大晦日だ!

船長からのお知らせ 2013年12月31日 17:02

100227名残@エコカフェ(八ケ岳).JPG今年も駆け足のように一年が過ぎ去っていった。足を止める暇もなかった。地球温暖化の影響の一現象として世界各地で異常気象の発生が定着しつつあるように思える。日本と取り巻く国際環境も刻々と変化をしているようだ。こちらは自然とは異なり人の意思が直接働く世界のようにも思えます。
冬まっただ中、森は春から夏、秋へと生産活動を終えて、休息を取り戻しています。降り積もる雪の下で来春の準備を着々としているんです。そーっと、静かに、着実に。
エコカフェも新た出発のための準備を進めています。皆さまの思いをしっかり感じながら。今年も一年、お世話になりました。新年を皆さまと一緒に楽しく創造していきます。

大晦日に。

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アカハナカミキリ(赤花髪切虫)

ビーグル号の航海日誌 2013年12月30日 14:38

130720アカハナカミキリ@エコカフェ(棒ノ折山).JPG棒ノ折山山頂から河叉へ向かう登山道はスギの二次林沿いに雑木林が広がっています。林縁では夏には多様な昆虫を目にすることができそうです。ここではアカハナカミキリを紹介します。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@阿部]

アカハナカミキリ(赤花髪切虫、学名:Aredolpona succedanea (Lewis))はカミキリムシ科ハナカミキリ亜科ハナカミキリ族アカハナカミキリ属の中型の甲虫。分布は北海道、本州、四国、九州、縄本島、小笠原父島、国外では朝鮮半島、中国東北部、ロシア東部に広く、平地から山地の林縁などに自生。130720アカハナカミキリ@エコカフェ.JPG体長は12mmから22mmほど、頭部と触覚、後肢は黒色、他は全体が帯茶色の赤色。出現時期は6月から8月頃、樹上性、幼虫はマツなどマツ科のほかハンノキ、クヌギなどの枯木や伐採木を食します。越冬は幼虫で摂食しながらするという。

アカハナカミキリには、稀に胸部が黒色化したものや全体が黒色化した個体もいるそうです。黒色化個体についてはキイオオトラフハナムグリでも起こる生理現象でしたね。


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これなんだシリーズ(224)

ビーグル号の航海日誌 2013年12月29日 01:05

101211_1313~01_0001.jpg江ノ島で一年中見られます。美味しいです。

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ハナガサイグチ(花笠猪口)

ビーグル号の航海日誌 2013年12月28日 20:00

130720ハナガサイグチ@エコカフェ.JPG棒ノ折山尾根筋の登山道脇のコナラやマツのある林床でみた黄色いキノコです。放っておいたのですが、漸く調べてみました。このブログでも紹介しましたが、キノコには腐食菌と菌根菌とがあります。ハナガサイグチは菌根菌です。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@阿部]

ハナガサイグチ(花笠猪口、学名:Pulveroboletus auriflammeus (Berk. & Curt.) Sing.)はイグチ目イグチ科キイロイグチ属の小型から中型のキノコ。130720ハナガサイグチ@エコカフェ(棒ノ折山).JPG分布は日本、国外では北アメリカ東部に及び、アカマツコナラ、シイなどの雑木林内の地上に自生。夏から秋にかけて発生。背丈は4pから6cmほど、傘は径3pから4pほどで鮮橙色、表面は繊維状で毛羽立ち、柄は縦状の網状紋が入ります。傘裏には管孔が密でスポンジ状で帯黄白色です。

鮮やかな色ですので毒性があるのかと思ったのですが不明のようです。しかし、毒キノコ外見が類似のものも多く、不食とある以上、危険と思ったほうがよいようです。


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アキグミ(秋茱萸)は実をたわわと

ビーグル号の航海日誌 2013年12月27日 20:00

131005アキグミ@エコカフェ.JPGこの秋の会津磐梯山の山行。天気には恵まれませんでしたが静かな秋の深まりを堪能することができました。アキグミが沢山の果実をたわわと実らせていました。[2013年10月5日撮影:第17回自然観察会@阿部]

アキグミ(秋茱萸、学名:Elaeagnus umbellata Thunb.)はヤマモガシ目グミ科グミ属の落葉低木。分布は本街道道南部、本州、四国、九州(屋久島まで)、国外では東南アジアからヒマラヤに及び、海岸近くからブナ帯までの明るい林道脇や河原などに自生。131005アキグミ@エコカフェ(会津磐梯).JPG樹高は2mから3mほど、葉は互生し、葉身4pから8pほどの長楕円形、全縁で葉先は尖ります。葉表の鱗片はやがて脱落、葉裏の鱗片は密で銀白色。花期は5月頃、葉腋に束生、花は無花弁、萼筒長8mmほどで先端が4裂、淡橙色。果実は径7mm前後のほぼ球形の偽果、秋に赤く熟します。果実はタンニンを多く含み渋みがあるが、食べられます。

アキグミは根に根粒菌を共生しているため、空気中の窒素固定が可能なことから痩せた土地であってもよく育つそうです。河原でよく見かけるのはそのためです。いわゆる先駆的植物です。


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リュウキュウキジバト(琉球雉鳩)の単独行動は

ビーグル号の航海日誌 2013年12月26日 20:00

130413リュウキュウキジバト@エコカフェ.JPG奄美大島の林道脇の背後に森が迫る開けた草地でリュウキュウキジバトが餌を啄んでいるのに遭遇しました。警戒心が強い鳥ですが、近づいてうまくパチリ写真に収めました。内地の里山ではユーラシア大陸東部に広く生息する亜種キジバトをよく見かけることができます。[2013年4月13日撮影:奄美大島自然体験ツアー@阿部]

