シマツユクサ(島露草)は南方系

ビーグル号の航海日誌 2014年05月17日 19:17

120722シマツユクサ@エコカフェ.JPG琉球王国最高の聖地である久高島のヤグルガーへ向かう断崖途中、アダンモクビャッコウウコンハイマツクサトベラツワブキソナレムグラなどの海浜植物群の中で撮影した一輪のシマツユクサ。ピンボケでしたので仕舞い込んだままでしたが、どうも気になるので紹介します。[2012年7月20日撮影:久高島@山崎]

シマツユクサ(島露草、学名:Commelina diffusa Burm. fil.)はツユクサ科ツユクサ属の多年草。分布は九州南部、南西諸島、国外では熱帯・亜熱帯アジアに広く、日当たりの良い湿り気のある草地や水田の畔などに自生。愛知県、徳島県、静岡県でも自生の情報あり。草丈は20pから50pほど、茎基部でよく分枝し、地面を這って斜上。茎には節があり、節のある所から根を出します。葉は互生し茎を抱き、葉身5pから8pほどの披針形から卵状披針形、葉縁はやや波打ち、先は尖ります。平行脈が目立つ。花期は3月から8月頃、苞葉から1p突き出して淡青色の花を咲かせます。花径10oから15oほど、花弁3枚は同じ大きさです。また、地中に無開の「閉鎖花」つけ、自家受粉し、結実します。

ツユクサ(露草)との違いは、花が小ぶりだが花弁3枚とも同じ大きさであること、苞葉がツユクサよりやや大きく尖ること、果実は3室(ツユクサは2室)あること、で見分けるのは容易そうですね。


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第98回定例事務局MTGのご案内

130411アマミナツヅタ@エコカフェ奄美大島エコツアー_147s.jpg風薫る5月、森に入ると新緑で萌えているのを五感で感じることができるでしょう。感性は磨かないと鈍るものです。気づきや新鮮な驚きを失っていませんか。
連休前半に実施した「未開の森と南島をめぐる父島満喫の旅」は小笠原の魅力の再発見をする機会でもありました。来る5月31日に実施予定の「第20回自然観察会in真鶴半島」では海岸林の中で爽やかな潮風を思いっきり体感します。
今回は一般社団法人の設立に向けた準備についても議題といたします。


日 時:平成26年5月21日(水)19:00〜20:30
場 所:エコカフェ大手町会議室
    千代田区大手町2-6-2 日本ビル
    潟xネフィットワンソリューションズ内
テーマ:各自報告と一般社団法人の設立に向けた準備について
地 図:https://www.benefitone-solutions.co.jp/company/

連絡先:事務局(03-5280-2377またはinfo@ecology-cafe.net)までご連絡ください。


写真:奄美大島金作原原生林にて
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ミツバ(三つ葉)は香り高い

140504ミツバ@エコカフェ.JPG国立科学博物館附属自然教育園内の路傍植物コーナーからミツバを紹介します。山に入ると比較的よく見られるようですが、スーパーや八百屋の店頭で一年中売られているものは、農家によるハウス水耕栽培によります。[2014年5月4日撮影:自然教育園@山崎]

ミツバ(三つ葉、学名:Cryptotaenia canadensis (L.) DC. subsp. japonica (Hassk.) Hand.-Mazz.)はセリ科ミツバ属の多年草。分布は日本全土、国外では台湾、朝鮮半島、中国、サハリンなどに広く、山地の日陰の湿地に自生。草丈は30pから50pほど、茎は直立しよく分枝、根生葉は有長柄で茎を抱き、茎葉は互生し有柄で3出複葉、小葉は無柄で卵形、欠刻状鋸歯、先は尖ります。全草が無毛で平滑。花期は6月から8月頃、枝先に散形花序をだし、径約2oの白色の5弁花を咲かせます。果実は長径約5oの線状楕円形の2分果、隆条は低く縦線が入ります。

日本で食されるようになったのは室町時代以降、江戸時代に入り、貝原益軒による大和本草に取り上げられると、1697年(元禄10年)に栽培が推奨されたようです。香り成分はクリプトテーネンとミツバエン。和風ハーブとして人気があり、吸い物やなべ物、丼物の添え具、おひたしや和え物などにも使われます。


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カントウタンポポ(関東蒲公英)は

140504カントウタンポポ花@エコカフェ.JPG国立科学博物館附属自然教育園内の路傍植物コーナーからカントウタンポポを紹介します。今日、道端や空地、公園などで私たちの身近で目にしているタンポポの殆どがセイヨウタンポポ(西洋蒲公英)であると言われています。セイヨウタンポポは無性生殖で増殖するので繁殖力が旺盛です。[2014年5月4日撮影:自然教育園@山崎]

