ニッコウアザミ(日光薊)は毛深い

ビーグル号の航海日誌 2014年09月30日 22:27

140913ニッコウアザミ花@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する入笠山(標高1955m)の北東山麓にある入笠湿原の周辺で見られるアザミ。調べると茎や総苞などが白い毛を密生していることからニッコウアザミのようです。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

ニッコウアザミ(日光薊、学名:Cirsium tanakae var. Nikkoense)はキク科アザミ属の多年草。ノハラアザミの変種で日本固有種。分布は本州関東地方北部から中部地方に限り、山地の湿原や湿った草原に自生。140913ニッコウアザミ@エコカフェ.JPG草丈は40pから100pほど、茎は直立し上部で枝分かれ、茎や総苞に白い毛が密生するのが特徴。根生葉は25pから40pほどの長楕円形で(2回)羽状に裂け、鋭い棘があり、茎葉は少なくて小さく、茎を抱きます。花期は8月から9月頃、茎頂や枝先に径2、3pほどの紅紫色の頭花を上向きに数個咲かせます。総苞はノハラアザミと同じで粘らず、鐘形、総苞片は6、7列、披針形で先が斜上、ノハラアザミと同じで粘りません。果実は痩果、冠毛がつきます。

この時期、入笠山では、ニッコウアザミの他に総苞が粘るノアザミも花をつけていました。イガイガの総苞片に気をつけながら、全体を下から上へと気をつけながら指の腹で触ると粘るかどうかよくわかります。


関連記事(海浜植物、シマアザミ(島薊)も有用に)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

トヤマシノブゴケ(富山忍蘚)は美しい

140913トヤマシノブゴケ@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する入笠山(標高1955m)の東南山麓にある大阿原湿原周辺の木道脇の斜面地下部でみた蘚類。調べるとトヤマシノブゴケのようです。別名にアソシノブゴケともいいます。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

トヤマシノブゴケ(富山忍蘚、学名:Thuidium kanedae Sakurai)シノブゴケ科シノブゴケ属の蘚類。分布は北海道、本州、四国、九州、琉球、小笠原、国外では朝鮮半島、中国、極東ロシアに及び、低地から山地の陰湿な岩上や倒木上、地上に生育。140913トヤマシノブゴケ@エコカフェ.JPG草丈(長さ)は5pから10pほど、茎は3回羽状に扁平裂し、所々から仮根を下す。一次茎、二次茎とも白色から淡黄緑色の毛葉(パラフィリア)を密生。毛葉は1、2細胞列からなる小葉状で細胞中央に先の別れたパピラがあります。茎葉は縦皺が目立ち、一次茎では長さ2、3oほど、二次茎では1.3oから1.6oほど、の三角形で葉縁が狭く折れ曲がり、先が長く糸状に透明尖となる。枝葉は茎葉より小さく、透明尖を欠く。雌雄異株。胞子体の剳ソは赤褐色で長さ約3p、凾ヘ非対称に傾き、剿Xは僧帽形で平滑。剋浮ヘ内外2列並び、シリア2、3本。

近縁種のヒメコケシノブは小型でパヒラの先が分かれず、オオシノブゴケは葉に透明尖がなく、コバノエゾシノブゴケはやや小型で透明尖がないそういです。


関連記事(カラフトキンモウゴケ(樺太金毛蘚))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

セイタカシケシダ(背高湿気羊歯)は湿気好き

ビーグル号の航海日誌 2014年09月29日 23:22

121117セイタカシケシダ@エコカフェ.JPG江ノ島の江島神社境内の断崖下の林縁で見られるシダ植物の中からセイタカシケシダを紹介します。この仲間の分類も難しいのですが、外形的特徴からそうさせていただきます。[2012年11月17日撮影:第14回自然観察会@山崎]

セイタカシケシダ(背高湿気羊歯、学名:Deparia dimorphophylla (Koidz.) M.Kato/Deparia lasiopteris (Kunze) Nakaike)はイワデンダ科オオシケシダ属の夏緑性シダ植物。分布は本州東北地方南部以南、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び湿った林床などに自生。121117セイタカシケシダ胞子のう群@エコカフェ.JPG草丈は40pから80pほど、根茎は長く地中を匍匐、葉柄は緑褐色で鱗片は淡褐色の披針形。葉はやや2形、葉は帯灰青色でやや厚い革質、葉身は卵状三角形の単羽状複葉、上部が次第に細くなり尖る。胞子葉は柄が長くより厚い。葉の表裏、中軸、羽軸に毛が生えます。羽片は軸に直角につき、狭長楕円形で鋭頭、脈状に疎らに毛、裏面脈上にも短毛。羽片は中裂から深裂、裂片は長楕円形で辺縁はやや波状(若時は内側に巻き込む)で鈍頭。ソーラス(胞子嚢群)は線形で中肋に接してつき、苞膜は多毛です。

近縁種に裂片先が切形で中軸と羽軸に毛が密生するムクゲシケシダ、裂片の辺縁が毛状に細裂するナチシケシダ、葉が2形ではなく羽片が斜上するシケシダ、羽片が短く包膜が無毛のホソバシケシダが知られます。


関連記事(ホソバイヌワラビ(細葉犬蕨)は毛達者)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

セゾン現代美術館の鏡はそれぞれに 

P9270046.JPG昼下がり、予定より1時間遅れて深谷を出発
長野冬季オリンピックにあわせ整備された信越高速道は山間を緩やかにカーブしながら高度を稼いでゆく
碓氷峠を抜ける旧国道を進むのでは、九十九折のカーブが鬱蒼とした山腹を刻み容易でなかった
山体を穿つトンネルを3つも抜けるとあっという間に高速出口軽井沢に辿りつくことができる
さらに小1時間ばかり一般道を進み、長倉芹ヶ沢にあるセゾン現代美術館にたどり着く頃には、日は西に傾きかけていた
鉄板扉は別世界を予感させ、足を進めると、芳しき桂の林を縫う清流、枝から落ちる木漏れ日、凛とした冷気が私たちを迎え包み込んでいる
見えぬ野鳥の鳴き声と一瞬の羽音、刻一刻と静かに時が流れ、日の影がゆっくり回る
館内の作品群は無言にして時空を超えて作家たちが寄せては返す波のように訴えかけてくる
私たちを迎える作品も森の佇まいも私たちの今の感覚に委ねるしかなく
老夫婦には老夫婦なりの、息子には青年なりの、世界が静かに広がっているでしかない
同じ場所、同じ時間、不思議な感覚は遠い汽笛のように余韻を残し去ってゆく
漸く辿り着いた安堵感は、次の瞬間、意味のない不安感が混在し
あと何度一緒に出掛けられるのだろうか、と
日常が待っているに過ぎない

by トノサマガエル(2014.09.27)

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ホソバイヌワラビ(細葉犬蕨)は毛達者

121117ホソバイヌワラビ@エコカフェ.JPG江ノ島の江島神社境内の崖地下部で見られるシダ植物のからホソバイヌワラビを紹介します。葉は2形、春に出る栄養葉は地表近くに展開し、夏に出る胞子葉は立ち上がり、ソーラスをつけます。[2012年11月17日撮影:第14回自然観察会@山崎]

ホソバイヌワラビ(細場犬蕨、学名:Athyrium iseanum Rosenst.)はメシダ科メシダ属の夏緑性シダ植物。分布は本州東北地方南部以下、四国、九州、国外では台湾、朝鮮半島、中国に及び、山地のやや湿った林下などに自生。121117ホソバイヌワラビ胞子のう群@エコカフェ.JPG121117ホソバイヌワラビ葉柄@エコカフェ.JPG草丈は25cmから70cmほど、根茎は短く直立、密生する鱗片は褐色で披針形。葉柄は藁色から薄紫色で無毛、基部に狭披針形の鱗片を伴う。葉は柔らかな革質、葉身10cmから45cmほどの楕円状卵形で2回羽状複葉、秋に上部に無性芽を伴う。羽片は有柄で披針形、10対から20対ほど、最下羽片はやや短い。小羽片は左右非対称、基部で対生、他は互生、狭楕円形から狭卵形で中裂から深裂、10対から14対ほどつく。裂片は4対から6対ほどで側脈が目立ち、基部前側は鋸歯を伴い大きい。羽軸と小羽軸の分岐点に刺状の突起がつき、両軸とも表面に白色の軟刺毛、裏面の中肋に短い腺毛が生えます。ソーラスは馬蹄形や鉤形、楕円形などで中肋寄り、包膜は全縁です。

近縁種に羽片に長い柄がつくイヌワラビ、小羽片が左右対称であるミヤコイヌワラビ、硬い革質で羽片に柄がほとんどないヤマイヌワラビ、葉柄が緑色で軟刺毛がつかないサトメシダなどが知られます。注意深い観察が必要です。


