ニッコウアザミ(日光薊)は毛深い

ビーグル号の航海日誌 2014年09月30日 22:27

140913ニッコウアザミ花@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する入笠山(標高1955m)の北東山麓にある入笠湿原の周辺で見られるアザミ。調べると茎や総苞などが白い毛を密生していることからニッコウアザミのようです。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

ニッコウアザミ(日光薊、学名:Cirsium tanakae var. Nikkoense)はキク科アザミ属の多年草。ノハラアザミの変種で日本固有種。分布は本州関東地方北部から中部地方に限り、山地の湿原や湿った草原に自生。140913ニッコウアザミ@エコカフェ.JPG草丈は40pから100pほど、茎は直立し上部で枝分かれ、茎や総苞に白い毛が密生するのが特徴。根生葉は25pから40pほどの長楕円形で(2回)羽状に裂け、鋭い棘があり、茎葉は少なくて小さく、茎を抱きます。花期は8月から9月頃、茎頂や枝先に径2、3pほどの紅紫色の頭花を上向きに数個咲かせます。総苞はノハラアザミと同じで粘らず、鐘形、総苞片は6、7列、披針形で先が斜上、ノハラアザミと同じで粘りません。果実は痩果、冠毛がつきます。

この時期、入笠山では、ニッコウアザミの他に総苞が粘るノアザミも花をつけていました。イガイガの総苞片に気をつけながら、全体を下から上へと気をつけながら指の腹で触ると粘るかどうかよくわかります。


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トヤマシノブゴケ(富山忍蘚)は美しい

140913トヤマシノブゴケ@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する入笠山(標高1955m)の東南山麓にある大阿原湿原周辺の木道脇の斜面地下部でみた蘚類。調べるとトヤマシノブゴケのようです。別名にアソシノブゴケともいいます。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

トヤマシノブゴケ(富山忍蘚、学名:Thuidium kanedae Sakurai)シノブゴケ科シノブゴケ属の蘚類。分布は北海道、本州、四国、九州、琉球、小笠原、国外では朝鮮半島、中国、極東ロシアに及び、低地から山地の陰湿な岩上や倒木上、地上に生育。140913トヤマシノブゴケ@エコカフェ.JPG草丈(長さ)は5pから10pほど、茎は3回羽状に扁平裂し、所々から仮根を下す。一次茎、二次茎とも白色から淡黄緑色の毛葉(パラフィリア)を密生。毛葉は1、2細胞列からなる小葉状で細胞中央に先の別れたパピラがあります。茎葉は縦皺が目立ち、一次茎では長さ2、3oほど、二次茎では1.3oから1.6oほど、の三角形で葉縁が狭く折れ曲がり、先が長く糸状に透明尖となる。枝葉は茎葉より小さく、透明尖を欠く。雌雄異株。胞子体の剳ソは赤褐色で長さ約3p、凾ヘ非対称に傾き、剿Xは僧帽形で平滑。剋浮ヘ内外2列並び、シリア2、3本。

近縁種のヒメコケシノブは小型でパヒラの先が分かれず、オオシノブゴケは葉に透明尖がなく、コバノエゾシノブゴケはやや小型で透明尖がないそういです。


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