エゾアワビ(蝦夷鮑)に舌鼓

ビーグル号の航海日誌 2014年01月12日 13:17

140111エゾアワビ@エコカフェ.JPG南三陸産アワビ、エゾアワビが届きました。アワビは高級食材のひとつでコリコリとした食感と栄養価も高く美味ですね。日本にはアワビの仲間は10種が知られています。エゾアワビはクロアワビの北方系亜種という。[2014年1月11日撮影:芳賀邸@山崎]

エゾアワビ(蝦夷鮑、学名:haliotis discus hannai Ino)はオキナエビス目(原始腹足目)ミミガイ科アワビ属の巻貝。分布は北海道日本海側、津軽海峡沿岸から東北地方沿岸に及び、潮間帯から水深10mほどの岩礁域に生息。殻は長楕円形、長さは20p、幅は17p、高さは7pほど、殻表に呼水孔が4、5個ほど並びます。殻表の波状の凹凸が基本亜種クロアワビより著しいという夜行性で食性は藻食性でコンブなど大型の褐藻類を好んで食します。殻の色はこの餌の種類によって暗緑色から茶褐色まで多様です。産卵期は9月から11月頃、呼水孔からオスは精子をメスは卵子を放出します。成長は遅いという。

日本人は縄文時代のころから食しており、特に真珠層に解熱作用があることから漢方薬「鮑玉」としても利用されてきたという。古く伊勢神宮では神事に熨斗鮑を縁起物として配ったことから一般に進物に熨斗鮑が添えられ、今日では簡略化された熨斗紙が代用されるに至っているそうです。


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外間殿は久高島の二大祭祀場のひとつ

ビーグル号の航海日誌 2014年01月11日 00:04

120722外間殿1@エコカフェ.JPG神秘の島久高島において、外間殿(フカマ)は、久高殿(ウドゥンミャー)と並ぶ島の二大祭祀場のひとつ。祭主は外間祝女と外間根人であって、久高島の祭祀の正月、マッティ(収穫祭)、ハンザァナシー(祓い清め)、ハティグァッティ(お祓い、健康祈願)、などほとんどがここで執り行われます。

外間殿には、天頭神(天の神の総帥)、玉礼乃神(太陽神)、松乃美神(月の神)、ニレー大主神(竜宮神)、アマミキヨ神(国造りの神)百畑地方照乃神(植物の神)、梁万神(健康の神)の7神が祭られています。外間殿内部@エコカフェ.JPG120722シラタル宮@エコカフェ.JPGまた、琉球全体にとって重要とされる各家庭にある香炉の大元にあたるミウプグイミンナカと呼ばれる大香炉が置かれています。

久高島では子供が生まれると、外間殿で根神という神職者による名づけの儀式が執り行われ、その時の願い言葉に島人の生きる作法として「あまりえらくなってはいけない、普通であってほしい」という内容のものがあるそうです。


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午年、久高殿はイザイホー

ビーグル号の航海日誌 2014年01月10日 23:50

120721中央は久高殿@.エコカフェ@.JPG琉球王朝第二尚氏三代尚真王の時代に「ノロ制度」が定められた。久高島では王府任命のノロ職(公事ノロ)は外間家から選ばれ、シマノロ(島ノロ)はタルガナー家(久高家)から選ばれ、代々世襲されてきたという。現在、それぞれの家が外間殿、久高殿として主祭祀場になっているのです。今年はイザイホーの年にあたるのですが、....。

久高殿(ウドゥンミャー)は、昔々、シラタル(百名白樽)と娘のタルガナー(多留加那)が天神地祇を祭り、島の繁栄を祈った場所ともいう。祭主は久高祝女と久高根人であって、前面の庭とともに、12年毎の午年に行われてきたイザイホーの舞台となった神聖な場所です。他にマッティ(麦の収穫祭)、ウブマーミキ(大漁祭)、ハティグァッティ(お祓い、健康祈願)などの祭祀もここで執り行われるという。

左からタルガナーと呼ばれるイラブー(海蛇)の燻製小屋(バイカン小屋)、カミアシャギ、シラタル宮と並んでいます。これらの後にある森はイザイヤマと呼ばれて一切立ち入ることの許されぬ聖域になっています。