関連記事(江島神社奥津宮の八方睨みの亀と亀石)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

堤清二/辻井喬 オマージュ展は何を、

ビーグル号の航海日誌 2014年09月28日 17:25

140927オマージュ展@エコカフェ.JPG辻井喬さんとは、子どもたちと自然、森をどう考えるという点に関し、赤城自然園の未来を舞台に何度か意見の交換をしたことがある。現在の「赤城自然園」に想いが継続されていかは、もはや知る必要はないだろう。今の運営に携わっれいる人たちが考えるべきことだから。今年、2月26日にお別れ会に参列させていただいたこともあり、故人のオマージュ展のご案内をいただいた。9月28日が最終日とのご案内だったので、再開すべく心をあわせた。

140927セゾン現代美術館プロムナード@エコカフェ.JPG140927眩光の向こうに@エコカフェ(軽井沢).JPGセゾン現代美術館、軽井沢町の長倉芹ヶ沢という少し中心から離れた清流が流れる静かな木立の中に佇んでいる。門は重厚な鉄の扉、プロムナードの先には桂の木が綿菓子を焦がしたような独特な芳香を漂われていた。館内にはよく知られたクレーやカンディンスキー、ポロックをはじめげんだいを代表する作家たちの作品が展示されていた。「如何に生きるか、生かされるのか」故人が耳元で囁いているような錯覚を覚える。「何のために」「なぜ」とたたみかけてくる。現代人はあまりに忙しすぎる。そのため目先のことばかりに振り回されている。もっと、もっと、手前のところで精一杯になってしまっている。誰かがやらなければならないだろう。再会は笑顔で溢れていた。眩しいほどの陽光に誘われて。


関連記事(追悼、辻井喬(堤清二)翁)⇒
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

トラノオシダ(虎の尾羊歯)は無性芽で

140926トラノオシダ@エコカフェ.JPG日比谷公園など都心の公園の庭園石や街中道路沿いの石垣などでも見かけることができます。乾燥に強く、小さいですが存在感はあります。トラノオシダです。[2014年9月26日撮影:日比谷公園@山崎]

トラノオシダ(虎の尾羊歯、学名:Asplenium incisum Thunb.)はチャセンシダ科チャセンシダ属の常緑性シダ植物。分布は日本全土(沖縄では稀)、国外では台湾、朝鮮半島、中国、ロシアに及び、平地から山地の道端の岩隙などに着生。草丈は10pから30pほど、根茎は短く這い直立し叢生。葉柄基部の鱗片は暗褐色から黒色、140926トラノオシダ胞子のう群@エコカフェ.JPG葉柄や葉軸は緑色で裏面は帯紫褐色。葉柄の表や葉軸には浅い溝ができます。葉身は披針形の1、2回羽状複葉。羽片は有短柄で下部羽片は小さく耳形、中程では三角形で先に鋸歯。ソーラス(胞子嚢群)は中肋寄り、苞膜は全縁から波状です。胞子嚢が茶色に熟すと大きく開き目立ちます。

近縁種にはコバノヒノキシダ、イワトラノオ、トキワトラノオなどが知られます。この仲間は細部まで注意深く観察しないと同定ができません。


関連記事(渓流植物、ホウビシダ(鳳尾羊歯))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

第102回兼第2回定例事務局MTGのご案内

船長からのお知らせ 2014年09月27日 23:42

京都大学フィールド科学教育研究センター上賀茂試験地@エコカフェ.JPG木曽御嶽山(標高3067m)が噴火したとのニュース。日本列島の地下深くはプレートの運動の影響で膨大なエネルギーが蓄積しやすいことが知られている。全てはバランスの上に成り立っているが、均衡が破れた時にエネルギーは地震や火山噴火などで解放。なかなか上手に付き合えないのも事実です。さて、NP0法人と一般社団法人の定例事務局MTGを一緒に開催します。各メンバーの報告のほか、以下のテーマで前回のミッション、ビジョン等を踏まえた意見交換を予定します。

日 時:2014年10月15日(水) 19:00〜(1時間程度)
場 所:エコカフェ大手町会議室
   (千代田区大手町2-6-2 日本ビル2F 潟xネフィットワンソリューションズ内)
    地 図:https://www.benefitone-solutions.co.jp/company/
テーマ:「エコカフェに参加して何ができるか、何を目指すか」

終了後、懇親交流会を開催しますので、時間のある方はそちらにもふるっての参加をお願いします。

〇連絡先:事務局(03-5280-2377またはinfo@ecology-cafe.net)までご連絡ください。

写真:京都大学フィール科学教育研究センター附属上賀茂試験地

人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ユウガギク(柚香菊)は湿地周辺で

ビーグル号の航海日誌 2014年09月26日 22:45

140913ユウガギク@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する前衝山でもある入笠山(標高1955m)南東山麓の入笠湿原のごく周辺や「花園」と呼ばれるお花畑からユウガギクを紹介します。名前の由来は葉を揉むと柚子の香りがすることにあるそうですが、実際の香りはごくごく微かなようです。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

ユウガギク(柚香菊、学名:Aster iinumae Kitam./Aster incisus Fisch. var. pinnatifidus (Maxim. ex Makino) Nakai)のキク科ヨメナ属の多年草。日本固有種。分布は本州近畿地方以北に限り、山地のやや湿生の高い道端や草地などに自生。140913ユウガギク@エコカフェ(入笠湿原).JPG草丈は50pほど(よく1m超)、地下茎は長く、茎は直立しよく分枝。葉は互生し無柄、葉身3pから8pほどの披針形から卵状楕円形、葉縁はよく羽状に浅裂か中裂、変異も多い。花期は7月から10月頃、茎頂に径約2.5pの淡紫色から白色の頭状花を咲かせます。花の色や花弁の数、幅ともに変異が多い。果実は長径2、3oの倒卵形で稜に剛毛、表に腺毛がつき、冠毛はほとんどつかない。

近縁種で似ているものに愛知県以西に分布するオオユウガギク、中部地方以西に分布する葉がやや厚く、ごく短い冠毛がつくヨメナ、関東地方と近畿地方に分布する痩果の稜の腺毛がつき、冠毛が短いカントウヨメナなどが知られます。


関連記事(シロヨメナ(白嫁菜))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

クサフジ(草藤)も懸命に

140913クサフジ花@エコカフェ.JPG南アルプス北端の入笠山(標高1955m)の山麓にある「花園」と呼ばれるお花畑があります。多くのハイカーが訪れるようです。ヤナギランヤマハハコ、クガイソウ、キキョウ、クサレダマなどに交じって、クサフジも懸命に花をつけていました。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

クサフジ(草藤、学名:Vicia cracca L.)はマメ科ソラマメ属のつる性多年草。分布は北海道、本州、九州に及び、山地の草原の日当たりの良い場所に自生。草丈は80pから150pほど、茎葉角張り、細毛が生えます。葉は薄く、葉身1.5cmから3pほどの偶数羽状複葉、小葉は9対から対12枚、巻ひげがつく。托葉は小さく葉縁に2歯があったり、なかったり。花期は5月から9月頃、茎の上部にある葉腋から総状花序を伸ばし、淡紫色から青紫色の蝶形花を幾つか咲かせます。花の長さは11o前後、萼片には5歯、最下部の1歯は長い。果実は長さ2、3pほどの豆果、種子が5個入ります。

近縁種に本州東海地方以東の海岸に分布するヒロハクサフジ、北海道から九州の山地の尾林縁に分布し、小葉が2枚から5対のオオバクサフジ、本州の日本海側に分布するエビラフジなどが知られます。また、クサフジの仲間で春に花を咲かすものに花序の小さなカラスノエンドウ、スズメノエンドウ、イブキノエンドウなどが知られます。


関連記事(ナヨクサフジ(弱草藤)は旺盛)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

松茸で秋を感じる・・

気まま太公望 〜釣れ釣れなるままに〜 2014年09月25日 18:32

IMG_0253.jpg最近、秋の気配が漂っていますよね。
皆様そう感じませんか?

写真をご覧ください。

そう、松茸です。

一気に「秋だな」と、お感じになられたのでは
ないでしょうか。

しかもよく見ると、USA産!
What’s!?

