岡山県下で初めて発見された…

⇒こどもたちと 2014年02月28日 18:01

エコカフェでは、岡山県玉野市にあるおもちゃ王国内に湿生植物学習センターを設置している。
2008年度より岡山理科大学の中村先生はじめ多くの学生さんたちにもご支援いただき、「昆虫調査隊」を開催してきた。
湿地に棲息する昆虫や植物を子ども達が観察し、発表するところまでを3回に分けて行なっている。
岡山理科大学の方は、その間子供達のサポートや自分達の研究も合わせて行なっている。
そんな中、昨年の湿地調査の際に岡山県内ではじめて発見された昆虫がみつかった。
「ベニイトトンボ」だ。
今回、見つかったベニイトトンボについて報告書がまとまったご連絡をいただいたので、ぜひご覧いただきたい。

岡山県下で初めて発見されたベニイトトンボ
130921おもちゃ王国 023.JPG

posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ホソバコケシノブ(細葉苔忍)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月27日 23:25

130720ホソバコケシノブ@エコカフェ .JPG棒ノ折山(969m)白谷コースの崖土壌でみた複数種類のコケシノブの仲間。先にコウヤノコケシノブを紹介したので、ここではホソバのコケシノブを取り上げます。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@山崎]

ホソバコケシノブ(細葉苔忍、学名:Hymenophyllum polyanthos (Sw.) Sw.)はコケシノブ科コケシノブ属の小型の常緑性シダ植物。分布は本州、四国、九州、南西諸島、国外では熱帯・亜熱帯に広く、山地の湿った岩上や樹幹に自生。130720ホソバコケシノブ@エコカフェ.JPG草丈は3pから17pほど、根茎は褐色から黒色で細い針金状、褐色の毛が疎生。葉は2、3回羽状複葉で1層の細胞層からなり透けて脈が見えます。葉柄は長さ0.4pから8pほどで翼はつかず、葉身1pから13pほどの三角状卵形から倒卵形、披針形と多様で全縁です。羽片は4対から15対ほど、裂片は幅が狭く、軸に60度の角度でつき、先は円頭です。胞子嚢群(ソーラス)は葉身内側裂片の先につき、苞膜は2弁状です

よく似ているコケシノブとの違いは、ホソバコケシノブの葉は広く分裂し、葉がやや大きいことにあり、葉柄には翼がつくことはないという。生育場所で言えば、コケシノブは高山の岩上や朽木上に生育する傾向にあるそうです。


関連記事(コウヤコケシノブ(高野苔忍)は忍耐強い)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ネズミノオゴケ(鼠の尾鱗)は

130323ネズミノオゴケ@エコカフェ第13回自然観察会in箱根_84_s.jpg箱根駒ヶ岳(標高1356m)から湯煙が上がり硫黄臭が立ち込める大涌谷に抜ける登山道脇の法面や樹幹などには多様な蘚苔類や地衣類が着生しています。写真はネズミノオゴケと推察します。名前の由来は枝葉の様子が鼠の尾っぽに似ていることにあります。[2013年3月23日撮影:第15回自然観察会@山崎]

ネズミノオゴケ(鼠の尾鱗、学名:Myuroclada maximowiczii (Borcz.) Steere et W.B.Schofield)はアオギヌゴケ科ネズミノオゴケ属の蘚類。分布は、北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国、ロシア、ヨーロッパ、北アメリカ西部に広く、地上や岩上、樹木の根元などに群生。草丈は2pから4pほど、茎は8pほども地上を這い、不規則に分枝し枝が立ち上がります。葉は枝に覆瓦状に密につき、葉身1.5oから2oほどのお椀状の円形で微鋸歯、中肋は太く葉先は円頭か小突起状に尖ります。雌雄異株。胞子体の剳ソは20o前後、赤褐色で平滑、凾ヘ非対称な円筒形で斜上する。

蘚苔の世界は乾燥時と湿潤時でまったく異なる様相を示します。どちらにも柔軟に対応できる構造を有しています。奥が深いのです。


関連記事(コナアカミゴケ(粉赤実苔)!?)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

コナアカミゴケ(粉赤実苔)!?

ビーグル号の航海日誌 2014年02月26日 00:46

130323コナアカミゴケ@エコカフェ第15回自然観察会in箱根.jpg箱根駒ヶ岳(標高1356m)から湯煙が上がり硫黄臭が立ち込める大涌谷に抜ける登山道脇の法面や樹幹などには多様な蘚苔類や地衣類が着生しています。写真の個体には子器がなく、キゴケの仲間のヤマトキゴケかと思ったが、生育している場所が岩上ではなく腐朽木の樹皮であることから、コナアカミゴケと推察されます。[2013年3月23日撮影:第15回自然観察会@山崎]

コナアカミゴケ(粉赤実苔、学名:Cladonia macilenta Hoffm.)はハナゴケ科ハナゴケ属の樹状地衣類。130323コナアカミゴケ@第15回自然観察会in箱根_40_s.jpg分布は本州、四国、九州に及び、低山から高地までの腐朽木や腐植土のある岩上地上に着生。子柄の長さは1pから3pほどで、時に分枝し、粉芽に覆われることが多く、その先端に赤褐色の子器をつけるそうです。

大涌谷まで下りると高山にある温泉地帯の地上に生育するイオウゴケが沢山見られます。なお、かつてコアカミゴケとして国内自生が紹介されているものはコナアカミゴケの間違いだそうです。コナアカミゴケは時に粉芽を欠くものもあるのだそうです。


関連記事(ハリガネキノリ(針金木海苔)は黒光り)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


タグ:箱根 地衣類
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

フルノコゴケ(古鋸苔)は小さい

ビーグル号の航海日誌 2014年02月25日 21:56

130323フルノコゴケ拡大@エコカフェ_第153回自然観察会in箱根.jpg箱根駒ヶ岳から大涌谷に抜ける登山道も多くの蘚苔類や地衣類を観察することができます。冬季は広葉樹が葉を落とし、足元の野草も枯れているので、樹幹や地上の蘚苔類がよく目につきます。乾燥しているため鮮やかなグリーンは期待できません。ここでは枯れた樹幹を這うフルノコゴケを紹介します。[2013年3月23日撮影:第15回自然観察会@山崎]

フルノコゴケ(古鋸苔、学名:Trocholejeunea sandvicensis (Gottsche) Mizut.)はクサリゴケ科フルノコゴケ属の苔類。130323フルノコゴケ@エコカフェ第15回自然観察会in箱根_s49.jpg分布は本州、四国、九州、沖縄、国外では朝鮮、中国、インド、ネパール、ブータン、ベトナム、ハワイに及び、低地から山地の樹幹や岩上に自生。植物体の長さは1pから2pほどの暗緑色から緑灰色、茎は不規則に分枝し、葉は2裂し折れ背片と腹片に分かれ、瓦状に密に重なります。背片長は1.2o前後の卵形から円形、全縁で円頭、乾燥時には鋸状に立ち、腹片長は背片の1/2ほどの半円形で上半分に不明瞭な低鋸歯が3個から5個つく。腹面の腹葉は葉身の2/3から1/2ほどの円形で全縁、葉身細胞はトリゴンが大きく、油体は細胞当たり30数個見られます。雌雄同株、春先、茎頂に花披がつき、雌苞葉は全縁、茎中程に雄苞葉がつきます。

冬場の蘚苔類の観察も新緑や梅雨空の頃とは一味も二味も違った趣があります。季節を変えて同じ場所を訪れるのもよいですね。


関連記事(スナゴケ(砂苔)は乾いた岩上に)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

スナゴケ(砂苔)は乾いた岩上に

ビーグル号の航海日誌 2014年02月24日 00:55

131005スナゴケ@エコカフェ(磐梯山).JPG昨年秋、猪苗代湖の北側に位置する会津磐梯山(標高1816m)登山は雲霧の中であった。時折り、雲霧が薄く途切れたりするので植生観察などもしっかり実施。ここでは露岩上にパッチを形成していたスナゴケを紹介します。晴れていればよく日が当たる所ですのでスナゴケとしました。[2013年10月5日撮影:第17回自然観察会@阿部]

スナゴケ(砂苔、学名:Racomitrium canescens(Hedw.)Brid.)はシッポゴケ目ギボウシゴケ科シモフリゴケ属の蘚類。分布は日本を含む北半球の温帯域から亜寒帯域に広く、河川や山地の日当たりのよい砂地や岩上、石垣などに群生。131005スナゴケ胞子体@エコカフェ(磐梯山) .JPG草丈は2pから3pほど、茎は直立し不規則に分枝、葉は1細胞の厚さで薄く、基部が卵形で広披針形に伸び、全縁で葉先に透明尖(芒)がつきます。雌雄異株、胞子体の形成は少ないという