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第94回定例事務局MTGのご案内

061209企業環境研修(裏磐梯)@エコカフェ 040.jpg猛烈な寒波が日本上空に襲来です。北アメリカ大陸もそうですが、自然の厳しさばかりが目耳に入りやすいです。自然との共生しようと言うは安しですが、現実は如何でしょう。生きる知恵磨きは先人に学ぶことから入るしかありませんね。
さて、年明けて心機一転、エコカフェ定例事務局MTGの開催のご案内です。年度切り替えのある一年を展望します。

日 時:平成26年1月22日(水)19:00〜20:30
場 所:エコカフェ渋谷会議室
     東京都渋谷区渋谷三丁目12番18号 渋谷南東急ビル
     潟xネフィット・ワン内
地 図:https://bs.benefit-one.co.jp/BE-ONE/company/tokyo.html

連絡先:事務局(03-5280-2377またはinfo@ecology-cafe.net)までご連絡ください。


写真:企業環境研修プログラム実証風景
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渓流植物、ホウビシダ(鳳尾羊歯)

120922ホウビシダ@エコカフェ.JPG小石川植物園のシダ植物コレクションからホウビシダを紹介します。チョセンシダ科に属しますが、この仲間は熱帯を中心に約700種があるとされるが、属以下の分類は未定のものもあるという。よく登場するシマオオタニワタリもこの仲間ですね。(2012年9月22日撮影:小石川植物園@山崎)

ホウビシダ(鳳尾羊歯、学名:Asplenium hondoense Murakami et Hatanaka)はチャセンシダ科チャセンシダ属の常緑シダ植物。120922ホウビシダ案内板@エコカフェ.JPG分布は本州石川県・千葉県以西、四国、九州、国外では済州島、中国に及び、山林中の渓流近くの湿った岩上に自生。(ただし、小石川植物園の案内板には学名はAsplenium unilaterale Lam.、分布は日本(本〜琉球)、東アジア、熱帯と表記されている。)草丈は20pから45pほど、根茎は長く這い、葉柄は赤褐色で光沢、葉は単羽状複葉、葉身は10pほどの披針形から長楕円状披針形、先が尖ります。羽片は丸みを帯びた四辺形で前側が切形、後側が基部半分が欠落します。胞子嚢群(ソーラス)は線形で中肋近くに付きます。

よく似ているものにトキワシダがあるが、葉柄が暗褐色から褐色であること、光沢がないこと、葉軸が紫黒褐色であることから区別ができるという。どちらも各地で改修工事などにより生息環境が減り、個体数を減らす傾向にあると言われています。


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ミヤマベニシダ(深山紅羊歯)

ビーグル号の航海日誌 2014年01月09日 19:38

130907ミヤマベニシダ@エコカフェ.JPGこの冬一番の寒気が日本上空に入り込み荒れ模様です。北米も寒波に見舞われ大変なことになっています。檜枝岐もすっかり雪に包まれてしまったそうです。「燧裏林道」脇で見たミヤマベニシダを紹介します。[2013年9月7日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@阿部]

ミヤマベニシダ(深山紅羊歯、学名:Dryopteris monticola (Makino) C. Chr.)はオシダ科オシダ属の北方系の夏緑性シダ植物。分布は北海道、本州中国地方東部以東、四国徳島、九州宮崎、国外では朝鮮半島、中国東北部、ロシア東部に広く、ブナ帯の山地の湿った林下に自生。130907ミヤマベニシダ葉裏拡大@エコカフェ .JPG草丈は60pから100pほど、根茎は太く短く這い、鱗片は軸と柄に付き、特に柄基部の鱗片は茶褐色から濃褐色で硬い膜質で密に付きます。葉は根株から輪生し2回羽状深裂か全裂、葉身は三角状楕円形、最下羽片の第一小羽片の長さが他の羽片と同じなのが特徴です。裂片は鋸歯がつきます。胞子嚢群(ソーラス)は葉の上部裂片の中肋寄りに1列に並び、緑白色の苞膜は楕円形で全縁です。

名前の由来は深山に生えるベニシダにあります。この仲間にベニシダハチジョウベニシダ、マルバベニシダ、トウゴクベニシダサイゴクベニシダなどがあります。


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新年明けまして・・・

気まま太公望 〜釣れ釣れなるままに〜 2014年01月08日 17:26

1389138282700.jpg
遅ればせながら、
新年明けましておめでとうございます。
本年も何卒よろしくお願いいたします。

さて、皆様年末年始はいかがお過ごしでしたでしょうか?