リュウキュウキジバト(琉球雉鳩、学名:Streptopelia orientalis stimpsoni(Stejneger))はハト目ハト科キジバト属の陸鳥。南西諸島に生息する固有亜種。分布は南西諸島に限り、平地から山地の明るい森林に生息。北海道や本州北部の個体群は越冬のため南に渡るという。全長は33cmほど、体色は雌雄とも帯赤褐色、黒と赤褐色の鱗状模様が、頚部側面に青と白の横縞模様が入るのが特徴です。食性は雑食性、果実や昆虫類、貝類、ミミズなども食するそうです。繁殖期はほぼ周年、1回に2個産卵、抱卵は15日ほど、夜間は雌、昼間は雄が担当。孵化後15日ほどで巣立ちます。

キジバトの名前の由来は雉の雌に体色が似ていることにあるそうです。番(つがい)で行動することが多いとされますが、抱卵期か抱育期なのでしょうか、単独でしきりと餌を探しているようでした。


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イワヘゴ(岩桫)も逞しい

ビーグル号の航海日誌 2013年12月25日 07:21

120922イワヘゴ@エコカフェ.JPG120922イワヘゴ胞子のう群@エコカフェ.JPG小石川植物園のシダ植物コレクションからタニヘゴの仲間のイワヘゴを紹介します。似ていますが胞子嚢群のつき方が違うんですよ。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

イワヘゴ(岩桫、学名:Dryopteris cycadina (Franch. et Sav.) C.Chr.)はオシダ科オシダ属の常緑性シダ植物。120922イワヘゴ葉表@エコカフェ.JPG分布は本州(山形県、新潟県、関東地方以西)、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、中国、済州島、インド、スリランカ、ヒマラヤに広く、低山から山地の林下や沢沿いに自生。草丈は60pから120pほど、根茎は太く短く直立、葉柄に黒褐色で披針形の膜質鱗片を密、辺縁に疎らに毛状突起をつける。葉は単羽状複葉、葉身40pから80pほどの倒披針形から長楕円状披針形、羽片は20対から30対で浅裂か深裂。羽片は線形、葉身中部から先端へいくほど短く、先端は鋭く尖り、最下数対の羽片は下向きになるのが特徴。胞子嚢群(ソーラス)は羽片の全面に散在、苞膜は腎円形で全縁です。

イワヘゴを母種とする自然交雑種として、もう一方の母種がツクシイワヘゴであるシビイワヘゴやオクマワラビであるハガネイワヘゴが知られます。


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冬が来た・・・

気まま太公望 〜釣れ釣れなるままに〜 2013年12月24日 19:35

IMG_7812.jpg
そういえば今日はクリスマスイブですね。

私にはあまり関係ありませんが、
皆様はいかがお過ごしでしょうか。

先週末は友人達と山中湖のコテージへ。

写真をご覧ください。
この冬景色。


そして、世界遺産に登録された富士が雪化粧し、
そびえ立つその姿は圧巻でした。

ダイヤモンド富士を見れなかったことが非常に
残念でしたが。

この時期、非常に綺麗ですので、
是非皆様も富士を見にお出かけしてみてください!


・・・と思いながら、広瀬香美さんの「ロマンスの神様」を口ずさみ、
コーヒーを片手に冬を噛みしめた週末でした。


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橋場の「ばんば」は老婆の神様

130907歌舞伎通り@エコカフェ(桧枝岐村).JPG檜枝岐村の鎮守神社境内にある歌舞伎舞台へ向かう細い石畳の途中にユニークな老婆の石像「ばんば」が祀られています。「ばんば」とは老婆、腰を下ろして片膝を立て、額にしわ寄せ、欠けた前歯を出して満面の笑み浮かべているのです。この神様は、時代の変遷とともにその役割を広げていらっしゃるようです。[2013年9月7日撮影:檜枝岐歌舞伎視察@阿部]

「ばんば」は、子供達を水難から守ってくれる水神様。130907ばんば@エコカフェ(桧枝岐村).JPG村を流れる桧枝岐川は、尾瀬沼・尾瀬ヶ原を水源とし、昔はしばしば洪水をもたらしたのだろう。この神様は、最近では、縁結び・縁切り神様としても信仰を集め、新しい鋏を備えると悪縁切り、錆びた鋏を備えると縁結びの継続(縁が切れない)の願いが叶うそうです。その上、ばんばの頭にお椀をかぶせると、どんな願いでもかなえてくれてしまう。地域の人びとからは、何でも叶えてくれる身近な神様のようです。

「ばんば」に願い事をし、必死に頑張ると、「ばんば」は何時しか必ずや願い事を叶えてくれるんだそうです。必死に頑張ると、がポイントですね。根雪に閉ざされた陸の孤島で人びとは文化。伝統を育んできたのです。


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サンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂でもクリスマス・ミサを

120822フィレンツェ大聖堂@エコカフェ.JPG120822フィレンツェ大聖堂2@エコカフェ.JPGクリスマスシーズン。日本では信仰と離れたイベント化。世界では事情は異なる。イタリアのフィレンツェにサンタ・マリア・デル・フィオーレ大聖堂はあるので「フィレンツェ大聖堂」とも呼ぶ。キリスト教カトリック教会で大司教座。何と言っても規模が大きく写真に収まりきりません。[2012年8月22日撮影:フィレンツェ@山崎]

大聖堂はドーモ、サン・ジョバンニ礼拝堂、ジョット鐘楼から構成され、1296年から140年以上の歳月をかけて建造されたという。そのため、晩期ゴシック建築様式と初期ルネッサンス様式を基本に、19世紀に手を入れた正面部分はネオ・ゴシック様式が取り入れられています。建物はマドレーヌ教会とは異なり、典型的なラテン十字の平面、その規模は全長153m、最大幅90m、高さ107mもあるという。現在のものは3代目で一番大きく、初代は4世紀頃に古代ローマのドムス跡に建設、2代目は7世紀頃に再建。もちろん世界文化遺産に指定されています。

