モン・サン=ミッシェル(MontSaint-Michel)の向うに

ビーグル号の航海日誌 2014年01月07日 16:43

131229モン・サン=ミッシェル@エコカフェ(虻川)_n.jpgフランス西海岸サン・マロ湾内の小島をモン・サン=ミッシェルという。この名前は同時に「聖ミカエルの山」を意味する。「ミカエル」と言えば旧約聖書にも登場する大天使ミカエルを指します。世界文化遺産でもあり、誰もが一度は訪れたい観光地です。[2013年12月29日撮影:ノルマンディー@虻川伸也]

そこはカトリックの巡礼地のひとつ、708年頃に大天使ミカエルのお告げを受けて礼拝堂がつくられたのが始まり。966年にはベネディクト会の修道院が建ち、増改築を重ねて13世紀にはほぼ現在のようになったという。サン・マロ湾の干満差が15mにも及ぶことから、孤島になったり陸続きになったりする。1877年に建造の橋によりいつでも歩いて訪ねることが可能であったが、潮流が変化し砂の堆積が著しく陸地化が進んでしまった。このため現在は環境配慮型の新たな橋の建設作業が進んでいます。

古く小島は、先住民ケルト人(古代ローマ人はガリア人と呼んでいた)の土着宗教(ドルイド教)の聖地であった。ケルト人の土着宗教は、自然崇拝の多神教であり、アニミズム、太陽崇拝、輪廻転生の3つの思想からなり、日本の古代神道と共通性があるのが興味深いですね。


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見えるものと見えないもの「ハブとマングースの話」

130411ハブ@エコカフェ奄美大島エコツアー_102s.jpg奄美大島の「ハブとマングースの話」は私たちに多くの示唆を与えてくれている。当時、ハブの食圧で数を減らしていた生きた化石「アマミノクロウサギ」を救うため、獰猛なマングースを野に放つことにしたという。ハブとマングースの対決では、腹を空かしたマングースがハブを食い殺してしまう映像がテレビで盛んに取り上げられたりしていた。誰もがそれを信じたのです。

ところが、一定条件下で成立したハブとマングースの対決、自然界では起こることはまずなかったそうだ。マングースは動きの鈍いアマミノクロウサギを狙い、命がけで勝負しなければならないハブとの対決は避けたというのだ。自然界のルールを知り、よくよく考えれば分かることであったのに、なぜ、そのような過ちを犯してしまったのでしょうか。

目の前で繰り広げられるマングースがハブをやっつける映像、「目に見えるもの」です。一方、自然界で繰り広げられる弱肉強食を基本とする生存競争の現場は「目に見えないもの」です。私たちは何を学ぶべきでしょう。ハブの存在は深い森に容易に人が足を運ぶのを拒んできたため、多様な多くの生き物が暮らすことのできる手付かずの原生の森が維持されてきたのです。たとえ台風直撃など自然災害による攪乱があったとしても。


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