私ごとで恐縮ですが、年末年始は九州の実家に帰って釣りはもちろん、
魚介類を食べまくっていました。

暴飲暴食だったのため、通風をここまで恐れたことはありませんでしたが、

体重は5sは増え、これからダイエットといった心持ちです。

根拠はないですが、今年はとても良い年になると感じています。

大人気ブログ「気まま太公望」も、
今年はこれまで以上に充実した内容に
して行きたいと思います。

皆様のますますのご発展と、ご多幸をお祈りしつつ、

新年のご挨拶とさせていただきます。 

ちなみに写真は、漁師さんからもらったハマチです。



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スノーシューで雪あそびを

DSC_0378.jpg冬になるとスキーやスノーボードなどを楽しむ人たちが大勢おりますが、エコカフェではスノーシュー体験を企画してみました。
スキーなどは転んだりすると怪我が怖いですが、スノーシューはいわゆるカンジキ(洋風な)です。
雪の上を沈むことなく歩けるすぐれもの!
スノーシューで動物の足跡探しやお天気が良ければ八ヶ岳の素晴らしい景色が堪能できます。
食事は、宿自慢の地元の野菜や魚を使ったお料理がずらりとならび身も心も温まります!
この機会にぜひスノーシュー体験をお楽しみ下さい。

スケジュール

1月18日(土)
午後2時 清里駅集合
     宿へ移動
     荷物を置いて、準備
午後3時 宿周辺を歩いて足慣らし
午後4時半 温泉へ
午後6時半 夕食

1月19日(日) 
午前8時 朝食
午前9時 スノーシュー本番
     だれも歩いていない真っ白な雪の上を歩いたり、
午後12時 昼食
午後3時 解散



費用…11550円(一泊二食、スノーシューレンタル、温泉券付き)
DSC_0379.jpg

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郷土料理への目覚め、桧枝岐新そばの夕べ

131205岩魚一夜干し@エコカフェ.jpg131205そばやきもち@エコカフェ.jpg昨年秋、桧枝岐歌舞伎を鑑賞した縁もあって師走初めに「新そばの夕べ」に誘われました。古き良きものと新しき試みが織りなす村人や女将たちの意欲的な姿にいたく感銘しました。[2013年12月5日撮影:都内@阿部]
131205そばっきり@エコカフェ.jpg131205そば茶ミルクプリン@エコカフェ.jpg◆前菜:春採り山菜の酢の物
◆揚げそばサラダ
◆そばやきもち:そば粉とご飯を混ぜてこねた皮に痛めた漬物を詰めて、蒸してから焼いたもの(年末「まっこはたき」に神棚や仏壇に供えた)
◆生春巻き:そばと野菜を生春巻きの皮で包む
◆岩魚一夜干しの蕗の薹味噌添え
◆そばっきり:丸い形をしたそばで江戸時代にそばがきやそばもちに代わり発案
◆天婦羅盛り合わせ:特産の舞茸、山椒魚、アスパラガス
◆裁ちそば:そば粉100%、熱湯と水のみでこね、布を裁つように引いて切る
◆そば茶ミルクプリン:美味しい

古きもの新しきもの、時代を見通してゆく柔軟な発想と意欲的な行動が次の時代を紡いでいくのでしょう。


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モン・サン=ミッシェル(MontSaint-Michel)の向うに

ビーグル号の航海日誌 2014年01月07日 16:43

131229モン・サン=ミッシェル@エコカフェ(虻川)_n.jpgフランス西海岸サン・マロ湾内の小島をモン・サン=ミッシェルという。この名前は同時に「聖ミカエルの山」を意味する。「ミカエル」と言えば旧約聖書にも登場する大天使ミカエルを指します。世界文化遺産でもあり、誰もが一度は訪れたい観光地です。[2013年12月29日撮影:ノルマンディー@虻川伸也]