写真(下)では胞子体が1個のみ、剳ソを伸ばし先に楕円形の凾つけています。凾ノ水滴が付いていてタマゴケの凾フように丸く見えるのが面白いですね。


関連記事(ミヤマスナゴケ(深山砂苔)の凾フ嘴は超長い)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ミヤマスナゴケ(深山砂苔)の凾フ嘴は超長い

ビーグル号の航海日誌 2014年02月23日 23:57

131006ミヤマスナゴケ@エコカフェ.JPG裏磐梯高原(標高約800m)には五色沼をはじめ大小500もの湖沼群が点在するという。青沼の近くの散策路脇でミヤマスナゴケがパッチをつくっていました。[2013年10月6日撮影:第17回自然観察会@阿部]

ミヤマスナゴケ(深山砂苔、学名:Racomitrium fasciculare(Hedw.)Brid.)はギボウシゴケ科シモフリゴケ属の鮮類。分布は日本を含む北半球に広く、山地や高地の日陰や比較的湿った岩上に自生。131006ミヤマスナゴケ胞子体@エコカフェ.JPG草丈は5pから6cmほどとやや大きく、葉は1細胞の厚さで薄く、基部が卵形で披針状に伸び、全縁で先は鈍頭か短く尖ります。葉身細胞は波状に肥厚し、葉先には透明尖が見られない。雌雄異株。胞子体は直立し先につく凾ノは長い嘴がつくのが特徴です

この仲間も葉身細胞の構造を顕微鏡やルーペで確認しながら同定する必要があるが、ここでは凾フ嘴が長いこと、比較的湿った岩上を好むことから、仮にミヤマスナゴケとした。


関連記事(エゾスナゴケ(蝦夷砂苔)が足元に)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ナミガタタチゴケ(波形立蘚)も群落を

130323ナミガタタチゴケ@エコカフェ第13回自然観察会in箱根_34.jpg箱根駒ヶ岳から大涌谷に抜ける登山道も多くの蘚苔類や地衣類を観察することができます。冬季は広葉樹が葉を落とし、足元の野草も枯れているので、樹幹や地上の蘚苔類がよく目につきます。乾燥しているため縮こまっているものが多いのが残念です。ここでは乾燥しかかっているナミガタタチゴケを紹介します。[2013年3月23日撮影:第15回自然観察会@山崎]

ナミガタタチゴケ(波形立蘚、学名:Atrichum undulatum (Hedw.) P.Beauv.)はスギゴケ科タチゴケ属の蘚類。130323登山道@エコカフェ第13回自然観察会in箱根_s37.jpg分布は北海道、本州、四国、九州、国外ではヨーロッパ、アフリカに広く、低地から高地までの半日陰の土上に自生。草丈は2pから5pほど、茎は直立し分枝しない。葉は暗緑色で薄く横皺が入り、葉身4mmから9mmほどの披針形、中肋が葉先まで伸び、葉縁に2細胞列の舷があって対の歯があるのが特徴です。乾燥すると巻縮します。胞子体は剳ソ長1pから4pほど、凾ヘ褐色の円筒形で帽は兜形で無毛です。

ここは登山道が大きく抉れているため、周囲から水分がゆっくりと染み出ているので水分条件がよいく蘚苔類の生育環境に向いているのでしょう。タチゴケ属には、日本ではナミガタタチゴケの他に、コナミガタタチゴケ、やや小型のムツタチゴケ、更に小さいヒメタチゴケ、微小なヤクシマタチゴケの5種が知られます。


関連記事(ヒメスギゴケ(姫杉苔)は山地法面に)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ヒメスギゴケ(姫杉苔)は山地法面に

2013_03_23_ヒメスギゴケ@エコカフェ第13回自然観察会in箱根_36_s.jpg箱根駒ケ岳は火山ドームであるため土鍋を逆さにしたような形状で山頂は緩やかに湾曲傾斜している。ハコネザサの生茂る登山道は多くの登山者の往来のためひどくえぐれて自然に法面ができ、湿度環境がよいのかそこには多様な蘚苔類が我先にと競っています。ここではヒメコスギゴケを紹介します。[2013年3月23日撮影:第15回自然観察会@阿部]

ヒメスギゴケ(姫杉苔、学名:Pogonatum neesii (Mull. Hal.) Dozy)はスギゴケ科ニワスギゴケ目の小型の蘚類。草丈は1.5cmから2pほど、茎は枝分かれせず伸び、茎は茎上部に密生、葉身3mmほどの紡錘形、葉縁に牙状鋸歯がつきます。コスギゴケによく似ているが、乾燥時に「の」の字に巻くのに対してそれほどきつく縮れないという。

コスギゴケとヒメコスギゴケの違いを確認するには、顕微鏡やルーペで薄板の端細胞は平面の形状を調べる必要があるそうです。円形ならばヒメコスギゴケ、楕円形ならばコスギゴケということが決定づけられるのです。ここでは仮置きとします。


関連記事(エゾスナゴケ(蝦夷砂苔)が足元に)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


タグ:箱根 蘚苔類
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ホソバカナワラビ(細葉鉄蕨)の群生

130608ホソバカナワラビ@エコカフェ.JPG伊豆半島城ヶ崎海岸にある「城ヶ崎ピクニカルコース」は海浜植物を観察しながら散策することができます。海岸林の林床にはホソバカナワラビの群落がよく見られます。[2013年6月8日撮影:城ヶ崎海岸@山崎]

ホソバカナワラビ(細葉鉄蕨、学名:Arachniodes aristata (Forst.) Tindale)はオシダ科カナワラビ属の常緑性シダ植物。分布は本州関東地方以西、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島、中国、台湾、フィリピン、オーストラリア、太平洋諸島に広く、沿岸部の山地の林下に自生。130608ホソバカナワラビ群生@エコカフェ.JPG草丈は50pから130cmほど、根茎葉は長く這い、葉柄21cmから40cmほどで藁色、鱗片は赤褐色で基部には密生。葉は光沢のある濃緑色で卵状五角形で3、4回羽状深裂、葉身20pから35pほど、羽片は3対から10対ほど、葉先は急に細く狭まる。頂羽片があって、最下羽片は下向きで第1小羽片が大きく長いのが特徴です。小羽片の鋸歯はやや芒状。胞子蓑群(ソーラス)は裂片の片縁と中肋の中間につき、苞膜は褐色で円腎形です。

この仲間にはオオカナワラビ、ハカタシダ、オニカナワラビ、コバノカナワラビ、ミドリカナワラビやそれらの交雑種が知られ、最下羽片の第1小羽片が大きく長くなるのが共通点です。


関連記事(ジンムジカナワラビ(神武寺鉄蕨)は交雑雑種)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

アカソ(赤麻)は帯赤褐色

ビーグル号の航海日誌 2014年02月22日 00:33

130720アカソ@エコカフェ.JPG棒ノ折山(標高969m)の登山道の林縁で見られるヤブマオの仲間。ここではアカソを紹介します。アカソは古来、麻の材料として使われた日本人に馴染みのある植物です。名前の由来は茎や花序軸が赤褐色を帯びるヤブマオ(藪苧麻)ということにあります。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@山崎]

アカソ(赤麻、学名:Boehmeria silvestrii)はイラクサ科ヤブマオ属の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州に及び、山地の道端や草原に自生。130720アカソ@エコカフェ(棒ノ折山).JPG草丈は50pから80pほど、茎は斜上、葉は対生し、葉身8pから20pほどの卵円形、葉縁に粗鋸歯、葉先は大きく3裂し、中央裂片は尾状に尖る。ただし、太平洋側の個体では明瞭でないケースもある。葉表裏にねた毛が疎生。花期は7月から9月頃、雌雄異花、茎上部の葉腋から雌花序、茎下部の葉腋から雄花序がつきます。雌花序は雄花序より小型で細く赤味を帯びます。果実は花被筒に包まれた長さ1.5oほどの倒広卵形、狭い翼があり、全面に短毛が生えます。

アカソには2倍体と3倍体が存在し、太平洋側では無融合生殖の3倍体、日本海側では有性生殖の2倍体も見られるという。また、茎や花序軸が帯赤色のものは、ほかにクサコアカソ、コアカソが知られます。


関連記事(メヤブマオ(姫藪苧麻)は多兄弟)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ

続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

早起きは三文の徳

ビーグル号の航海日誌 2014年02月21日 22:24

140221浅草一文本店@エコカフェ.JPG朝早く起きることは健康によく、その分僅かばかりの徳があるものだという。「三文」とは僅かばかりの意味です。江戸時代に庶民が飲んでいたとされるアルコール度数の低い「どぶろく」が六文で売られていました。

江戸時代の通貨は、金貨、銀貨、銭貨からなり、独立した通貨制度であって、それぞれの相場があったという。江戸時代を通じて品質が一定せず、時代がさがるとともに品質は落ち、通貨の輸送や保存にコストがかかったこと、140221浅草一文@エコカフェ.JPG地域によって飢饉などが発生したこと、などにより今日の通貨との価値換算はなかなか難しようです。少なからず、一般的には、食糧費は高く、賃金や土地はやすい傾向にあったといいます。

