緯度では冬枯れる)。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では台湾、朝鮮半島、中国、ロシア、ヒマラヤに及び、山中の日陰の湿った岩上や樹幹などに着生。141013イワトラノオ胞子のう群@エコカフェ.JPG草丈は5pから15pほど、根茎は短く斜上し叢生。葉柄は短く、中軸とも細く、緑色で無鱗片。葉は柔らかく薄い草質、葉身は広披針形の2回羽状複葉、羽片は倒卵状楔形、羽状に幾つか深裂か少数の鋸歯がつき、脈が流れ込む。下部羽片は僅かに短縮。中軸の溝の中央は盛り上がらない。ソーラス(胞子嚢群)は脈上に1から3個に生じ、苞膜は黄白色。

間違えやすいものに、葉柄の裏側が帯褐色で下部羽片が小さいトラノオシダ、中軸の溝の中央が盛り上がるコバノヒノキシダの小さな個体があげられます。無性芽をつけるヒメトラノオも似ているそうです。


関連記事(トラノオシダ(虎の尾羊歯)は無性芽で)⇒
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第102回NPO法人&第2回一般社団法人定例事務局MTGの開催(結果速報)

141015事務局MTG@エコカフェ.JPG10月15日(水)、第102回NPO法人&第2回一般社団法人定例事務局MTGを開催いたしました。
事務局より、「対馬エコツアー」の実施要領、一般社団法人の取り組み状況の報告がありました。自然観察会担当からは11月15日実施予定の第21回自然観察会の行程確認がありました。
前者は応募を締め切っており、後者の自然観察会は募集中、一般の方の参加もOKです。
また、「エコカフェで学ぼう」「エコカフェで広げよう」といったテーマで、141015懇親会風景@エコカフェ.JPG自然を教材とするエコカフェの活動の意義を分かりやすく理解するとともに、一人ひとりが自分の興味関心のもとに如何に継続すべきなのかを考え得る機会としました。

終了後は会食しながら懇親交流で、近況報告や思いのままに屈託のない意見交換をいたしました。フラットな笑顔がよく似合うんですよ。


by 事務局
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