海浜植物、シロバナミヤコグサ(白花都草)

ビーグル号の航海日誌 2014年05月20日 22:50

140314シロバナミヤコグサ@エコカフェ.JPG八重山群島黒島の仲本海岸の琉球石灰岩地の砂浜でみた海浜植物にシロバナミヤコグサがあります。黄色い花をつける日本全国に自生するミヤコグサの仲間ですが、その白花品種ではなく別種とされています。[2014年3月14日撮影:八重山群島黒島@山崎]

シロバナミヤコグサ(白花都草、学名:Loutus australis Andr.))はマメ科ミヤコグサ属の多年草。分布は南西諸島喜界島以南、国外では熱帯アジアからオーストラリアに及び、海岸の砂浜に自生。140314シロバナミヤコグサ@エコカフェ.JPG草丈は20pから40pほど、茎は圧毛が生え、地表を匍匐します。葉は奇数羽状複葉、小葉は2対、葉身1.5pから2pほどの倒披針形、葉先はやや尖ります。花期は3月から4月頃、葉脇から散形花序をだし、長さ約1.2pの白色の花を4、5個咲かせます。果実は長さ4、5pほど、径約4oの円筒状の豆果です。

この仲間は根に共生根粒菌であるミヤコグサ根粒菌を共生させているため、厳しい環境下でも逞しく育つころができます。根粒菌に頼る植物のほとんどがフロンティア植物であるともされていますね。


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バリバリノキの戦略は

140315バリバリノキ@エコカフェ.JPG石垣島の於茂登岳山中でたびたび見かけた葉が細く特徴的な樹です。調べるとバリバリノキです。名前の由来は葉質が硬いため風で擦れるとバリバリと音がするとか、枝葉に油成分が多くバリバリとよく燃えることにあるようです。別名にアオカゴノキ(青籠の木)やアオガシ(青樫)ともいう。[2014年3月15日撮影:石垣島於茂登岳@山崎]

バリバリノキ(ばりばりの木、学名:Litsea acuminata (Blume) Kurata)はクスノキ科ハマビワ属の常緑高木。分布は本州千葉県以西、四国、九州、南西諸島に及び、常緑広葉樹林内(照葉樹林内)の適潤地に疎らに自生。樹高は15mほど、樹皮は灰褐色で皮目が点々、枝は余り分枝せず、葉は互生し枝先に集生します。葉は硬く無毛で有柄、葉身12pから25pほど、幅は15oから20oほどの披針形、全縁で波打ち葉先は尖ります。葉裏には褐色の細毛が散生、葉脈は隆起し、側脈は10対から15対もあります。花期は8月頃、雌雄異株、葉腋に散形花序をだし、淡黄色の小花をたくさん咲かせます。果実は長径約1.5pの長楕円形の漿果、翌年6月頃に黒紫色に熟します。

この樹は根元近くに細長いシュートをよく出して葉を展開させるのが特徴のようです。そのことは山地斜面の崩壊などがあっても親樹が倒れてもシュートの子樹が種を紡ぐ戦略を取っているからと考えられているのでしょう。


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