奄美の海は

ビーグル号の航海日誌 2014年04月11日 11:43

DSC_1068.jpgDSC_1064.jpg奄美大島は、今日も晴れ!
日差しが痛いくらいだが、風の爽やかさが気持ちいい!
海岸によって違う顔が見える奄美の海。

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タビビトノキ(旅人の木)は

140315オオギバショウ@エコカフェ.JPG石垣島の於茂登岳へのアクセス道路わきで見たオウギバショウ(扇芭蕉)。タビビトノキともいう。何とおしゃれな名前だろう。茎に溜まったに雨水を旅人が飲料水としたという。強靭なため沖縄では畑の防風林としてよく植えられるという。[2014年3月15日撮影:石垣島@山崎]

タビビトノキ(旅人の木、学名:Ravenala madagascariensis Sonnerat)はショウガ目ゴクラクチョウ科タビビトノキ属の常緑多年草。1属1種原産地はマダガスカル、乾燥地帯に自生。世界の熱帯・亜熱帯地域で広く栽培。草丈は10mから20mほど、葉は水平方向に互生し、葉柄2.5m、葉身2.5mほどの長楕円形(櫂形とも)、左右対称に扇状に並びます。成長に従って葉茎は落ち、ヤシのような樹幹ができます。花期は10月から12月頃、花には尖った嘴状の苞がつき、クリーム色、花弁と萼片は3枚、雄蕊6本、雌蕊1本。果実は刮ハで、熟すと下部が裂け、種子が重力散布します。

タビビトノキの送粉者はエリマキキツネザルだそうで、花序の構造と大きさと鼻口部の長さ、摂取方法などに相互関係があることから、両者の間での共進化が考えられるそうです。


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奄美大島は初夏の香り

ビーグル号の航海日誌 2014年04月10日 23:24

DSC_1047.jpgDSC_1041.jpg 東京も夏日の陽気でしたが、奄美大島の風は初夏のよう!
気持ちのいい風と景色に心も体も癒された!

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ハハコグサ(母子草)は古く草餅に

140316ハハコグサ@エコカフェ.JPG千葉市大草谷津田にある田んぼの畔にもようやく春がやってきたという。3月2日の大雪が解けたのが訪れた日の1週間前。畔にはカントウタンポポ、ヨモギ、ハハコグサなどが見られました。ハハコグサは春の七草のひとつで「御形(おぎょう)」とも呼ばれます。[平成26年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

ハハコグサ(母子草、学名:Gnaphalium affine Gnaphalium)はキク科ハハコグサ属の越年草。分布は中国、インドシナ、マレーシア、インドに広く、日本には古く麦の伝来とともに朝鮮半島経由で移入、人里の道端や水田畔などに自生。140316ハハコグサを観察風景@エコカフェ(寺中、玉木).JPG史前帰化植物丈は10pから30pほど、冬期はロゼット状の根出葉、春に茎を伸ばし根元でよく分枝、茎葉は2pから6pほどのへら形か倒披針形。葉と茎には白色の綿毛が生えます。花期は4月から6月頃、茎先に頭状花序をつけ、小さな筒状花の集合した頭花を多数つけます。両性花の周囲に細い雌花がつき、花柱は花冠より短く、総苞は球状鐘形、総苞片は淡黄色。果実は長径約0.5mmほどの長楕円形の痩果、長さ約2oほどの冠毛がつきます。

古く母子草は草餅の材料に使われたが、母子を臼と杵でつくのは縁起が良くないとされ、平安時代頃から次第に蓬が取って代わられたそうです。全草を細かく裁断し日干ししたものをお茶とし、咳止めや内臓によい健康茶とするそうです。


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ガジュマル(細葉榕)は絞殺しの木

140314ガジュマル@エコカフェ.JPG沖縄では防風や防潮のために植栽、「妖精の棲む木」とも信じられています。八重山群島の黒島でも牧草地の中に忽然とガジュマルの森が見られます。日陰をつくり、牛たちの休息場所になっているようです。[2014年3月14日撮影:黒島@山崎]