大聖堂は「花の聖母(マリア)」の名で人びとに親しまれ、24日深夜にクリスマス・ミサが執り行われ、大勢の人びとが集い、救世主キリストの生誕を祝うそうです。


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アンヌプリ山から羊蹄山を眺望

ビーグル号の航海日誌 2013年12月23日 23:09

131222アンヌプリ山から蝦夷富士眺望@エコカフェ(竹則)n.jpgクリスマスイブを前にアメリカ合唱国でも異常な寒波に見舞われているようです。西海岸を除き全米各地で大雪、暴風雨、竜巻、雷雨に伴う洪水と局所的な異常気象のようです。日本列島は気圧の谷が通過する北海道等の一部を除き典型的な西高東低の冬型の天気です。[2013年12月22日撮影:アンヌプリ山@竹則]

アンヌプリ山は標高1308m、谷川岳と同じように双耳峰を山です。「アンヌプリ」とはアイヌ語風に後世に造語したものらしい。アイヌ語では「チセヌプリ」が正しいようだ。この地域は積雪量が多いため、この山にもニセコアンヌプリ国際スキー場があり、国際的にも名が知れているという。そんなわけで一行は単一の白銀の世界を身を投じているのです。

山頂からは活火山の羊蹄山(蝦夷富士:標高1898m)がよく見えました。ちょうど、富士山の笠雲のような雲が山体に纏わりついています。それにしても雄大です。


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マドレーヌ寺院でクリスマスミサを

100916マドレーヌ教会マリアk歓喜像.jpgフランスのパリにあるマドレーヌ寺院はカトリック教会で、聖女マグダラのマリアを守護聖人とします。クリスマスにはクリスマスミサとは別に伝統のオルガンコンサートが開催されます。教会内の厳かな雰囲気の中での音響は素晴らしく、一度は聴きたいですね。[2010年9月16日撮影:パリ@時代]

内部の主祭壇には聖マグダラのマリアの歓喜像(写真)、右側に聖母マリア婚礼像、左側にキリストの洗礼像が安置されています。建物は十字型ではなく側廊のないI型、外観はコリント式の列柱52本が並ぶネオ・クラッシック様式です。元々のブルボン王朝により建設が始まりナポレオンが完成したが、ナポレオン失脚により、1842年にルイ18世が教会へと用途を変更したという歴史があります。

マグダラのマリアは新約聖書の福音書に登場するイエスに従った女性で、キリスト教の主要教派で聖人に列せられているそうです。観光で訪れたにわか仕立ての日本人にはキリスト教の歴史的の奥深さに驚愕です。


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冬至にカルナック神殿を

ビーグル号の航海日誌 2013年12月22日 19:22

070504スフィンクス像拡大@エコカフェ(カルナック神殿).JPG今日は冬至。一年で昼が一番短い。明日からは一日一日、畳の目ほどに昼間が伸びていく。古来、人びとは太陽は地上を支配し、冬至の翌日から太陽の復活が始まると考えた。太陽の復活はこの世の森羅万象の復活でもあると考えたのです。

少しだけ古代エジプトを覗いてみよう。古代エジプト新王国時代(紀元前1550年から1069年頃)における首都テーベ(現ルクソール)に壮大なカルナック神殿が建築された。070504第一中庭とラムゼス2世スフィンクス@エコカフェ(カルナック神殿).JPG070504ラムゼス3世神殿入口@エコカフェ(カルナック神殿).JPG太陽神ラー=アメンを中心に地母神ムトや戦い神モンチュに捧げられた3つの複合神殿からなる。その西岸、太陽の沈む方向には、古代の王たちの地下墓のある「王家の谷」や「ハトシェプスト女王葬祭殿」があります。

古代エジプトでは太陽神ラー(アメン=ラー)を最高神とし、多くの神々が誕生。太陽神ラーの涙から古代のエジプトの人びとが誕生、彼らの祖神でもあるという。日本の太陽神、天照大御神は日本人の祖神とするのと同じですよ。


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高山植物の魅力(106)/イワオトギリ(岩弟切)

ビーグル号の航海日誌 2013年12月21日 17:28

130714イワオトギリ@エコカフェ(木曽御嶽山:中村).jpg季節違いの報告、写真を整理しています。中央アルプス乗鞍火山帯の最南端に位置する木曽御嶽山(標高3067m)の登山道脇で咲いていたシナノオトギリの黄色い花です。[2013年7月14日撮影:木曽御嶽山@中村]

イワオトギリ(岩弟切、学名:Hypericum kamtschaticum Ledeb. var. hondoense Y.Kimura)はオトギリソウ目オトギリソウ科オトギリソウ属の多年草。日本固有種。分布は本州中部地方以北に限り、亜高山帯から高山帯の草地や林縁、主に日本海側に自生。130714イワオトギリ木曽御嶽山@エコカフェ(中村).jpg草丈は10pから30pほど、葉は対生し、葉身15mmから40mmほどの卵状楕円形、全体に黒点が散在し、明点も混ざります。酷似しているシナノオトギリは葉縁に黒点が並びます。花期は7月から8月頃、蕾は赤っぽく、開花すると黄色くなります。花は径約20mm、花弁5枚、多くの雄蕊は長く、萼片に黒線が入るのが特徴です。

本州中部地方にシナノオトギリ、南アルプスにはウツクシオトギリ、北海道日高山脈などには広域のハイオトギリや地域限定のヒダカオトギリとサマニオトギリの花が短い夏の間に見られます。地域的な変異が見られる典型的な高山植物ですね。