アメリカでは松茸は食されるのか、
興味本位でネット検索してみました。
すると、興味深いワードが。

「アメリカ人は松茸を食べないと聞きました。
私はそんな話は聞いたことありません。
本当でしょうか?
だとしたら、何か理由があるのでしょうか?」

これに対する回答が、

「欧米人は松茸の匂いを、『兵隊のくつ下』と評します・・・」

とのこと。

日本人でよかったな、と改めて感じました。

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

シラネセンキュウ(白根川芎)も茎が屈曲を

090921シラネセンキュウ@エコカフェ.JPG上高地を河童橋から徳沢、横尾へと梓川沿いに伸びる平坦な登山道を辿っていくと林縁で沢山の山野の植物を観察することができます。ミヤマセンキュウもそんなひとつです。別名にスズカゼリともいう。[2009年9月22日撮影:上高地@山崎]

シラネセンキュウ(白根川芎、学名:Angelica polymorpha Maxim.)はセリ科シシウド属の多年草。分布は本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国東北部に及び、山地の日陰や林縁、渓流沿いなどに自生。090921屏風岩@エコカフェ.JPG草丈は80pから150pほど、茎は細く中空で直立、上部で分枝。茎は節でオオバセンキュウのように屈曲。葉は互生し、葉柄下部の鞘は袋状、葉身20pから30pほどの三角状卵形で3、4回羽状複葉。小葉は薄く皮質、卵形で葉縁は不規則に浅裂から深裂、先は尖ります。葉裏は帯灰白色で無毛。花期は9月から11月頃、茎頂や枝先に複散形花序をつけ、白色の径約5oの小花を沢山咲かせます。花弁は5枚、広倒卵形。総苞片はほとんどなく、小総苞片は長く、多数つく。果実は広楕円形の分果、背隆条は脈状で広く薄い側翼がつきます。

近縁種でよく似たオオバセンキュウは葉縁が単鋸歯状であること、ミヤマセンキュウは茎の屈曲がなく小葉の間隔が狭いこと、などから区別ができるという。フィールドで同定するには比較作業ができないので実際は大変だと思います。


関連記事(水の高きは低きにつきる)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

イヌゴマ(犬胡麻)は隠れるように

140913イヌゴマ@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する前衝山でもある入笠山(標高1955m)山麓に、「花園」と呼ばれる手入れの行き届いたお花畑があります。そこで見た植物の中からイヌゴマを紹介します。別名にチョロギダマシともいう。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

イヌゴマ(犬胡麻、学名:Stachys riederi var. intermedia)はシソ科イヌゴマ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では中国に及び、湿った草原や藪に自生。草丈は40pから70pほど、地下茎は白く地中を這い、茎は四角形で直立し、陵には下向きの短い棘を生じる。葉は対生し有極短柄、葉身4pから8pほどの長楕円形から披針形、葉裏脈上や微突起がつく。花期は7月から9月頃、茎先に総状花序をだし、淡紅紫色の唇花を数段に輪生させます。花冠長は4oから8oほど、上唇は兜状、下唇は3裂して紅紫色の斑が入る。萼片5枚は毛が生え、雄蕊4本うち2本が長くなります。果実は楕円形の分果です。

名前の由来は実が胡麻にそっくりであること、食べられないことから「役に立たない」の意の「犬」を冠したことにあります。別名のチャロギダマシの由来も、チョロギ(長呂儀)に似るが役立たないことにあるそうだ。愛らしい花からすると気の毒な気もしてしまう。


関連記事(想像力の先にオドリコソウ(踊子草))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ツキヨタケ(月夜茸)は有毒

071012ツキヨタケ@エコカフェ(白神山地).jpg世界自然遺産登録の白神山地の深いブナの森で朽木に着生するキノコ。毒キノコのツキヨタケである。行楽の秋でこのところ、このキノコを誤食して中毒症状を訴える例がニュース報道されている。柄を裂くと紫褐色のシミがあり、毒キノコのツキヨタケとわかるのだが、なんとも。[2007年10月12日撮影:白神山地エコツアー@山崎]

ツキヨタケ(月夜茸、学名:Omphalotus guepiniformis (Berk.)Neda)はハラタケ目ホウライタケ科ツキヨタケ属の毒キノコ。071012ツキヨタケの黒シミ@エコカフェ(白神山地).jpg分布は日本各地、国外では朝鮮半島、中国東北部、ロシア極東、ヨーロッパ、北アメリカに広く、標高の高いブナやナラなどの広葉樹の枯れ木に発生。出現時期は夏から秋にかけてで、傘は紫褐色または黄褐色、柄は短くつぼ状突起がつく。発光成分ランプテロフラビンの効果により、暗闇で白色のヒダが青白く発行します。これが名前の由来でもあります。また、毒成分はセスキテルペン系のイルジンS、イルジンMなど複数が含まれています。

ツキヨタケは日本では古くから毒キノコとして知られており、食べた場合には、食後30分から3時間ほどで、嘔吐や下痢などの食中毒症状が現れ、しばしば、青く見える幻覚症状を伴い、重篤例もあるという。森には有毒キノコが多く自生しています。それらは、猪や鼠などに食べられないよう防御しているに過ぎないのです。


関連記事(ドクツルタケ(毒鶴茸)は毒御三家)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

オウレンシダ(黄連羊歯)は夏緑性

ビーグル号の航海日誌 2014年09月24日 01:15

100619オウレンシダ@エコカフェ.JPG奥多摩にある川苔山(標高1364m)に向かう車道沿い法面で苔のマットに着生する小さなシダ植物。法面の上部にはスギの二次林が展開。写真ピンボケですみません。調べるとオウレンシダらしいです。[2010年6月19日撮影:川苔山@山崎]

オウレンシダ(黄連羊歯、学名:Dennstaedtia wilfordii (T.Moore) H. Christ ex C.Chr.)はコバノイシカグマ科コバノイシカグマ属の小型の夏緑性シダ植物。分布は北海道、本州、四国、九州中北部、国外では朝鮮半島、中国、アムール、インドに及び、山地の沢筋の斜面地や岩場などに自生。100619スギ二次林@エコカフェ (2).JPG草丈は15pから60pほど、根茎は長く匍匐、褐色の軟毛が生える。葉柄長は5pから30pほどで下部は黒褐色、上部は藁色から淡緑色、稀に赤褐色。葉身10pから30pほどの長楕円形、2、3回羽状複葉、羽片は有短柄、広卵状で深く切れ込み、裂片縁は鋭頭からやや鈍い頭の歯牙になります。裂片は無毛か、疎らに毛が生えます。ソーラス(胞子嚢群)は裂片切れ込みの先端部につき、包膜はコップ状で無毛です。

名前の由来はキンポウゲ科のオウレンに似た姿であることにあります。イヌシダに似ているが裂片両面に疎らに毛がある程度で毛深くはなく、山地性と考えられています。


関連記事(コバノイシカグマ(小葉の石かぐま)は美しい)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ




posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

古代植物、マンネンスギ(万年杉)

ビーグル号の航海日誌 2014年09月23日 15:57

140913マンネンスギ@エコカフェ(大阿原湿原).JPG南アルプス北端に位置する前衝山である入笠山(標高1955m)の南東山麓にある大阿原湿原内の散策用木道脇でみたヒカゲノカズラの仲間。調べるとマンネンスギのようです。ミズゴケやモウセンゴケの絨毯にわずかにありました。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

マンネンスギ(万年杉、学名:Lycopodium obscurum L.)はヒカゲノカズラ科ヒカゲノカズラ属の常緑性シダ植物。分布は日本全土、国外では朝鮮半島、中国、ロシア、北アメリカに及び、山地の林下などに自生。140913信州大阿原湿原@エコカフェ.JPG草丈は10pから30pほど、茎は主軸と側枝、主軸は地中を匍匐、側枝は疎らに地上に直立し、樹状に分枝。葉は硬く、螺旋状につき、葉身3、4oほどの線形、全縁で鋭頭。胞子嚢穂は小枝先に穂状につき1個から3個つき、長さ約3oの広卵形。

名前の由来は常緑で杉に似ていることにあります。古生代石炭紀頃に繁栄したリンボクフウインボクの生残りと考えられ、近縁種にヒカゲノカズラミズスギなどが知られるが、何れも主軸は地表を匍匐します。


関連記事(古代植物、マツバラン(松葉蘭))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

高山植物の魅力(136)、ヤナギラン(柳蘭)

140913ヤナギラン花@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する前衝山である入笠山(標高1955m)北東山麓にある入笠湿原や上部の「花園」と呼ばれる斜面地ではゴマナやヤナギランの群生を見ることができます。湿原では花は終わり、「花園」でも花をつける個体はわずか、多くは綿毛をまとっていました。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

ヤナギラン(柳蘭、学名:Chamerion angustifolium (L.) Holub)はフトモモ目アカバナ科ヤナギラン属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北の亜高山帯から山地帯の日当たりの良い草地や礫地、国外ではヨーロッパ、アジア、北アメリカに広く、寒地などに自生。140913ゴマナとヤナギランの群生@エコカフェ.JPG140913ヤナギラン花後@エコカフェ.JPG草丈は100pから150pほど、葉は互生し無柄、葉身5pから15pほどの長披針形、葉縁に微鋸歯。葉裏は帯灰白色です。花期は7月から9月頃、茎先に総状花序をだし、径3、4pほどの紅紫色の花を下から順次咲かせます。花弁4枚、萼片4枚、雄蕊8本、雌蕊頭柱4裂。果実は刮ハ、熟すと開裂し、毛の生えた種子が風散布します。

名前の由来は、細長い葉が柳に似ていて、花が蘭にようであることにあります。この季節、白い綿毛をまとった果実や葉がすでに紅く色づき始めているものもあります。


関連記事(高山植物の魅力(135)、オオバセンキュウ(大葉川弓))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

シシウド(猪独活)は生薬に

ビーグル号の航海日誌 2014年09月22日 23:38

140913シシウド@エコカフェ.JPG入笠湿原から入笠山(標高1955m)に向かう「花園」など湿原周辺でもたくさんの高山植物の花をめでることができます。そんな中にシシウドも点在していたりします。もっとも山中林縁でも目にすることができますが、特徴からオオバセンキュウと見違えることはないでしょう。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

