高山植物の魅力(133)、ホソバトリカブト(細葉鳥兜)

ビーグル号の航海日誌 2014年09月17日 21:06

140913ホソバトリカブト花@エコカフェ.JPG入笠湿原は標高17034m付近に位置し、湿生植物の宝庫でもあります。麓からゴンドラが近くまで通っていますので、小さなお子様連れの方でも容易にアクセスすることができます。そんな湿原からホソバトリカブトを紹介します。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

ホソバトリカブト(細葉鳥兜、学名:Aconitum senanense Nakai)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草。日本固有種。分布は本州関東地方・中部地方に限り、高山帯から亜高山帯の日当たりの良い草地などに自生。140913ホソバトリカブト@エコカフェ.JPG草丈は40pから100pほど、茎葉直立し、葉身7pから12pほどで3深裂し、側裂片はさらに細く深裂、葉先は尖ります。葉柄や葉の両面脈上には屈毛が生えます。花期は8月から9月頃、茎先や葉腋から総状花序をだし、青紫色の烏帽子状の花を幾つも咲かせます。花の高さは4p前後、花弁状の萼片5枚、花柄と花に開出毛を密生させるのが特徴という。

トリカブトの仲間には日本に約30種が知られています。ホソバトリカブトは池畔や湿地周辺などやや湿った所を好む傾向があるようです。入笠山の山中林縁ではヤマトリカブトも見られるようです。


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湿生植物、エゾリンドウ(蝦夷竜胆)は堂々と

140913エゾリンドウ花@エコカフェ.JPG南アルプスの北端に位置する入笠山(標高1955m)、そのなだらかな山麓の窪地に小さな入笠湿原(1.85ha)はある。周囲を鹿避けの柵に囲まれ、湿生植物が保護、増殖されていると聞く。ここでは花盛りのエゾリンドウを紹介します。花言葉は「私はあなたが悲しんでいるとき、あなたをもっとも愛する」だそうです。[2014年9月13日撮影:入笠山予備調査@山崎]

エゾリンドウ(蝦夷竜胆、学名:Gentiana triflora Pall.var. japonica (Kusn.) H.Hara)はリンドウ科リンドウ属の多年草。140913エゾリンドウ@エコカフェ.JPG日本固有種でホソバエゾリンドウの変種。分布は北海道、本州近畿地方以北に限り、山地や亜高山帯の湿地に自生。草丈は30pから100pほど、葉は対生、葉身は披針形、全縁で先は尖ります。花期は9月から10月頃、茎頂と葉脇に青紫色の花を数個咲かせます。花冠長は4、5pほど、先が5裂、日が当たると裂片が開く。雌蕊花柱1本、雄蕊5本。

入笠湿原は地元の人たちにより十二分に管理された高層湿原であり、6月上旬にもなれば、白い愛らしい花をつけたスズランの大群生が現れるといいます。エコカフェでも挑戦したいですね。


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