レプラゴケは正体不明

ビーグル号の航海日誌 2014年02月16日 17:40

130720レプラゴケの仲間@エコカフェ(棒ノ折山).JPG秩父山塊の東南の端に位置する棒ノ折山(標高969m)白谷登山コースは渓流沿いに取り付いています。そこは地衣類や蘚苔類に覆われたモスグリーンの世界が広がっています。露岩を覆う地衣類の多くはヘリトリゴケやレプラゴケの仲間だったと思う。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@山崎]

レプラゴケ(レプラ苔、学名:Lepraria sp.)はレプラ属の不完全地衣類。不規則な痂状になるが、正体はよく分かっていないという。日本には分類の専門家もいないとも。130720レプラゴケの仲間@エコカフェ.JPG地衣類は菌類と藻類の共生生物。構成する菌類は、大半を子嚢菌類、残りを担子菌類。子嚢地衣類、担子地衣類と呼び、胞子形成のないもの(不完全地衣類)も存在。菌糸が形成する構造内部に共生する藻類は、シアノバクテリアや緑藻。共生レベルは機能的に多様・高度化。子実体の構造は菌類に起源、皿状の裸子器、壺状の被子器、細長い溝状のリレラの3種。同一地衣類であっても共生する藻類は多様。繁殖は胞子による有性生殖と粉状や粒状の芽子をつくる無性生殖、組み合わせ場合もある。一般に、地衣類の形態から葉状地衣類、痂状地衣類、樹状地衣類に分類、このブログでも参考

兎に角、人類が誕生する遥か昔、海から新天地である陸上を目指した生物、藻類は協力者として菌類を、菌類は光合成でエネルギーを生産・供給できる藻類を選択したことになるのです。途方もない物語りが始まったのです。

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マツゲゴケ(睫毛木毛)は大気汚染指標に

131207マツゲゴケ@エコカフェ.JPG甲斐国にある岩殿山(標高634m)山頂付近の樹幹に着生するウメノキゴケの仲間。写真はピンボケですが、地衣体裂片先に頭状の粉芽が確認できます。残念ながら目視できた睫毛のようなシリアは確認できません。外見からはマツゲゴケとオオマツゲゴケが推定されるが、ここではマツゲゴケとしておきます。[2013年12月7日撮影:第18回自然観察会@山崎]

マツゲゴケ(睫毛木毛、学名:Rimelia clavulifera (Räsänen) Kurok.)はウメノキゴケ科マツゲゴケ属の葉状地衣類。分布は日本、台湾、ネパール、パプア・ニューギニアに及び、低地から山地の樹幹や岩上に着生。地衣体の大きさは径10cmほど、背面は灰白色、裂片の先端に頭状のソラリア(菌糸を伴った藻類が集まった粉芽)がつき、ソラリアのない裂片先にはシリア(黒い睫毛状の構造物)がつきます。腹面は黒色でソラリアが付く裂片先端部は白っぽくなるという。ちなみに裂芽はできません。背面には微細な網目状に白斑があったり、亀裂があったりします。

ソラリアのある裂片先端部の腹面まで全て黒色のものをオオマツゴケというそうです。マツゴケ属は熱帯・亜熱帯を中心に温帯を含め、世界に17種が知られるという。日本には何種が自生しているのでしょうね。


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