海浜植物、テリハノイバラ(照葉野茨)は眩しく

ビーグル号の航海日誌 2014年06月21日 00:13

140531テリハノイバラ@エコカフェ.JPG真鶴半島先端部の魚付き保安林を抜け海岸に出るとテリハノイバラの群落を見ることができます。名前の由来は葉に光沢があることにあります。この時期はちょうど花が咲いています。[2014年5月31日撮影:第20回自然観察会@阿部]

テリハノイバラ(照葉野茨、学名:Rosa luciae Rochebr. et Franch. ex Crép.)はバラ科バラ属の落葉つる性低木。分布は本州、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島、中国に及び、海岸や河川敷の礫地に多く、山間部ブナ帯の裸地や草地などにも自生。140531テリハノイバラ@エコカフェ.JPG草丈は15pから30pほど、主幹は地面を匍匐、又は、崖を下垂、枝には鉤形の棘がつく。葉は互生し、葉身4pから9pほどの奇数羽状複葉、小葉はクチクラ層が発達し厚く光沢、対から4対、葉身1、2pの楕円形か倒卵形で葉縁に歯牙がつきます。托葉は葉柄に合着し、葉縁に鋸歯がつき、先端には蜜腺をもちます。茎葉とも無毛です。花期は5月から7月頃、側枝が直立し先端に径約3.5pの白色の5弁花を咲かせます。雄蕊多数、雌蕊根元に綿毛が密生。果実は偽果、熟すと赤くなります。

海浜植物の多くは、塩分や乾燥から守るため、葉は無毛で光沢のあるクチクラ層を発達させる戦略を取っています。分かりやすい環境適応の一例でもあります。


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posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

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