江戸っ子の「宵越しの金は持たねぇ」は、大火事が多く、質屋はあったが銀行の無い時代にあって、自転車操業のような生活が当たり前だったのでしょうか。落語談議にも花が咲きました。


関連記事(中野氷川神社は異次元の扉を)⇒
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ハリガネキノリ(針金木海苔)は黒光り

ビーグル号の航海日誌 2014年02月20日 00:28

110709ハリガネキノリ@エコカフェ(鳳凰三山) .jpg南アルプス赤石山脈支脈甲斐駒ヶ岳の南に伸びる鳳凰三山の薬師岳(標高2780m)からの下山途中の岩礫地でみた地衣類。シラビソらしき枯れ枝に着生する黒っぽいのがハリガネキノリ、灰緑色なのは別のサルオガセの仲間のようです。ここではハリガネキノリを紹介しましょう。[2011年7月10日撮影:鳳凰三山調査@阿部]

ハリガネキノリ(針金木海苔、学名:Alectoria nadvornikiana Mot)はサルオガセ科ホネキノリ属の地衣類。分布は亜高山帯、樹皮に着生。地衣帯は糸状に垂れ下がり、茎は細く表面は平滑で中空であって、二叉分岐を繰り返します。地衣体の表面は黒味のあるとび色で光沢があります。不定の小刺を生じないのが特徴という。

日本産のハリガネキノリ属は亜高山帯を代表する樹状地衣で、ハリガネキノリのほか、コフキオニノヒゲ、オニノヒゲ、フジキノリなどが知られます。


関連記事(ヤマヒコノリ(山彦海苔))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

第95回定例事務局MTG開催結果(速報)

船長からのお知らせ 2014年02月19日 22:00

140219第95回事務局MTG@エコカフェ.JPG2度あることは3度あるとうが、今回ははずれ、低気圧が陸から500kmも離れた太平洋上を通過したため、都心の雪は避けられるようです。今回は真保さんからJA全中「JA都市農村交流木曽研修会V〜外部連携のための基礎研修〜」に参加した報告がありました。外部プラットフォームに期待しているとのことでした。

ベネ・ワン村の「参加者募集プログラム」について集中的に議論し、社内資源の具体的な利活用の提案ができました。次回までにチラシ案やシナジー効果、インセンティブを重視した仕組みを整理することになりました。思考を広げる方法でなく、思考を目の前にある資源に集中させる方法で議論できたのは良かったのではないでしょうか。

第9回シンポジウムについては、3月29日(土)に開催することになりました。地球規模から日本列島をとりまく気候変動・異常気象や子どもたちの観察会の発表も予定しています。


関連記事(三木麻未さん報告「ハッチョウトンボの里調査隊」)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

コムチゴケ(小鞭苔)は二叉に

ビーグル号の航海日誌 2014年02月18日 22:26

130720コムチゴケ@エコカフェ.JPG秩父山塊の東南の端に位置する棒ノ折山(標高969m)は東京近郊では屈指の蘚苔類観察の場所であると思う。渓流沿いの白谷コースは彼らにほどよい生息環境を提供している。コムチゴケもそんな住人のひとりです。周囲にはコウヤコケシノブやホソバコケシノブが群生しています。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@山崎]

コムチゴケ(小鞭苔、学名:Bazzania tridens (Reinw., Blume et Nees) Trevis.)はムチゴケ科ムチゴケ属の小型の苔類。雌雄異株。130720コムチゴケ@エコカフェ(棒ノ折山).JPG分布は本州、四国、九州、南西諸島、小笠原諸島、国外では東アジアから東南アジアに広く、常緑樹林の林下の土壌や岩上、樹幹に生息。茎長は1pから5pほど、幅は葉を含め2、3o、茎葉二叉状に分枝、葉は2形。茎葉は背側に扁平に密に重なり合い2列、葉身1.5o前後の舌形で葉先に歯が3つつきます。腹葉は背葉と茎の腹側につき透明(乾くと白濁)、葉身約0.4oの不定な四角形で全縁か鈍波状鋸歯がつくそうです。葉身細胞には、油体が4個から9個ほどを内包し、細胞の角が肥大したもの(トリゴン)があります

この仲間はコムチゴケの他に、国内にムチゴケ、ヤマトムチゴケ、フォーリームチゴケ、エゾムチゴケ、サケバムチゴケ、マエバラムチゴケ、ヨシナガムチゴケなど知られます。


関連記事(ウスバゼニゴケ(薄葉錢苔)は1属1種)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ウスバゼニゴケ(薄葉錢苔)は1属1種

ビーグル号の航海日誌 2014年02月17日 23:17

130720ウスバゼニゴケ@エコカフェ.JPG秩父山海の東南の端にある棒ノ折山(標高969m)白谷コース、モスグリーンに包まれる渓流沿いの登山道です。崖土壌でみたゼニ苔の仲間、葉状体の形態からウスバゼニゴケとシャクシゴケが候補に、ここでは葉状体の色と大きさからウスバゼニゴケとしておきます。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@山崎]

ウスバゼニゴケ(薄葉錢苔、学名:Blasia pusilla L.)はウスバゼニゴケ目ウスバゼニゴケ科ウスバザニゴケ属の苔類。1属1種。分布は日本を含む北半球に広く、日当たりから半日陰の湿った土壌や崖土壌に自生。葉状体は薄く長さ1pから3pほど、幅3oから5oほど、二股に分枝し、裂片は浅く切れ込み半月型。葉状体の表面は淡緑色で暗緑色の小点があります。この小点にはネンジュモの1種である藍藻(Nostoc sphaericum Vauchi.)が共生しています。どのような過程を経て共生関係になっているかは不明。葉状体に生じる無性芽は、葉状体の先に生じるとっくり型の構造内にできるもの、葉状体の背面から生じる星型のもの、の2タイプあります。胞子体(朔)は卵形で4裂し、黄緑色の胞子を散布します。

ウスバゼニゴケ科にはもう1属1種で日本固有種のシャクシゴケ属のシャクシゴケが知られます。こちらの葉状体は長さ3pから10pほどで不透明な暗緑色だそうです。


関連記事(ジャゴケ(蛇苔)の小さな協奏曲)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

中野氷川神社は異次元の扉を

140216中野氷川神社@エコカフェ.JPG大雪の後片付けが進む午後、中野氷川神社の鳥居の前を通りかかった。氏子のひとりだろうか、参道の雪を綺麗に片づけていました。中野氷川神社は、土地の名から沼袋氷川神社とも呼ぶそうだ。御祭神は須佐之男命、稲田比売尊、大己貴尊の三柱が祀られていて、御利益も大きそうだ。鳥居脇のスダジイの大木の根元にちょんと羊歯が居座っている。[2014年2月16日撮影:中野氷川神社@山崎]

由緒は、1030年(長元3年)に、源頼信が平田忠常討伐の際に、武蔵一宮である大宮氷川神社より分霊勧請、祠を建てたことによる。旧中野村の総鎮守であったという。140216中野氷川神社鳥居@エコカフェ.JPG140216スダジイと着生シダ@エコカフェ.JPG伝承では、1477年(文明9年)、太田道灌が豊島泰経・泰明兄弟討伐の際に江古田原決戦に備えて当神社で戦勝祈願をし、凱旋後社殿を造営したという。江戸時代には、護摩修行、湯立神楽、獅子舞、相撲、力石くらべなどが行われ、一年を通じて賑わっていたという。もちろん、江戸時代に庶民の間で流行した庚申信仰に基づく庚申塚も残ります。境内には、北野神社、御嶽神社、塩竃神社が祀られています。

近隣は商業ビルや住宅街となってしまっているが、忽然と鳥居が現れ、参道が長く神聖な異次元の世界に導くかのようです。


関連記事(小さな親切から、一日一善)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

第2保護センターレポートA

image.jpeg今回はダトニオを飼育するにあたり、どのような設備なのかをご紹介しようと思います。
場所は千葉県某所、(防犯上の点から詳細は控えさせていただきます。)10坪の温室の中で飼育されています。気温は冷暖房で常に26度に設定されていますが、今後は現地の気候に合わせて日々変化を与える予定です。
メインタンクは横3メートル×奥行1.2メートル×深さ1メートルのコンクリートたたき池です。サイドがアクリルになっていて、ダトニオの様子をじっくり観察できるようになっています。
このメインタンクの上にオーバーフロー式の大型アクリル水槽が2つ置いてあります。この上下のタンク内は同じ水が流れていますので、もし、産卵!ということになっても、すぐに他のダトニオを移動することが出来るのです。
推測では卵生ではないかと考えていますので、孵化して稚魚になってから移動してもいいのかもしれません。
メインタンクの他にも、大小10くらいのタンクがセットされています。濾過はタンクグループごとに分けていますが、これは病気の発生などに備えて、あえて一括集中濾過にしませんでした。メインタンクの濾過は、かなり余裕のある作りで、物理&生物濾過が何種類も組み合わせて行われています。同じく絶滅危惧種であるアジアアロワナは、土壌成分から出るミネラルが繁殖の誘発につながるという考え方もあるようなので、濾過槽のなかに色々な鉱物などを入れられる場所を設けていたりもします。何がヒントで、何がきっかけになるのか、まったく手探りの状態ですが、ひとつひとつ研究を重ねて行こうと思います。

