インドボダイジュ(印度菩提樹)は聖木

⇒エコツアー 2014年05月04日 23:04

140427インドボダイジュ@エコカフェ.JPG父島の製氷海岸にある小笠原海洋センター敷地内に大きなインドボダイジュがあります。インドボダイジュは、その木の下で釈迦が悟りを開いたとされる聖木なのです。なぜ、そこにあるのかは分かりませんでした。信仰深い人が植えたのでしょうか。[2014年4月27日撮影:未開の森と南島をめぐる父島満喫の旅@山崎]

インドボダイジュ(印度菩提樹、学名:Ficus religiosa L.)はイラクサ目クワ科イチジク属の半落葉高木。分布はインド、スリランカに及び、東南アジアの仏教寺院でよく植栽。樹高は20mほど、気根を垂らし、葉は広卵状披針形で先端が尾状に尖るのが特徴です。

他のイチジク属と同じように隣り合わせた木がある場合などは、気根が垂れ覆うことで、絞殺してしまうことがあるという。父島には絞殺しの木の代名詞、ガジュマルもよく見られます。


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ココヤシはたくさんの果実を

140427ココヤシ@エコカフェ.JPG小笠原諸島父島の製氷海岸にある小笠原海洋センター敷地内に立派なココヤシが1本ある。父島では戦前に南洋群島から種子を移入したことがあるという。このココヤシがその当時の子孫なのか、漂着した種子が発芽したものかは定かではないようだ。[2014年4月27日撮影:未開の森と南島をめぐる父島満喫の旅@山崎]

ココヤシ(ココ椰子、学名:Cocos nucifera L.)はヤシ目ヤシ科ココヤシ属の常緑高木。原産地はメラネシア、ヤシ科の中では最も利用価値が高く世界中の熱帯地域で栽培。140427製氷海岸@エコカフェ.JPG樹高は10mから30mほど、幹はやや斜上し(しばし途中で屈曲)、幹は平滑、葉は幹の先端に集生、単羽状複葉、葉身5m。花期は周年、葉腋から円錐花序をだし、雌雄異花で黄色、先端部に雄花、基部に雌花をつける。果実は緑色で長径約30pの楕円形、外側は繊維質の分厚い層、内側に堅い殻の種子(核果)があり、内部に固形胚乳層と液状胚乳が入っています。果実は海水に浮き海流散布します。

ココヤシの固形胚乳は生食することができるほか、ココナッツミルクなどに加工したり、油脂(ココナッツオイル)を採取することもできます。液状胚乳はココナッツジュースとして貴重な飲料になります。10年前に初めて訪問した時に美味しく飲んだのを覚えています。


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父島街中に植栽の外来種、ハマユウ

140427ハマユウ@エコカフェ(ビジターセンター).JPG小笠原諸島父島では街路樹や公園、広場の植栽に島外の植物が多く使われています。ハマユウ(ハマオモト)もそんなひとつのようです。写真は小笠原ビジターセンターの近くで植栽されていたものです。[2014年4月27日撮影:未開の森と南島をめぐる父島満喫の旅@山崎]

小笠原諸島の原生林は木本約64%(草本を含めると36%)が独自に分化・進化した固有種で構成されています。世界自然遺産に登録された評価基準「生態系」では、小笠原諸島の植物、陸産貝類において進化の過程がわかる貴重な証拠が残されているがあげられたことは記憶に新しいはずです。140427ハマユウ果実@エコカフェ.JPGトベラ、ムラサキシキブ、アデトウナ、シロテツ、モチノキ、イヌビワ、タブ、ハイノキなどがあげられます。

初めて父島を訪れた観光客は小笠原ビジターセンターを訪問したり、森のガイドの案内を受けたりしなければ、街中を歩いているだけではこの島が世界自然遺産にふさわしい特別な島であることを理解することは困難でしょう。ブーゲンビリアの赤い花が咲き、マダガスカルから移入されたオオギバショウやタコノキの仲間が道路沿いに植栽されているのですから....。


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枕状溶岩(ボニナイト)露岩に太古を

140428ボニナイト@エコカフェ.JPG小笠原諸島父島の小港海岸では枕状溶岩の巨大な露岩が見られます。これをボニナイト(無人岩)と呼んでします。枕の大きさが径約1mもある巨大なもので、次から次へと流れ出たため上下に押し潰されています。[2014年4月28日撮影:未開の森と南島をめぐる父島満喫の旅@山崎]

今から4800 万年前から数百万年かけて海面下3000mの海底でその事件は起こったとされる。太平洋プレートがフィリピンプレートへの沈み込に伴い、140428枕状溶岩と砂浜@エコカフェ(小港海岸).JPGフィリピン海プレート上に海溝に沿って孤状に海底火山の噴火が続き、マントル上層部の熱いマグマ(マグネシウムを多く含むマントルカンラン岩)が噴火により海水に触れ急速に冷やされ生じたものだそうです。枕の表層数pはガラス質で黒色化、内側には単斜エンスタタイト、かんらん石、オージャイト、古銅輝石が結晶化しています。単斜エンスタタイトは地球上ではボニナイトのみに含まれ、一般に隕石によく含まれる輝石といわれています。

ボニナイトは聟島列島及び父島列島の形成初期の段階につくられた岩石基盤であって、その後の地殻変動によって形状を保存されたまま押し上げられ現在の位置で見られると考えられます。


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タグ:小笠原 父島
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アマミナツヅタ(奄美夏蔦)は吸盤を

130411アマミナツヅタ@エコカフェ奄美大島エコツアー_147s.jpg奄美大島金作原原生林は亜熱帯照葉樹林の森と言われています。そこでは背の高い木性シダ植物のヒカゲヘゴがよく見られ、内地の照葉樹林とは異なる趣です。そんなヒカゲヘゴの樹幹を這い上るものに蔦があります。アマミナツヅタ、今ではキレカズラとも呼ぶそうです。[2013年4月12日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

アマミナツヅタ(奄美夏蔦、学名:Parthenocissus heterophylla (Bl.) Merrill.)はブドウ科ツタ属の落葉つる性木本。ツタの近縁種で鹿児島県では絶滅危惧U類(VU)。分布は奄美大島、徳之島、沖縄島、石垣島、国外では台湾、中国長江流域、インドシナ半島、インドネシアに及び、山野の岩や木に着生。樹丈は5mから20mほど、節から伸びる巻ひげは先が吸盤になり、密着し攀じ登り、葉は互生し、3出複葉や裂が入ったり、入らなかったりという。花期は4月から5月頃、葉腋から集散花序をだし、黄緑色の5弁の小花を複数咲かせます。果実は径6o前後の球形の液果、黒紫色に熟します。

ツタ属は世界にアジアから北アメリカにかけ15種類、日本にはアマミナツヅタのほか本州から九州までに自生するツタが知られます。ツタはアマヅラといって古くから樹液を甘味料として利用してきたという


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