ガジュマル(細葉榕、学名:Ficus microcarpa L.f.)はイラクサ目イチジク属クワ科の常緑高木。分布は南西諸島、国外では東南アジアやインド、オーストラリアなどの熱帯地方に広く、海岸低地や山地、岸壁、樹上などに自生。樹高は20mほど、幹は多数分枝し、褐色の気根を多数垂らし、太りながら複雑に絡み合います。140314ガジュマル@エコカフェ.JPG成長した気根は岩やコンクリートさえ突き破り、他の木に宿った場合は絞殺してしまうことになります。枝には輪状の節ができ、葉は互生し革質で厚く、葉身5pから10pほどの楕円形か卵形で全縁、葉先は尖ります。花期は通年、枝先に径約7oの無花果状の陰頭花序をつけ、内部に雄花と雌花を多数咲かせます。果実(花嚢)は径約1pの無花果状、紅色か黒紫色に熟します。ヤエヤマオオコウモリや小鳥たちが好んで食べます。

ガジュマルの変種に尖閣諸島に自生する低木状で葉先が円頭のものが知られ、生け垣や盆栽として好まれるそうです。小笠原諸島の父島や母島などでは人為的に持ち込まれ、旧住居跡を覆い尽くすようにこんもり森をつくっています。


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タグ:黒島 広域種
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第97回定例事務局MTGのご案内

船長からのお知らせ 2014年04月09日 08:27

イルカ@エコカフェ.JPG葉桜の新緑が眩しさを優しくしてくれます。日に日に春が駆け抜けて行きます。
第9回エコカフェ・シンポジウムは多くの皆さまの参加をいただき、発表者のダイバーシティに刺激を得たのではないでしょうか。
エコカフェも6月には新しい姿を皆さまにご提案できるよう準備を進めております。
今回も前回同様、新たにオープンしたエコカフェ大手町会議室にて開催します。
入口などお間違えの無いようにお願いします。

日 時:平成26年4月16日(水)19:00〜20:30
場 所:エコカフェ大手町会議室
    千代田区大手町2-6-2 日本ビル
    潟xネフィットワンソリューションズ内
テーマ:新たなエコカフェを目指して 〜時代を創る〜
地 図:https://www.benefitone-solutions.co.jp/company/

連絡先:事務局(03-5280-2377またはinfo@ecology-cafe.net)までご連絡ください。


写真:母島沖合にて
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アカタテハ(赤立羽)の習性は

ビーグル号の航海日誌 2014年04月08日 20:56

140316アカタテハ@エコカフェ.JPG水が温み始め田んぼの水たまりではニホンアカガエルのオタマジャクシが群れています。千葉市大草谷津田の林縁を舞う蝶、アカタテハです。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

アカタテハ(赤立羽、学名:Vanessa indica (Herbst))はチョウ目アゲハチョウ上科タテハチョウ亜科タテハチョウ族アカタテハ属の中型の蝶。分布は北海道、本州、四国、九州、南西諸島、国外ではインドからオーストラリアに広く、森林周辺の日当たりのよい場所に生息。140316アカタテハ@エコカフェ.JPG開張は60o前後、前翅長は35oほど、前翅表は朱色の帯模様が入り、先端が黒地に白色の斑点がつき、後翅表はくすんだ褐色で朱色の縁取りになります。翅裏は灰褐色で白く細い網目模様が入ります。出現時期は年数回、早春から晩秋まで、盛夏には少ないという。越冬は成虫。幼虫は黒色で毛虫のように体表にたくさんの突起がつきます。幼虫の食草はカラムシヤブマオ、イラクサなどのイラクサ科です。成虫は花蜜、腐果、樹液などを食します。

幼虫は葉表を内側に糸で綴り隠れる習性があり、蛹になる時は下端の開いた巣をつくるという。注意深くイラクサの仲間を観察すると容易く幼虫を見つけることができるそうです。


