オオフクロタケ(袋茸)は釣鐘型に

ビーグル号の航海日誌 2014年07月31日 23:04

110722オオフクロタケ@芦生公開講座 065.jpg京都大学フィールフド科学教育研究センター附属芦生研究林を散策中にみた撮影記録したキノコ。手元のメモには「フクロタケ」とあり、傘の色合いからオオフクロタケでしょうか。名前の由来は幼菌の柄根元に厚い袋状のツボができることにあるという。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部]

オオフクロタケ(大袋茸、学名:Volvariella speciosa (Fr.) Singer var. gloiocephala (DC.) Singer.)はハラタケ目ウラベニガサ科オオフクロタケ属の担子嚢菌の一種。シロフクロタケの暗色型の一変種。分布は世界各地(南極大陸を除く。)に広く、森の肥沃な腐植土壌などに自生。傘は釣鐘型から平開、平開時には傘径約9p、表面は粘性があり、黒褐色だが次第に灰褐色に変色するという。ヒダは離生し密、白色から肉色に変色。柄は真っ白で平滑なため蝋燭のよう、基部に厚い膜質の袋状のツボがつきます。

近縁のフクロタケは、幼体(卵のようにキノコ全体が厚い袋に包まれた状態のもの)が中華料理などに広く使われ、マッシュルームやシイタケに次いで世界で消費されているそうです。栽培も盛んということですね。

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ゴプンゴケ(胡粉苔)

ビーグル号の航海日誌 2014年07月30日 20:00

130908ゴフンゴケ@エコカフェ.JPG檜枝岐村は尾瀬の裏玄関にあたります。燧ヶ岳の登山、尾瀬ヶ原へのアプローチが可能です。尾瀬御池ロッジを起点に尾瀬ヶ原への登山道は樹林と幾つかの湿原を堪能することができます。そんな林内は多様な地衣類を観察することができます。朽木の表面に胡粉をかけたような。調べてみるとゴフンゴケでしょうかす。[2013年9月8日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@阿部]

ゴフンゴケ(胡粉苔、学名:Chiodecton japonicum A. Zahlbr)はキゴケ科の痂状固着地衣。分布は不明、スギなどの針葉樹の樹皮に着生。地衣体は白っぽい粉状です。もっかこれ以上の情報を所得できていません。


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コアジサイ(小紫陽花)は

ビーグル号の航海日誌 2014年07月29日 02:40

110722コアジサイ果実@エコカフェ(芦生公開講座) 061.jpg京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林で以前見たコアジサイを紹介します。別名にシバアジサイ(柴紫陽花)ともいう。[2011年7月23日撮影:芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部]

コアジサイ(小紫陽花、学名:Hydrangea hirta (Thunb.) Siebold et Zucc.)はアジサイ科アジサイ属の落葉低木。日本固有種。分布は本州関東地方以西、四国、九州に及び、山地や丘陵の明るい林内や林縁などに自生。樹高は1mから1.5mほど、葉は対生し有柄、葉身5pから8pほどの卵形から倒卵形で葉縁に大きな鋸歯がつき、葉先は尖ります。葉両面に毛が散生します。花期は6月から7月頃、枝先に径約5pの散房花序をつけ、白色から淡青色の径約4oの小さな両性花をたくさん密生させます。装飾花がないのが特徴です。果実は長径約2oの卵形の刮ハ、先端に花柱が残ります。

私たちがよく見かけるのはガクアジサイヤマアジサイ、三宅島などの森で見かけるのはラセイタタマアジサイです。花屋さんで売られているものは園芸品種のものがほとんどです。


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ホソバタイサンボク(細葉泰山木)はマグノリアとも

ビーグル号の航海日誌 2014年07月28日 20:00

ホソバタイサンボク@エコカフェ.JPG初島のリゾートホテルの南国風庭園の一角にホソバタイサンボクが植栽されていました。国内では当方九地方中部以南の公園や庭園など広く植栽されています。に別名にハクレンボク、マグノリアともいい、ヨーロッパでも人気があるそうです。[2012年5月12日撮影:初島視察@阿部]

ホソバタイサンボク(細葉泰山木、学名:Magnolia grandiflora forma lanceolata Rehder/Magnolia grandiflora var. lanceolata Aiton)はモクレン目モクレン科モクレン属の常緑高木。タイサンボクの変種原産地は北アメリカ東南部、日本には明治6年に移入。樹高は10mから20mほど、葉は濃緑色で光沢、葉身15pから20pほどの長楕円形、全縁、鈍頭。葉裏に淡褐色の毛が密生します。花期は5月から7月頃、径10pから20pほどの白い花を咲かせます。花被片9枚、うち内側6枚は柄が長くスプーン状。花は花被片の中央に多数の花弁、雄蕊、雌蕊が円錐状につくことから原始的な構造と言われ、モクレン科らしく芳香が強いようです。これはハチ類が登場する遥か太古の昔、9500万年前頃に進化し、徘徊する昆虫をポリネーターとしていたと考えられます

モクレン属は世界に210種ほどが知られるが、その分布は比較的不連続であって、北米東部、中米、西インド諸島、東アジア、東南アジアに及びます。


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タグ:外来種 初島
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キダチアロエは医者いらずの民間薬