センター長:森田


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

レプラゴケは正体不明

ビーグル号の航海日誌 2014年02月16日 17:40

130720レプラゴケの仲間@エコカフェ(棒ノ折山).JPG秩父山塊の東南の端に位置する棒ノ折山(標高969m)白谷登山コースは渓流沿いに取り付いています。そこは地衣類や蘚苔類に覆われたモスグリーンの世界が広がっています。露岩を覆う地衣類の多くはヘリトリゴケやレプラゴケの仲間だったと思う。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@山崎]

レプラゴケ(レプラ苔、学名:Lepraria sp.)はレプラ属の不完全地衣類。不規則な痂状になるが、正体はよく分かっていないという。日本には分類の専門家もいないとも。130720レプラゴケの仲間@エコカフェ.JPG地衣類は菌類と藻類の共生生物。構成する菌類は、大半を子嚢菌類、残りを担子菌類。子嚢地衣類、担子地衣類と呼び、胞子形成のないもの(不完全地衣類)も存在。菌糸が形成する構造内部に共生する藻類は、シアノバクテリアや緑藻。共生レベルは機能的に多様・高度化。子実体の構造は菌類に起源、皿状の裸子器、壺状の被子器、細長い溝状のリレラの3種。同一地衣類であっても共生する藻類は多様。繁殖は胞子による有性生殖と粉状や粒状の芽子をつくる無性生殖、組み合わせ場合もある。一般に、地衣類の形態から葉状地衣類、痂状地衣類、樹状地衣類に分類、このブログでも参考

兎に角、人類が誕生する遥か昔、海から新天地である陸上を目指した生物、藻類は協力者として菌類を、菌類は光合成でエネルギーを生産・供給できる藻類を選択したことになるのです。途方もない物語りが始まったのです。

関連記事(国立科学博物館植物研究部)⇒


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

マツゲゴケ(睫毛木毛)は大気汚染指標に

131207マツゲゴケ@エコカフェ.JPG甲斐国にある岩殿山(標高634m)山頂付近の樹幹に着生するウメノキゴケの仲間。写真はピンボケですが、地衣体裂片先に頭状の粉芽が確認できます。残念ながら目視できた睫毛のようなシリアは確認できません。外見からはマツゲゴケとオオマツゲゴケが推定されるが、ここではマツゲゴケとしておきます。[2013年12月7日撮影:第18回自然観察会@山崎]

マツゲゴケ(睫毛木毛、学名:Rimelia clavulifera (Räsänen) Kurok.)はウメノキゴケ科マツゲゴケ属の葉状地衣類。分布は日本、台湾、ネパール、パプア・ニューギニアに及び、低地から山地の樹幹や岩上に着生。地衣体の大きさは径10cmほど、背面は灰白色、裂片の先端に頭状のソラリア(菌糸を伴った藻類が集まった粉芽)がつき、ソラリアのない裂片先にはシリア(黒い睫毛状の構造物)がつきます。腹面は黒色でソラリアが付く裂片先端部は白っぽくなるという。ちなみに裂芽はできません。背面には微細な網目状に白斑があったり、亀裂があったりします。

ソラリアのある裂片先端部の腹面まで全て黒色のものをオオマツゴケというそうです。マツゴケ属は熱帯・亜熱帯を中心に温帯を含め、世界に17種が知られるという。日本には何種が自生しているのでしょうね。


関連記事(カラクサゴケ(唐草苔)!?)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

カラクサゴケ(唐草苔)!?

ビーグル号の航海日誌 2014年02月15日 15:05

131207カラクサゴケ@エコカフェ.JPG山梨県にある岩殿山(標高634m)の山中で見たコナラの樹幹についたウメノキゴケの仲間。調べてみるとトゲウメノキモドキにも似ていますが、ひとまずカラクサゴケとしておきます。[2013年12月7日撮影:第18回自然観察会@山崎]

カラクサゴケ(唐草苔、学名:Parmelia squarrosa Hale)はウメノキゴケ科カラクサゴケ属の葉状地衣類。分布は低地から高山まで及び、樹皮や岩上に着生。地衣体は灰白色、径20pほどのほぼ円形(時として不正)に伸び、粉芽はなく円筒状の裂芽をつけます。裂片の背面には不整形の白紋が入ります。地衣体腹面は黒色で縁部では褐色。偽は黒色、スカロース形に分枝します

そもそも日本産ウメノキゴケ科には8属約130種が知られるそうです。この科に関する研究は進んでいるが、種の数が多く分類が難しいとされています。地衣体が葉状だけではなく鱗片状のものもあるんだそうです。


関連記事(ナメラカラクサゴケは地衣類)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ホラシノブ(洞忍)は逞しい

120526ホラシノブ@エコカフェ.JPG日本列島太平洋側で大雪。東京は明け方からは雨。水分を多く含んだ雪の重みで電線がやられ停電も発生。自然を考えるよいきっかけにもなる。毎年通っている三宅島、写真の整理に勤しむ。山中の切通しの崖地にシシガシラユノミネシダとともにもう1種が身を寄せていた。調べるとピンボケだがホラシノブらしい。もう一枚はハマホラシノブとの中間型かも。[2012年5月26日撮影:第4回エコカフェみんなの森づくり@阿部]

120526シシガシラと@エコカフェ.JPGホラシノブ(洞忍、学名:Sphenomeris chinensis (L.) Maxon)はウラボシ目ホングウシダ科ホラシノブ属の常緑性シダ植物。分布は本州東北地方南部以南、四国、九州、南西諸島、小笠原諸島、国外ではポリネシア、東南アジア、南アジア、マダガスカルまで広く、山地の日当たりのよい場所に自生。草丈は20cmから80cmほど、根茎は短く這い、暗褐色の鱗片がつく。葉はしばしば束生し、葉柄は20pから30pほど、緑色だが基部で帯褐色、葉身20pから50pほどの3、4回羽状複葉、先は細る。羽片は有短柄で15対から20対、卵状披針形。最終小羽片の裂片幅約4mmで先は鈍頭。胞子嚢群(ソーラス)は裂片先端縁に爪状、苞膜はポケット形です

日本では近縁種に本州中部地方以南の海岸近く自生するハマホラシノブ、八重山固有種のヒメホラシノブ、奄美大島固有種のコビトホラシノブが知られています。道端でよき見かけるタチシノブは全く異なるグループです。


関連記事(オオキジノオ(大雉の尾)は大きい)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

キウメノキゴケ(黄梅の木木毛)は大気汚染指標に

ビーグル号の航海日誌 2014年02月14日 20:00

131207キウメノキゴケ@エコカフェ.JPG甲斐国にある岩殿山(標高634m)山頂には戦国時代には山城があった。山中二次林を抜けると自然林も多く残っている。それらの樹幹には多くの地衣類が着生しているのが見られる。キウメノキゴケもそんなひとつでしょう。[2013年12月7日撮影:第18回自然観察会@山崎]

キウメノキゴケ(黄梅の木木毛、学名:Parmelia caperata (L.) Hale)はウメノキゴケ科ウメノキゴケ属の小型の葉状地衣。131207キウメノキゴケ@エコカフェ(中央).JPG分布は北海道、本州、四国、九州、国外では北米、ヨーロッパ、アフリカと広く、低地から低山の樹幹や岩上に着生。地衣体の大きさは数p、は灰白色のウメノキゴケに似るが、ウスニン酸を含むために背面はやや黄色っぽい灰白緑色になります。腹面は黒色で裂片周辺部は褐色になります。背面の地衣体中央部には粉芽になるパスチュールという栄養生殖器官が輪状に突起します。裂芽は生じません。偽根は単一。短いシリアをつけます。

ウメノキゴケの仲間は大気汚染に敏感であることから、キウメノキゴケも大気汚染指標として利用されています。要するに岩殿山周辺は空気が綺麗とということになります。


関連記事(ナガサルオガセ(長猿尾枷)の神秘性)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ナンゴクウラシマソウ(南国浦島草)はどこに

ビーグル号の航海日誌 2014年02月13日 22:36

081109ナンゴクウラシマソウ@エコカフェ.JPG屋久島の山地の深い森でみたマムシグサの仲間。弱々しい個体でしたが、調べてみたらナンゴクウラシマソウのようです。記憶を辿るしかないのですがウラシマソウのように釣糸を垂らしていました。[2008年11月9日撮影:屋久島エコツアー@阿部]