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タニヘゴ(谷桫)は逞しい

120922タニヘゴ胞子のう群@エコカフェ.JPG小石川植物園のシダ植物コレクションからタニヘゴを紹介します。名前の由来は、谷に自生すること、根茎や葉柄がヘゴのように強靭なこと、にあるという。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

タニヘゴ(谷桫、学名:Dryopteris tokyoensis (Matsum. ex Makino) C.Chr)はオシダ科オシダ属の夏緑性の大型のシダ植物。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、山地寄りの開けた湿地に自生。120922タニヘゴ@エコカフェ.JPG草丈は100pから150pほど、根茎は太く短く直立、葉柄基部に暗褐色から淡褐色の大きな膜質鱗片が密。葉は単羽状複葉、葉身は披針形で羽片が40対から50対で浅裂か深裂。羽片は線形から線状披針形、葉身中部から下部へいくほど短く、最下裂片が耳垂状になるのが特徴。胞子嚢群(ソーラス)は中肋近くに並び、苞膜は腎円径で全縁です。

近縁種で国内に分布するものに、ソーラスがより小さく辺縁寄りにつくオオクジャクシダ、 ソーラスが前面に散在するイワヘゴ、前2者の中間のキヨズミオオクジャクなどが知られます。


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最上川を往来する小鵜飼舟に

⇒寄港地だより 2013年12月20日 22:54

131203酒田丸@エコカフェ(森本).jpg最上川は稲作が盛んな米沢盆地、山形盆地、庄内平野を流れ、日本海に注ぐ。時は1759年(宝暦9年)、米沢藩は最上川上流の急流でも運航できる小型船として「小鵜飼舟」を建造したという。酒田市内の山居倉庫脇に船大工の木村成男氏の造った「酒田丸」が復元展示されています。[2013年12月3日撮影:山形酒田@森本]

酒田市並木@エコカフェ(森本)_n.jpg小鵜飼船@エコカフェ(森本)n.jpg小鵜飼舟は、櫂や帆で進み、急流を上る時は綱で曳くというものです。人力と風力の組み合わせで長閑なものです。3人乗り、全長15m、全幅2m、米30表から50表、重量換算で2tから3tを運ぶことができたという。ディーゼルエンジンのない時代、河川の多い日本において舟運は重要な交通手段であったのです。内陸から年貢米、染料や食用油原料の紅花、繊維原料の青苧などの特産品、大豆、小豆、たばこ、蝋、漆、菜種などが運ばれ、酒田港から北前船で大阪、京都に送られ、上方からは塩、干魚、茶、繰綿、瀬戸物などが大量に運ばれたという。もちろん、京文化も伝搬し、新庄、大石田、谷地の祭は京都祇園祭の流れをくむそうです。
酒田市@エコカフェ(森本).jpg
江戸時代には左沢より上流のみで利用、明治時代になりひらた舟のみが航行していた下流域でも利用できるようになったといいます。皆さんもぜひお訪ね下さい。


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長谷寺は観音霊場に

091124長谷寺@エコカフェ.JPG奈良桜井にある長谷寺は真言宗豊山派総本山。創建は奈良時代前半頃(寺伝では686年)、開基は道明、本尊は十一面観音。大和と伊勢を結ぶ初瀬街道を見下ろす初瀬山中腹斜面に清水寺と同じ懸造の本堂を構える。境内の牡丹が有名、古くから「花の御寺」として親しまれています。[2009年11月24日撮影:奈良桜井@青山]

長谷寺は847年(承和14年)12月21日に定額寺、その後に別当の置かれる官寺とされ、870年(貞観12年)に太政官の統制下に置かれたという。平安時代中期以降、興福寺(法相宗)の末寺となり、観音霊場として貴族の信仰を集め、中世以降には武士や庶民の間で広く信仰。091124長谷寺@エコカフェ (2).JPG16世紀以降は新義真言宗の流れをくみ、1588年(天正16年)、豊臣秀吉に根来寺を追われた真言宗門徒が入山し、真言宗豊山派を形成。現在では、全国に宗派は異なるが十一面観音を本尊とし「長谷寺」を名乗る寺は240ほども数えるという。

大和七福八宝巡り(三輪明神、長谷寺、信貴山朝護孫子寺、當麻寺中之坊、安倍文殊院、おふさ観音、談山神社、久米寺)の一つにも数えられます。


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頭塔は摩訶不思議を伝え

ビーグル号の航海日誌 2013年12月19日 22:30

頭塔@エコカフェ.JPG奈良高畑に「頭塔」と呼ばれる階段状の土でできた塔があります。奈良時代の造営と伝えられています。浮彫の石仏の様子を見たかったので訪ねたことがあります。

『東大寺要録』によると、僧実中によって造営。どんな思いで造ったのだろう。当時の流行りであったのだろうか。他に類似の土塔が大阪堺の大野寺にあるだけだが、土で造営したため壊されやく、むしろ現存しているほうが稀と理解すべきではないだろうか。頭塔@エコカフェ (2).JPG全体は7段の階段ピラミッド状の構造で、基壇の1辺は30m、高さは1.2mほど。1段ごとに1辺は3mずつ短くなり、最上檀の1辺は6.2m、1段ごとに高さは奇数檀で1.1m、偶数檀で0.6mであって、塔の高さとしては10mほどと報告されています。東西南北の各面に石仏が11基ずつ配されているという。

石仏44基のうち22基が重要文化財に指定されています。写真は東面第一段中央に配されている浮彫如来及両脇侍二侍者像です。当時の人々はこの土塔とどんな気持ちで向き合っていたのでしょうか。


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第93回定例事務局MTG開催結果(速報)

なかよし@エコカフェ.jpg昨夜は少し風もあり冷たい雨が降っていました。山沿いでは雪だったようです。第93回定例事務局MTGをエコカフェ渋谷会議室で開催しました。