カントウタンポポ(関東蒲公英、学名: Taraxacum platycarpum Dahlst)はキク科タンポポ属の多年草、ニホンタンポポの一種。日本固有種。140504カントウタンポポ@エコカフェ.JPG分布は本州関東地方から中部地方に限り、日当たりの良い野原や丘陵地、道端、草地、人家近くなどに自生。草丈は5pから40pほど、陽光を求め長楕円形の切れ込みのある根生葉(ロゼット葉)を広げます。花期は3月から6月頃、中空の花茎を伸ばし、茎頂に径約3pから4pの黄色い舌状花からなる頭花を咲かせます。舌状花1つに花弁5枚が合着、中央に雌蕊1本、5本の雄蕊は合着。総苞片の外側は内側の1/2以下で密着し、先端に小さな角状突起がつくのが特徴です。果実は長さ2、3oの痩果で冠毛がつき、熟すと風散布します。

日本にはカントウタンポポの他、地域に固有変異のエゾタンポポ、シナノタンポトウカイタンポポ、カンサイタンポポなど約22種が知られています。分布域が重なると自然交雑種も誕生するので、予想以上にややこしいです。


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水主神社は神代から

140505水主神社@廣瀬n.jpg香川県大内町(現、東かがわ市)に「水主(みずし)」という地名があり、由緒ある水主神社がある。古くから大水主大明神が鎮座し、大水主御社として人びとの信仰を集めていた。創建は、文武・元明天皇の時代。現祭神は倭迹迹日百襲姫(日本書記)(夜麻登々母々曽毘売命(古事記))で大水主大明神の化身。神社本殿真後ろには孝霊神社、左右には熊野三社と国玉神社があります。[2014年5月5日撮影:香川県@広瀬]

社伝によると、弥生時代後期、西暦168年、倭迹迹日百襲姫は大和の黒田宮で孝霊天皇皇女として誕生。140505水主神社A@廣瀬n.jpg140505水主神社B@廣瀬n.jpg171年、女王卑弥呼の死後の度重なる争乱を避けるため、孝霊天皇の伯耆国への派遣にあわせ讃岐国に派遣、水主の里宮で成人を迎えるまで住んだとされる。姫は呪術に優れ、人びとに弥生米を与え、水源を教え、水路を整備し、雨祈で雨を降らせ、文化を興隆したとされます。成人になると高松の船山神社に移り、孝霊天皇のほうは吉備国平定のため吉備中山に移られたという。140505水主神社C@廣瀬n.jpg孝霊天皇を祀った孝霊神社があるのは姫が皇女であり、孝霊天皇もこの地を訪問しているためでしょう。

山上には姫の御陵といわれる古墳があり、境内の付近からは縄文時代の石器、弥生・古墳時代の土器が多数発見されています。時代は下り、室町時代に入ると、与田寺の増吽(ぞううん)僧正が熊野三社を勧請、水主三山(虎丸山・那智山・本宮山)と称するもその頃からであろう。


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エイザンスミレ(叡山菫)は茶目っ気

140511大岳山@中村.jpg140511エイザンスミレ@中村(大岳山).jpg奥多摩三山のひとつ大岳山(標高1267m)は、古くから農業の神、盗難の守護神として山岳信仰の対象であったという。花言葉は「茶目っ気」、エイザンスミレを紹介します。別名にエゾスミレともいいます。[2014年5月11日撮影:大岳山@中村敏之]

エイザンスミレ(叡山菫、学名:Viola eizanensis Makino)はスミレ科スミレ属の多年草。日本固有種。分布は北海道南西部、本州、四国、九州に及び、低山の道端や落葉樹林内に自生。草丈は5pから15pほど、根茎は短く、地上茎はない。根生葉は基部が葉柄状、葉身3pから6pほどの3深裂、各裂片はさらに細裂。花期は4月から5月頃、花柄をだし、径約1.5pから2pほどの花を横向き咲かせます。花の色は淡赤紫色から白色まで多様。唇弁は紫色の条が入り、先端中央に切れ込み、縁が波打ち、距の先がやや膨らむのが特徴です。果実は刮ハで熟すと下部が裂け、種子が散布されます。

スミレの仲間のうち葉が裂片なのは、エイザンスミレとヒゴスミレ、ナンザンスミレ、アカバナスミレなどが知られます。


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