古代植物、マンネンスギ(万年杉)

ビーグル号の航海日誌 2014年09月23日 15:57

140913マンネンスギ@エコカフェ(大阿原湿原).JPG南アルプス北端に位置する前衝山である入笠山(標高1955m)の南東山麓にある大阿原湿原内の散策用木道脇でみたヒカゲノカズラの仲間。調べるとマンネンスギのようです。ミズゴケやモウセンゴケの絨毯にわずかにありました。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

マンネンスギ(万年杉、学名:Lycopodium obscurum L.)はヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属の常緑性シダ植物。分布は日本全土、国外では朝鮮半島、中国、ロシア、北アメリカに及び、山地の林下などに自生。140913信州大阿原湿原@エコカフェ.JPG草丈は10pから30pほど、茎は主軸と側枝、主軸は地中を匍匐、側枝は疎らに地上に直立し、樹状に分枝。葉は硬く、螺旋状につき、葉身3、4oほどの線形、全縁で鋭頭。胞子嚢穂は小枝先に穂状につき1個から3個つき、長さ約3oの広卵形。

名前の由来は常緑で杉に似ていることにあります。古生代石炭紀頃に繁栄したリンボクフウインボクの生残りと考えられ、近縁種にヒカゲノカズラミズスギなどが知られるが、何れも主軸は地表を匍匐します。


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高山植物の魅力(136)、ヤナギラン(柳蘭)

140913ヤナギラン花@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する前衝山である入笠山(標高1955m)北東山麓にある入笠湿原や上部の「花園」と呼ばれる斜面地ではゴマナやヤナギランの群生を見ることができます。湿原では花は終わり、「花園」でも花をつける個体はわずか、多くは綿毛をまとっていました。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

ヤナギラン(柳蘭、学名:Chamerion angustifolium (L.) Holub)はフトモモ目アカバナ科ヤナギラン属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北の亜高山帯から山地帯の日当たりの良い草地や礫地、国外ではヨーロッパ、アジア、北アメリカに広く、寒地などに自生。140913ゴマナとヤナギランの群生@エコカフェ.JPG140913ヤナギラン花後@エコカフェ.JPG草丈は100pから150pほど、葉は互生し無柄、葉身5pから15pほどの長披針形、葉縁に微鋸歯。葉裏は帯灰白色です。花期は7月から9月頃、茎先に総状花序をだし、径3、4pほどの紅紫色の花を下から順次咲かせます。花弁4枚、萼片4枚、雄蕊8本、雌蕊頭柱4裂。果実は刮ハ、熟すと開裂し、毛の生えた種子が風散布します。

名前の由来は、細長い葉が柳に似ていて、花が蘭にようであることにあります。この季節、白い綿毛をまとった果実や葉がすでに紅く色づき始めているものもあります。


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