ヒガンマムシグサ(彼岸蝮草)は早咲き

ビーグル号の航海日誌 2014年09月18日 23:11

120407ヒガンマムシグサ@エコカフェ (2).JPG房総半島中南部の鋸山山中で見かけたテンナンショウの仲間。調べると葉が展開する前に花が咲くことから、房総に多いヒガンマムシグサであるようです。名前も春の彼岸頃に咲くことに由来します。 [2012年4月7日撮影:第12回自然観察会@山崎]

ヒガンマムシグサ(彼岸蝮草、学名:Arisaema undulatifolium Nakai)はテンナンショウ科テンナンショウ属の多年草。日本固有種。分布は本州関東地方以西、四国、九州に及び、山地の明るい林床に自生。草丈は30pから60pほど、葉は2枚で鳥足状に7片から13片の小葉が展開。小葉は線形から広楕円形、中肋に沿って白斑が入ります。花期は3月から5月頃、花茎を伸ばし、葉展開前に茎頂に紫褐色から緑紫色の仏炎苞をつける。筒部の長さ3pから6.5pほど、口辺部は狭く耳状に開くことがある。付属体は径2oから5oほどの棒状で先はやや膨らむという。

ヒガンマムシグサはナガバマムシグサとも、変種にやはり早咲きのミミガタテンナンショウが知られるが、口辺部が張出す形状(耳形状)になるのが特徴で全体的にやや大きいそうです。


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クジャクシダ(孔雀羊歯)はシンメトリーに

140913クジャクシダ@エコカフェ.JPG入笠山山麓に広がる大阿原湿原からゴンドラ山頂駅に至る車両通行規制のある山道脇の崖地直下で念願のクジャクシダの小個体に出逢えました。美しいフォームですぐにそれと分かりました。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

クジャクシダ(孔雀羊歯、学名:Adiantum pedatum L.)はホウライシダ科ホウライシダ属の夏緑性シダ植物。分布は北海道、本州、四国、九州福岡県、国外では朝鮮半島、中国、ブータン、ネパール、北アメリカに及び、山地の林下などに自生。140913クジャクシダ@エコカフェ.JPG草丈は40pから60pほど、根茎は短く匍匐し、葉柄を斜上。葉柄は長さが15pから45pほどで細く硬く、紫褐色から赤紫色で光沢、基部鱗片は披針形。葉柄の先端部は左右に枝を伸ばし、単羽状複葉の羽片を扇状に並べ、各羽片は若葉(帯赤色)では斜上、成長すると先を下垂。小羽片は扇形で上部に幾つかの切れ込みが入ります。ソーラス(胞子嚢群)は裂片上部につき、苞膜は長さが2o前後で白色です。

クジャクシダの名前の由来は、ウラシマソウのように鳥足状に枝を広げ、各枝に羽状複葉の葉がつくさまを孔雀の尾羽に見立てたことにあります。全体としては羽状複葉で、葉の一番下の枝が左右に伸び、それに単羽状複葉の羽片(小葉)がつく、このことを又状仮軸分枝偽又状分枝とも)という。


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