高山植物の魅力(107)/イブキトラノオ(伊吹虎の尾)

ビーグル号の航海日誌 2014年01月14日 20:29

130817イブキトラノオ@エコカフェ.JPG白山(標高2702m)は加賀国、越前国、美濃国にまたがり、古来より山岳信仰の中心で白山を源とする河川流域では水神や農業神として崇められていた。奈良時代に入り、修験者らによる白山信仰として神仏習合化されていったという。前置きが長くなったが、昨夏、白山へ美嚢禅定道から上りました。ここでは途中で見たイブキトラノオを紹介します。[2013年8月17日撮影:白山登山@中村敏之]

イブキトラノオ(伊吹虎の尾、学名:Bistorta officinalis Delarbre subsp. japonica (H.Hara) Yonek.)はタデ科イブキトラノオ属の多年草。130817イブキトラノオ群落@エコカフェ.JPG日本固有亜種。分布は北海道、本州、四国、九州に及び、山地帯から高山帯の日当たりのよい草地に自生。草丈は30pから100pほど(尾根などの風衝帯では10数p)、根茎は太く、茎は叢生し直立、根生葉は有長柄、葉身20pほどの卵状披針形で全縁、葉先は尖ります。茎葉は柄がなく小さく、茎を抱きます。花期は7月から8月頃、茎頂上に長さ3pから8pほどの円柱状の花穂をだし、白色から淡紅色の小花をたくさん咲かせます。萼は5深裂、花弁は無く、雌蕊花柱は3本、雄蕊8本は長く、全体としてブラシのように見えます。

日本に分布するイブキトラノオ属は、イブキトラノオのほか日本固有種のアブクマトラノオ、ナンブトラノオ、ハルトラノオ、広域種のクリンユキフデ、ムカゴトラノオの6種のほか、1亜種3品種が知られます。


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