・群馬プロジェクトの進捗状況の報告と今後の課題の整理
・ときがわプロジェクト(ベネ・ワン村)の進捗状況と集客方法などの課題の検討の進め方の整理
・間伐材等森林資源の利活用方策の検討状況報告と今後の検討の進め方の整理ふくしま.jpg

年内最後ということもあり、一年を振り返って仕事と人生をつなぐものの意見交換をしました。若い人たちの大いなる活躍に期待していきたいと思います。


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五台山清凉寺の由緒は

ビーグル号の航海日誌 2013年12月18日 23:33

五台山清涼寺(嵯峨野釈迦堂)@青柳n.jpgひとつの寺院も創建から今日までひとつ道を真っ直ぐに辿ってきたとは限らない。何度も戦乱にあったり、大火に見舞われたり、大地震にあったり、宗派の交代があったり、事情はそれぞれ異なるようだ。京都奥嵯峨野にある五台山清凉寺、「嵯峨釈迦堂」もそんな寺院のひとつであろう。[2013年11月24日撮影:京都嵯峨野@青柳]

元々この地には、源融公の山荘があって、没後896年(寛平8年)、子息が阿弥陀三尊像を造って阿弥陀堂に祀り、棲霞寺(せいかじ)とし、釈迦堂も建てられた。平安中期になり、「然(ちょうねん)上人が宋より持ち帰った釈迦如来像「三国伝来の釈迦像」を、弟子の盛算がそそ釈迦堂に奉り本尊とし、清凉寺としたという。当時、比叡山延暦寺に対応する南都系旧仏教の中心としようとの意図があったとも言われています。

中世以降には「融通念仏の道場」としても知られるようになり、1530年(享禄3年)に華厳宗から浄土宗に改宗し、今日に至るのですね。


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小倉山二尊院に古の栄華を

ニ尊院@青柳.jpg嵯峨野の小倉山の東麓にあって、大覚寺、天龍寺と並んで嵯峨野三名跡に数えられ、近代以前は皇室や公家と縁が深く、宮中の仏事を司る「寺院四寺」のひとつでもあった。天台宗の寺で、正しくは二尊教院華台寺という。[2013年11月24日撮影:京都嵯峨野@青柳]

創建不詳であるが承知年間(834年から848年)頃、嵯峨天皇の勅願により開基は慈覚大師円仁。本尊は釈迦如来と阿弥陀如来の二尊。鎌倉時代に再興し法然の弟子の湛空、叡空が継いだが、室町時代に入り南北朝の乱、応仁の乱で再び焼失、三条西実隆らが再々興。総門は伏見城の薬医門を移築したと伝わり、奥に小倉百人一首の撰者と知られる藤原定家縁の時雨亭跡があったりする。二条家、三条家、三条西家、四条家などの公家の墓や土御門天皇、後嵯峨天皇、亀山天皇の分骨を安置する三帝陵がありますよ。

少し奇異な感じがするのが、境内にある楊貴妃の墓と伝えられる五輪塔の存在。その昔、絶世の美女「楊貴妃」が難を逃れ、小舟に乗り日本海に面する長門に漂着したという伝説が残るというが。


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檀林寺は古の彼方に

京都嵯峨野、祇王寺の参道途中にある檀林寺を紹介します。平安時代初期に遡る由緒ある寺だが、室町時代に廃寺となり、1964年(昭和39年)に浄土宗大覚寺派の寺として再興したとか。本尊は准胝観音菩薩。ところが、実際は骨董屋であって寺としての機能はないらしい。どうなっているのでしょう。[2013年11月24日撮影:京都嵯峨野@青柳]

檀林寺@青柳_n.jpg創建は815年(弘仁6年)、開基は嵯峨天皇の后橘嘉智子(檀林皇后)、開山は義空。臨済宗の寺であって京都尼五山第三位であった。盛時には塔頭・子院12坊がある平安初期の仏教文化の中心地、我が国で禅が初めて唱えられた寺とも伝えられる。応仁の乱後に衰退し後年廃寺。寺跡には足利尊氏により天龍寺が建てられています。

尼五山は室町時代に五山の制に倣い臨済宗の尼寺に導入。京都と鎌倉に定められた。京都尼五山は、景愛寺、護念寺、檀林寺、恵林寺、通玄寺をさすが往時の姿はない。


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詩仙堂丈山寺の魅力

ビーグル号の航海日誌 2013年12月17日 01:37

131124詩仙堂@青柳_n.jpg131124詩仙堂@青柳n.jpg京都左京区にある詩仙堂。江戸時代初期の文人石川丈山の山荘跡、現在は曹洞宗の丈山寺。1641年(寛永18年)、山麓の凹凸を巧みに生かし、隠居生活のために建てたという。当初は「凹凸窠(おうとつか)」と呼んでいたそうだ。[2013年11月24日撮影:京都左京区@青柳]

詩歌三昧の生活。質素な表門「小有洞」、竹林の続く参道、門「老梅関」をくぐると詩仙堂の玄関。玄関を入ると右手に仏間と座敷、左手には「詩仙の間」、「読書の間」などが続く。「詩仙の間」には、中国三十六歌仙の詩を添えた肖像の板絵が飾られる。玄関上の三階建て「嘯月楼」から南方に一望する庭園は繊細で美しい。渓流を走る水の音、遠慮がちな小さな池、四季折々に咲く花々、とりわけ秋は紅葉の艶やかさが心に燃えます。

静寂さをかいくぐって時折響く音、ししおどしの竹が水を放出した勢いで岩をはじく音は心に強く沁み入ります。静寂を意識するから僅かな動が途轍もないエネルギーを伴って意識される。間断なく流れる小さな流れの音は静寂さの証であろう。自然の営みをエッセンスを抽出した楽しみが広がります。