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子どもたちはアオウミガメの行動観察を

IMGP0701.JPG2013年度12月のアオウミガメレポートです。小笠原諸島父島での小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の5年生の総合学習も9年目。子どもたちはアオウミガメのお世話の名人です。水槽清掃したり成長の様子を知るために計測しながらしっかり行動観察をしています。ついに解剖見学も。[12月詳細レポートはこちら⇒

・11月31日:定期測定&エサやり
・12月7日:給餌&アオウミガメの水槽清掃
141214解剖観察@エコカフェ.JPG・12月14日:解剖見学

子ガメの成長も個体によってまちまち。小さい子もちゃんと餌を食べられるようにエサやりも工夫をしないといけません。甲羅は藻がつきやすくしっかり磨かないとキュキュ。細かなところまで観察しながら総合学習は進みます。死亡した2頭の子ガメの解剖では内臓の様子をしっかり観察しました。


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アオサ(石蓴)は島民の命の源でも

ビーグル号の航海日誌 2014年04月07日 21:03

140314アオサ@エコカフェ.JPG八重山群島に属する隆起石灰岩の島、黒島の仲本海岸では潮が引いた時にアオサノリがたくさんとることができます。島の人たちはそれを洗ってたっぷりとき粉をつけ天ぷらにします。戦時中もよく食べたとか、又吉さん宅で御馳走になりましたがとても美味しいです。[2014年3月14日撮影:黒島@山崎]

アオサ(石蓴、学名:Ulva Linnaeus)はアオサ目アオサ科アオサ属の緑藻植物の総称。分布は日本を含む世界各地の沿岸に及び、潮の満ち引きのある浅い海の岩などに着生。140314アオサ@エコカフェ(黒島).JPGアオサの生活史は単相の配偶体と複相の胞子体の形体が外見上同じ。このため同形世代交代型ともいう。ここで解説です。胞子体(sporophyte[2n])が成熟すると辺縁にできた胞子嚢から減数分裂した4本の鞭毛をもつ遊走子(zoospore[n])が離れ、運動を停めると岩上などで発芽、成長し多細胞の配偶子体(gametophyte[n])となり、造精器に分化した配偶子嚢は雄性配偶子を生じ、造卵器に分化した配偶子嚢は雌性配偶子を生じ、配偶子嚢では減数分裂することなく成熟すると、2本の鞭毛を有する雌雄別の配偶子が遊離。これら雌雄が接合して胞子体(sporophyte[2n])に成長するという

子孫を残すための営みが終わると、つまり親個体は遊走子や配偶子を放出すると枯れてしまいます。このような生活史は陸上生物では全く見られず、緑藻類のほか褐藻類や紅藻類にも広く見られるものだと、第24回草花教室で学んだのを思い出します。


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タグ:黒島 広域種
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海浜植物、イソマツ(磯松)は潮風が好き

ビーグル号の航海日誌 2014年04月06日 17:34

140314ホソバワダンとイソマツ@エコカフェ.JPG八重山群島黒島の海岸は隆起珊瑚礁石灰岩礁が取り巻いています。仲本海岸も例外ではなく、加えて珊瑚砂も広がっています。岩礁の上部には海浜植物が果敢に進出しています。イソマツもそんな逞しい潮風が似合う植物です。一緒に写っているのはホソバワダンです。[2014年3月14日撮影:黒島@山崎]

イソマツ(磯松、学名:Limonium wrightii (Hance) Kuntze var. arbusculum (Maxim.) H. Hara.)はイソマツ科イソマツ属の小低木状の多年草。ウコンイソマツの変種、環境省レッドリストで絶滅危惧U類(VU)。140314イソマツ@エコカフェ.JPG分布は伊豆七島、南西諸島屋久島以南、小笠原諸島(聟島列島、父島、南島など)、国外では台湾に及び、海岸沿いの乾燥した琉球石灰岩上に自生。草丈は10cmから60cmほど、根生葉は1.5cmから5pほどのヘラ形で分厚く、全縁で鈍頭。古茎では鱗片状に割れ、松樹皮のよう。花期は8月9月頃、花茎を伸ばし、穂状花序をつけ、淡紅紫色の小花をたくさん咲かせます。小花は径2mmから6mmほどの鐘形、花冠は先が5裂、雄蕊5本、雌蕊1本、萼片は筒状で5裂。果実は刮ハで熟すと下部が破れ、種子を散布します。

