オクマワラビ(雄熊蕨)も毛むくじゃら

ビーグル号の航海日誌 2013年12月10日 23:34

120922オクマワラビ@エコカフェ.JPG小石川植物園のシダ植物コレクションからクマワラビの近縁種であるオクマワラビを紹介します。名前の由来にもあるように、こちらも葉茎は毛むくじゃらのようです。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

オクマワラビ(雄熊蕨、学名:Dryopteris uniformis (Makino) Makino)はオシダ科オシダ属の常緑性シダ植物。分布は北海道奥尻島、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国東部に及び、丘陵や山地の林縁や林床などに自生。草丈は50pから80pほど、根茎は太く直立か斜上、葉は束生し、葉茎に黒褐色の広披針形から線形の鱗片が密生。葉は長楕円状披針形の1回羽状複葉(時に下部は2回羽状深裂)で光沢のない革質、葉身30pから60pほどで葉先は鋭く尖ります。羽片は線状長楕円形で尾状に尖ります。さらに羽状深裂する裂片は長楕円形で鈍頭、上部に微鋸歯がつきます。胞子嚢群(ソーラス)は腎円形の苞膜に包まれ、葉身上部の羽片主脈両側に1個ずつつきます。

本種はクマワラビに似るが胞子嚢群がついた羽片が縮れることがないので区別は容易なようです。縮れることがなく立派だから「雄」としたのでしょう。


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瑞巌山圓光寺に染まる

131124圓光寺@青柳n.jpg131124圓光寺庭園@青柳n.jpg京都左京区をぶらり。圓光寺は臨済宗南禅寺派の寺院であって、創建は1601年(慶長6年)、本尊を千手観音とする。1667年(寛文7年)に現在の場所に移築、京都の数ある寺のなかでも比較的新しいほうです。[2013年11月24日撮影:京都左京区@青柳]

当時、徳川家康の文治政策として、足利学校の第9代庠主の閑室元桔師を招き、伏見城下に学問所として圓光寺を開いたのが始まりで、日本における最古の活字本「伏見版」の印刷事業が行われたという。庭園「十牛」には洛北で最も古いとされる栖龍池水琴窟があり、紅葉の名所にもなっています。

徳川家康に所縁のある寺院だけあって、境内奥には家康を祀った東照宮もあります。大きな寺院ばかりが観光の対象となっていますが、小さな寺院でも意外な発見があるものです。


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追悼、辻井喬(堤清二)翁

080412第19回草花教室(in小石川植物園) 035.jpgよき時代を超越するアドバイスをいただいた。
柔和な表情と優しい語りかけとは異なる深く厳しい魂の翁。エコカフェでお会いした時は、実業家として名を馳せた後、文化人としてずいぶんご活躍をされていた。赤城自然園の本質をどこに求めるかを確定させるためにお会いしたのが最初であった。物事の本質に律儀な方であったように記憶している。
対話のやり取りで大切だと感じることがあると、太めの万年筆で一字一句を確認するように丁寧にメモされていく。それは本質に近づくための儀式そのものなのである。
全くと言って隙がない。対話の流れに矛盾はないか、迷いはないか、気負いはないか、ある種緊張感が走る。またお会いすることになるだろうかと部屋を後にしたのを鮮明に覚えている。そして何度かお会いする機会を得た。
テーマは子供たちの学び取る力と私たち大人はどう向き合うべきなのか、であった。
お会いした後は不思議といつも超難解なパズルと向き合いひも解いてゆくような深い余韻に包まれたものである。
私たちの矛盾が時代を超越した普遍、本質に近づくために、その存在はこれからも不変の輝きを放ってやまない。

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