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変化を求めるエコカフェ

船長からのお知らせ 2013年12月16日 22:00

131216忘年交流会@エコカフェ.jpgいつものイベントがやってきた。お茶の水の「プラザ・プラスワン」、昭和のレトロの匂いがするちょっと不思議な店内。エコカフェの忘年交流会の会場となって10回を数えよう。ほぼ毎回参加の常連メンバーも少なくない。

時代とどう向き合うのか、人生とどう向き合うのか、エコカフェは変わろうとしている、なんてテーマでワイワイ、意見交換をしていく。あなたも私も主役、手を取り合ったら何ができるだろう、子どもたちに何をしてあげられるのだろう?たくさんの刺激的な情報、目移りするほどの商品、余りある人工的なものの中で流されて生きていないか。

動き出す多様なメンバー、エコカフェはフラットでオープンプラットフォームな組織。誰もが自由という不自由さと戦っている。エコカフェでは、好きなことを提案し、好きなようにやってよいと言われる。自由という不自由さの先にある真理がみえてくるだろう。

人生のご褒美を手にしながら、共に走ったり、共に転んだり、共に歌ったり、共に居眠りしたり、共に信頼しあえる!


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アマミデンタ(奄美連朶)の起源は!?

アマミデンタ@エコカフェ.JPG小石川植物園のシダ植物コレクションからアマミデンタを紹介します。アマミデンタは絶滅の危機に瀕していることから、種の保存法で「国内希少野生動物種」に指定。起源は大形のイノデであることから島嶼となった奄美大島において独自に分化する過程でなぜか矮小化。別名にヒメデンタという。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

アマミデンタ(奄美連朶、学名:Polystichum obae Tagawa)はオシダ科イノデ属の小型の常緑シダ植物。奄美大島固有種、アマミデンタ胞子のう群@エコカフェ.JPG環境省レッドリストで絶滅危惧TA類(CR) 。分布は奄美大島に限り、渓流沿いの湿った岩上に自生。草丈は4pから16pほど、葉柄は細く、葉は単羽状複葉又は2回羽状複葉で厚く紙質、葉身3pから12pほどの線形から線状披針形、羽片10対、各羽片は平行四辺形で全縁です。葉中軸に鱗片がつき、無性芽ができるという。胞子嚢群(ソーラス)は羽片に多くの列をなしてつきま。

アマミデンタは河岸工事などで自生環境が激減し、2000年に「種の保存法」に基づき「国内希少野生動物種」に指定され、保護増殖が期待。なお、奄美大島にはアマミデンタと同じように分化過程で矮小化したものにコビトホラシノブが知られます。


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これなんだシリーズ(223)

⇒これなんだシリーズ 2013年12月15日 16:21

131215これんなだ@エコカフェ.JPG北海道上空には強い寒波が入り荒天に見舞われているというが、13日、中東各地で雪が降り、エジプトの首都カイロでは何と112年ぶりのことのようです。
それにしても極端な異常気象は、地球全体の水分と熱の循環が低緯度と中緯度、高緯度で不安定にシフトしていることによると考えられ、今後も継続するとみるべきでしょう。

都心の真ん中、東郷神社の境内で黄色く色づいた葉っぱを見つけました。
一体、黄色の葉っぱの持主の正体は?


ヒント⇒
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ムニンイヌグス(無人犬楠)は分化途上

ビーグル号の航海日誌 2013年12月14日 23:04

120504ムニンイヌグス新芽@エコカフェ.JPG120504ムニンイヌグス葉@エコカフェ.JPG小笠原の森には環境適応の結果、微妙に進化・分化を遂げ棲み分けをしているものもあるようです。ムニンイヌグスもその一つで、葉が細く葉縁が波打ちやや湿潤な場所を好むテリハコブガシと極めて近縁と考えられます。どちらも新葉が青くホソバタブの近縁と考えられ、オガサワラアオグスとまとめる考えもあります。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

120504ムニンイヌグス花序@エコカフェ.JPGムニンイヌグス(無人犬楠、学名:Machilus boninensis Koidz.)はクスノキ科タブノキ属の常緑亜高木。小笠原固有種。分布は父島、兄島と母島に限り、父島では林内、母島では尾根筋や林縁に多く自生。樹高は5mから7mほど、葉は互生し、葉身は長楕円形から楕円形、全縁で葉先はやや尖ります。ただし、母島の個体は若葉が赤褐色を帯びるなど、父島の個体と差異が認められるという。花期は3月から4月頃、枝先に近い葉腋から集散花序をだし、淡黄緑色の小花をたくさん咲かせます。果実は球形で盛夏に黒紫色に熟します。

タブノキ属は熱帯・亜熱帯アジアを中心に約60種、小笠原諸島にはムニンイヌグスのほかテリハコブガシ、コブガシが知られています。ムニンイヌグスとテリハコブガシには中間的な個体もあるが、コブガシはタブノキの近縁で新葉は赤くなります。


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マコガレイ(真子鰈)は美味しい

131124マコガレイ@エコカフェ.JPG南三陸で捕れたマコガレイです。体長25p位でしょうか。この季節は子持ちで美味しく頂くことができます。特に、大分県日出町沿岸で漁獲されるものは「城下カレイ」と呼ばれ、高級魚とて扱われています。南三陸もそうですが日出町沿岸の湾内の海底でも湧水があるそうです。[2013年11月24日撮影:南三陸@青山]

マコガレイ(真子鰈、学名:Pleuronectes yokohamae Günther, 1877)はカレイ目カレイ科ツノガレイ属の底魚。分布は北海道南部以南から大分県、瀬戸内海、東シナ海北部、渤海に及び、水深100m以下の浅い砂底や泥底に生息。体長は最大45cmほど、眼は体の右側にあり、有眼側の体色は暗褐色で黒褐色の斑点が散在します。マコガレイは同じ仲間のマガレイやクロガシラガレイに似ているが、両目の間に鱗(うろこ)があること、背鰭と尾鰭に黒色の条紋様がないこと、などで区別されるそうです。

カレイの仲間は世界でおよそ100種もいて、いずれも体の右側に両眼がある特異な姿をしています。南三陸沿岸ではいろんなカレイが生息しているそうです。


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世界のウミガメの食文化に驚嘆!

