タラヨウ(多羅葉)は郵便局の木

ビーグル号の航海日誌 2013年12月02日 22:06

120504タラヨウ雌木@エコカフェ.JPGモチノキの仲間には広く世界に4属約450種、日本には1属23種が分布するという。そのうち、タラヨウは葉に文字を書くことができ文代わりにできることから「葉書の木」「郵便局の木」として郵便局前に植栽されたりしていることがあります。葉に含まれるタンニンが酸化して黒色化するのだそうですよ。[2013年5月4日撮影:小石川植物園@阿部]

タラヨウ(多羅葉、学名:Ilex latifolia Thunb.)はモチノキ科モチノキ属の常緑高木。120504タラヨウ雌木の花@エコカフェ.JPG分布は本州静岡県以西の太平洋側、四国、九州、国外では中国に及び、温暖な山地の日当たりのよい場所に自生、実際は寺社仏閣の周辺などに生育し自然林は少ないという。樹高は10mから20mほど、樹皮は灰褐色、葉は互生し光沢があり肉厚、葉身約20pの長楕円形、葉縁は細鋸歯、葉先は短く尖ります。花期は4月から5月頃、雌雄異株、葉脇から集散花序をだし、径約7oの淡黄緑色の小さな4弁花をたくさん咲かせます。果実は径約8oの球形の核果、秋に赤く熟します。

名前の由来はインドで経文を書くのに使われた「多羅樹」に文字を書くことができる性質が似ていることにあるらしい。日本でもお寺の境内などによく植えられたといいます。


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ナナミノキ(七実の木)は陽樹性

120504ナナミノキ@エコカフェ.JPG東京大学附属小石川植物園内の常緑樹の森でなんとナナミノキを観察することができます。名前の由来はたくさんの美しい実がなることにあるという。果実がやや長いことから「長実の木」と転化して別名にナナメノキともいう。本来、関東地方では自生していないのでわざわざ植栽されたものなのでしょう。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

ナナミノキ(七実の木、学名:Ilex chinensis Sims.)はニシキギ目モチノキ科モチノキ属の陽樹性の強い常緑高木。120504ナナミノキ樹皮@エコカフェ.JPG分布は本州静岡県以西、四国、九州、南西諸島、国外では中国に及び、温暖な沿岸部低地から山地までのアカマツ、コナラ、ソヨゴ、クロバイなどの二次林によく自生。樹高は10mから15mほど、樹幹は直立し、樹皮は灰褐色で平滑、葉は互生ししなやかな革質、葉身7pから12pほどの長楕円形か倒披針形、葉縁に低鋸歯(時に先端が棘状)で葉先は細く尖ります。花期は6月頃、雌雄異株、本年枝の葉腋に散房花序をだし、薄紫色の径約5oの花をたくさん咲かせます。雄花は雌蕊が退化、雌花は雄蕊が退化、稀に両性花もみられるという。果実は長径約1pの楕円形の核果、秋に赤く熟します。

種子は発芽が悪く、陽樹性が強いので松枯れのニッチなどで多く進出するようです。ナナミノキはクロガネモチなどと同じように秋になると葉をかなり落とし、少ない日光を我慢強く求めるかのようです。


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