オオベニシダ(大紅羊歯)は大型ベニシダに非ず

⇒自然観察会 2014年06月11日 20:34

140531オオベニシダ@エコカフェ.JPG真鶴半島の海岸に面した魚付き保安林の斜面地にベニシダに似ているがどことなく風合いの違うシダ植物がありました。調べてみると、オオベニシダらしいです。しばしば、ベニシダとも混生するようです。ソーラスの包膜が赤色のものをホホベニオオベニシダとしてオオベニシダの品種として扱うようです。[2014年5月31日撮影:第20回自然観察会@阿部]

オオベニシダ(大紅羊歯、学名:Dryopteris hondoensis Koidz.)はオシダ科オシダ属の常緑性シダ植物。140531オオベニシダ胞子のう群@エコカフェ.JPG分布は本州当方九地方南部以南、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、平地から山地の林下や林縁に自生。草丈は50pから80pほど、根茎は短く斜上。葉はやや硬い革質で光沢のない帯淡緑色。葉柄は藁色で褐色か暗褐色の披針形から狭披針形の鱗片がつき、葉身30pから50pほどの3角状広卵形で2回羽状複葉から3回羽状深裂、先は次第に狭くなり尖ります。羽片は10対から15対ほど、中軸は褐色で小さな鱗片がつきます。小羽片は無柄で広披針形から狭長楕円形で鋭頭か鈍頭、最下羽片の第一小羽片は隣より短いのが特徴です。胞子嚢群(ソーラス)は小羽片の中肋寄りにつき、包膜は全縁で白色、稀に赤色です。3倍体で無融合生殖します。

近縁種でよく似ているものに、ベニシダトウゴクシダがあるが、ベニシダの葉は光沢があり最下小羽片が切れ込まないこと、トウゴクシダの葉柄下部の鱗片は黒褐色で葉先が急に尖ること、などで区別が可能らしいです。


関連記事(ミウライノデ(三浦猪の手)は交雑種)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