ビーグル号の航海日誌 2014年07月27日 20:00

120512キダチアロエ@エコカフェ.JPG初島のリゾートホテルの南国風庭園からキダチアロエを紹介します。ワシントン条約により輸出入は制限されているため、増殖したものが市場で取引されています。この仲間はアフリカ大陸南部とマダガスカルを中心に世界で300種以上が知られ、古代オリエント、古代ギリシャ、古代ローマで既に薬用栽培されていたという。[2012年5月12日撮影:初島視察@阿部]

キダチアロエ(木立ちアロエ、学名:Aloe arborescens)はユリ科アロエ属の多年草。原産地は南アフリカ。草丈は30pから100pほど、茎が伸びて立ち上がり、葉は根際からロゼット状に生え肉厚、葉身は剣状、葉縁に三角形の棘が生えます。花期は12月から翌年2月、茎先に総状花序をだし、オレンジ色の筒状の花をたくさん咲かせます。花の長さは4p。先が6裂し、雄蕊6本が花冠から突き出ます。

キダチアロエの葉肉や葉皮に含まれる成分のアイロンは胃を刺激しペプシンの分泌を促し、カルボキシペプチターゼは胃炎や胃潰瘍、火傷に対する抗炎症作用をもたらし、キダチアロエ・レクチンは皮膚細胞の幼若化を促すなどの効果をはじめ、抗がん作用や糖尿病、肝臓病、便秘などにも効くといわれています。


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アメリカデイゴ(亜米利加梯梧)

ビーグル号の航海日誌 2014年07月26日 20:00

120512アメリカデイゴ@エコカフェ.JPG昭和レトロの雰囲気が漂う初島。伊豆半島の熱海から船で15分。今日的なリゾート地からはタイムスリップした感は否めないが、何となく年配客には落ち着く観光地になっているようです。そんなリゾート施設の庭には外来の移入植物が観察されます。アメリカデイゴもそんなひとつです。[2012年5月12日撮影:初島視察@阿部]

アメリカデイゴ(亜米利加梯梧、学名:Erythrina crista-galli)はマメ科デイゴ属の落葉低木。原産地は南アメリカ、日本には明治時代中期頃に移入、関東地方以西で植栽。樹高は1mから5mほど、葉は互生し、3出複葉、小葉は卵形。葉柄や葉裏面などに刺があります。花期は6月から9月頃、本年枝の先に総状花序をだし、鮮紅色で蝶型の花を咲かせます。雄蕊は合着し先端部で分かれます。

アルゼンチンやウルグアイの国花、なんと鹿児島県の県木でもあるそうです。別名にカイコウズ(海紅豆)ともいい、学名の「crista-galli」は、鶏の鶏冠を意味し、紅色の花を見立てたことによります。


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カナリーヤシは不死鳥とも

ビーグル号の航海日誌 2014年07月25日 20:00

120512カナリーヤシ@エコカフェ.JPG初島のレトロなリゾートホテルの南国風庭園。そこにはヤシの仲間の多様な植物が植栽されています。カナリーヤシもそんなひとつ。別名にフェニックス(不死鳥)といい、宮崎県の県木になっているそうです。[2012年5月12日撮影:初島視察@阿部]

カナリーヤシ(学名:Phoenix canariensis Hort. ex Chabaud)はヤシ科ナツメヤシ属の常緑高木。原産地はアフリカ西海岸、カナリー諸島。120512カナリーヤシ林@エコカフェ.JPG日本では東京以南で植栽。樹高は20mほど、樹幹は太く、葉の脱落痕が環状紋を生じ、葉は弓状に下垂し、葉身5mほどの羽状複葉、小葉は50pほどで100対から200対、基部のものは鋭い棘状に尖ります。花期は5月から6月頃、雌雄異株、上部葉腋から長さ2mもの穂状花序をだし、花被片3枚の淡黄色の花をたくさん咲かせます。雌花序はススキ状に立ち上り、雄花序は箒状に分枝します。果実は長径2p強の楕円形の液果、濃緑色から橙色に熟します。

カナリーヤシの仲間(ナツメヤシ属)は、カナリア諸島、アフリカ、インド、東南アジアかけての亜熱帯地域に約17種類が分布していることが知られています。


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タグ:外来種 初島
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第9回みんなの森づくりin三宅島

⇒森林づくり+α 2014年07月24日 19:56

109.JPG
今年の6月に行なわれた三宅島での植林活動は、小雨が降りしきる中200本を植えてきました。
急な斜面のところでしたので、ちゃんと根付いているか心配です。
今回は、8月の草刈に行きます。
自分達が植えたところは、しっかりメンテナンスしていきます。
逞しく育っていることを期待して!