イソマツの仲間は世界に250種超、日本にはセンカクハマサジ、タイワンハマサジ、ハマサジ、ウコンイソマツの4種、ウコンイソマツには2変種2品種が知られます。


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神戸の街には

ビーグル号の航海日誌 2014年04月05日 21:33

DSC_1015.jpg風見鶏は今日も風まかせ。

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桜と大阪城

DSC_1039.jpg散りかけの桜が儚げです。

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海浜植物、コウライシバ(高麗芝)

ビーグル号の航海日誌 2014年04月04日 06:11

140314コウライシバ@エコカフェ.JPG八重山群島黒島の仲本海岸は琉球石灰岩と珊瑚砂の砂浜が広がっています。岩礁をつくる琉球石灰岩上にはソナレムグラや磯天突きなどとともに、コウライシバのパッチがあちらこちらに見かけられます。[2014年3月14日撮影:黒島@山崎]

コウライシバ (高麗芝、学名:Zoysia pacifica (Goudswaard) Hotta & Kuroki)はイネ目イネ科シバ属の多年草。分布は九州南部、南西諸島、小笠原諸島、国外では台湾、東南アジア島嶼部、太平洋諸島(亜熱帯・熱帯)に広く、隆起石灰岩上や海浜の平坦部などに自生。140314モクビャッコウ@エコカフェ.JPG草丈は10cmから20pほど、茎は堅く走出枝を数本だし、節から直立茎をだし、葉は4、5枚が束生し非常に細く、内折りか管状に巻きます。直立茎はニ形、20pほど伸びるタイプとよく分枝し10cmほど伸びマット状になるタイプ。花期は6月から7月頃、総状花序に6個から12個ほど小穂をつけます。

日本にはコウライシバの他に、道端でよく見られるノシバ、九州以南の海岸で見られるコウシュンシバ、沖縄の海岸砂地に自生するコオニシバ、海岸砂地に自生するオニシバ、海岸砂地や塩湿地に自生するナガミノオニシバが知られます。


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海浜植物、ナンゴクハマウド(南国濱独活)

ビーグル号の航海日誌 2014年04月03日 21:35

140314ナンゴクハマウド花序@エコカフェ.JPG八重山群島黒島の海岸近くの草地でハマウドを見かけました。当初、ハマウドと思っていたのですが、葉厚な感じがしたので調べると、同種とする説と亜種でナンゴクハマウドとする説があるようです。ここでは、後者に従っておきます。[2014年3月14日撮影:黒島@山崎]

ナンゴクハマウド(南国濱独活、学名:Angelica japonica A.Gray. var. hirsutiflora (Liu,Chao& Chuang)Yamazaki)はセリ科シシウド属の多年草。分布は琉球列島以南、台湾に及び、砂浜や海岸近くの草地に自生。140314ナンゴクハマウド@エコカフェ(黒島).JPG草丈は1mから1.5mほど、葉は1、2回3出複葉で多肉質、小葉の葉身は2pから5pほどの三角状広卵形、葉縁に鋸歯、先は円頭。花期は2月から3月頃、茎先に5pから25pほどの複散形花序をだし、白色の小花をたくさん咲かせます。果実は広楕円形で翼がつきます。

基亜種ハマウドとの区別は野外ではほぼ無理で自生場所で推定するよりほかはないだろう。とすると以前紹介した宮古島で見たハマウドはナンゴクハマウドとすべきということになろう。


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タグ:黒島 広域種
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ケゼニゴケ(毛錢苔)は二刀流