シシウド(猪独活、学名:Angelica pubescens Maxim.)はセリ科シシウド属の大型の一稔性多年草。日本固有種。分布は本州(関東・中部・近畿・中国地方)、四国、九州に及び、山地の斜面ややや湿った場所に自生。140913シシウド花@エコカフェ.JPG草丈は1mから2mほど、茎は太く直立し、中空で有毛、上部で分枝します。葉は互生し、2、3回羽状複葉、小葉は葉両面に毛が生え、葉身5pから10pほどの長楕円形で葉縁に鋸歯、先は急に尖ります。頂小葉の基部は翼状に流れるのが特徴。葉柄基部の鞘は袋状で茎を抱き、小枝の先では若い花序を包む。花期は8月から11月頃、茎先や枝先に複散形花序をだし、白色の花弁が内側に曲がった5弁花をたくさん咲かせます。雄蕊5本、雌蕊花柱1本。花序の柄の長さは3pから18pと不揃いで、総苞片も小総苞片もつかないのが特徴果実は長径6oから10oほどの広楕円形で2個の分果が向き合い、両側に広く薄い翼がつきます。開花までに数年を要し開花すると枯れます。

名前の由来はウドに似ているが猪の餌になるしかないことにあるそうです。太くごつごつした直根を乾燥させたものを生薬「独活(どくかつ)」として頭痛やリューマチ、神経痛、冷え症に効くとしています。


関連記事(高山植物の魅力(104)/ミヤマシシウド(深山猪独活))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

高山植物の魅力(135)、オオバセンキュウ(大葉川弓)

140913オオバセンキュウ@エコカフェ.JPG南アルプス北端の前衝山である入笠山(標高1955m)の北東山麓にある入笠湿原(標高1734m)を抜けて渓流沿いで見かけたオオバセンキュウ。ピンク色のツリフネソウの花が遺書に咲いていました。湿原や林縁ではシシウドも見られるのですが、葉の形で見分けるのがよいでしょう。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

オオバセンキュウ(大葉川弓、学名:Angelica genuflexa Nutt.)はセリ科シシウド属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北、国外では中国、ロシア、北アメリカに及び、深山から亜高山帯の渓谷沿いなどに自生。140913オオバセンキュウ花@エコカフェ.JPG草丈は60pから150pほど、茎は中空で無毛、節ごとに葉がつく反対側に屈曲し上伸。葉は1、2回羽状複葉、小葉は表裏とも脈上に毛が生え、葉身3pから8pほど、鋸歯に突起状の毛がつく。上部葉柄の基部の鞘は袋状。花期は7月から9月頃、複散形花序、総苞片は無く、小総苞片は数個が目立ち、白色から帯紫色の5弁花をたくさん咲かせます。花弁は外側のほうがやや大きく、先が内曲。雄蕊5本で葯は白色、雌蕊花柱2本。果実は長径4、5oほどの楕円形の分果で幅広の翼がつきます。

近縁種で同じように茎が節ごとに屈曲するものにシラネセンキュウがあるが、全体に小型で小葉の縁が不規則に切れ込み重鋸歯がつき、低地に自生するそうです。高山帯には小型のミヤマセンキュウが知られます。間違えることはないでしょう。


関連記事(高山植物の魅力(68)、ミヤマセンキュウ(深山川芎))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ




posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

高山植物の魅力(134)、ウメバチソウ(梅鉢草)

140913ウメバチソウ@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する前衝山である入笠山(標高1955m)の北東山麓に展開する小さな湿原。入笠湿原は地元の人たちによりよく保護保存の取組がなされている。この季節、湿原上部斜面地でウメバチソウの花を見ることができます。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

ウメバチソウ(梅鉢草、学名:Parnassia palustris L.)はニシキギ目ウメバチソウ科ウメバチソウ属の多年草。140913ウメバチソウ花@エコカフェ .JPG分布は北海道、本州、四国、九州、国外では台湾、東アジア北部、樺太など広く、高山帯から亜高山帯下部の日当たりの良い湿った草原に自生。草丈は10pから40pほど、根出葉は数枚で有柄、葉身2pから4pほどのハート形、花茎を伸ばし、茎を抱く茎葉1枚をつけます。花期は8月から10月頃、茎頂に径約2pの白い5弁花を1個咲かせます。雄蕊5本、一日1本が立ち上がり、花粉をだす。雄蕊の外側には仮雄蕊が多数つく。果実は刮ハ、熟すと下部が裂け重力散布します。

ウメバチソウ属は世界(北半球)に約50種、日本にはウメバチソウの高山型で仮雄蕊の細裂数が少ないコウメバチソウ、高山型で仮雄蕊が細裂せず腺体がないヒメウメバチソウ、山地型で花弁の辺縁が細裂するシラゲソウが知られます。


関連記事(高山植物の魅力(133)、ホソバトリカブト(細葉鳥兜))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

アイアスカイノデも逞しい

110206アイアスカイノデ@エコカフェ.JPG自然観察会に関八州見晴台に行くことに決めたので、まだまだ冬が残るなか時期に事前調査にでかけたときのことです。イノデに似たちょっと小さめのシダ植物、調べるとアイアスカイノデのようです。[2011年2月6日撮影:関八州見晴台事前調査@阿部]

アイアスカイノデ(学名:Polystichum longifrons Kurata)はオシダ科イノデ属の常緑性シダ植物。日本固有種。分布は本州岩手県以南、四国、九州に及び、平地や低山の林縁や林内などに自生。110206アイアスカイノデ胞子のう群@エコカフェ.JPG110206アイアスカイノデ鱗片@エコカフェ.JPG草丈は30pから60pほど、根茎は塊状、葉を放射状に斜上か直立。葉柄は長く、基部鱗片は褐色に中央部が暗褐色、披針形でほぼ全縁、葉身は狭披針形の2回羽状複葉、葉先は細る。中軸鱗片は糸状で辺毛がつく。ソーラス(胞子嚢群)は小羽片の辺縁寄り、耳垂れ下側に優先的につくのが特徴です。

近縁種で似ているアスカイノデはソーラスが辺縁と中肋の中間につき、イノデは葉柄が短く基部鱗片は明褐色、ソーラスは中間につくことで区別は容易といいます。


関連記事(ホクリクイノデ(北陸猪手)は種間雑種)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

コバノヒノキシダ(小葉の檜羊歯)は逞しく

ビーグル号の航海日誌 2014年09月21日 20:00

131207コバノヒノキシダ@エコカフェ.JPG岩殿山(標高634m)の岩崖壁や岩場で観察した小さなシダ植物。調べたところオウレンシダかなとも思ったのですが、季節は冬ですから夏緑性シダではあり得ません。どうも常緑性のコバノヒノキシダでよいようです。[2013年12月7日撮影:第18回自然観察会@山崎]

コバノヒノキシダ(小葉の檜羊歯、学名:Asplenium sarelii Hook.)はチャセンシダ科チャセンシダ属の常緑性シダ植物。分布は本州東北地方南部以南、四国、九州、沖縄、国外では台湾、朝鮮半島南部、中国、インドシナに及び、低地から山地の日当たりの良い岩上や石垣に着生。131207コバノヒノキシダ@@エコカフェ(岩殿山).JPG草丈は10pから30pほど、根茎は短く斜上し叢生。葉柄基部の鱗片は黒褐色の線状披針形。葉は紙質で濃緑色から灰緑色、葉身は広披針形から長楕円形の2回羽状複葉、下部羽片はやや短縮、最下羽片は長く卵形。裂片の基部は楔形、先に鋸歯がつく。中軸の溝の中央は盛り上がります。ソーラス(胞子嚢群)は線状楕円形、裂片の中間に1個つく。

近縁種でよく似ているものに葉が深緑色で厚く光沢があって最下羽片がほぼ正三角形のトキワトラノオ、トキワトラノオと交雑種のアイトキワトラノオ、中軸の溝の中央が盛り上がらず陰湿な場所に生えるイワトラノオ、小羽片と裂片の幅が狭く全体に鋭角で中軸の溝の中央が盛り上がらないアオガネシダ、ソーラスが裂片縁につくコウザキシダなどが知られます。手ごわいですぞ。


関連記事(イヌシダ(犬羊歯)は裂片が鋸歯状)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

大阿原湿原は南東方山麓に

ビーグル号の航海日誌 2014年09月20日 12:19

140913大阿原湿原@エコカフェ (2).JPG入笠山(標高1955m)は南アルプスの北端に位置し、大阿原湿原はその南東山麓(1810m)12haを占めます。ここも入笠湿原と同じような生い立ちを辿っていると考えられます。この湿原に私たちが到着した3時頃には少しの風と静寂ばかりでした。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

大阿原湿原のほうが、規模が大きいのは、流れ込む水量と地形に理由があるのでしょう。140913大阿原湿原ガイド看板@エコカフェ.JPG140913テイ沢@エコカフェ.JPG湿原の出口はテイ沢と呼ばれ、小黒川の支流です。土砂流入もあるため、高層湿原の陸地化がずいぶんと進んでいるようです。シラカンバなどの拠水林もわずかですが認められます。ミズゴケモウセンゴケなどのマットも湿原内に造られた木道からはそれほど発達しているようには思えませんでした。ただし、テイ沢周辺など一帯はモスグリーンが支配していて美しい風景をつくっています。