ナンゴクウラシマソウ(南国浦島草、学名:Arisaema thunbergii Blume)はサトイモ科テンナンショウ属の多年草。分布は本州中国地方(広島、山口)、四国、九州、国外では朝鮮半島島嶼部に及び、平地から低山地の湿った木陰に自生。草丈は50pほど、葉は通常1枚で鳥足状に11枚から17枚の小葉がつきます。小葉の主脈は白い筋状、葉身8pから25pほどの長楕円形、葉先は尖ります。花期は1月から3月頃、雌雄異株、花茎は10pから20pほど、濃紫色の仏炎苞は長さ5pから8pほど、口辺部が張出し、肉穂花序の先に釣糸のように長い付属体が垂れ下がります。付属体の下部には縦皺が入るのが特徴です。果実は液果で赤く熟します。

ナンゴクウラシマソウ亜種に北海道南部、本州、四国に分布する日本固有種のウラシマソウがあります。こちらは花序の基部が平滑であることから区別されるそうです。


関連記事(マムシグサ(蝮草)の不思議)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

オオキジノオ(大雉の尾)は大きい

120722オオキジノオ@エコカフェ.JPG知念岬にある斎場御嶽の深い森、亜熱帯照葉樹林の林下や林縁、石灰岩の岸壁には少なからずシダ植物が展開しています。オオキジノオもそんなひとつです。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

オオキジノオ(大雉の尾、学名:Plagiogyria euphlebia (Kunze) Mett.)はキジノオシダ科キジノオシダ属の大型の常緑性シダ植物。分布は本州関東地方以西、四国、九州、南西諸島、国外では朝鮮半島(済州島)、中国中南部、台湾、フィリピン、インドシナ半島、インド、ネパールに広く、山地の湿った斜面などに自生。草丈は40pから100pほど(時に200p)、根茎は太く斜上、葉は叢生し1回羽状複葉で革質、栄養葉と胞子葉の二形。栄養葉の葉柄は25pから75pほど、羽片は有柄だが上部では羽片基部下側が広く中軸に沿着、全縁か波状縁で先が急に狭まり微鋸歯、頂羽片がつく。胞子葉は栄養葉より高く、羽片は有柄で細く線形。胞子嚢群(ソーラス)は胞子葉の羽軸沿いにつく。

この仲間には国内分布が本州東北地方から奄美大島までのキジノオシダ(羽片がほぼ無柄で上部羽片上側が広く中軸に沿着)や本州伊豆半島以西から南西諸島のタカサゴキジノオ(頂羽片が不明瞭)が知られます。なかなか奥が深いようです。


関連記事(ヤマソテツ(山蘇鉄))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

覆い被さるようなオオメシダ(大雌羊歯)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月12日 23:35

100619オオメシダ@エコカフェ.JPG川苔山(標高1364m)へ向かい林道の法面は多様なシダ植物が生い茂っています。ひときわ大きなオオメシダもそのひとつです。[2010年6月19日撮影:川苔山@阿部]

オオメシダ(大雌羊歯、学名:Deparia pterorachis (Christ) M.Kato)はイワデンタ科オオシケシダ属の大型の夏緑性シダ植物。分布は本州中部地方以北、北海道に及び、山地から亜高山帯の湿った林下や林縁に自生。草丈は80pから200p近く、根茎は塊状、葉は混生し、葉柄40pから80pほどで基部は太く鱗片が密、葉身50pから100pほどの長楕円形から広披針形。2回羽状深裂、羽片は15対から20対ほどつきます。胞子嚢群(ソーラス)は裂片の裏側中肋と片縁の中間に1列並ぶ。形は長楕円形、鉤形、馬蹄形が混在し、包膜が残ります

似ているものにオシダやミヤマメシダなどがあるが、オオメシダは羽片が完全に切れ込まずに、羽軸に沿って翼のように連続して繋がっているのが特徴のようです。それにしても大きく育つようです。


関連記事(ホシダ(穂羊歯)は南方系!?)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

小田原梅まつり

1392200227922.jpgIMG_5854.jpg

211日(火)に小田原まで「小田原梅まつり」に行って参りました。




 



神奈川県小田原では今から約600年以上も昔、北条氏の時代に梅の実を兵糧用にするため、城下に多くの梅の木が植えられました。それが江戸時代には、小田原藩主の大久保氏により梅の栽培が奨励され急速に増えました。さらに、箱根越えの拠点としての宿場町として、旅人の必需品(弁当の防腐、のどの渇きを癒す、健康食品)としても梅干が重宝されました。その小田原の中で曽我梅林では、食用の梅を生産するとともにその花の美しさ、可憐さ、高貴さを楽しんでいただきたく、約40年ほど前に地元農家が実行委員会を作り、梅祭りを開催するに至りました。曽我梅林は、中河原・原・別所(当地)の各梅林からなり、約35,000本の白梅が植えられています。食用梅の生産が目的のため、その殆どが白い花の白梅になっています。(引用:小田原梅まつりHPより)





梅の花が非常に綺麗で、寒さも忘れ見物。




また、当日は流鏑馬が催され、私の友人も出たため応援も頑張りました。



梅の花は咲いていますが、まだまだ寒い日が続く2月。 




しかしながら、春がゆっくり近づいてきているのを実感した祝日でした。



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

建国記念日にキミガヨラン(君が代蘭)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月11日 19:37

081122キミガヨラン花@エコカフェ(南紀白浜).JPG081122キミガヨラン@エコカフェ.JPG京都大学フィールド科学教育研究センター附属瀬戸臨海実験所で学びツアーを実施した時に、歩いて直の所にある「番所山不動堂」まで散策した。暖地の海岸に相応しい植物が見られるのが興味深い。そんな中、白緑色の葉のアオノリュウゼツランの隣に、リュウゼツランの仲間が花をつけていました。漸く調べると、アツバキミガヨランかもしれませんが、ここではキミガヨランとしておきます。[2008年11月22日撮影;第4回南紀白浜学びツアー@山崎]

キミガヨラン(君が代蘭、学名:Yucca recurviflora Salisb.)はリュウゼツラン科ユッカ属(キミガヨラン属とも)の常緑低木。分布は北アメリカで砂漠地帯に自生。日本には明治時代中期に移入。樹高は1.5mから2mほど、葉は根際から四方に生え、葉身60cmから80cmほどの剣形で分厚く、全縁で葉先は刺状に尖ります。花期は5月から10月頃、茎先に円錐花序をだし、径約5pの淡黄白色の釣鐘形の花をたくさん咲かせます。日本ではポリネーターであるユッカガが不在で結実はしないという。

名前の由来は、花が数多く長く咲き続けることにあるようです。紀伊半島は黒潮の影響を受けるため、一年を通じて温暖であるため南方系の植物の北限になったりしています。南紀白浜の背後の大台ケ原などの高地では降水量も多く植生も豊かです


関連記事(アオノリュウゼツラン(青竜舌欄))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ


続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ホシダ(穂羊歯)は南方系!?

120722ホシダ@エコカフェ.JPG沖縄本島知念岬にある斎場御嶽の鬱蒼とした亜熱帯照葉樹林の林下には何種類かのシダが生茂っています。ホシダもそんなひとつです。名前の由来は頂羽片を槍の穂に見立てたことにあります。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

ホシダ(穂羊歯、学名:Thelypteris acuminata (Houtt.) Morton)はウラボシ目ヒメシダ科ヒメシダ属の常緑性シダ植物。分布は本州北陸地方・関東地方以西、四国、九州、南西諸島(大東諸島を除く)、国外では朝鮮半島、中国南部、インドシナ半島に及び、山地の道沿い、人家周辺や水路石垣などに自生。草丈は80pほど、根茎は鱗片を伴い長く横に這い、疎らに葉茎が立ち上がります。中軸と羽軸に毛が生えます。葉は胞子葉栄養葉の二形、一回羽状複葉で薄いが硬く無毛、羽片は深裂するため見かけは2回羽状複葉に見紛う。先端に独立した長頂羽片があるのが特徴です。胞子葉は栄養葉に比べて全体に細長く、長羽片は短くなります。ソーラス(胞子嚢群)は葉裏全体の羽軸両脇に並びます。

ホシダには変種があって、葉裏一面に毛が生え九州南部、琉球列島、小笠原諸島のほか熱帯アジアに分布するケホシダ、頂羽片がはっきりしなくて熱帯に広く分布するイヌケホシダ、羽片が浅裂で熱帯・亜熱帯の湿地に広く生えるテツホシダが知られます。


関連記事(ホルトノキは照葉樹林を)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

イワガネソウ(岩ヶ根草)は似て非なるもの

ビーグル号の航海日誌 2014年02月10日 21:38

100619イワガネソウ@エコカフェ.JPG奥多摩にある川苔山の車道沿い法面は多様なシダ植物や蘚苔類が覆っています。漸く調べることに、側羽片の数が少ないことからイワガネソウとしてよさそうだ。[2010年6月19日撮影:川苔山@阿部]