・日 程:2014年8月29日(金)〜8月31日(日)
・定 員:8名
・参加費:【エコカフェ会員価格】30,000円、【一般価格】35,000円
     (往復船[特2等船室、2等船室]、宿泊、仮眠朝食)
・行 程:8月29日 21:45 竹芝桟橋集合 受付(第一待合所)
           22:20 竹芝発(さるびあ丸)【特2等船室】
     8月30日  5:00 三宅島着
                 仮眠休憩朝食
           10:00 草刈(今まで植林したところの草を刈る)
           12:00 昼食
                 海水浴や釣りなど
           16:00 温泉:「ふるさとの湯」(500円別料金)、その後宿にて夕食
     8月31日 午前中  フリー
           (オプション:釣り、アカコッコ館、長太郎池、大路池等で鳥や魚、植物の観察)
           14:20 三宅島発(さるびあ丸)【2等船室】
           20:30 竹芝着

・持ち物:軍手、長袖、長ズホン、帽子、歩きやすい靴、洗面用具

申込締切日:8月20日(水)まで

【主催】NPO法人エコロジー・カフェ
【協力】三宅島森林組合、三宅村役場、三宅島観光協会

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奄美大島の郷土料理に舌鼓

⇒エコツアー 2014年07月23日 19:06

奄美大島には、エコカフェの絶滅危惧種保護センターがある。
毎年、カメたちの様子を視察すると共に奄美大島の大自然を堪能する。
現在、世界自然遺産登録に向けて活動しているそうだ。
そんな奄美大島の魅力のひとつに郷土料理がある。
味噌は麦味噌が使われ、鳥料理が多く代表的なものは鶏飯である。
鶏飯は、ご飯に様々な具をのせ、鳥から取ったスープをかけてたべるお茶漬けのようなもの。
その他にも、魚、野菜、豚など様々な料理がありどれも美味しい!
ぜひ、一度訪れて食べていただきたい。
奄美大島は、自然体験はもとより芸術、歴史、食文化と奥が深い。
食を通じて島を感じてみる旅も楽しいですよ。
099s-.jpg102s-.jpg103s-.jpgDSC_1054s-.jpg
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涼をもとめて

ビーグル号の航海日誌 2014年07月22日 18:43

005s-.jpgようやく関東も梅雨明け宣言がされた。
ここ数年は、しっとりとした梅雨ではなくゲリラ豪雨による大雨被害を頻繁に耳にする。
異常気象というよりも常態化している気がする。
これから夏本番!
今度は熱中症が心配される。
週末は、涼しい東北を訪れてみるのもいいですよ。
004s-.jpg3月の裏磐梯。
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昆虫調査隊始動!

⇒こどもたちと 2014年07月21日 10:50

ハッチョウトンボ♂@エコカフェ.jpg「昆虫調査隊」は、岡山県(おもちゃ王国内)に設置している湿生植物学習センターにて毎年小学生の子供たちに応募してもらい湿地の植物や昆虫を調査する企画だ。
今年は、6月8日、7月13日、8月10日の3回を実施予定。
1回目の調査を終えて感想が届いたのでご紹介したい。
@感想
今回は6名の応募があった。今年も参加者1名に対して、学生スタッフ1名が一緒に調査をする形で、じっくり一緒に調査できたようだ。保護者の方も初めて湿地に来たと話しており、内容も高度だとの声をいただいた。始まったばかりではあるが、いいイベントに参加させてもらえたと評価していただけたが、例年通り昆虫が大好きな子どもたちが応募してくれたこともあり、最後まで満足してもらえるようにしたいと思う。
前日まで雨が降り当日も曇だったことで、猛暑は避けられた。また、曇だったことで、午前中に羽化の様子などが見られ、結果的には良かった。
今回は、最終日に報告会を行うことから、保護者からは昆虫を好きなところを伸ばしてあげると共に、まとめる力を付けさせたいとのお話しを伺った。



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これなんだシリーズ(232)

⇒これなんだシリーズ 2014年07月20日 10:57

140720_1049~02.jpg140720_1049~01.jpg多摩丘陵の一角の陽当たりのよい斜面です。

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タママイマイ(球蝸牛)は仮眠中

ビーグル号の航海日誌 2014年07月19日 21:47

140315タママイマイ@エコカフェ.JPG石垣島市内の権現堂の鎮守木の地衣類に覆われた樹皮で仮眠する蝸牛。イッシキマイマイ(一色蝸牛)か、タママイマイか、といったところ。殻径が2pほどで殻口の様子から後者とします。前者は八重山固有種で林内に生息し、殻が大きいそうです。[2014年3月15日撮影:石垣島@山崎]

タママイマイ(球蝸牛、学名:Acusta tourannensis (Souleyet, 1842))はマイマイ目オナジマイマイ科ウスカワマイマイ属の小型の蝸牛。分布は八重山諸島、国外では台湾、ベトナムに及び、林内などに生息します。殻径は2cmほど、外見はウスカワマイマイに似ているようですが、殻は薄くはないですね。食性は地衣類などでしょうか。雨降りで食後に休息に晴れ上がり、その場で仮眠に入ってしまったようです。

陸産貝類の仲間は移動に難儀であるため、地域的な固有種が多く知られています。特に、島嶼では島ごとに分化・進化が起こり、小笠原諸島など捕食者が少ないこともあり、適応放散が進んだケースも知られています。

