先駆植物、イタドリ(痛取)は山菜や生薬に

ビーグル号の航海日誌 2014年10月10日 21:41

140913イタドリ花@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する入笠山(標高1955m)山中や渓流沿いでみたイタドリ。地域によっては別名にスカンポ、イタンポ、エッタン、カッポン、古くはタジヒ、サイタヅマとも呼び、人びとに親しまれてきたようです。在来種ですが世界の侵略的外来種ワースト100に指定されています(2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎)

イタドリ(虎杖、痛取、学名:Fallopia japonica (Houtt.) Ronse Decr.)はタデ科ソバカズラ属の多年草。分布は北海道西部、本州、四国、九州、国外では台湾、朝鮮半島、中国に及び、海岸や山野の日当たりの良い荒れ地や斜面に自生。140913イタドリ@エコカフェ.JPG草丈は50pから200pほど、地下茎はよく分枝、地下1mにも達し、茎は直立し太く中空でよく分枝(根茎でも増殖)、節に褐色のオクレア(葉靴:膜質の莢)がつく。若茎は柔らかくたけのこ状、古茎は木質化。葉は互生し、葉身6pから15pほどの卵状楕円形で葉縁はやや波打ち、葉先は急に尖ります。托葉鞘は小さく早期脱落。花期は8月から10月頃、雌雄異株、葉腋や枝頂に大きな円錐花序をつけ、白色か帯紅色の径約3oの小花を沢山咲かせます。花被片5裂、外花被3個は大きく背面に稜。雄花には雄蕊8本で雄蕊は退化、雌花には花柱3本で柱頭は細裂、雄蕊は退化。果実は2、3oの三稜形の痩果、風散布します。

イタドリの若茎は甘酸っぱく山菜に、根茎を乾燥させたもは生薬「虎杖根(こじょうこん)」として利尿薬、便秘薬、膀胱炎などに用いるという。近縁種にオオイタドリ、花が紅色のメイゲツソウ(ベニイタドリ)、矮小化したオノエイタドリ、毛深いケイタドリが知られます。


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