140316ケゼニゴケ@エコカフェ.JPG千葉市大草谷津田の周辺のスギ二次林をぬう小道脇の斜面地でジャゴケと何やら子器に毛をつけたゼニゴケの仲間を確認しました。調べてみて分かったのですが、ケゼニゴケというようです。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

ケゼニゴケ(毛錢苔、学名:Dumortiera hirsuta (Sw.) Nees)はアズマゼニゴケ科ケゼニゴケ増の苔類。分布は日本全土(小笠原諸島を含む。)、世界各地に広く、低地の湿った土壌や岩上に生育。140316ケゼニゴケ@エコカフェ(大草谷津田).JPG草丈は3pから15pほど、幅は1pから2pほど、表面に微小な乳頭状の白い毛が密生。雌雄同株。秋頃、葉状体の先端に雌器托がつき、翌早春に柄を3pから5pほど伸ばすという。雌器床は円盤形で毛が生え、縁が幾つも浅裂。雄器床も葉状体の先端につき、円盤形で柄は極短く、周囲に長毛がつく。また、先端近くに小さな円形の杯状体ができ、中には多数の無性芽が形成されます。

名前の由来は、ゼニゴケに似ていること、雄器托に長毛がつくことにあるという。ケゼニゴケは胞子でも増殖し、無性芽でも増殖する二刀流のようです。


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春爛漫!

ビーグル号の航海日誌 2014年04月02日 11:22

DSC_1011.jpgDSC_1010.jpg満開の桜!
今夜から雨の予報…。今日で最後の見頃かな?

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ナガバジャノヒゲ(長葉蛇の髭)も薬用植物

140316ナガバジャノヒゲ果実@エコカフェ.JPG千葉市大草谷津田周辺のスギ二次林縁でヤブランとともにみられるナガバジャノヒゲ。指導員の山岸さんの説明によると、こちらもヤブランと同様に塊根を漢方として利用するそうです。碧色の種子が草叢に隠れた宝石のように美しいですね。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

ナガバジャノヒゲ(長葉蛇の髭、学名:Ophiopogon japonicus (L. fil.) Ker Gawl. var. umbrosus Maxim. in Mel.Biol.)はユリ科ジャノヒゲ属の常緑多年草。140316ナガバジャノヒゲ@エコカフェ.JPGジャノヒゲの変種。分布は北海道南部、本州、四国、九州、国外では東アジアに広く、山野の林内や林縁などに自生。葉は全て根生葉で叢生、ジャノヒゲのような走出枝は出さない。葉身30pから40pほどでジャノヒゲより長く、葉幅は2o前後と細い。花期は6月から7月頃、根生葉の間から花茎を伸ばし、穂状花序をつけ、白色か淡紫色の小花を下向きにたくさん咲かせます。小花は花被片6枚、雄蕊6本。果実は径約8oの球形、冬に熟すと果皮が脱落し、碧色の種子が露出します。

ジャノヒゲ属は世界では東アジアからインドにかけて約65種、日本ではノシラン、ジャノヒゲ、ナガバジャノヒゲのほか日本固有種のオオバジャノヒゲなどが知られます。


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ヤブラン(藪蘭)は薬用植物

140316ヤブラン@エコカフェ.JPG千葉市大草谷津田周辺に広がるスギ二次林縁で見られるヤブランとホソバジャノヒゲを紹介します。指導員の山岸さんに教えていただきました。どちらも塊根を乾燥させたものが、漢方「麦門冬(ばくもんどう)」として扱われ、強壮、咳止め、解熱、利尿やリウマチなどに効能があるそうです。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

ヤブラン(藪蘭、学名:Liriope muscari (Decne.) L.H.Bailey)はユリ科ヤブラン属の多年草。分布は本州関東地方以西、国外では東南アジアに広く、山地や浜にある半日陰の疎林内や林縁などに自生。根茎は太く、ひげ根があり、所々に小塊(塊根)がつく。葉は全て根生葉で叢生、濃緑色、葉身30pから50pほど、幅1p前後の線形、全縁で葉先は鈍頭。花期は8月から9月頃、根生葉の間から花茎を伸ばし、円柱状の花穂をつけ、多数の紫色の小花を咲かせます。小花は径約7o、2個から5個が集まり、上向きに平開、花被片6枚、雄蕊6本、雌蕊1本。果実は径約7oの球形、熟し果皮が破れ、黒い種子が露出します