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オオバノアマクサシダ(大葉の天草羊歯)の葉は珍奇に

ビーグル号の航海日誌 2014年07月18日 17:44

130411オオバノアマクサシダ@奄美大島エコツアー_65.jpg奄美大島は亜熱帯照葉樹林の森が広がっています。山中に入ると木性シダのヒカゲヘゴをはじめ林床には多様なシダ植物が繁茂しています。ここでは海岸に使い沢筋で見たオオバノアマクサシダを紹介します。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

オオバノアマクサシダ(大葉の天草羊歯、学名:Pteris excelsa var.simplicior)はイノモトソウ科イノモトソウ属の常緑性シダ植物。オオバノハチジョウシダの変種。分布は本州関東地方以西、四国、九州、沖縄に及び、谷筋や適湿な林床に自生。草丈は70pから150cmほど、根茎は太く斜上か短く這い、葉柄は薄緑色で基部鱗片は汚褐色、葉は二葉、2回羽状複葉でやや光沢、羽片の後側は切れ込むが、前側は殆んど切れ込まず尾状に伸びます。羽軸の表側の裂片中肋が分岐する場所に刺状突起を生じます。栄養葉には微鋸歯がつく、胞子葉にはつかないという。胞子嚢群(ソーラス)は葉縁に沿ってつきます。

似たものにオオアマクサシダ、アマクサシダ、カワリバアマクサシダ、タイワンアマクサシダなどがあるようです。いまひとつピンと来ていませんが、今後の課題としましょう。

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湯湾岳山頂直下には雲霧帯が

ビーグル号の航海日誌 2014年07月17日 20:00

130413湯湾岳展望台直下@エコカフェ.JPG奄美大島や徳之島の標高600m以上の山頂近くには雲霧帯が成立します。北上する暖かな黒潮が水蒸気を奄美大島の山々に登らせ雲が湧きやすいようです。湯湾岳(標高694m)は代表的です。[2013年4月13日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

湯湾岳の山頂直下20mから30mのやや安定した場所には、雲霧の影響で湿潤な環境にあるため、樹高5mから10mほどの常緑広葉樹の小高木林(タイミンタチバナーミヤマシロバイ群落)が発達し、130413湯湾岳山頂入口@エコカフェ.JPGタイミンタチバナが優占する森では、ムッチャガラやマメヒサカキなども混生します。雲霧帯の特徴として、シマオオタニワタリなどのシダ植物やランの仲間などの着生植物、蘚苔類や地衣類もよく見られます。

標高600m付近を境に雲霧帯の下部には、アマミテンナンショウースダジイ群集が出現し、そんな群集には、トカラアジサイ、ヒメナベワリ、ムッチャガラ、オオシマガマズミ、シラキ、シバニッケイ、マメヒサカキ、ハンコクシダ、ホソバコケシノブなども混生するようになるという。


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琉球列島の生立ちと進化の系譜

ビーグル号の航海日誌 2014年07月16日 20:00

130413湯湾岳展望台@エコカフェ.JPG琉球諸島(列島弧)は奄美大島から張れる間島まで大小約200の島々が連なっています。島を形成する基盤から古期岩類、琉球石灰岩、古期岩類の上に琉球石灰岩が載っているもの、古期岩類の周囲を琉球石灰岩が取り巻いているものの4タイプに分けられます。[2013年4月13日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

琉球諸島は約1500万年前には大陸の東端を形成、フィリピン海プレートのユーラシアプレート下への沈み込みにより、海溝、前弧海盆、外弧隆起帯、内弧隆起帯、沖縄トラフの形成・拡大と地殻変動に伴う隆起・沈降を繰り返し、130413深い奄美の森@エコカフェ.JPG第三紀鮮新世末期(約200万年前)から第四紀更新世初期(約170万年前)に大陸からの隔離が成立。170万年以降は気候変動の影響でサンゴ礁の発達に伴う琉球石灰岩の堆積が見られます。そのため1500万年から1200万年の生き物が遺存固有種として生きながらえています。奄美大島や西表島などでは四万十帯の白亜紀付加コンプレックスによる岩類が基盤をなし、深い山々が人の手が入るのを妨げていることから、特にイリオモテヤマネコ、アマミノクロウサギといった地域限定の固有種が見られます。

面白いことに、島嶼間の種分化は現在も進行中で、植物や昆虫類などにおいて顕著にみられる現象です。

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忽然と顕れるマテリヤの滝

ビーグル号の航海日誌 2014年07月15日 19:05

130411マテリヤの滝@エコカフェ(奄美大島エコツアー)s.jpg奄美大島の大和村と宇検村の往来には、かつては山越えの道しかなかったという。旅人が足休め、疲れを癒したのが「マテリヤの滝」なのだそうです。フォレストポリスという森林公園の近くにあります。[2013年4月13日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

当時は人々により「本当に美しい太陽の滝壺」を意味する「マ・ティダ・ヌ・コモリ」と呼ばれていたそうです。転訛して「マテリヤの滝」と今日的な呼び名となったとされています。落差は10mほどでしょうか。滝周辺は鬱蒼とした森に覆われ、滝壺の上空のみが抜けていて太陽の光が差し込んでいたといいます。さぞ天国への開いた窓のようで神秘的だったことでしょうね。130411マテリヤの滝案内板@エコカフェ(奄美大島エコツアー)S.jpg130411岸壁工事とマテリヤの滝@エコカフェ(奄美大島エコツアー)S.jpg

