海浜植物、ナンゴクハマウド(南国濱独活)

ビーグル号の航海日誌 2014年04月03日 21:35

140314ナンゴクハマウド花序@エコカフェ.JPG八重山群島黒島の海岸近くの草地でハマウドを見かけました。当初、ハマウドと思っていたのですが、葉厚な感じがしたので調べると、同種とする説と亜種でナンゴクハマウドとする説があるようです。ここでは、後者に従っておきます。[2014年3月14日撮影:黒島@山崎]

ナンゴクハマウド(南国濱独活、学名:Angelica japonica A.Gray. var. hirsutiflora (Liu,Chao& Chuang)Yamazaki)はセリ科シシウド属の多年草。分布は琉球列島以南、台湾に及び、砂浜や海岸近くの草地に自生。140314ナンゴクハマウド@エコカフェ(黒島).JPG草丈は1mから1.5mほど、葉は1、2回3出複葉で多肉質、小葉の葉身は2pから5pほどの三角状広卵形、葉縁に鋸歯、先は円頭。花期は2月から3月頃、茎先に5pから25pほどの複散形花序をだし、白色の小花をたくさん咲かせます。果実は広楕円形で翼がつきます。

基亜種ハマウドとの区別は野外ではほぼ無理で自生場所で推定するよりほかはないだろう。とすると以前紹介した宮古島で見たハマウドはナンゴクハマウドとすべきということになろう。


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タグ:黒島 広域種
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ケゼニゴケ(毛錢苔)は二刀流

140316ケゼニゴケ@エコカフェ.JPG千葉市大草谷津田の周辺のスギ二次林をぬう小道脇の斜面地でジャゴケと何やら子器に毛をつけたゼニゴケの仲間を確認しました。調べてみて分かったのですが、ケゼニゴケというようです。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

ケゼニゴケ(毛錢苔、学名:Dumortiera hirsuta (Sw.) Nees)はアズマゼニゴケ科ケゼニゴケ増の苔類。分布は日本全土(小笠原諸島を含む。)、世界各地に広く、低地の湿った土壌や岩上に生育。140316ケゼニゴケ@エコカフェ(大草谷津田).JPG草丈は3pから15pほど、幅は1pから2pほど、表面に微小な乳頭状の白い毛が密生。雌雄同株。秋頃、葉状体の先端に雌器托がつき、翌早春に柄を3pから5pほど伸ばすという。雌器床は円盤形で毛が生え、縁が幾つも浅裂。雄器床も葉状体の先端につき、円盤形で柄は極短く、周囲に長毛がつく。また、先端近くに小さな円形の杯状体ができ、中には多数の無性芽が形成されます。

名前の由来は、ゼニゴケに似ていること、雄器托に長毛がつくことにあるという。ケゼニゴケは胞子でも増殖し、無性芽でも増殖する二刀流のようです。


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