小黒川は三峰川の支流で戸台川と合流し、黒川となり、美和湖の上流で三峰川に合流、伊那市孤島で天竜川に注ぎます。天竜川は伊那谷断層帯沿い南下していく。伊那谷盆地には河岸段丘や複数の活断層が確認できるそうです。


関連記事(日本最南の高層湿原は)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ウツボグサ(靫草)は面白い

ビーグル号の航海日誌 2014年09月19日 23:12

140913ウツボグサ花@エコカフェ.JPG入笠山(標高1955m)北東山麓に位置する入笠湿原はコンパクトながら湿生植物だけではなく乾燥化が進む途上にあり草原の植物も観察することができます。ウツボグサはそんなひとつです。9月19日の誕生花、花言葉は「協調性」「優しく癒す」。名前の由来は花穂が弓矢を入れる毛皮や鳥羽根で飾った竹籠でできた靫(うつぼ)に似ていることにあります。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

ウツボグサ(靫草、学名:Prunella vulgaris L. subsp. asiatica(Nakai) H.Hara)はシソ科ウツボグサ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国東北部などに広く、人里から高原の草地や道端などに自生。草丈は10pから30pほど、茎の断面は四角形、葉は対生し、葉身2pから5cmほどの長楕円状披針形、低鋸歯がわずか。花期は6月から8月頃、茎先に長さ3pから8pほどの花穂をだし、紫色の唇形の小花(1個の苞に3個の小花がつく構造)を密に沢山咲かせます。花冠は長さ約2p、上唇は兜状、下唇は3裂し中央裂片には歯牙。雄蕊は長短2本ずつ、雌蕊柱頭は2裂。萼は長さ7oから10oほどの筒状唇形、下唇2裂、上唇は平らで棘状の3歯がつき、苞は扁心形で縁に毛が生えます。花穂は結実すると褐色になります。果実は長さ約1.6oの4分果。萼片に雨滴があたると種子が飛び出します。花後には茎基部から走枝を出して積極的に増殖します。

干した花穂は生薬「夏枯草(かごそう)」といい、ウルソール酸やブルネリンなどの有効成分を含むことから腎臓炎や膀胱炎などに効果があるとされています。近縁種には日本固有種で高山性のタテヤマウツボグサが知られます。


関連記事(キランソウ(金瘡小草)は地獄の釜の蓋とも)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

入笠湿原の小宇宙はやがて

140913入笠湿原アプローチ@エコカフェ.JPG入笠山(標高1955m)の北東山麓にある入笠湿原は、広さこそ1.85haと高層湿原としては小さめ。そこでは、保護増殖活動の甲斐あって、スズランの大群落をはじめ多くの草花を観察することができます。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

入笠山一帯は約3億年前に形成された秩父古生層を基盤とすることから、山頂など基岩が露出している所では緑色石を確認することができます。もっとも、表面には地衣類が着生によってそう見えてしまうこともあるのですが。140913入笠湿原案内看板@エコカフェ.JPG周囲を丘陵に囲まれたような窪地であるため湿原が形成されたものと考えられます。推測するに湿原の形成は最終氷期(ヴィルム氷期)の終わった頃(1万年前頃)から始まったのではないでしょうか。対馬海峡が開き、日本海に暖流が流れ込み、列島には降雨・降雪が増えるようになったのです。現在は亜高山帯に属します。

当初は沼が形成され、土砂や植物痕で埋まり、低層湿原、中層湿原を経て、現在は高層湿原の老年期と考えられています。湿原は乾燥化が進み、はシラカンバ、ズミなどが侵入しています。人の手による保護活動でかろうじて生き長らえているのではないでしょうか。


関連記事(封印された太古の足跡が波浪に洗われ)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ヒガンマムシグサ(彼岸蝮草)は早咲き

ビーグル号の航海日誌 2014年09月18日 23:11

120407ヒガンマムシグサ@エコカフェ (2).JPG房総半島中南部の鋸山山中で見かけたテンナンショウの仲間。調べると葉が展開する前に花が咲くことから、房総に多いヒガンマムシグサであるようです。名前も春の彼岸頃に咲くことに由来します。 [2012年4月7日撮影:第12回自然観察会@山崎]

ヒガンマムシグサ(彼岸蝮草、学名:Arisaema undulatifolium Nakai)はテンナンショウ科テンナンショウ属の多年草。日本固有種。分布は本州関東地方以西、四国、九州に及び、山地の明るい林床に自生。草丈は30pから60pほど、葉は2枚で鳥足状に7片から13片の小葉が展開。小葉は線形から広楕円形、中肋に沿って白斑が入ります。花期は3月から5月頃、花茎を伸ばし、葉展開前に茎頂に紫褐色から緑紫色の仏炎苞をつける。筒部の長さ3pから6.5pほど、口辺部は狭く耳状に開くことがある。付属体は径2oから5oほどの棒状で先はやや膨らむという。

ヒガンマムシグサはナガバマムシグサとも、変種にやはり早咲きのミミガタテンナンショウが知られるが、口辺部が張出す形状(耳形状)になるのが特徴で全体的にやや大きいそうです。


関連記事(マムシグサ(蝮草)の不思議)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

クジャクシダ(孔雀羊歯)はシンメトリーに

140913クジャクシダ@エコカフェ.JPG入笠山山麓に広がる大阿原湿原からゴンドラ山頂駅に至る車両通行規制のある山道脇の崖地直下で念願のクジャクシダの小個体に出逢えました。美しいフォームですぐにそれと分かりました。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

クジャクシダ(孔雀羊歯、学名:Adiantum pedatum L.)はホウライシダ科ホウライシダ属の夏緑性シダ植物。分布は北海道、本州、四国、九州福岡県、国外では朝鮮半島、中国、ブータン、ネパール、北アメリカに及び、山地の林下などに自生。140913クジャクシダ@エコカフェ.JPG草丈は40pから60pほど、根茎は短く匍匐し、葉柄を斜上。葉柄は長さが15pから45pほどで細く硬く、紫褐色から赤紫色で光沢、基部鱗片は披針形。葉柄の先端部は左右に枝を伸ばし、単羽状複葉の羽片を扇状に並べ、各羽片は若葉(帯赤色)では斜上、成長すると先を下垂。小羽片は扇形で上部に幾つかの切れ込みが入ります。ソーラス(胞子嚢群)は裂片上部につき、苞膜は長さが2o前後で白色です。

クジャクシダの名前の由来は、ウラシマソウのように鳥足状に枝を広げ、各枝に羽状複葉の葉がつくさまを孔雀の尾羽に見立てたことにあります。全体としては羽状複葉で、葉の一番下の枝が左右に伸び、それに単羽状複葉の羽片(小葉)がつく、このことを又状仮軸分枝偽又状分枝とも)という。


関連記事(スキヤクジャク(透綾孔雀)は珍しい)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

高山植物の魅力(133)、ホソバトリカブト(細葉鳥兜)

ビーグル号の航海日誌 2014年09月17日 21:06

140913ホソバトリカブト花@エコカフェ.JPG入笠湿原は標高17034m付近に位置し、湿生植物の宝庫でもあります。麓からゴンドラが近くまで通っていますので、小さなお子様連れの方でも容易にアクセスすることができます。そんな湿原からホソバトリカブトを紹介します。[2014年9月13日撮影:入笠山事前調査@山崎]

ホソバトリカブト(細葉鳥兜、学名:Aconitum senanense Nakai)はキンポウゲ科トリカブト属の多年草。日本固有種。分布は本州関東地方・中部地方に限り、高山帯から亜高山帯の日当たりの良い草地などに自生。140913ホソバトリカブト@エコカフェ.JPG草丈は40pから100pほど、茎葉直立し、葉身7pから12pほどで3深裂し、側裂片はさらに細く深裂、葉先は尖ります。葉柄や葉の両面脈上には屈毛が生えます。花期は8月から9月頃、茎先や葉腋から総状花序をだし、青紫色の烏帽子状の花を幾つも咲かせます。花の高さは4p前後、花弁状の萼片5枚、花柄と花に開出毛を密生させるのが特徴という。

トリカブトの仲間には日本に約30種が知られています。ホソバトリカブトは池畔や湿地周辺などやや湿った所を好む傾向があるようです。入笠山の山中林縁ではヤマトリカブトも見られるようです。


関連記事(キタヤマブシ(北山附子)は毒草)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

湿生植物、エゾリンドウ(蝦夷竜胆)は堂々と

140913エゾリンドウ花@エコカフェ.JPG南アルプスの北端に位置する入笠山(標高1955m)、そのなだらかな山麓の窪地に小さな入笠湿原(1.85ha)はある。周囲を鹿避けの柵に囲まれ、湿生植物が保護、増殖されていると聞く。ここでは花盛りのエゾリンドウを紹介します。花言葉は「私はあなたが悲しんでいるとき、あなたをもっとも愛する」だそうです。[2014年9月13日撮影:入笠山予備調査@山崎]