そこはカトリックの巡礼地のひとつ、708年頃に大天使ミカエルのお告げを受けて礼拝堂がつくられたのが始まり。966年にはベネディクト会の修道院が建ち、増改築を重ねて13世紀にはほぼ現在のようになったという。サン・マロ湾の干満差が15mにも及ぶことから、孤島になったり陸続きになったりする。1877年に建造の橋によりいつでも歩いて訪ねることが可能であったが、潮流が変化し砂の堆積が著しく陸地化が進んでしまった。このため現在は環境配慮型の新たな橋の建設作業が進んでいます。

古く小島は、先住民ケルト人(古代ローマ人はガリア人と呼んでいた)の土着宗教(ドルイド教)の聖地であった。ケルト人の土着宗教は、自然崇拝の多神教であり、アニミズム、太陽崇拝、輪廻転生の3つの思想からなり、日本の古代神道と共通性があるのが興味深いですね。


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見えるものと見えないもの「ハブとマングースの話」

130411ハブ@エコカフェ奄美大島エコツアー_102s.jpg奄美大島の「ハブとマングースの話」は私たちに多くの示唆を与えてくれている。当時、ハブの食圧で数を減らしていた生きた化石「アマミノクロウサギ」を救うため、獰猛なマングースを野に放つことにしたという。ハブとマングースの対決では、腹を空かしたマングースがハブを食い殺してしまう映像がテレビで盛んに取り上げられたりしていた。誰もがそれを信じたのです。

ところが、一定条件下で成立したハブとマングースの対決、自然界では起こることはまずなかったそうだ。マングースは動きの鈍いアマミノクロウサギを狙い、命がけで勝負しなければならないハブとの対決は避けたというのだ。自然界のルールを知り、よくよく考えれば分かることであったのに、なぜ、そのような過ちを犯してしまったのでしょうか。

目の前で繰り広げられるマングースがハブをやっつける映像、「目に見えるもの」です。一方、自然界で繰り広げられる弱肉強食を基本とする生存競争の現場は「目に見えないもの」です。私たちは何を学ぶべきでしょう。ハブの存在は深い森に容易に人が足を運ぶのを拒んできたため、多様な多くの生き物が暮らすことのできる手付かずの原生の森が維持されてきたのです。たとえ台風直撃など自然災害による攪乱があったとしても。


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古代植物、セコイアデンドロンは体積世界一

ビーグル号の航海日誌 2014年01月06日 20:55

050902ジャイアントセコイア@エコカフェ.JPG050902ジャイアントセコイア2@エコカフェ.JPGヨセミテ国立公園は米国カリフォルニア州中央部のシエラネバダ山脈西山麓に位置し、花崗岩の巨大な山塊や絶壁、ダイナミックに落ちる巨大な滝、セコイアの巨木の森などが訪れる者を圧倒します。1984年に世界自然遺産に登録されています。現地でジャイアントセコイアと呼ばれているそうです。[2005年9月2日撮影:ヨセミテ国立公園@山崎]

ジャイアントセコイア(世界爺雄杉、学名:Sequoiadendron giganteum (Lindl.) J.Buchholz)はヒノキ科セコイアデンドロン属の常緑針葉樹。050902ザ・フォールン・モナク@エコカフェ.JPG1属1種。絶滅危惧U類(VU)。分布はシエラネバダ山脈の中部から南部にかけての西山麓の限られた場所に自生。樹高は80m超とレッドウッドよりは低いが、根元の直径10m超で幹が太いため体積は世界一。樹齢は2000年から4000年ともいう。

そのどっしりとした姿形からセコイアオスギとも呼ばれ、国立公園内で保護されています。セコイアは山火事に強いことが知られていますが、種子も長期間に渡り埋土可能で、火災でニッチができると芽吹くのだそうです。


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今年の飛躍を願い

DSC_0687.jpg年はじめに神田明神にお参りに!
すごい人でごった返していましたが、無事にお参りも終えました!
エコカフェの繁栄と会員の皆様のご多幸を祈願し、専務理事に熊手を購入していただきました!
今年もより多くの皆様にご参加いただけるようがんばりたいと思います!