イワガネソウ(岩ヶ根草、学名:Coniogramme japonica (Thunb.) Diels)はホウライシダ科イワガネゼンマイ属の大型の常緑性シダ植物。分布は北海道南西部、本州、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、朝鮮半島、中国、インドシナに及び、丘陵地から山地の湿った林下などに自生。草丈は90cmから110cmほど、根茎は葡匐し、疎らな葉柄は50pから60cmほど、淡褐色の麟片を密生。葉は1、2回羽状複葉、淡緑色で硬く無毛平滑、葉身40cmから50pほど、側羽片は3対から5対、各羽片は狭長楕円形で全縁か葉縁に細鋸歯、羽先が次第に細くなります。

分布域がイワガネゼンマイと重なる地域では、イワガネソウとイワガネゼンマイの自然交雑が起こり、交雑雑種としてイヌイワガネソウが知られ、中間的な特徴を示すそうです。


関連記事(オキナワウラボシ(沖縄裏星)は日向っ子)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ロウヤガキ(老鴉柿)は趣味人に

130129ロウヤガキ@エコカフェ.JPG冬枯れの日溜りに誘われて小石川植物園に足を運んだ。林内の奥で橙色の果実が枝に残っている。鳥は食べないんだろうか。看板にロウヤガキと書いてあった。へたの形が羽根突きの羽根に似ていることから、別名にツクバネガキ(衝羽根柿)ともいう。[2013年1月21日撮影:小石川植物園@山崎]

ロウヤガキ(老鴉柿、老爺柿、学名:Diospyros rhombifolia Hemsl.)はカキノキ科カキノキ属の落葉低木。分布は中国中部(浙江省、江蘇省)に限り、日本には第二次世界大戦中に移入。樹高は2、3mほど、葉は互生し革質、葉身2pから7pほどの菱形状楕円形、全縁で葉先は尖ります。花期は3月から4月頃、雌雄異株、花の色は淡黄緑色、雌花は釣鐘上で先が浅4裂し葉脇に1個、雄花は小さく数個が咲きます。果実は長径約3pから5pほどの先の尖った楕円形の液果、熟すと橙色になります。

渋柿のため食用には向かず、小さいことから盆栽や庭木として人気があるといいますが、これまでに見かけたことは殆どないのですが。


関連記事(リュウキュウガキ(琉球柿)は有毒だが有用)⇒人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

かまむらと雪だるま

140209かまくらと雪だるま@エコカフェ.jpg週末の天気が嘘のようです。
暖かな日差しに包まれて一気に雪は解けてしまいます。
かまくらも雪だるまもどこかへ行ってしまいます。
解けて蒸発して地球一周の旅に出るのかもしれません。
子どもたちの夢を乗せてぐるっとぐるっと回って旅するんです。
雲になって雨になって海に落ちたり山に落ちたり。
また来年も会おうとささやくんです。
それにしても暖かな一日になりそうです。


posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

海浜植物、ウコンイソマツ(鬱金磯松)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月09日 17:59

120722ウコンイソマツ@エコカフェ(久高島).JPG沖縄本島から船で25分、琉球王国最高の聖地である久高島の岩礁海岸で逞しく育つウコンイソマツ。ヤグルガー近くやカベール岬の石灰岩岩礁という極めて厳しい環境で頑張っています。名前の由来は花が黄色っぽく「鬱金」に似ているイソマツということにある。別名にキバナイソマツともいう。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

ウコンイソマツ(鬱金磯松、学名:Limonium wrightii (Hance) Kuntze)はイソマツ目イソマツ科イソマツ属の常緑小低木(木質化した多年草とも)。120722ウコンイソマツ@エコカフェ.JPG120722ウコンイソマツ@エコカフェ(ヤグルガー).JPG環境省レッドリストで絶滅危惧U類。分布は奄美群島、沖縄諸島、国外では台湾(蘭嶼)に限り、隆起珊瑚礁からなる岩礁帯に自生。樹高は10cmから30pほど、茎は分枝、葉は茎上部に束生し革質、葉身2pから6cmほどのへら形、全縁で葉先は鈍頭。花期は8月から11月頃、葉基部から花茎を数本伸ばし、円錐花序に小穂を多数つけ、数個の花を咲かせます。花冠は筒状で先が5浅裂します。

花の色に多様性があって、生息する島嶼に違いがあることから、基準変種のウコンイソマツ、伊豆諸島、小笠原諸島、宮古諸島、八重山諸島、台湾に変種のイソマツ、粟国島及び与那国島に品種のシロバナイソマツ、大東諸島に品種のウスジロイソマツ、2変種2品種が知られます。


関連記事(海浜植物、ハマタカトウダイ(浜高灯台))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ティケハウ島(Tikehau Island)、極上の島時間

120905Tikehau Pearl Beach Resort@hirose.jpgフランス領ポリネシアは南太平洋にあるフランスの海外共同体、ソシエテ諸島、マルキーズ諸島、トゥアモトゥ諸島、トゥブアイ諸島、ガンビエ諸島、ラバ島など約130の島々からなります。自治大統領制をとっていて、ソシエテ諸島にあるタヒチ島首都パペーテが行政、観光の中心です。[2012年9月5日撮影:ティケハウ島@廣瀬]

今回の島時間は、ティケハウ島のTikehau Pearl Beach Resortが舞台です。周囲360度に海が広がり地平線が見えます。夜にもなると天空全体を星空が覆い尽くします。120905Tikehau Pearl Beach Resort@廣瀬.jpg120905Tikehau Pearl Beach Resort@.jpgラグーンは静かで自然との一体感が堪能でします。ティケハウ島は、78ものリング状珊瑚礁からなるトゥアモトゥ諸島の南東に位置するティケハウ環礁に属します。ティケハウ環礁は直径約28km、一周80kmほどの平坦な珊瑚環礁です。それこそ蒼い空、碧い海、風と光、星空に支配された世界が広がっています。120905天の川@廣瀬(ティケハウ島).jpg

ここは、海洋性熱帯気候に属し、南東貿易風の影響を受けることから、11月から翌年3月頃までが雨季で降水量が多く暑い日が続き、ハリケーンの襲来もあり大変ですが、4月から11月頃までは乾季、気温が下がり乾燥した日が続き、過ごしやすくなるそうです。


関連記事(未開の森と南島をめぐる父島満喫の旅[ご案内])⇒
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

リュウキュウガキ(琉球柿)は有毒だが有用

ビーグル号の航海日誌 2014年02月08日 21:19

120722リュウキュウガキ果実@エコカフェ(久高島).JPG久高島は琉球石灰岩でできた島です。降った雨は地下に浸透し、石灰岩の断崖の隙間から流れてしまします。それがガーといって、井戸として使われるのですね。土地が薄く植物にとっても過酷な環境であるようです。ここではリュウキュウガキを紹介します。別名にクサノガキ、クロボウという。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

リュウキュウガキ(琉球柿、学名:Diospyros maritima Blume.)はカキノキ科カキノキ属の常緑亜高木。分布は南西諸島徳之島以南、国外では台湾、東南アジア、ミクロネシア、オーストラリアと広く、熱帯・亜熱帯の海岸に自生。石灰岩地帯に多いという。120722リュウキュウガキ@エコカフェ(久高島).JPG樹高は5mから10mほど、樹皮は黒褐色で平滑、葉は互生し革質で光沢、葉身5cmから17cmほどの長楕円形、全縁でやや鈍頭。花期は6月から7月頃、雌雄異株、葉腋に雄花は数個、雌花は1個、萼片は反り返ります。花は乳白色、筒状で先が4裂。果実は液果、熟すと黄褐色なるが、毒成分(ナフトキノン誘導体)を多く含み食することはできません

心材が黒色であることから材を黒檀の代用とし、液汁を魚毒に使ってきたという。似ているものに本州中部地方(伊豆半島)以西の山地林内に自生し、萼片の反り返らないトキワガキ、本州関東地方以西から沖縄列島までの山地の湿潤地に自生し、葉裏脈上に毛の生える高木のリュウキュウマメガキ(シナノガキ)があり、観察には注意が必要です。


関連記事(カキノキ(柿の木)がたわわと)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(1) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

オキナワウラボシ(沖縄裏星)は日向っ子

120722オキナワウラボシ胞子簑群@エコカフェ.JPG沖縄本島から船で25分、琉球王国最高の聖地の久高島ウガン浜に近い亜熱帯照葉樹林の林縁でウラボシの仲間らしきシダ植物を見つけました。漸く調べる機会を得ました。オキナワウラボシというらしい。[2012年7月22日撮影:沖縄視察@阿部]

オキナワウラボシ(沖縄裏星、学名:Polypodium scolopendria (Burm. f.) Pic. Serm.)はウラボシ科オキナワウラボシ属の常緑性シダ植物。ヌカボシクリハラン属やエゾデンダ属に分類する考えもあるという。120722オキナワウラボシ@エコカフェ(久高島).JPG分布は琉球列島沖縄本島以南、小笠原諸島、国外では旧世界熱帯域に広く、乾燥した林内や日当たりのよい場所などに自生。草丈は50pから90cmほど、根茎には鱗片が生え、横に這って1p間隔で葉をだす。葉茎は褐色で立ち上がり、葉は単羽状深裂(稀に単葉)で革質、葉身40cmほどの長楕円形から三角形、側羽片は多くて10対、基部が広い翼となり全縁、鋭頭または鈍頭。葉柄は淡褐色、葉脈は目立たない。ソーラス(胞子嚢群)は羽軸両側に不斉にニ列並び、径約3mmの円形で胞子嚢床は窪み葉表に突出します

似たものにイワヒトデがあるが別属であること、生息域が渓流沿いであることから間違うことはないという。オキナワウラボシは種内変異が大きく、小笠原諸島の個体は沖縄のものより大型だそうです。今度、小笠原の森を訪ねた時にしっかり観察してきたいと思います。


関連記事(ミツデウラボシ(三出裏星))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

マダガスカルホシガメの産卵!