エゾリンドウ(蝦夷竜胆、学名:Gentiana triflora Pall.var. japonica (Kusn.) H.Hara)はリンドウ科リンドウ属の多年草。140913エゾリンドウ@エコカフェ.JPG日本固有種でホソバエゾリンドウの変種。分布は北海道、本州近畿地方以北に限り、山地や亜高山帯の湿地に自生。草丈は30pから100pほど、葉は対生、葉身は披針形、全縁で先は尖ります。花期は9月から10月頃、茎頂と葉脇に青紫色の花を数個咲かせます。花冠長は4、5pほど、先が5裂、日が当たると裂片が開く。雌蕊花柱1本、雄蕊5本。

入笠湿原は地元の人たちにより十二分に管理された高層湿原であり、6月上旬にもなれば、白い愛らしい花をつけたスズランの大群生が現れるといいます。エコカフェでも挑戦したいですね。


関連記事(高山植物の魅力(122)/ミヤマリンドウ(深山竜胆))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

入笠山の北東眺望の正体は

ビーグル号の航海日誌 2014年09月16日 20:26

140913入笠山山頂から八ヶ岳@エコカフェ.JPG南アルプス北端に位置する入笠山(標高1955m)山頂からは360°の大パノラマを楽しむことができます。特に、北東側山麓を糸魚川静岡構造線が通っているため、大きな断層により落差が1000mにも及んでいます。[2014年9月13日撮影:入笠山@山崎]

山頂に立つと分かるのですが、山頂は裸地が緩やかに丸く広がり、所々に緑色石が露出したりしています。このことは、入笠山山体の地層が秩父古生層に属し、古生代後期から中生代前期の海底火山活動により形成されたことを意味するのだそうです。緑色石は玄武岩質火山岩類とされ、塊状溶岩や枕状溶岩、凝灰岩、それらの粉砕岩などに加え、バイクロシナイト、角セン岩などの超マフィックを伴うという。古い地層だけあってなだらかなのが登山者にとっては有り難いです。

糸魚川静岡構造線(断層)の北東側はフォッサマグナ帯と呼ばれ、新生代の堆積岩や火山岩から形成。北方向には、眼下の無数の家々や田畑を挟んで遥か活火山の八ヶ岳が大きな山体を誇っており、古き地層と新しき地層が隣り合わせしていることに自然の不思議を感じます。


関連記事(ホッサマグナと栃木県北部地震)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

イヌシダ(犬羊歯)は裂片が鋸歯状

ビーグル号の航海日誌 2014年09月15日 20:00

110514イヌシダ@エコカフェ.JPG関八州見晴台までの道のりの途中に高山不動尊があります。境内の石垣や周辺の崖地には多くのシダ植物が着生しています。その中からイヌシダらしきシダを紹介します。[2011年5月14日撮影:第10回自然観察会@山崎]

イヌシダ(犬羊歯、学名:Dennstaedtia hirsuta (Sw.) Mett. ex. Miq.)はコバノイシカグマ科コバノイシカグマ属の小型の夏緑性シダ植物、暖地では常緑。分布は日本全土、国外では台湾、朝鮮半島、中国、ロシアに及び、低山の日当たりの良い岩隙などに自生。草丈は20pから40pほど、根茎は短く匍匐、灰色の長毛を密生。葉柄長9pから14pほど、中軸と同様に淡黄緑色で白色の軟毛を開出。葉は黄緑色の草質で裏表とも白色の毛が密生、葉身10pから20pほどの披針形、2、3回羽状中裂から深裂、裂片縁は鋸歯状、やや2形胞子葉は直立しやや長く、栄養葉は地表近くに展開します。秋に伸びた栄養葉は越冬するという。ソーラス(胞子嚢群)は胞子葉の裂片縁につき、包膜はコップ状で毛が生えます。

似ているオウレンシダは裂片両面に毛がないか、疎らである点が異なります。ただし、コバノイシカグマの小さな個体はよく似ていて見分けるのは難しいようです。


関連記事(ホラシノブ(洞忍)は逞しい)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ハクモウイノデ(白毛猪の手)は品が

ビーグル号の航海日誌 2014年09月14日 20:00

110514ハクモウイノデ@エコカフェ.JPG西武秩父線西吾野駅から関八州見晴台へ向かう山中で見られるシダ植物。記録を整理し、未整理の中から調べのついたものを紹介します。渓流沿いで見たハクモウイノデです。[2011年5月14日撮影:第10回自然観察会@山崎]

ハクモウイノデ(白毛猪の手、学名:Deparia orientalis (Z.R.Wang et J.J.Chien) Nakaike)はイワデンダ科オオシケシダ属の夏緑性シダ植物。分布は本州、四国、九州、国外では台湾、中国に及び、山地の林仲のやや湿った場所に自生。110514ハクモウイノデ拡大@エコカフェ.JPG草丈は50pから100pほど、根茎は直立し、叢生。葉柄は太く藁色で帯赤褐色、茶褐色と白色の鱗片をまとい、中軸にも白色の鱗片。葉質は柔らかな草質、葉身は2回羽状深裂、倒披針形で下部と上部が漸次細るのが特徴。羽片は密につき、線状披針形で鈍頭、葉裏には時に腺毛。羽片の裂片は長楕円形、全縁で円頭。ソーラス(胞子嚢群)は中肋に接し、包膜は長楕円形、稀に鉤状。

名前の由来は分かりやすく、イノデに似ていること、鱗片が白色であること、にあります。近縁種でよく似ているものに葉柄基部鱗片の少ないウスゲミヤマシケシダ、葉柄が長く羽片間隔の広いミヤマシケシダが知られます。


関連記事(ニシキシダ(錦羊歯)は美しい)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ニシキシダ(錦羊歯)は美しい

ビーグル号の航海日誌 2014年09月13日 20:00

110514ニシキシダ@エコカフェ.JPG埼玉県飯能市と越生町に跨る尾根筋に関八州見晴台(標高770m)という名所がある。高山不動尊奥の院も鎮座。かつて、安房、上野、下野、相模、武蔵、上総、下総、常陸の関東八州が見晴らせたという。西武秩父線西吾野駅から辿る山中の林縁では点々とシダ植物を観察することができます。ここではニシキシダを紹介します。[2011年5月14日撮影:第10回自然観察会@阿部]

ニシキシダ(錦羊歯、学名:Athyrium niponicum f. metallicum)はメシダ科メシダ属の夏緑性シダ植物。イヌワラビの品種。分布は本州、四国、九州、国外では台湾、朝鮮半島、中国北部に及び、低地や山地の林下などに自生。草丈は30pから80pほど、葉軸に沿って白色斑が入り、古葉では僅かに帯紫色になる。その他の特徴はイヌワラビを参照されたい。

前に紹介したことがあるが、近縁種には変わり者がいます。ヘビノネゴザといって、重金属で汚染された土壌から重金属を吸収し、浄化する能力があるんですよね。


関連記事(ヒロハイヌワラビ(広葉犬蕨)は)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

横浜市開港記念館(重要文化財)は歴史の証人

ビーグル号の航海日誌 2014年09月12日 22:34

140911時計塔@エコカフェ.jpg140911開港記念館正面@エコカフェ.jpg北方から列島上空に寒気が入り込み大気が不安定となり、予想を超える局所的な豪雨に各地では対策に追われている。昨日の都心の雨もそんな雨であった。雨上がりに、横浜市中区にある開校記念館を訪ねた。[2014年9月11日撮影:横浜市@青山]

横浜市開港記念館は横浜港50周年(開港:安政6年)を記念し、市民の寄附により大正6年(1917年)に「開港記念横浜会館」として創建、横浜市の公会堂とされてきた。140911八角塔@エコカフェ.jpg140911開港記念館@エコカフェ.jpg赤レンガに花崗岩を取り混ぜた「辰野式フリークラシック」を採用、明治時代の赤レンガ建築の延長線上にある。通りに面した3隅に、高さ36mの鉄骨レンガ造りの時計塔(ジャックの塔)、角塔、八角塔を配し、ドームを架けるなど、大正時代のレンガ造りの構造技術の水準と独自の造型を示すものだそうです。大正12年(1923年)の関東大震災では内部が焼失したが、昭和2年(1927年)に復旧竣工。内部のステンドグラスは当初のデザインで統一されています。

太平洋戦争後は、昭和20年(1945年)から昭和33年(1958年)まで米軍に接収され、米軍の映画上映に利用。その後、昭和34年6月に中区公会堂とし、「横浜市開港記念会館」と称され、今日に至るようです。一見の価値ありです。


関連記事(ヴェルニー記念館でスチームハンマーを)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

第101回定例事務局MTGの開催(結果速報)

船長からのお知らせ 2014年09月11日 08:07

140910出発@エコカフェ.JPG昨夜はNPO法人としての第101回定例事務局MTGの開催にあわせて、一般社団法人としての第1回定例事務局MTGを開催しました。もちろん、メンバーは一緒です。久し振りに参加された方、初めて参加された方、ずーっと参加している人、ノウハウは蓄積し、引き継がれます。
決定事項と報告事項は次の通りです。

