黒島のインドクジャクたちは

ビーグル号の航海日誌 2014年05月19日 22:19

140313インドクジャク@エコカフェ(黒島).JPG1980年代に小浜島のリゾートホテルから寄贈されたインドクジャク。台風により飼育小屋が壊れ逃げ出した数羽が野生化し今や数百羽にもなり、蝶が激減するなど島の生態系に影響を与えてしまっているという。箱わなによる駆除活動が続けられているそうです。写真は黒島研究所で飼育されている雄です。[2014年3月13日撮影:八重山群島黒島@山崎]

インドクジャク(印度孔雀、学名:Pavo cristatus Linnaeus)はキジ科クジャク属の陸鳥。分布はインド、スリランカ、ネパール南部、バングラデシュ西部に及び、山地の落葉樹林の森内や周辺などの地表に群れをつくって棲息。日本には観賞用として移入、一部で野生化。最大全長は230p、体重は雄で4sから6s、雌で3sから4sほど。雄の成鳥は尾羽基部の上面被う飾り羽が発達し、雌にアピールするために使われる。頭部や頸部は濃青色、体側面は青緑色、腹部は黒緑色の羽毛で被われ、冠羽の先端は青緑色、翼は青い光沢のある岐路色、初列風切は赤褐色です。雌の成長は全身が褐色、顔や腹部が帯淡褐色の白色の羽毛で被われ、冠羽の先端も褐色です。食性は雑食性、昆虫、節足動物、小型爬虫類、両生類、植物葉、果実、種子などです。群れは雄1羽と雌数羽からなり、昼行性、夜間は樹上で休みます。繁殖期は5月から8月頃、雄は単独で行動し求愛、産卵は茂みの中の窪み、産卵期間は28日前後、雌のみが育雛をするという。

黒島に人が善意で持ち込まれたものの、意図せず起きた台風による飼育小屋の崩壊。飼育管理の放棄が年月を経て農作物への被害や生態系への圧迫問題を惹起。程度こそ異なるが、小笠原のノヤギ、伊豆大島のキョンなどと同じです。行きつくところ、人間こそが彼らにとって、唯一の天敵となってしまうのです。


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黒島研究所を訪問して

140313黒島研究所若月さん@エコカフェ .JPG黒島研究所はNPO法人日本ウミガメ協議会の附属機関ですが、前身は1973年に設立された財団法人海中公園センター附属八重山海中公園研究所です。2002年にセンター閉鎖に伴い、2004年に名称を変え協議会が活動を継承したという。所長の若月さんのお話では、現在は調査研究活動に加え、教育普及活動にも力を入れているそうです。[2014年3月13日撮影:八重山群島黒島@山崎]

130413黒島研究所看板@エコカフェ.JPG140313アオウミガメ@エコカフェ.JPG黒島の砂浜に上陸・産卵するのはアカウミガメタイマイアオウミガメの3種だそうです。かつてはアカウミガメが優占種であったが、1989年に初めてアオウミガメの上陸・産卵があり、1994年以降は継続・定着、一方、アカウミガメについてはめっきり減少してしまったそうですまた、黒島におけるウミガメの上陸・産卵そのものが全体として減少傾向にあるそうです。その理由のひとつとして、黒島の西の浜に港が整備されたため南側で砂が流出し、上陸・産卵場所である砂浜が減少してしまっていることが明らかにされています

施設内には、かーみーかけ(亀かけ)の道具、民具、H2Aロケットの破片なども展示してあります。伺った時には戸外の飼育池を増設中であって、今後は多様なナマコの飼育・研究にも力を入れていくということでした。


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