高山植物の魅力(114)/オタカラコウ(雄宝香)

ビーグル号の航海日誌 2014年01月21日 19:55

130817オタカラコウ@エコカフェ.JPG霊峰白山(標高2702m)の登山道脇でみた黄色い花。オタカラコウです。花言葉は「私には触れないで」だそうです。うーん。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之]

オタカラコウ(雄宝香、学名:Ligularia fischerii (Ledeb.) Turcz.)はキク科メタカラコウ属の多年草。分布は本州福島県以南、四国、九州、国外ではシベリア東部、樺太、中国、朝鮮半島などに広く、山地帯から亜高山帯(暖温帯上部から冷温帯)にかけての沢沿いや湿った草地、湿原に自生。草丈は1mから2mほど、根出葉は有長柄、葉身径30pから40pほどの心円形、葉縁に鋸歯がつきます。茎葉は3枚で有柄、上部ほど小さく、柄基部で茎を抱きます。花期は7月から10月頃、茎頂から総状花序をだし、下から順に黄色い頭花を上向きに沢山咲かせます。頭花には中央に筒状花が10個以上、周囲の舌状花は5枚から9枚です。果実は痩果、熟すと冠毛がつき、風で散布されます。

名前の由来は、根や茎が防虫剤にする竜脳香「宝香」の香りに似ていること、近縁種メタカラコウよりも大きいこと、にあります。オタカラコウは全体的に小さく、根出葉の葉柄基部が鉾形、舌状花は3枚と少ないことからメタカラコウとの区別は容易です。


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タグ:白山 広域種
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勧修寺は門跡寺院で

120731勧修寺@青柳_n.jpg京都山科区にある勧修寺は真言宗山階派の大本山。創建は900年(昌秦3年)、山号を亀甲山とし、開基は醍醐天皇、開山は東大寺出身の法相宗僧の承俊。本尊は千手観音です。皇室と藤原氏にゆかりの深い寺という。[2012年7月31日撮影:京都山科区@青柳]


醍醐天皇が生母藤原胤子の菩提を弔う山荘を寺に改め造立、905年(延喜5年)に上額寺に列せられ、南北朝時代には宮門跡寺院となり、代々の法親王が入寺したことから大いに繁栄。応仁の乱と1470年(文明2年)の兵火により焼失し衰退。江戸時代に入り徳川家と皇室の援助により復興。明治時代に入り、真言宗各派は分派と合同を繰り返し、1907年(明治40年)に山階派本山として独立し、今日に至ります。

水戸光圀寄進の「勧修寺型灯篭」があり、「勧修寺氷池園」は池泉庭園であって、今日では水生植物が見事、平安時代には張った氷を宮中に献上したそうです。


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