140107産卵@エコカフェ絶滅危惧種保護センター(勝島).jpg140107絶滅危惧種保護センター@エコカフェ(勝島).jpg奄美大島にあるエコカフェの絶滅危惧種保護センターでマダガスカルホシガメの産卵が記録されました。センター長の勝島さんのFBにも報告掲載されています。SNS社会はアメーバー状に情報の断片がつながっていく特質があります。情報のつながりを紐解くにはかなりの苦労がいります。140107マダガスカルホシガメ@エコカフェ(勝島).jpg

今年の冬は例年になく奄美大島でも寒い日があったようです。残念ながら命を落とすものもあったようですが、こうして新たな扉を開こうとけん命に生きる姿には感心させられます。
これまでも産卵はあったのですが奄美大島に引っ越してからは、無性卵で終わっています。今回は祈るような気持ちで誕生を待ちたいです。


関連記事(マダガスカルホシガメの赤ちゃん)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

高山植物の魅力(123)/エゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜)

110812エゾノツガザクラ@幌尻岳 .JPG日高山脈主峰の幌尻岳(標高2503m)にはアオノツガザクラのほかにエゾノツガザクラとその雑種、さらに雑種の雑種が混生しているそうです。どれもこれも似ていて、シロバナエゾノツガザクラなんてのもあるし。ここではエゾノツガザクラを紹介します。[2014年1月7日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

エゾノツガザクラ(蝦夷の栂桜、学名:Phyllodoce caerulea (L.) Bab. )はツツジ科ツガザクラ属の常緑小低木。分布は北海道と本州東北地方北部、国外ではカムチャッカ、アラスカなど北半球寒帯に広く、ハイマツ帯や高山帯の岩場や草地に自生。樹高は10pから30pほど、葉は互生し、線形で密生。花期は7月から8月頃、枝先に2個から7個の径7o前後の紅紫色の花を下向きに咲かせます。花冠は壷状で表面に腺毛が生え、先は5浅裂し反り返り、雄蕊10本。アオノツガザクラとの雑種は花冠が丸っこく、色も薄めになるという。ポリネーターはマルハナバチだそうです。

北海道ではシロバナエゾノツガザクラ、コエゾツガザクラ、ニシキツガザクラ、ユウバリツガザクラが知られます。なんとも逞しい。


関連記事(高山植物の魅力(122)/ミヤマリンドウ(深山竜胆))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

クマイザサ(九枚笹)はチマキザサ(粽笹)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月07日 21:20

110812クマイザサ@エコカフェ .JPG北海道は構造的に東西に二分、東側は島弧前縁堆積物が衝突。1300万年前頃の造山運動で日高山脈は誕生。その主峰である幌尻岳(標高2053m)は山体の上部に氷河痕跡「七つ沼カール」を伴い、登山道脇には積雪量がやや少ないため、多雪型のチシマザサ(ネマガリダケ)でなくクマイザサが繁茂しています。別名にチマキザサともいいます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

クマイザサ(九枚笹、学名:Sasa senanensis Rehd.)はイネ科ササ属の単子葉植物。分布は北海道、本州日本海側、千島列島、樺太、朝鮮に及び、冷温帯・亜高山帯に広く自生。草丈は100pから180pほど、地下茎は長く横走、棹は中空で途中で分枝。葉は3枚から9枚を掌状につけ、葉身30pほどの長楕円形、葉先は尖る。葉表は無毛で葉裏に軟毛が生えます花期は5月から6月頃、数十年に一度、棹基部から花柄をすーっと長く伸ばし、先に円錐花穂を直立、疎らに分枝し、小穂を多数つけます。小穂は長さ2pほどで4個から11個ほどの花を咲かせます。

北海道では、日本海側には棹上部で分枝する大型のチシマザサ、全域のクマイザサ(チマキザサ)、太平洋側には葉が細く密使するスズタケ、小型で毎年茎が伸び分枝しないミヤコザサの4種の笹が知られます。チマキザサは葉裏が無毛とする説もあるそうです


関連記事(クマザサ(隈笹)の広がり)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

未開の森と南島をめぐる父島満喫の旅[ご案内]

080619おーい@エコカフェ.JPG父島南部を縦断する未開のコース、小港海岸から東海岸を踏破しよう。森、海、太陽、闇、落差の大きい自然の圧倒的なパワーを満喫しよう!大洋島の植物進化のなぞに迫ろう!!

日 程2014年4月26日(土)〜5月1日(木)
・4月26日 9:00竹芝桟橋集合、10:00出航
・4月27日 11:30二見港入港、19:00ナイトツアー
・4月28日 8:00一日中海、南島上陸、ドルフィンスイミング080621南島扇池@エコカフェ.JPG
・4月29日 8:00父島縦断トレッキング
・4月30日 13:00二見港、14:00出航100507丸山方面眺望@傘山山頂.JPG
・5月 1日 15:30竹芝桟橋入港
代 金:106,800円(4名部屋)〜114,800円(2名部屋)
宿 泊:クレセント
船 舶:おがさわら丸2等船室
定 員:9名

主催:特定非営利活動法人エコロジー・カフェ
旅行企画・実施:株式会社ナショナルランド

詳細案内はこちら⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(4) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

第95回定例事務局MTGのご案内

船長からのお知らせ 2014年02月06日 05:12

130127カンコウバイ@エコカフェ.JPGインフルエンザ流行の季節です。今年は例年よりピークが遅く2月中旬、3月中旬頃まで続くと予想、H1N1pdm、A型、B型の3種同時に流行っているそうです。うがい、手洗い、マスクなど予防を徹底したいですね。
さて、今月の事務局ミーティングは次のとおりです。

日 時:平成26年2月19日(水)19:00〜20:30
場 所:エコカフェ渋谷会議室
     東京都渋谷区渋谷三丁目12番18号 渋谷南東急ビル
     潟xネフィット・ワン内
テーマ:コラボレーションのすすめ 〜マーケティングの現場から〜
地 図:https://bs.benefit-one.co.jp/BE-ONE/company/tokyo.html

連絡先:事務局(03-5280-2377またはinfo@ecology-cafe.net)までご連絡ください。


写真:寒紅梅
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

節分・・・

気まま太公望 〜釣れ釣れなるままに〜 2014年02月05日 08:46

search.jpg
なぜ節分の鬼は、「赤い鬼で虎柄のパンツ」なのか。

節分を迎え、誰もが当たり前と思って止まない、この人類共通の難題に真っ向から
向き合うべく、スーパーで買ったお菓子豆を食べながら調査した週末。

もう節分は過ぎてしまいましたが、一つの答えが見えたので、

嬉しさのあまり、皆様にも共有させていただきたいと思います。

さて、まず解かなければならないことは、「なぜ赤い鬼なのか?」という点。

諸説いろいろあるようですが、
仏教説によると、人間の3つの煩悩-貪欲、怒り、愚痴のうち、
赤=貪欲を表すみたいです。

ちなみに、青=怒り、黒=愚痴。

また、赤=魔除けの色、祭りの色としても古くから馴染みがあるそうです。
ということで、立春を1年の始まりとした際に、祭りっぽい感じを出す際に、
トータルで鑑みて、「赤鬼が妥当だ」という結論に至ったようです。

次に、「なぜ虎のパンツ」なのかという点。

「ふんどし」、「パンツ」など、鬼が履いているのは様々あるそうですが、

問題はなぜ虎柄かという点。
陰陽五行では鬼の出入りする方角は鬼門とされ、
この方角の邪気をお祓いしたのだそうです。
鬼門は方角でいうと北東、この方角は丑の刻と、虎の刻の間になるため、
鬼はこの影響を受けているようです。