名前の由来は藪に生育し葉がシュスランに似ていることにあるという。ちなみにシュスランは葉先が尖っているのが特徴です。似ているジャノヒゲは葉幅が約3oと細く、葉縁に細鋸歯があることで区別できます。もっとも種子ができていれば碧色であるのでより確かでしょう。


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シュレーゲルアオガエルの目覚め

⇒自然観察会 2014年04月01日 22:30

140316シュレーゲルガエル@エコカフェ(大草谷津田).JPG冬眠から目覚めたばかりのシュレーゲルアオガエル。すっかり痩せ細ってしまっていて動きもまだまだ緩慢だ。ここは大草谷津田、つい1週間前までは春雪が所々残っていた。ようやく遅い春が来た。田んぼの水たまりにはニホンアカガエルのオタマジャクシが一杯、これからが蛙たちの季節なのです。[2014年3月16日撮影:第19回自然観察会@山崎]

シュレーゲルアオガエル(学名:Rhacophorus schlegelii (Günther))はアオガエル科アオガエル属の蛙。日本固有種、IUCNレッドリストで経度懸念(LC)に指定。140316シュレーゲルガエル@エコカフェ.JPG分布は本州、四国、九州、五島列島に及び、水田や森林に生息。体長は雄では3pから4p、雌では4pから5.5pほど、体色は腹側で白っぽく、背中側で黄緑色、時に褐色化(保護色)。光彩は黄色。繁殖期(4月から6月頃)には、水田や湖沼に集結、水辺や土中に産卵。卵塊は泡で包まれ3pから10pほど、中には200個から300個ほどの卵が産みつけられます。食性は肉食性、昆虫類や節足動物などを食します。

名前の由来は、オランダのライデン王立自然史博物館長だったヘルマン・シュレーゲルにちなんだという。鳴き声が最も美しい蛙と言われています。


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ツマベニチョウ(褄紅蝶)は竹富町の蝶

140314ツマベニチョウ@エコカフェ.JPG竹富島の歴史的町並みの一角、民家の庭先のブーゲンビリアの花から花へとヒラリヒラリする蝶。ガイドのみっちゃんからツマベニチョウと聞く。竹富町の蝶で幸せを運ぶ蝶と信じられてるとか、シロチョウの仲間では最大級です。[2014年3月14日撮影:竹富島@山崎]

ツマベニチョウ(褄紅蝶、学名:Hebomoia glaucippe)はチョウ目アゲハチョウ上科シロチョウ科の南方系の蝶。分布は九州薩摩・大隅半島、南西諸島、国外では東南アジアの熱帯・亜熱帯に広く、草原や二次林、民家周辺などで生息。翅の開張は10p前後、翅に地色は白色(淡汚黄色)、前翅の先端には三角形の黒色の縁取りのある朱色の斑紋が入るが、雌では雄より黒い部分が多く斑紋は小さいという。幼虫は青虫で胸部が幅広く、体側に生じる警戒色(瑠璃色や赤色)の偽眼は蛇に擬態しているように見えまるという。幼虫の食草はギョボク。発生時期は通年(主に4月から11月頃)、4、5回発生。完全変態。成虫は飛翔力に優れているそうです。

ツマベニチョウに仲間の翅や幼虫には、イモガイと同じ神経に作用する猛毒コノトキシン(conotoxin)が含まれるという。この毒は抗毒血清がないので注意が必要です。綺麗なバラには棘があり、綺麗な蝶には毒がある、ということでしょうか。生き物たちの防御機能の獲得は進化のなかでも最も不思議な現象のひとつですよね。


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