現在では容易にアクセスできるので、奄美大島を初めて訪れる人にはぜひ足を向けて欲しいですね。マイナスイオンが溢れ清涼感を身体中で感ずることができるでしょう。

関連記事(孤独なメヒルギ物語り)⇒
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タテヤマスギ(立山杉)の極相林を

ビーグル号の航海日誌 2014年07月14日 21:25

08071タテヤマスギ@エコカフェ(立山雷鳥エコツアー).jpg080712阿弥陀ヶ原@エコカフェ.jpg北アルプス北部に位置する劔岳、立山を中心に天然分布しているスギをタテヤマスギと呼んでいます。いわゆるスギの一品種とされます。。[2008年7月12日撮影:立山雷鳥エコツアー@阿部]

標高1000mから1600mにかけて、およそ10万年前に立山火山の噴火で形成された美女平や阿弥陀ヶ原溶岩台地が展開し、タテヤマスギの優占する森(極相林)が見られます。なかには樹齢が1000年を超えるような巨木も多く残っているそうです。積雪4mを超える豪雪地帯で逞しく生き長らえている兵なのです。

ところで、同じように豪雪地域に自生するアシウスギは地面に着いた枝から根が出て伏条更新するなどの特徴があって、芦生地域に限られ、スギの亜種とされています。

関連記事(大佐渡石名天然杉の巨樹の森に)⇒
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高山植物の魅力(132)、シロバナコマクサ(白花駒草)

130707シロバナコマクサ@エコカフェ.JPG白馬五竜高山植物園でみたコマクサの中に白色の花を咲かせているものがあった。シロバナコマクサといい、淡赤色のコマクサの花に混じって稀に咲くという。北海道では絶滅危惧(VU)に指定されています。[2013年7月7日撮影:第16回自然観察会@阿部]

シロバナコマクサ(白花駒草、学名:Dicentra peregrina f. alba)はケシ目ケマンソウ科コマクサ属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北に限り、高山帯の砂礫地に稀に自生。日本固有種でコマクサの白花品種。草丈は5pから15pほど、根は砂礫中を走り、葉は2回3出複葉、小葉は細裂。花期は7月から8月頃、茎先に長さ2.5pほどの白色の花を咲かせます。花弁4枚、内側2枚はやや小さく中央がくびれ上端で合着し突出、外側2枚は下部が膨れて先が反り返ります。雄蕊6個、萼片2枚。果実は長さ約1.2oの刮ハです。

かつてコマクサは薬草「御百草」の原料のとされたため、ずいぶんと盗掘され数を減らしたという。現在は、多くの自生地で保護が図られているそうです。

関連記事(高山植物の魅力(131)、オノエイタドリ(尾上虎杖))⇒
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中瀬沼には

⇒寺子屋/学びツアー 2014年07月13日 14:53

DSC_1314.jpgDSC_1316.jpgあいにくの雨模様でしたか、涼しいなかを散策。
冬にお尻すべりをした中瀬沼は、緑に囲まれてまるで違う世界。
エゾアジサイが雨に濡れて、より美しくキラキラしていた。

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朝さんぽ

DSC_1304.jpgDSC_1305.jpg今日の朝さんぽは、レンゲ沼付近です!
鳥の声がさわやかに聞こえる。
ニッコウキスゲが、もう終わりをむかえていた。

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さっそく…

DSC_1302.jpgそれぞれが作ったコースターにグラスをおき、乾杯!
達成感と共に、喜びも膨らむ。
昔の人々の知恵や手間暇を実感し、布づくりに対する敬意もわいてくる。
今回、遅くまでご指導いただいたみゆき先生に感謝です!

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完成!

⇒寺子屋/学びツアー 2014年07月12日 22:26

DSC_1294.jpg試行錯誤を終え、ようやく完成!
我ながら、上出来!

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もうすぐ

DSC_1292.jpg 完成間近!
がんばるぞ♪

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だんだん

DSC_1284.jpg 織物途中。
徐々にできてきた!

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こよりが…

DSC_1280.jpgDSC_1282.jpg午前中は、植物の繊維を糸にするためにこより作りです。
なかなか難しく…みんな必死!

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朝の散歩

DSC_1271.jpg 熊の好物、桑の実発見!
朝露がキラキラしている。

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夕食には

⇒寺子屋/学びツアー 2014年07月11日 23:46

DSC_1265.jpgDSC_1267.jpgDSC_1269.jpgエコカフェで行う体験やツアーでは、地元の食材や食文化なども取り入れて企画しています。
今回のお宿は、何度もお世話になっている森のゴリラさん!
夕食は、地元食材を使ったものばかり!
苦しいと言いながら、しっかりデザートまでいただいた!
これも旅の楽しみの一つです!

※写真は、コースの一部です。

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糸の手前まで

DSC_1264.jpgDSC_1261.jpg糸になる材料を加工しました。
もくもくと作業をしていたら、夕飯前に終わり露天風呂へ。
明日は、いよいよ織物体験!