131005子ガメ計測@エコカフェ.JPG2013年度9月のアオウミガメレポートです。報告が遅れてしまいました。小笠原諸島父島での小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の5年生の総合学習も9年目。子どもたちはみんな子ガメ計測はお手の物、今回は世界のウミガメについて勉強しました。[10月詳細レポートはこちら⇒

131016授業風景@エコカフェ.JPG10月5日:定期計測と淡水池の掃除
10月16日:世界のウミガメレクチャー

インドネシアの食文化などの話、未だウミガメの卵を盗掘して生計を立てている人々がいることを知り、自分たちの環境との大きな違いに子どもたちは衝撃を受けていたようです。


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小倉山滝口寺(旧往生院三宝寺)の無常

ビーグル号の航海日誌 2013年12月13日 22:00

滝口寺@青柳.jpg三宝寺は法然の弟子である念仏良鎮上人が開祖である往生院の子院、明治初期に廃寺となり、近年、祇王寺の隣に寺名を滝口寺として再興。浄土宗大覚寺塔頭。平家物語・第十巻「横笛」に登場する滝口入道と横笛の儚い恋物語を三宝寺が伝えることから名づけられたという。祇王寺の横のなだらかな階段を上ると滝口寺の門はある。[2013年11月24日撮影:京都奥嵯峨野@青柳]

本堂には滝口入道と横笛の木造が安置。宮中の警衛に当たる滝口の武士であった滝口入道(名を斉藤時頼)は、健礼門院の雑仕女横笛に心を奪われ恋に落ちるが、父の反対にあい、19歳にして出家し往生院で修行に励む。これを知り往生院を訪ねた横笛17歳に入道は修行の妨げとし不在を伝える。悲嘆にくれた横笛は奈良法華寺に出家。再び訪ね心動かされる迷いを断つため高野山清浄心院で修行を。ほどなく横笛は黄泉の国に旅立つ。いよいよ修行に専心し高野聖となる。二人は次のような歌を贈りあったという。
贈った歌:剃るまでは恨みしかども梓弓 真の道に入るぞ嬉しき
横笛返歌:剃るとても何か恨みむ梓弓 引きとどむべき心ならねば

本堂には鎌倉時代作の滝口入道と横笛の木造が祀られ、本堂奥には竹林が美しく、滝口入道と平家一門の供養塔が建つ。竹林の路を進むと平重盛を祀っている古びた小松堂。さらに表門のすぐ右奥には鎌倉幕府を倒した悲運の武将・新田義貞の首塚もある。


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高松山往生院・祇王寺に漂う無常

ビーグル号の航海日誌 2013年12月12日 08:42

祇王寺@青柳n.jpg祇王寺A@青柳_n.jpg京都奥嵯峨にある小さな尼寺。真言宗大覚寺派の寺院で本尊は大日如来です。この寺にはもの悲しい物語りがあり、平家物語第一巻「祇王」に語られています。平清盛の移り気に翻弄された白拍子4人の無常が漂います。[2013年11月24日撮影:京都奥嵯峨野@青柳]

寺伝によると平安時代に法然上人弟子の浄土宗僧・念仏房鎮が往生院をこの地に開創したという。一時の隆盛は続かず、いつしか荒廃し尼寺として残り、明治初年に廃寺、1895年(明治28年)に元府知事北垣国道氏が茶庵を寄付、祇王寺として再興し今日に至る。藁葺き本堂には本尊のほか、清盛に捨てられ隠遁した祇王をはじめ母の刀自、妹の祇女、祇王の後を追った仏御前、そして平清盛の木像が安置。小さな境内には清盛供養塔、祇王、刀自、祇女、仏御前の墓がひっそりしています。

庵内の控えの間にある丸窓(吉野窓)は光の差し方によって影が虹色に映るという。竹藪や紅葉、庭一面に広がる苔、時間が止まってしまったかのような錯覚を覚えます。


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ヒメハイホラゴケ(姫這洞苔)は小っちゃい

ビーグル号の航海日誌 2013年12月11日 08:00

120922ヒメハイホラゴケ@エコカフェ.JPG小石川植物園のシダ植物コレクションからヒメハイホラゴケを紹介します。先に取り上げたハイホラゴケの近縁種です。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

ヒメハイホラゴケ(姫這洞苔、学名:Crepidomanes amabile (Nakai) K. Iwats.)はコケシノノブ科ハイホラゴケ属の常緑性シダ植物。環境省レッドリストで絶滅危惧TB類(EN)。分布は北海道後志、本州日本海側、九州北部、国外では朝鮮半島南部に及び、山地の渓流沿いの岸壁などに自生。120922ヒメハイホラゴケ@エコカフェ (2).JPG根茎は長く這い、所々で分枝し黒褐色の毛が密生。葉は根茎に密な感覚で生え、葉身3pから5pほどの三角状楕円形から広披針形で3回羽状複葉、葉先は鈍頭か鋭頭。葉柄、中軸、羽軸、小羽軸には翼がつき、裂片は数が多いため重なり合うという。胞子嚢群(ソーラス)は裂片に単生、葉の上部の中軸寄りに多くつき、浅いコップ状の苞膜に包まれ、辺縁は僅かに反り返ります。

