カキツバタ(杜若)の美しさに

ビーグル号の航海日誌 2014年05月08日 21:49

140504カキツバタ花@エコカフェ.JPG国立科学博物館附属自然教育園内の水生植物園コーナーでは水辺にカキツバタが点々と咲いています。花言葉は「幸運がくる」「幸運」「雄弁」だそうです。コーナーには花が似ている別種のアヤメも咲いていました。[2014年5月4日撮影:自然教育園@山崎]

カキツバタ(杜若、燕子花、学名:Iris laevigata FISCH.)はキジカクシ目アヤメ科アヤメ属の多年草。環境省レッドリストで順絶滅危惧(NT)。分布は北海道、本州、四国、九州、郊外では朝鮮半島、中国、シベリアに及び、池沼の水辺湿地や水中に自生。140504カキツバタ@エコカフェ.JPG草丈は40pから90pほど、根茎は葡匐し分枝、葉は根際から生じ、葉身30pから70pほどの剣状広線形、中脈がない花期は5月から6月頃、花茎を伸ばし茎頂に青紫色の花を数輪咲かせます。花径は12pほど、内花披片3枚は細く直立、外花披片3枚は白色の目型模様が入り垂れ下ります。果実は長径約4pの3稜ある長楕円形の刮ハ、熟すと下部が裂け種子が散布されます。

古くは「カキツハタ」といい、花汁を搾って染料としたことから「カキツケハナ(掻付花)」の転化でしょうか。国内では開発により群生地は激減、小堤西池(刈谷市)、唐川湿原(鳥取市)、大田の沢(京都市)など10か所を数えるに過ぎないという。


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ナツヅタ(夏蔦)は旺盛に

140504ナツヅタ@エコカフェ.JPG国立科学博物館附属自然教育園内には、戦火から免れた照葉樹林がよく残されています。スダジイクロマツの大木も見られ、鬱蒼とした森をつくっています。そんな森で樹幹を這い上がりこんもりと見事な夏蔦を見かけることができます。[2014年5月4日撮影:自然教育園@山崎]

ナツヅタ(夏蔦、学名:Parthenocissus tricuspidata(Sieb. & Zucc.) Planch)はブドウ科ツタ属のつる性落葉広葉樹。140504ナツヅタ@エコカフェ.JPG分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、山野の林内や林縁に自生。樹高は20mほど、樹幹径約10p、葉は対生し有長柄、掌状に浅裂か3葉、葉身数pから10pほどの広卵形、葉縁に先端が芒状の鋸歯が疎らにつく。長枝と短枝があり、長枝には先端に吸盤のついた巻ひげが伸び、付着しながら攀じ登り、範囲を広げます。全体が覆われると長枝を出すことは停止し、葉をつける短枝のみを出すことになります。成長するに従い気根をだしてさらにしっかり付着するという。花期は6月から7月頃、短枝の葉と対生して長さ4pほどの集散花序をだし、目立たない黄緑色の小花をたくさん咲かせます。花は径約8o、花弁5枚、雄蕊5本、雌蕊花柱1本。果実は径約6oの球状の液果、紫紺色に熟します。

古くアマヅラ(甘葛)とも呼び、樹液を煮詰めたものを甘味料として利用したという。単に、ツタともモミジヅタとも呼ぶようです。


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