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糸づくりから

DSC_1258.jpgDSC_1259.jpgDSC_1260.jpg アカソを刈り取り、糸づくりをしてます。
みんな地味ながら楽しそう♪

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猪苗代到着

DSC_1256.jpgDSC_1257.jpg 手打ち蕎麦でお腹いっぱいになり、これからいよいよ作業へ!

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猪苗代に向かう

DSC_1255.jpg途中休憩。阿武隈パーキングは青空になりつつある!

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エコカフェの自然観察会のねらい

130707コバイケソウ@エコカフェ.JPGエコカフェでは年に3回程度、「自然観察会」と称して、海岸、河畔、渓流沿い、湿原、森林、低山や高山などの植生を観察する機会を提供しています。森は生きていて留まることを知らず四季の変化を超えて常に変化しています。

そのねらいは、時間と空間がクラッシュし、バーチャル空間が拡大し、社会経済システムが見えにくくなってきている現代において、人間力(物の本質を見抜き創造する力、体内バランス力)を回復することにあります。つまり、ウォーキングをして汗を流し、140531照葉樹林@エコカフェ.JPG森にあふれるフェトンチッド、マイナスイオンなどの活性化物質による森林浴でリラグゼーション(森林セラピー)を心身ともに健康を回復すること、自然界の新陳代謝(世代交代)や植物たちの棲み分け、生存戦略、進化過程などを学ぶことで、生き物たちの本質を知り、生き物たちの未来を見据える(予測する)姿勢を習慣づけること、です。

便利になった分だけ、貨幣経済に飼い慣らされ、その欲望の奴隷になってしまっていませんか。生かされるから生きるへ、共に生きるへ、意識を変えることです。


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カミヤツデ(紙八手)は通草紙に

ビーグル号の航海日誌 2014年07月10日 22:00

120512カミヤツデ@エコカフェ.JPG伊豆半島の熱海から東方沖に船で25分、相模灘に初島は浮かんでいます。平成バブル経済崩壊を象徴する施設「エクシブ初島」があります。庭園には南洋を象徴する樹木が植栽され、カミヤツデもそんなひとつのようです。[2012年5月12日撮影:初島@阿部]

カミヤツデ(紙八手、学名:Tetrapanax papyriferus (Hook.) K.Koch)はセリ目ウコギ科カミヤツデ属の常緑低木。分布は沖縄、国外では台湾、中国南部、インドシナ半島に及び、道端や草地に自生。日本では植栽樹として移入されたものが暖地の一部で野生化。樹高は5mから6mほど、樹幹は直立し分枝せず、葉は薄く紙質、葉身70pほどでヤツデと同じように掌状7から12深裂。裂片の先がさらに2裂。葉裏には綿毛が生えます。花期は11月から12月頃、球状の散形花序を円錐状(放房花序ともいう)につけ、淡黄白色の小花をたくさん咲かせます。花弁4枚、雄蕊4、5本。果実は径約4oの刮ハです。

名前の由来は、茎の髄から「通草紙」という造花や書画用紙をつくったことにあります。ヤツデは雄性先熟の両性花をつけることが知られているが、カミヤツデについては詳細を確認していません。

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タグ:初島 広域種
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高山植物の魅力(131)、オノエイタドリ(尾上虎杖)

ビーグル号の航海日誌 2014年07月09日 23:23

100710オノエイタドリ@エコカフェ(富士山).JPG富士山5合目付近でみた赤い花をつけるイタドリ。オノエイタドリというらしい。別名にフジイタドリ(富士虎杖)ともいう。特に赤い花を咲かせるものをメイゲツソウ(名月草)と呼んでいるようです。[2010年7月10日撮影:第7回自然観察会@阿部]

オノエイタドリ(尾上虎杖、学名:Reynoutria japonica f. compacta)はタデ科イタドリ属の多年草。日本固有種、イタドリの高山タイプ。分布は北海道と本州中部地方以北に限り、亜高山帯から高山帯の砂礫地に自生。草丈は30pから50pほど、葉は互生し、葉身5cmから15pほどの卵形で葉先は尖ります。花期は7月から8月頃、雌雄異株、円錐花序(又は複総状花序)、白色又は淡紅色の小花をたくさん咲かせます。小花は萼片5枚、雄花には雄蕊8本、雌花には雌蕊花柱3本。果実は3陵あるハート形の痩果、熟しても開裂しないという。

名前の由来は「尾上」が高山の連なり意味し、高山にあるイタドリということにあります。「イタドリ」とは「痛取り」の意味で、薬草として、若芽を揉んで傷口に貼り付けると鎮痛作用があるためとの説などがあるらしい。

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これなんだシリーズ(231)

⇒これなんだシリーズ 2014年07月08日 20:47

100710これなんだ@エコカフェ.JPG霊峰富士山が世界文化遺産に登録され、登山ブームが続いているようです。
江戸時代の「富士講」ブームに次ぐ賑わいではないかと思われます。
登山道脇でよく見られる花ですよ。
名前に「富士」がつきます。



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アズマネザサ(東根笹)

