ツリガネニンジン(釣鐘人参)はかわゆい

ビーグル号の航海日誌 2014年10月07日 20:51

140913ツリガネニンジン花@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する入笠山(標高1955m)北東山麓にある入笠湿原やその上部に広がるお花畑「花園」は鹿や猪の食害から守られているため、多様な植物の花を愛でることができます。ツリガネニンジンもそんなひとつです。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

ツリガネニンジン(釣鐘人参、学名:Adenophora triphylla (Thunb.) A.DC. var. japonica (Regel) H.Hara)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では樺太に及び、山地の草原や林縁、草刈管理された河川堤防などに自生。草丈は40pから100pほど、茎葉は3枚から5枚ほどが輪生、稀に互生や対生、葉身4pから8pほどの楕円形で葉縁に鋸歯。根出葉は長い柄を持ち心円形、花期には消えます。花期は8月から10月頃、淡紫色の鐘形の花を互生または輪生、細長い柄の先に下向きに咲きます。花冠は長さ15oから20oほど、先が5浅裂、花柱は花冠からよく突き出る。萼裂片は線形、辺縁に疎らに鋸歯。果実は刮ハ、わら色に熟し、上部が裂開し、種子を少しずつ散布させます。

変異の多い種であって、基本変種サイヨウシャジンのほか、変種に高山型のハクサンシャジン、四国の蛇紋岩地帯のオトメシャジンが、また近縁種としてはソバナやフクシマシャジンなどが知られます。


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イボタヒョウタンボク(蝋瓢箪木)の飴玉棒は

140913イボタノヒョウタンボク@エコカフェ.JPG南アルプス南端に位置する入笠山(標高1955m)の山中、カラマツ林縁で見た赤い飴玉棒をつけた樹木。調べると飴玉棒はひとつのものが多いのだが、イボタヒョウタンボクではないかと思います。赤い上に葉上に突き出しているのは、小鳥たちにアピールしているのです。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

イボタヒョウタンボク(蝋瓢箪木、学名:Lonicera demissa Rehd.)はスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木。日本固有種でフォッサマグナ要素分布は本州(長野・山梨・静岡・埼玉)に限り、山地から亜高山帯の林内に自生。140913イボタヒョウタンボク@エコカフェ.JPG樹高は1mから4mほど、葉は対生し有柄、葉身2pから5pほどの長楕円形から菱状楕円形で全縁、葉先は鈍頭で短く尖る。両面とも軟毛が生え、葉裏全体に油点、葉裏脈上と葉柄には短く柔らかい開出毛が密生。花期は5月から6月頃、枝先の葉腋に淡黄色の唇花を2個ずつ咲かせます。果実は径6o前後の液果、上向きに2個並び、秋に赤く熟します。鳥散布します。

名前の由来はヒョウタンボクの仲間でイボタの葉に似ていることにあります。近縁種で液果2個が合着するヒョウタンボク(キンギンボク)と同じように、果実は有毒で人が食すると嘔吐、下痢、麻痺を引き起こします。


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