コムチゴケ(小鞭苔)は二叉に

ビーグル号の航海日誌 2014年02月18日 22:26

130720コムチゴケ@エコカフェ.JPG秩父山塊の東南の端に位置する棒ノ折山(標高969m)は東京近郊では屈指の蘚苔類観察の場所であると思う。渓流沿いの白谷コースは彼らにほどよい生息環境を提供している。コムチゴケもそんな住人のひとりです。周囲にはコウヤコケシノブやホソバコケシノブが群生しています。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@山崎]

コムチゴケ(小鞭苔、学名:Bazzania tridens (Reinw., Blume et Nees) Trevis.)はムチゴケ科ムチゴケ属の小型の苔類。雌雄異株。130720コムチゴケ@エコカフェ(棒ノ折山).JPG分布は本州、四国、九州、南西諸島、小笠原諸島、国外では東アジアから東南アジアに広く、常緑樹林の林下の土壌や岩上、樹幹に生息。茎長は1pから5pほど、幅は葉を含め2、3o、茎葉二叉状に分枝、葉は2形。茎葉は背側に扁平に密に重なり合い2列、葉身1.5o前後の舌形で葉先に歯が3つつきます。腹葉は背葉と茎の腹側につき透明(乾くと白濁)、葉身約0.4oの不定な四角形で全縁か鈍波状鋸歯がつくそうです。葉身細胞には、油体が4個から9個ほどを内包し、細胞の角が肥大したもの(トリゴン)があります

この仲間はコムチゴケの他に、国内にムチゴケ、ヤマトムチゴケ、フォーリームチゴケ、エゾムチゴケ、サケバムチゴケ、マエバラムチゴケ、ヨシナガムチゴケなど知られます。


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posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

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