ビーグル号の航海日誌 2014年07月07日 21:37

140531アズマネザサ@エコカフェ.JPG真鶴半島の先端部に位置する魚付保安林の林縁でしばしば見かけた笹。調べるとアズマネザサというらしい。関東地方ではシノダケ(篠竹)とも呼びますね。[2014年5月31日撮影:第20回自然観察会@阿部]

アズマネザサ(東根笹、学名:Pleioblastus chino (Franch.et Savat.)Makino)はイネ科アズマザサ属の小型の常緑性又は半常緑性の竹。日本固有種。分布は本州 関東地方以北(糸魚川構造線以東)に限り、平地や山地の二次林内や林縁などに自生。草丈は1mから3m(最大で5m)ほど、根茎は地中を這い、節から径1p前後の中空の稈を直立させ、各節から枝を密生。葉は枝先に掌状に3枚から7枚が密生し、葉身20pから25pほどの披針形、無毛で葉先は尖ります。花期は数十年周期で5月頃、枝先に花穂を束生、花穂長さ15pほど、下部は古鞘に包まれ、小軸には小穂が密に互生。小穂には花1個、雄蕊3本で花糸糸状、雌蕊花柱3裂。ネザサには地域的に変種が知られているようです。

めったに花が咲かないで根茎で増殖し群落を刑する戦略と取っているのはなぜでしょうね。花を咲かすのはエネルギーが必要、彼らは植物界で最も省力化が進んだ種のひとつなのかもしれません。


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エコカフェ草花教室のねらい

⇒草花教室 2014年07月06日 22:22

080711お花畑@エコカフェ立山雷鳥エコツアー 121.jpg私たちが綺麗だなと目にする花々、その構造は実に多様に富んでいます。なぜ、草木はそのような多様な進化を遂げているのでしょうか。草花教室では植物が培った生存戦略などの本質を学ぶことにあります。

雄蕊と雌蕊のある両性花、雄蕊が退化した雌花、雌蕊が退化した雄花、退化のレベルもいろいろ。両性花を咲かせる草木が一般的ではあるが、雄花と雌花の両方をつける草木、私たちと同じように雌雄の別の草木もあって、雄花だけを咲かせる雄株、110812エゾツツジ群落@エコカフェ(幌尻岳).JPG雌花だけを咲かせる雌株という。両性花と雌花の両方を咲かせるもの、分化・進化の途上にあるものも知られます。また、両性花であるのに雄蕊が先に熟す雄性先熟のもの、その逆で雌性先熟のものもあります。雄蕊の本数や雌蕊の構造など、ひとえに花といってもその構造は多様に富んでいて、無花果のように花が外部からは見えないもの、特定のポリネーター(送粉者)と共進化したもの、などもあります。そんな花の目的は、子孫を残すために、昆虫や小鳥、風などを上手に誘い込む技を身につているのです。さらには、受粉による子孫繁栄戦略のほか、零余子(むかご)による芽吹きや根茎を匍匐させ増殖する戦略を組み合わせるもの多く知られています。

被子植物、裸子植物、羊歯植物、蘚苔類、地衣類、変形菌など、地球上に私たちが誕生するよりはるか太古の昔から命を繋いできています。生存戦略に長けていないわけはありません。ものの本質を学ぶことは生きていくうえで極めて大切であると考えます


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ミズメ(水目)はサルメチール

ビーグル号の航海日誌 2014年07月05日 16:00

110722ミズメ@エコカフェ(芦生公開講座) 169.jpg110722ミズメ樹皮@エコカフェ(芦生公開講座) 168.jpg京都大学フィールド科学教育研究センター附属芦生研究林内で教えていただいたミズメ。会津磐梯山五色沼を散策したときに初めて説明を聞いた。サルメチールの木って言うんだと。別名にアズサ、アズサカンバ、ヨグソミネバリ、ミズメザクラともいいます。[2011年7月22日撮影;芦生公開講座2011「今,森から考える−森のめぐみ−」@阿部]

ミズメ(水目、学名:Betula grossa Sieb. et Zucc.)はカバノキ科カバノキ属の落葉高木。日本固有種。分布は本州岩手県以南、四国、九州鹿児島県高隈山以北に限り、暖温帯の丘陵地から山地にかけて自生。樹高は25mほど、樹皮は暗灰色で横長の皮目が入り薄く剥離し易い。葉は新しい長枝に互生し、翌年からは短枝に2枚束生、葉身8pから15pほどの卵形、葉縁は不整の重鋸歯、葉先は尖ります。花期は5月頃、展葉と同時に開花、雌雄異花、長枝の先端部に雄花序が下垂し、黄色い小花を多数咲かせます。短枝先には雌花序が直立。果穂は長径3p前後の球果状、果実は長さ3oほどの堅果で両脇に翼がつきます。風散布します。