・第21回自然観察会について
 実施日は11月15日(土)、場所は秋川源流、テーマ里の「秋を感じながらトレッキング」
 価値は「江戸時代の甲州古道を歩きながら秋を楽しむ」
・海ほたる観察会
 実施日は10月中土曜日で調整、東京出発を午後3時、帰着を午後11時頃でプログラム詳細を検討
・「エコカフェ活動の本質は何か」についてプレゼンと意見交換
・渡辺さんから群馬での取り組みについて近況報告

MTG後には食事をとりながら懇親交流をしました。中には戦略的な意見交換もできたのではないでしょうか。

by 事務局
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

センニンソウ(仙人草)は毒草

ビーグル号の航海日誌 2014年09月10日 23:28

140831センニンソウ@エコカフェ (2).JPG三宅島阿古地区の林縁でセンニンソウが白い花を咲かせていました。この時期にはタマアジサイも山中のあちらこちらで花を咲かせています。[2014年8月31日撮影:第9回エコカフェみんなの森づくり@山崎]

センニンソウ(仙人草、学名:Clematis terniflora DC.)はキンポウゲ科センニンソウ属の落葉性のつる性半低木(茎基部が木質化)。分布は日本全土、国外では台湾、朝鮮半島、中国、ロシア、モンゴルに及び、山野の日当たりの良い日端や林縁に自生。茎はよく分枝し、茎長は3mから5m、曲がりくねった葉柄や小葉柄で他の草木に絡みつく。140831センニンソウ花@エコカフェ.JPG葉は節ごとに対生し、奇数羽状複葉、小葉は3枚から7枚、革質で有柄、葉身3pから7pほどの卵状楕円形で全縁、先は尖ったり、鈍かったりです。花期は8月から9月頃、葉脈から円柱花序をだし、白色の径約3pの十字花をたくさん咲かせます。花は花弁に見える萼片4枚、雌蕊10本、雄蕊は多数。果実は橙黄色で長径8o前後の平らな倒卵形の痩果、雌蕊花柱が3pほど伸びた羽毛状の毛がつき、風散布します。

名前の由来は羽毛状の毛を仙人の白髭に見立てたことにあります。葉茎蔓に毒成分ポロトアネモニンを含み、生薬として外用するが服用は危険とされます。近縁種にヤンバルセンニンソウ、キイセンニンソウ、ムニンセンニンソウが知られます。


関連記事(パイオニア植物、ハチジョウイタドリ(八丈虎杖))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ヒロハイヌワラビ(広葉犬蕨)は

ビーグル号の航海日誌 2014年09月09日 22:00

121117ヒロハイヌワラビ@エコカフェ.JPG江ノ島の森は海岸性の温帯照葉樹林で構成され、林床や林縁はやや乾燥気味だが、シダ植物なども観察することができます。ヒロハイヌワラビもそんなひとつです。[2012年11月17日撮影:第14回自然観察会@阿部]

ヒロハイヌワラビ(広葉犬蕨、学名:Athyrium wardii (Hook.) Makino)はメシダ科メシダ属の夏緑性シダ植物。分布は本州東北地方南部以南、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、山地の林下に自生。121117ヒロハイヌワラビ胞子のう群@エコカフェ.JPG草丈は30pから80pほど、根茎葉直立し叢生。葉柄長20pから30pほど、帯紅紫色で基部は茶褐色の鱗片を密生、葉身25pから35pほどの三角形から広い卵形、2回羽状複葉。羽片は5対から8対、披針形で先が尖り、小羽片は10対から14対、浅裂で基部に耳垂は生ぜず、鈍頭。中肋に褐色の短毛が密生。ソーラス(胞子嚢群)は三日月形、中肋寄りにつきます

メシダ属は世界の北半球に約180種、日本には26種以上が知られるが、分類学上はいろいろと議論もあるようです。まあ、専門学者にお任せするとして、北半球に偏っていることが何を意味するのかが面白いですよね。


関連記事(江ノ島、『天女と五頭龍』伝説に龍恋の鐘 )⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ノガリヤス(野刈安)はあちこち

090926ノカリヤス@エコカフェ.JPG秩父山塊東端に位置する伊豆ヶ岳(標高851m)の山頂付近でみたイネ科の植物。調べるとノガリヤスの仲間、自生地や小穂のつき方や、芒の様子から、ここではヒゲノガリヤスではなくノガリヤスとします。[2009年9月26日撮影:第5回自然観察会@阿部]

ノガリヤス(野刈安、学名:Calamagrostis arundinacea (L.) Roth. var. brachytricha (Steud.) Hack.)はイネ科ノガリヤス属の多年草。分布は北海道西南部、本州、四国、九州、国外ではユーラシア全域に及び、山地の草原などに自生。090926ノガリヤス@エコカフェ.JPG草丈は60pから150pほど、茎はやや硬く、基部から根茎を短くだしゆるく束生。葉鞘は茎を抱き、葉は線形、葉表は脈状に棘状突起があり、脈間には軟短毛、葉裏は無毛。よく捩れ、表裏が反転。花期は8月から11月、茎頂に長さ10pから50pほどの円錐花序枝をだし、花花序枝は半輪生状、全体として多数の小穂をつけます。小穂の長さ5oほど、苞穎は淡緑色か帯汚紫色、護穎の背面基部から伸びる芒はやや折れ曲がり小穂から突き出ます。小花は長さ4oで基毛を束生、果実は長さ2oで風散布します。

ノガリヤス属は北半球の温帯から寒帯に150種から270種ほどが知られ、日本にはノガリヤスをはじめヒメノガリヤス、タカネノガリヤス、ホッスガヤ、ヤマアワ、イワノガリヤス、ヒゲノガリヤス、オニノガリヤスなど15種が棲み分けをしています。


関連記事(湿生植物、ヌマガヤ(沼萱))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

トゥルグハッテン山の洞穴

ビーグル号の航海日誌 2014年09月08日 20:00

140809トゥルグハッテン(ノルウェー)@ため藤n.jpg今回はこれが最後のノルウェー編です。ノルウェーの山地地形は氷河による浸食で風衝帯が存在していません。そもそも厳しい気象条件であり、植物が育つ環境にはないようです。トゥルグハッテンもそんな山(島)です。[2014年8月9日撮影:ノルウェー@爲藤]

トゥルグハッテンはトルグ島にあり、石灰岩でできた帽子に穴があいたような岩山です。岩山の標高は258m、洞穴の大きさは奥行160m、高さ30m、幅20mもあるそうです。この穴は氷河期に削られてできたといわれているが、確かなことは分かっていないともいう。地元の伝説では、放たれた矢から女性を守るために王様が帽子を投げ、それらが医師になったと伝えられている、とあります。あまりピンとこない気がしますが。

石灰岩であることから二酸化炭素を含んだ水の流れが少しずつ浸食してできたと考えるほうが理解しやすいのですが。極寒環境では水流は考えられないのも難です。温泉でもないのでしょうか。南極でも水たまり(プール)や氷床に川ができるというし。


関連記事(南極湖沼の生き物たち(考察))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ロフォーテン諸島は風光明媚

ビーグル号の航海日誌 2014年09月07日 20:00

140808ロフォーテン諸島@ため藤_n.jpg引き続きノルウェーを取り上げます。海水面が上昇する前はどんな景観が広がっていたのだろうか。想像を逞しくしてもなかなかよい風景が浮かばないのが現実でしょう。ここはロフォーテン諸島です。[2014年8月8日撮影:ノルウェー@爲藤]

ロフォーテン諸島は4つの大きな島と無数の小さな無人島で構成されています。ラフテスンデ海峡を挟んで北側にはヴェステローレン諸島があり、自然の造形美に圧倒されるそうです。海峡の両岸は20q渡り、海面から1000m級の山壁がそびえます。アルプスの頂を海に浮かべたようとも評されています。また、東方のノルウェー本土との間にはヴェストフィヨルドが横たわっています。

そこは北極圏に位置することから夏には白夜が現れ、観光客で賑わうようです。冬には長く寒い極夜が待っています。そんな場所での暮らしを想像するのも至極難しいのではないでしょうか。


関連記事(大自然の造形美と作者)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

トロルフィヨルドの自然美

ビーグル号の航海日誌 2014年09月06日 20:00

140808トロルフィヨルド@ため藤_n.jpg140807午前零時北極海へ@ため藤_n.jpg夏休みのFB報告の中からノルウェーを取り上げます。ノルウェー王国はスカンディナヴィア半島の西側に位置し、北大西洋に面した南北に細長い領土を有しています。長い海岸線はフィヨルドがよく発達していることで有名です。トロルフィヨルドもそんなひとつです。[2014年8月8日撮影:ノルウェー@爲藤]

フィヨルドは氷河による浸食作用によって造られた複雑な地形の湾や入り江のことをさし、「峡湾」、「峡江」とも訳されます。氷河時代、降った雪が堆積し氷結し、数千メートルの厚みとなり、数万年、数十万年の時間をかけ山の斜面を滑り下りながら地表を鋭く削り取ったため、深いU字谷が作られていった。最終氷期が終わり、氷が解け、海水面が上昇したためU字谷の一部が水没してフィヨルドは形成したのです。トロール・フィヨルドはラフテスンデ海峡の西側入り口に位置し、幅100m、長さ2kmあり、遊覧することができます。

