高山植物の魅力(109)/タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)

ビーグル号の航海日誌 2014年01月15日 20:38

130817タカネマツムシソウ花@エコカフェ.JPG白山(標高:2702m)の登山道脇で見たタカネマツムシソウ。マツムシソウの高山型、マツムシソウより丈が低く、花が大きいのが特徴です。別名にミヤママツムシソウともいうそうですよ。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之]

タカネマツムシソウ(高嶺松虫草、学名:Scabiosa japonica Miq. var. alpina Takeda)はマツムシソウ科マツムシソウ属の越年草。日本固有変種。分布は本州中部地方以北、四国に限り、高山の尾根筋などの風衝帯ややや乾いた草地や礫地に自生。130817タカネマツムシソウ@エコカフェ.JPG草丈は15pから40pほど、根出葉は有長柄、羽状裂し、裂片はさらに裂けます。茎葉は対生。花期は8月から9月頃、花柄を伸ばし先端に径約5pの碧紫色(時に白色、淡紅色)の頭状花序を1個つけます。総苞片は線形2列、最外周の小花5個は大形で上下2唇状、上側2裂、下側3裂は花弁のように伸長。中心部には小型で筒状の小花が密につき、花冠先端が5裂、雌蕊1本、雄蕊の4本は突き出るという。

マツムシソウ属はユーラシア大陸、特に地中海沿岸地方を中心に世界で約70種が知られます。日本にはタカネマツムシソウのほか海岸型のソナレマツムシソウなど1種3変種2品種が知られます。


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高山植物の魅力(108)/ハクサンシャジン(白山沙参)

130817ハクサンシャジャン花@エコカフェ.JPG白山(標高2702m)の登山道脇で咲くハクサンシャジンです。広域種で平地や山地に自生するツリガネニンジンの高山型と考えられていますが、違いを認めない見解もあります。花言葉は「私的な愛」「誠実」「優しい愛情」だそうです。なんとも。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之]

ハクサンシャジン(白山沙参、学名:Adenophora triphylla (Thunb.) A.DC. var. hakusanensis (Nakai) Kitam.)はキキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。日本固有変種。分布は本州中部地方以北、北海道に及び、亜高山帯から高山帯の草地や礫地に自生。130817ハクサンシャジャン@エコカフェ.JPG草丈は20pから60pほど、茎は直立し、葉を3枚から5枚ほど輪生、葉身は披針形で葉縁に鋸歯がつく。花期は7月から8月頃、茎頂から数段、下向きに数個の釣鐘状の花を咲かせます。花の色は白っぽいものから淡紫色、濃紫色まで変化に富みます。雄蕊5本、雌蕊花柱1本は長く突出します。果実は刮ハ、熟すと下部が裂開し、種子が散布されます。

別名にタカネツリガネニンジンとあるように、根が朝鮮人参のように白く太く、咳止めの漢方薬に使われます。この仲間によく似たヒメシャジンやミヤマシャジンがあるが、葉が互生するので見分けは容易です。地域的な固有種もあって奥が深いですよ。


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