ウスバゼニゴケ(薄葉錢苔)は1属1種

ビーグル号の航海日誌 2014年02月17日 23:17

130720ウスバゼニゴケ@エコカフェ.JPG秩父山海の東南の端にある棒ノ折山(標高969m)白谷コース、モスグリーンに包まれる渓流沿いの登山道です。崖土壌でみたゼニ苔の仲間、葉状体の形態からウスバゼニゴケとシャクシゴケが候補に、ここでは葉状体の色と大きさからウスバゼニゴケとしておきます。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@山崎]

ウスバゼニゴケ(薄葉錢苔、学名:Blasia pusilla L.)はウスバゼニゴケ目ウスバゼニゴケ科ウスバザニゴケ属の苔類。1属1種。分布は日本を含む北半球に広く、日当たりから半日陰の湿った土壌や崖土壌に自生。葉状体は薄く長さ1pから3pほど、幅3oから5oほど、二股に分枝し、裂片は浅く切れ込み半月型。葉状体の表面は淡緑色で暗緑色の小点があります。この小点にはネンジュモの1種である藍藻(Nostoc sphaericum Vauchi.)が共生しています。どのような過程を経て共生関係になっているかは不明。葉状体に生じる無性芽は、葉状体の先に生じるとっくり型の構造内にできるもの、葉状体の背面から生じる星型のもの、の2タイプあります。胞子体(朔)は卵形で4裂し、黄緑色の胞子を散布します。

ウスバゼニゴケ科にはもう1属1種で日本固有種のシャクシゴケ属のシャクシゴケが知られます。こちらの葉状体は長さ3pから10pほどで不透明な暗緑色だそうです。


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中野氷川神社は異次元の扉を

140216中野氷川神社@エコカフェ.JPG大雪の後片付けが進む午後、中野氷川神社の鳥居の前を通りかかった。氏子のひとりだろうか、参道の雪を綺麗に片づけていました。中野氷川神社は、土地の名から沼袋氷川神社とも呼ぶそうだ。御祭神は須佐之男命、稲田比売尊、大己貴尊の三柱が祀られていて、御利益も大きそうだ。鳥居脇のスダジイの大木の根元にちょんと羊歯が居座っている。[2014年2月16日撮影:中野氷川神社@山崎]

由緒は、1030年(長元3年)に、源頼信が平田忠常討伐の際に、武蔵一宮である大宮氷川神社より分霊勧請、祠を建てたことによる。旧中野村の総鎮守であったという。140216中野氷川神社鳥居@エコカフェ.JPG140216スダジイと着生シダ@エコカフェ.JPG伝承では、1477年(文明9年)、太田道灌が豊島泰経・泰明兄弟討伐の際に江古田原決戦に備えて当神社で戦勝祈願をし、凱旋後社殿を造営したという。江戸時代には、護摩修行、湯立神楽、獅子舞、相撲、力石くらべなどが行われ、一年を通じて賑わっていたという。もちろん、江戸時代に庶民の間で流行した庚申信仰に基づく庚申塚も残ります。境内には、北野神社、御嶽神社、塩竃神社が祀られています。

近隣は商業ビルや住宅街となってしまっているが、忽然と鳥居が現れ、参道が長く神聖な異次元の世界に導くかのようです。


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第2保護センターレポートA

image.jpeg今回はダトニオを飼育するにあたり、どのような設備なのかをご紹介しようと思います。
場所は千葉県某所、(防犯上の点から詳細は控えさせていただきます。)10坪の温室の中で飼育されています。気温は冷暖房で常に26度に設定されていますが、今後は現地の気候に合わせて日々変化を与える予定です。
メインタンクは横3メートル×奥行1.2メートル×深さ1メートルのコンクリートたたき池です。サイドがアクリルになっていて、ダトニオの様子をじっくり観察できるようになっています。
このメインタンクの上にオーバーフロー式の大型アクリル水槽が2つ置いてあります。この上下のタンク内は同じ水が流れていますので、もし、産卵!ということになっても、すぐに他のダトニオを移動することが出来るのです。
推測では卵生ではないかと考えていますので、孵化して稚魚になってから移動してもいいのかもしれません。
メインタンクの他にも、大小10くらいのタンクがセットされています。濾過はタンクグループごとに分けていますが、これは病気の発生などに備えて、あえて一括集中濾過にしませんでした。メインタンクの濾過は、かなり余裕のある作りで、物理&生物濾過が何種類も組み合わせて行われています。同じく絶滅危惧種であるアジアアロワナは、土壌成分から出るミネラルが繁殖の誘発につながるという考え方もあるようなので、濾過槽のなかに色々な鉱物などを入れられる場所を設けていたりもします。何がヒントで、何がきっかけになるのか、まったく手探りの状態ですが、ひとつひとつ研究を重ねて行こうと思います。

センター長:森田


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