結果、鬼の角は牛を、虎柄のフンドシやパンツは寅を表しているのだそうです。


なるほど。なるほど。とても勉強になりました。

行事の一つを見ても、深いのだなと、改めて感じていた矢先、
鬼嫁から家の掃除でもしなさいと怒られました。

鬼は外。。




posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

有毒植物、サワギキョウ(沢桔梗)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月04日 23:12

130907 サワギキョウ@エコカフェ.JPG檜枝岐ロッジから尾瀬ヶ原を目指す登山道は幾つもの湿原を訪ねつつ伸びています。昨年の初秋、小雨の中、姫田代を訪ねると木道脇に繊細なサワギキョウの花を見つけることができました。[2013年9月7日撮影:桧枝岐歌舞伎視察@阿部]

サワギキョウ(沢桔梗、学名:Lobelia sessilifolia Lamb.)はキキョウ科ミゾカクシ属 の多年草。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、山地の湿った草地や湿原などに自生。130907サワギキョウ@エコカフェ.JPG草丈は50pから100pほど、根茎は太く短い、茎は直立し、中空で枝分かれしない。葉は互生し無柄、葉身4pから7pほどの披針形で葉縁に細鋸歯、先は尖ります。花期は8月から9月頃、茎上部に総状に濃紫色の花を咲かせます。花は雄性先熟、花弁は上下2唇に分かれ、さらに上唇は2深裂、下唇は3深裂、萼は鐘状で先が5裂。茎を切ると白い汁がでます。

ミゾカクシ属は世界に200種、日本にはサワギキョウ、ミゾカクシ、ロベリア、小笠原固有種のオオハマギキョウの4種が知られます。サワギキョウは毒草であって、麻酔などの効能を薬草として利用された例もあるという。


関連記事(橋場の「ばんば」は老婆の神様)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

高山植物の魅力(122)/ミヤマリンドウ(深山竜胆)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月03日 20:27

110812ミヤマリンドウ@エコカフェ(幌尻岳).JPG北海道日高山脈主峰の幌尻岳(標高2052m)山頂からの下山途中の登山道脇のお花畑で見たミヤマリンドウ。季節は真逆ですが夏山が待ち遠しいですよね。名前の由来は高山に咲く竜胆、「竜胆」とは根が熊の胆より苦いことから「熊」より上の「竜」になぞらえたことにある。花言葉は「正義」です。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

ミヤマリンドウ(深山竜胆、学名:Gentiana nipponica Maxim.)はリンドウ目リンドウ科リンドウ属の小型の多年草。日本固有種。110812ミヤマリンドウ@エコカフェ幌尻岳.JPG分布は北海道、本州中部地方以北に及び、高山帯の雪田跡や湿原、湿った草地に自生。草丈は5pから15pほど、茎葉赤紫色を帯び、茎基部は長く這い、茎先が立ち上がる。根生葉は花期に枯れ、茎葉は互生し厚く光沢、葉身5oから10oほどの卵状長楕円形で全縁、先は鈍頭。花期は7月から9月頃茎上部に青紫色の花を4個ほど咲かせます。花冠の長さは15oから20o、先が5深裂し、裂片の間に小さな副片がつきます。果実は刮ハ、熟すと下部が裂け種子が散布されます。

リンドウの属は世界に約500種、日本にはミヤマリンドウの他、タテヤマリンドウ、フデリンドウ、キリシマリンドウ、オヤマリンドウなど13種ほどが知られます。


関連記事(高山植物の魅力(121)/タカネヒカゲノカズラ(高嶺日陰の葛))⇒

人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

高山植物の魅力(121)/タカネヒカゲノカズラ(高嶺日陰の葛)

ビーグル号の航海日誌 2014年02月02日 23:32

081109タカネヒカゲノカズラ@エコカフェ.JPG屋久島にある日本最南端の高層湿原、花之江河(標高1630m)で古代植物のタカネヒカゲノカズラ(←ヒカゲノカズラ)に出会うことができます。この植物はヒカゲノカズラ植物門に分類されるシダ植物の一つだそうです。維管束をもつ植物のほとんどが葉を伸ばしますが、この門は葉が細く単純で葉脈が主脈しかないという古い形質を残していることから、古生代に栄えたシダ植物の「生きた化石」と考えられています。先に紹介したイワヒバ(岩檜葉)もこの門に分類されます。[2008年11月7日撮影:屋久島花之江河@山崎]

タカネヒカゲノカズラ(高嶺日陰の葛、学名:Lycopodium sitchense Rupr. var. nikoense (Franch. et Sav.) Takeda)は常緑性シダ植物。分布は本州中部地方以北、北海道と屋久島山頂付近に及び、亜高山帯から高山帯の岩礫地や草原などの日当たりのよい場所に自生。草丈は15cmほど、茎は地を這って疎らに分枝します。葉は茎に放射状につき光沢があり、葉身3mmから5mmほどの針状。長く伸びた枝先に無柄の胞子蓑穂が5cmから15cmほど立ち上がり、緑色の胞子蓑をつけます。

屋久島に自生するヒカゲノカズラ属はミズスギヒカゲノカズラ、タカネヒカゲノカズラ、マンネンスギが知られている。これらは低地から高山に階層的に重なりながら大雑把にすみ分けをしているそうです。


関連記事(高山植物の魅力(120)/シラネニンジン(白根人参))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

高山植物の魅力(120)/シラネニンジン(白根人参)

110812シラネニンジン@エコカフェ(幌尻岳).JPG今頃は深い雪の中だろうが、3年前の夏、北海道日高山脈主峰の幌尻岳(標高2052m)山頂を後に下山途中のお花畑の傍らで見たセリ科の植物。調べてみるとシラネニンジンのようです。別名にチシマニンジン(千島人参)ともいいます。[2011年8月12日撮影:幌尻岳@澤尚幸]

シラネニンジン(白根人参、学名:Tilingia ajanensis Regel)はセリ目セリ科シラネニンジン属の多年草。分布は北海道、本州中部地方以北、国外ではシベリア東部、ロシア極東部などに及び、亜高山帯から高山帯の湿り気のある草地に自生。草丈は10cmから40cmほど、根出と互生する茎下部の葉は2、3回羽状複葉で裂片はさらに深裂し、人参の葉に似る。上部では葉は小さい。茎葉は葉柄基部が帯赤色で鞘状に膨らみます。花期は7月から8月頃、茎頂に複散形花序をだし、白色の小さな5弁花をたくさん咲かせます。花径約2、3mm、雄蕊5本で葯は紫褐色、総苞片、小総苞片ともに線形。果実は長径約3mmの長楕円形の分果、隆条があり、花柱が残ります。

シラネニンジンの葉には変異が大きく、裂片幅も1mmから5mmほどと多様という。従って似ているミヤマウイキョウとの見分けは、ミヤマウイキョウが礫地に自生すること、裂片がさらに細かく、幅は1mm以下の糸状であること、によります。


関連記事(高山植物の魅力(119)/ハクサントリカブト(白山鳥兜))⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



続きを読む
posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

ホテイチク(布袋竹)は釣り竿に

ビーグル号の航海日誌 2014年02月01日 22:21

121027ホテイチク@エコカフェ.JPG121027ホテイチク看板@エコカフェ.JPG葦毛湿原を視察した後に、蒲郡竹島にある八百富神社に足を伸ばした。境内では細い竹が群生していた。看板に葉ホテイチクとあった。名前の由来は短い節間のふくれが布袋様のお腹を連想させることにあります。
その部分は握り手にフィットし、乾燥して折れにくいことから釣り竿の材にされます。鹿児島ではコサンダケ(小桟竹、五山竹)と呼ばれようだ。[2012年10月27日撮影:蒲郡竹島@阿部]

ホテイチク(布袋竹、学名:Phyllostachys aurea Carr.ex.A.Ruv.et C.Riv.)はイネ科マダケ属の中型の竹。原産地は中国長江流域、本土には琉球経由で移入。本州、四国、九州で完全に帰化。小笠原では明治に移入し外来種として問題となっています。草丈は5mから12mほど、径2pから5cmほど、成竹の節間の長さはまちまちだが、基部に近いところでは節が斜めで短く詰まり膨らむ。暑さには強いという。

筍は無毛であく抜きの必要がなく、煮付け、漬物などにして食するという。節間が短く膨らむ同様のものにモウソウチクの変種で径が約10cmもあるキッコウチクがあるそうです。


関連記事(上賀茂試験地の思い出)⇒
人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ

新年会、言葉は走り

140131新年会@エコカフェ.jpg快活で屈託のない時間
言葉が走り笑みが零れ
見えぬ何かで繋がる時
ひとは元気を充電する
言葉が走り衝突する時
一方が引き一方が勝る
寄せては返す波の如く
一方が勝り一方が引く
快活で屈託のない時間
言葉が走り笑みが毀れ
見えぬ何かで繋がる時
確かな確信の海に浸る
言葉が走り調和する時
今宵が永遠に続く如く
互いの言葉は共鳴する
満たされた至福の海に
全てが鎔けこんでゆき
やがて閃きの花が拓く
快活で屈託のない時間


by トノサマガエル


人気ブログランキングへにほんブログ村 環境ブログへ



posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

▲このページのトップへ