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封印された太古の足跡が波浪に洗われ

ビーグル号の航海日誌 2014年01月05日 19:18

2006珊瑚礁の島@エコカフェ小笠原データ 126.jpg小笠原諸島父島列島南島沈水カルスト地形からなる珍しい景観を見せてくれています。第3紀頃(260万年前頃)にもっと南の海で成長した珊瑚礁が起源とされます。一度、隆起し雨水に溶解した石灰岩が沈降してできたものです。
この南島は、最終氷期(ヴィルム氷期:7万年前頃から1万年前頃)には、兄島や弟島などの属島とともに巨大な一つの父島をつくっていたと考えられています。この頃、南島の向かい側にある父島の南端のジョンビーチやジニービーチ、南崎の周辺は広大なカルスト台地を形成。2006南島@エコカフェ小笠原データ 107.jpgカルスト台地は雨水、地下川の浸食を受けて地上にドリーネや地下に鍾乳洞をつくっていたはずです。今は海面下です。
最終氷期後に海水面が最寒冷期に比べて130mも上昇すると、両地の間には現在のような浅い珊瑚礁からなる瀬が広がることになりました。南島では、白い砂浜の上に1万年前頃から1千年前頃まで生きていたとされるヒロベソカタマイマイの半化石が大量に散乱しています。もちろん他にも両地に共通のニュウドウカタマイマイなどの化石も見られます。
ただただ美しい造形美を見せてくれるだけではなく、そこには深く思いも及ばぬ地球のドラマが隠されているようです。宮古島の下地島にも素晴らしい沈水カルストがあります。ぜひに。


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風渡る絶海の孤島に悠久の時の流れを

120101父島旭山方面@エコカフェ.jpg小笠原諸島父島列島は東京から南に1000kmの太平洋上に小さく点在します。プレートテクトニクスの働きにより爆発的な海底火山の噴火の繰り返しにより誕生した大洋島です。
島の至る所でそそり立つ奇岩など古い溶岩脈の跡が残っています。そんな草木ひとつない不毛の地に辿りついたパイオニア植物群が悠久の時を経て眼前の森にまで遷移と遂げてきたのです。
その多くは交流の無い長い年月の中で、絶海の大洋島の環境に適応しながら、独自に分化、進化を遂げているのです。
父島列島の森の特徴は亜熱帯気候に属しながら降水量が少ないため地中海性気候にも近似し、植生は他に例のない亜熱帯性の乾性厚葉低木樹林(乾性低木林)をつくっているのです。
すっと伸びるノヤシや葉が屈曲するオガサワラビロウの淡緑色がムニンヒメツバキ、シマシャリンバイなどの濃緑色のなかに点在するようすがとても美しいのです。
そんな森に生息する昆虫たちも当然に独自分化、進化したものが多く、世界中でそこでしか見られないものが多いのです。しかも、植物と1対1対応と考えられるものも少なくなく、絶滅の危機に瀕している固有植物の保護には固有昆虫の保護も不可欠と考えられます。生態系全体の保全をどのような手順ですべきかの議論が必要です。


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風渡る島時間に進歩向上を

ビーグル号の航海日誌 2014年01月04日 08:56

101011池間島@エコカフェ.JPG宮古島本島の北に池間島はあります。中央に渡り鳥たちが羽を休め憩う池間湿原があり、一面はサトウキビ畑が広がっています。
緩やかな風が海から吹き海へと去っていくんです。草木たちが喜びに小さく震えているようです。時折、ぐぁーと水鳥の声が響き、風に掻き消えます。
湿原は人工的に作られたものだが長い時間の経過の中ですっかり自然に同化してしまっているのが面白いです。自然の不思議な力があるようです。
コバルトブル−の海に囲まれた小さな空間ではあるのですが、ゆったりと流れる島時間に脳を同化させてゆくと不思議と癒されます。不思議と前向きな気持ちになるでしょう。
明日より今日、今日より明日、何か新しい力がみなぎってくる不思議な力を感じます。また、訪れたくなるような場所があるのは素敵なことです。


関連記事(ミステリーに包まれた大神島を)⇒
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雨と雲に包まれる花崗岩の山と森