名前の由来は樹皮を傷つけると、水のような樹液が出ることにあります。枝を折るとサリチル酸メチル(サロメチール)の匂いがし、材は古く梓弓に使われたといいます。


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オヤマボクチ(雄山火口)はヤマゴボウとも

ビーグル号の航海日誌 2014年07月04日 19:29

080927オヤマボクチ花@エコカフェ第2回自然観察会(三頭山) 050.jpg奥多摩にある三頭山の山中でみたアザミに似た花。調べるとオヤマボクチというらしいです。名前の由来は葉の裏に生える繊維(茸毛)を火打石で火起こす時に火口として用いたことにあります。山菜として「ヤマゴボウ」と称され、若芽を餅に入れたり、根を醤油漬けなど漬物にしたりして食します。[2008年9月27日撮影:第2回自然観察会@阿部]

オヤマボクチ(雄山火口、学名:Synurus pungens (Franch. et Sav.) Kitam.)はキク科オヤマボクチ属の多年草。080927オヤマボクチ@エコカフェ第2回自然観察会(三頭山) 052.jpg分布は北海道南部、本州中部地方以北、四国、国外では中国中部に隔離し、里山から亜高山帯の山地の日当たりの良い場所に自生。草丈は1mから1.5mほど、茎は太く直立し帯紫色、白い蜘蛛毛が生え、根生葉は長い柄があり、葉身10pから30pほどの三角状卵形、ゴボウの葉に似ています。茎葉は互生し、小さく、葉柄も短いようです。葉裏には白い蜘蛛毛が密生します。花期は9月から10月頃、茎頂や葉腋から径約5pの頭花を下向きに咲かせます。蕾は蜘蛛毛に覆われるが、やがて脱落、頭花は筒状花からなり、暗紫色です。果実は痩果、冠毛は帯褐色。

近縁種に本州近畿地方以西、四国、九州、朝鮮半島に分布し小型のヤマボクチや葉の幅が広いハバヤマボクチ、葉が掌状のキクバヤマボクチなどが知られます。


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ゼニゴケ(錢苔)は四天王

ビーグル号の航海日誌 2014年07月03日 23:29

120728ゼニゴケ@エコカフェ.JPG奈良の春日山の陰湿な場所で見た苔。その名をゼニゴケといいます。苔の中でも代表格の一つとされ、世界中で最も詳しく研究されているという。ゼニゴケとはゼニゴケ科の植物を総称することもあるそうです。[2012年7月28日撮影@奈良・京都視察@阿部]

ゼニゴケ(錢苔、学名:Marchantia polymorpha L.)はゼニゴケ目ゼニゴケ科ゼニゴケ属の苔類。分布は日本全土、国外でもほぼ世界中に広く、人家周辺などに湿気の多い土上に自生。葉状体は長さ3pから10pほどで叉状に分枝し、黒味を帯びた緑色、辺縁は波状に縮む。葉表には盃形の杯状体を生じ、無性芽が生産され、無性生殖で増え、葉裏から仮根をだします。また、雌雄異株のため、雄株(n)では葉状体から雄器床を突き出して裏面に精子を生産。雌株(n)の葉状体からは傘状の雌器床の裏に卵細胞が生産され、雨降りで水が満ちると受精し、胞子体(2n)ができ、胞子(n)が増産されます。

蘚苔類は蘚類と苔類、角苔類に分類され、苔類はさらにゼニゴケ類とウロコゴケ類に分類。ゼニゴケ類といえば、世界に12科27属450種ほど、うち日本には9科18種39種ほどが知られています。


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ゴウヤとキュウリ

ビーグル号の航海日誌 2014年07月02日 23:06

140702_1632~02.jpg140702_1632~01.jpg140702_1631~01.jpg梅雨の晴れ間です。夏や野菜もぐんぐん成長します。旬の野菜を食する楽しさは格別です。

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シマヘビ(縞蛇)は太古の昔から

ビーグル号の航海日誌 2014年07月01日 23:59

120728シマヘビ@エコカフェ.JPG奈良の春日山山中でなんとシマヘビを見かけました。都市化の影響で数は減る傾向にあるといわれています。エコカフェでは自然観察会で山中に入ることも多いのですが、ヘビを見かける機会はほとんどないですね。[2012年7月28日撮影@奈良・京都視察@阿部]

シマヘビ(縞蛇、学名:Elaphe quadrivirgata (Boie))は有鱗目ヘビ亜目ナミヘビ科ナメラ属の爬虫類。日本固有種。分布は北海道、本州、四国、九州、大隅諸島、佐渡島、御蔵島伊豆諸島以北に及び、耕地や河川敷、草地、森林などに棲息。体長は80pから150pほど、体色は淡黄色に黒い縦縞模様4本が入り、腹板には模様はなく、クリーム色や黄色。ただし、縞模様の入らない固体や黒色化個体もあり、変異が多いようです。虹彩は赤色、瞳孔は縦長の楕円形。昼行性で木にはあまり登らない。食性は肉食、ネズミ、小鳥、トカゲ、カエル、ヘビなどを捕食し、共食いすることも報告されています。産卵期は7月から8月頃、4個から15個ほどの卵を産み、4、50日で孵化、卵番はメスの役割だそうです。

日本には4科19属39種(14亜種)が棲息し、うち日本固有種としてはシマヘビのほかアオダイショウマムシヤマカガシ、ジムグリ、タカチホヘビ、ヒバカリ、シロマダラの8種が知られます。昔のようには見られなくなっていますよね。


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