このブログでも自然の造形美を何度か紹介していますが、神様が私たちに下さった自然の美しさには言葉は要らないようです。じーっと深く眺めるしかありません。


関連記事(聖地大神島のニガー・ヘッド奇岩群は)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

オオカナワラビ(大鉄蕨)

ビーグル号の航海日誌 2014年09月05日 20:00

110226オオカナワラビ@エコカフェ.JPG高尾山の日影沢コースの渓流沿いを歩きスギ二次林縁で見かけたシダ植物の中からオオカナワラビを紹介します。別名にカナワラビともいいます。[2011年2月6日撮影:第8回自然観察会@阿部]

オオカナワラビ(大鉄蕨、学名:Arachniodes amabilis (Bl.) Tindale var.fimbriata K.Iwatsuki)はオシダ科カナワラビ属の常緑性シダ植物。ヤクカナワラビの変種。110226オオカナワラビ胞子のう群@エコカフェ.JPG分布は本州関東地方南部以西、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、フィリピン、朝鮮半島、中国、ヒマラヤ、スリランカからマレーシアに広く、低山や山地の湿った林床などに自生。草丈は50pから100pほど、根茎は太く短く黄褐色の長楕円状披針形の鱗片が密につき、3、4枚の葉を出す。葉は濃緑色で柔らかな紙質、葉柄長20pから40pほど、葉身30pから60pほどの2回羽状複葉、側羽片は5対から10対ほど、頂羽片は同形に発達し明瞭。最下羽片の下側第一小羽片が特に長い。裂片は平行四辺形に近く、縁に棘状鋸歯がつく。ソーラス(胞子嚢群)は片縁寄り葉脈の先につき、包膜は円腎形で縁の一部が毛状に伸びます。 

近縁種にハカタシダ、ミドリカナワラビ、コバノカナワラビ、ホソバカナワラビ、その他それらとの変種や雑種(例:テンリュウカナワラビジンムジカナワラビ)が多く知られます。なお、オオカナワラビはカナワラビ、ヤクカナワラビ、オキナワカナワラビの3変種の総称とする説もあるようです。


人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

海浜植物、ハマホラシノブ(浜洞忍)

ビーグル号の航海日誌 2014年09月04日 23:01

120527ハマホラシノブ@エコカフェ.JPG三宅島阿古地区にある「甑の穴」を訪ねた時に写した写真からハマホラシノブを紹介します。もっともホラシノブとの中間型のものと推察される個体も多いのが実際です。[2012年5月27日撮影:第4回エコカフェみんなの森づくり@山崎]

ハマホラシノブ(浜洞忍、学名:Sphenomeris biflora (Kaulf.) Tagawa)はウラボシ門ミズワラビ目ホングウシダ科ホラシノブ属の小型の常緑性シダ植物。分布は本州関東地方南部、伊豆半島、紀伊半島、伊豆諸島、漆黒南部、九州、南西諸島、小笠原諸島、120527甑の穴山頂@エコカフェ.JPG国外では台湾、中国南部、フィリピン、マリアナ諸島に広く、海岸近くの地面や岸壁などに自生。草丈は20pから60pほど、根茎は短く褐色で鱗片がつき、葉は3、4回羽状複葉で卵形か長卵形、葉柄は赤褐色で葉身より短く、葉軸は緑色。裂片はホラシノブに比べ革質で厚く、広い楔形で全縁。胞子嚢群(ソーラス)は葉縁に沿い、包膜はやや厚くコップ状だそうです。

近縁種のホラシノブが内陸型であるのに対し、海岸型といえます。この特徴は、オニヤブソテツヤブソテツでも言えることですが、海岸型のほうが肉厚の葉になることです。潮風に耐えるための戦略と考えられます。


関連記事(ホラシノブ(洞忍)は逞しい)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

奄美大島は梅雨入りに

140525マダガスカルホシガメ@エコカフェ.jpg絶滅危惧種保護センターからの2013年度5月のリクガメレポートです。相変わらずレポート掲載が遅れていてすみません。[5月25日詳細レポートはこちら⇒

奄美大島は梅雨入りです。ぐずついた天気が続きます。月桃の花が咲き、強い芳香を漂わせています。
マダガスカルホシガメたちは戸外に移動、涼しい日にはよく動きまわりますが、140525コキサカオウム@エコカフェ.jpg暑い日は日陰でじっとしています。
コキサカオウムのボルトとノエルは静かな日々を過ごしています。巣箱の破壊は進んでいるのですが。(笑)


by 絶滅危惧種保護センター長 勝島


関連記事(マンゴーの花咲く春到来!)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

マンゴーの花咲く春到来!

140425マダガスカルホシガメ@エコカフェ.jpg絶滅危惧種保護センターからの2014年度4月のリクガメレポートです。漸く今年度のレポート掲載です。遅れていてすみません。[4月25日詳細レポートはこちら⇒

季節は変わり暖かい日が続く、春です。マンゴーの花も咲き始めました。

マダガスカルホシカメは活発に動き回る様になり餌も食べる様になりましたが、気温が上がった日は朝夕の時間帯を除き日中はじっとしたままです。まだまだ気温が上がる日が出てくるので熱中症などに気をつけたいと思います。140425コキサカオウム@エコカフェ.jpg
最近、コキサカオウムの巣箱などを直しましたが、早速かじり始めていました。気温も高い日が出てきて 2羽とも活発に動き回り、餌なども残さず食べ元気に過ごしています。

by 絶滅危惧種保護センター長 勝島


関連記事(日中は暖かくも朝夕はまだ冷えるので)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

日中は暖かくも朝夕はまだ冷えるので

140325マダガスカルホシガメ@エコカフェ.jpg絶滅危惧種保護センターからの2013年度3月のリクガメレポートです。レポート掲載が遅れていてすみません。[3月25日詳細レポートはこちら⇒

暖かな日が多くなってきました。海岸ではサーフィンや魚釣りをする人びとが目に付くようになりました。
マダガスカルホシガメたちも日中は活発に動くことが多くなってきています。気温が下がる朝夕はまだまだ動きが鈍いようです。140325コキサカオウム@エコカフェ.jpg
コキサカオウムのボルト(雄)は人が近づくと「こんにちは」「バイバイ」とよくおしゃべりをするんですよ。

もっともっと暖かくなるとよいのですが。

by 絶滅危惧種保護センター長 勝島


関連記事(三寒四温、タンカンの季節に)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

第2回一般社団法人定例理事会(開催速報)

船長からのお知らせ 2014年09月03日 06:00

140902集合写真@エコカフェ.JPG140902お台場@エコカフェ.JPG昨夜は一般社団法人エコロジー・カフェの第2回定例理事会を開催いたしました。

7月31日の登記を踏まえた、26年度事業計画と予算を決議。
新たなエコカフェの「ロゴ募集」等について報告。

140902一本締め@エコカフェ.JPG140902ベイブリッジ@エコカフェ.JPG終了後に屋形船で懇親交流。理事のほか運営評議員の方がたも参加されました。お台場沖でしばし停泊し、よい夕涼みの機会を得ました。

by事務局


関連記事(一般社団法人エコロジー・カフェ第2回理事会のご案内)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

芦生公開講座「今、森から考える−生態学からみる、森と地球と私たち−」のご案内

⇒シンポジウムetc 2014年09月02日 05:19

14news-koukaip2[1].jpg080725芦生公開講座 040.jpg来る11月1日(土)〜2日(日)、芦生研究林において、フィールド研公開講座が開催されます。今回のテーマは、「生態学からみる、森と地球と私たち」だそうです。エコカフェでは本講座に協賛しております。素晴らしい市民向けの講座ですので、会員皆さまにも是非ふるってご参加いただきたいと思います。[京大フィールド研HP・詳細はこちら⇒]

日 程 2014年11月1日(土)9時〜11月2日(日)15時(1泊2日)
会 場 フィールド科学教育研究センター 芦生研究林
プログラム  *雨天の場合は、やむを得ずプログラムを変更する場合がございます
・11/1(土) 「芦生研究林の概要」 徳地 直子(京都大学フィールド研・教授)
      「キノコとカビが語る芦生の森の魅力」大園 享司(京都大学生態学研究センター・准教授)
      「森からわかる地球の話」伊勢 武史(京都大学フィールド研・准教授)
      「樹木の識別入門」芦生研究林 技術職員
      「原生的な森林に残る、人々の営みの跡をたずねて」坂野上なお(京都大学フィールド研・助教)
・11/2(日) 天然林の観察

なお、エコカフェでは申し込みの受付をいたしておりません。申し込まれる方は、詳細を確認の上、以下までお願いいたします。
申込締切 9月18日(木)必着
申込先・問い合わせ先 〒606-8502 京都市左京区北白川追分町 京都大学農学研究科等総務掛
      電話 075-753-6004   FAX 075-753-6005
      電子メール agri-koukai*mail2.adm.kyoto-u.ac.jp(*を@に変えてください)


人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