ホソバコケシノブ(細葉苔忍)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月27日 23:25

130720ホソバコケシノブ@エコカフェ .JPG棒ノ折山(969m)白谷コースの崖土壌でみた複数種類のコケシノブの仲間。先にコウヤノコケシノブを紹介したので、ここではホソバのコケシノブを取り上げます。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@山崎]

ホソバコケシノブ(細葉苔忍、学名:Hymenophyllum polyanthos (Sw.) Sw.)はコケシノブ科コケシノブ属の小型の常緑性シダ植物。分布は本州、四国、九州、南西諸島、国外では熱帯・亜熱帯に広く、山地の湿った岩上や樹幹に自生。130720ホソバコケシノブ@エコカフェ.JPG草丈は3pから17pほど、根茎は褐色から黒色で細い針金状、褐色の毛が疎生。葉は2、3回羽状複葉で1層の細胞層からなり透けて脈が見えます。葉柄は長さ0.4pから8pほどで翼はつかず、葉身1pから13pほどの三角状卵形から倒卵形、披針形と多様で全縁です。羽片は4対から15対ほど、裂片は幅が狭く、軸に60度の角度でつき、先は円頭です。胞子嚢群(ソーラス)は葉身内側裂片の先につき、苞膜は2弁状です

よく似ているコケシノブとの違いは、ホソバコケシノブの葉は広く分裂し、葉がやや大きいことにあり、葉柄には翼がつくことはないという。生育場所で言えば、コケシノブは高山の岩上や朽木上に生育する傾向にあるそうです。


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ネズミノオゴケ(鼠の尾鱗)は

130323ネズミノオゴケ@エコカフェ第13回自然観察会in箱根_84_s.jpg箱根駒ヶ岳(標高1356m)から湯煙が上がり硫黄臭が立ち込める大涌谷に抜ける登山道脇の法面や樹幹などには多様な蘚苔類や地衣類が着生しています。写真はネズミノオゴケと推察します。名前の由来は枝葉の様子が鼠の尾っぽに似ていることにあります。[2013年3月23日撮影:第15回自然観察会@山崎]

ネズミノオゴケ(鼠の尾鱗、学名:Myuroclada maximowiczii (Borcz.) Steere et W.B.Schofield)はアオギヌゴケ科ネズミノオゴケ属の蘚類。分布は、北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、ロシア、ヨーロッパ、北アメリカ西部に広く、地上や岩上、樹木の根元などに群生。草丈は2pから4pほど、茎は8pほども地上を這い、不規則に分枝し枝が立ち上がります。葉は枝に覆瓦状に密につき、葉身1.5oから2oほどのお椀状の円形で微鋸歯、中肋は太く葉先は円頭か小突起状に尖ります。雌雄異株。胞子体の剳ソは20o前後、赤褐色で平滑、凾ヘ非対称な円筒形で斜上する。

蘚苔の世界は乾燥時と湿潤時でまったく異なる様相を示します。どちらにも柔軟に対応できる構造を有しています。奥が深いのです。


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