ビーグル号の航海日誌 2014年01月03日 20:00

081106山中@エコカフェ屋久島エコツアー 042.jpg屋久島の生命エネルギーは日本一でしょう。ひと月に35日も雨が降るといわれるくらいよく雨が降ります。南からの暖流黒潮が屋久島にぶつかり湿った空気が、太陽に暖められた屋久島の大地に上昇気流に乗って上空高くに立ち昇り、冷やされて雲が湧き雨粒となるのです。
この雨が屋久島の森を潤し、生命を育むのです。1000年を超える屋久杉だけではなく、ヒメシャラなども巨木化します。森には草木から放出される活性化物質が満ちています。
130411屋久島@エコカフェ奄美大島エコツアーs_578.jpg081106雲霧@エコカフェ屋久島エコツアー2 048.jpgエコカフェで訪ねた森の中で私たちに一番エネルギーを与えてくれた、要は生理的に身体を元気にしてくれた森と言えます。歩いていて余り疲れを感じないのです。
上空から見た屋久島は、中心を山々が織りなし、深い森と豊潤な水を抱える島であることがよくわかります。屋久島のことを識ったからには、もう一度、ぜひ訪ねてみたいと思います。


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祝・小笠原着発ツアー

ビーグル号の航海日誌 2014年01月02日 22:43

120101初日出@エコカフェ(父島).JPGエコカフェ会員の潟iショナルランド松崎社長はユニークな新年をスタートさせました。かねて練っていた企画、元旦を3時間ほど小笠原父島を満喫する旅、片路25時間超の長い船旅です。19名のお客様が参加されたそうです。

元旦の未明(午前1時頃)に南鳥島を通過し、明け方に小笠原諸島の一番北に位置する島聟島列島の島々を左舷に見ながら南下します。朝日を浴びながら南下を続け、午前11時半頃に父島二見港に着岸。そんな長時間に渡る船旅をどう過ごすかが大切になります。夜と昼の落差、闇の海原は船の機械音と船体が波を切る音ばかりが響き、昼の海原は水平線の彼方まで青が広がり、白い波頭が小躍りをして見せるばかりだ。時折、舞い訪れる海鳥は近くに小魚の群れがあるからであろうか。遠くタンカー影を見ることができればラッキーだろう。船中で友と交わす会話、見知らぬ人との出逢い、どんな思いを胸に乗り込んでいるのだろう。

写真は「お正月の旅・小笠原2011年度」に参加した時に、父島二見港から山羊山、飯盛山、振分山、吹割山方面から昇る2012年初日の出です。あしからず。昨年は台風に祟られましたが、今年もしっかりチャレンジしていきます。


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謹賀新年・午

船長からのお知らせ 2014年01月01日 18:53

060904そら親子@エコカフェ.jpgあけましておめでとうございます。昨年は皆さまにとってどんな年だったでしょうか。

エコカフェでは昨年は思い切って、四国で氷河期の生き残り見ることのできる「石鎚山と別子銅山を巡るツアー」、大陸とりく続きであった証である生きた化石アマミノクロウサギを見られる「奄美大島自然体験ツアー」を実施することができました。奄美大島では「絶滅危惧種保護センター」を見学し、マダガスカルホシガメの保護飼育の説明も受けました。
小笠原諸島の形成史を学ぶことのできる「固有種の森の横断は行くと沈水カルストの南島を巡る父島の旅」は大型台風発生のため欠航となりました。父島の西約130kmの西之島近くで海底火山が噴火し新島誕生、成長し西之島と合体しました。
恒例のシンポジウムでは、岡山玉野市おもちゃ王国内の湿生植物学習センターで行っている「昆虫調査隊」に参加した子どもたちの中から昆虫観察の結果を発表をしてもらいました。知的障害者の子どもたちによるハンドベル演奏のプレゼントもありました。
小笠原小学校5年生の総合学習サポートは9年目に入り、芦生の森では京都大学フィールド科学教育研究センターを協賛し、赤城自然園で子どもたちの夜の森観察会を、三宅島での植林と下草刈り活動を実施しました。少しずつではありますが新しい工夫をしています。

今年は午年。エコカフェが名付けた宮古馬「空」もずい分と大きく育っています。写真は「空」が誕生した2006年9月4日に撮影したものです。立ち上がるとすぐにお母さんのおっぱいをもとめていました。
今年も皆さまとともに新しい時代をしっかり考え、エコカフェ物語りを一つひとつつづっていきたいと思います。


理事会・運営評価委員会・事務局一同

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