野生化ではハイホラゴケの仲間は交雑種もあって見分けは極めて難しいような気がしますね。


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ハイホラゴケ(這洞苔)はシダ植物

120922ハイホラゴケ@エコカフェ.JPG小石川植物園のシダ植物コレクションからハイホラゴケを紹介します。名前に「ゴケ」とあるが苔ではありません。名前の由来は根茎が地を這うこと、洞窟のような場所に生えること、苔に似ていることにあります。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

ハイホラゴケ(這洞苔、学名:Crepidomanes birmanicum (Bedd.) K.Iwats.)はコケシノボ科アオホラゴケ属の常緑性シダ植物。分布は本州、四国、九州、南西諸島、小笠原諸島、国外では中国、ヒマラヤ、東南アジアに広く、山地の森林内の陰湿な渓流沿いの岸壁などに自生。草丈は8pから30pほど、根茎は長く這い、黒っぽい鱗片が密につき、暗褐色の根毛のある根が生えます。葉は根茎に数pの間隔で生じ、葉身5pから18pほどの卵状披針形か倒卵状長楕円形で2、3回羽状複葉、葉先は尖ります。葉柄、中軸、羽軸、小羽軸に幅広の翼がつくのが特徴です。胞子嚢群(ソーラス)は裂片に頂生、トランペット状の苞膜に包まれ、胞子嚢床は棍棒状に長くのび、辺縁は幾分反り返ります。

ハイホラゴケの仲間には小型で葉の小さなヒメハイホラゴケのほか、ホクリクハイホラゴケ、ツルホラゴケ、リュウキュウホラゴケ、シノブホラゴケ、ミウラハイホラゴケ、コケハイホラゴケなどが知られています。正直、難しいです。


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オクマワラビ(雄熊蕨)も毛むくじゃら

ビーグル号の航海日誌 2013年12月10日 23:34

120922オクマワラビ@エコカフェ.JPG小石川植物園のシダ植物コレクションからクマワラビの近縁種であるオクマワラビを紹介します。名前の由来にもあるように、こちらも葉茎は毛むくじゃらのようです。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

オクマワラビ(雄熊蕨、学名:Dryopteris uniformis (Makino) Makino)はオシダ科オシダ属の常緑性シダ植物。分布は北海道奥尻島、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国東部に及び、丘陵や山地の林縁や林床などに自生。草丈は50pから80pほど、根茎は太く直立か斜上、葉は束生し、葉茎に黒褐色の広披針形から線形の鱗片が密生。葉は長楕円状披針形の1回羽状複葉(時に下部は2回羽状深裂)で光沢のない革質、葉身30pから60pほどで葉先は鋭く尖ります。羽片は線状長楕円形で尾状に尖ります。さらに羽状深裂する裂片は長楕円形で鈍頭、上部に微鋸歯がつきます。胞子嚢群(ソーラス)は腎円形の苞膜に包まれ、葉身上部の羽片主脈両側に1個ずつつきます。

本種はクマワラビに似るが胞子嚢群がついた羽片が縮れることがないので区別は容易なようです。縮れることがなく立派だから「雄」としたのでしょう。


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瑞巌山圓光寺に染まる

131124圓光寺@青柳n.jpg131124圓光寺庭園@青柳n.jpg京都左京区をぶらり。圓光寺は臨済宗南禅寺派の寺院であって、創建は1601年(慶長6年)、本尊を千手観音とする。1667年(寛文7年)に現在の場所に移築、京都の数ある寺のなかでも比較的新しいほうです。[2013年11月24日撮影:京都左京区@青柳]

当時、徳川家康の文治政策として、足利学校の第9代庠主の閑室元桔師を招き、伏見城下に学問所として圓光寺を開いたのが始まりで、日本における最古の活字本「伏見版」の印刷事業が行われたという。庭園「十牛」には洛北で最も古いとされる栖龍池水琴窟があり、紅葉の名所にもなっています。

徳川家康に所縁のある寺院だけあって、境内奥には家康を祀った東照宮もあります。大きな寺院ばかりが観光の対象となっていますが、小さな寺院でも意外な発見があるものです。


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追悼、辻井喬(堤清二)翁

080412第19回草花教室(in小石川植物園) 035.jpgよき時代を超越するアドバイスをいただいた。
柔和な表情と優しい語りかけとは異なる深く厳しい魂の翁。エコカフェでお会いした時は、実業家として名を馳せた後、文化人としてずいぶんご活躍をされていた。赤城自然園の本質をどこに求めるかを確定させるためにお会いしたのが最初であった。物事の本質に律儀な方であったように記憶している。
対話のやり取りで大切だと感じることがあると、太めの万年筆で一字一句を確認するように丁寧にメモされていく。それは本質に近づくための儀式そのものなのである。
全くと言って隙がない。対話の流れに矛盾はないか、迷いはないか、気負いはないか、ある種緊張感が走る。またお会いすることになるだろうかと部屋を後にしたのを鮮明に覚えている。そして何度かお会いする機会を得た。
テーマは子供たちの学び取る力と私たち大人はどう向き合うべきなのか、であった。
お会いした後は不思議といつも超難解なパズルと向き合いひも解いてゆくような深い余韻に包まれたものである。
私たちの矛盾が時代を超越した普遍、本質に近づくために、その存在はこれからも不変の輝きを放ってやまない。

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ヤシャゼンマイ(夜叉銭巻)は渓流植物

ビーグル号の航海日誌 2013年12月09日 23:03

120922ヤシャゼンマイ@エコカフェ.JPG小石川植物園のシダ植物コレクションからヤシャゼンマイを紹介します。広域種のゼンマイに外見はよく似ているが、水を好み小型で葉が細いのが特徴です。両者は棲み分けしているので間違えることはないでしょう。ただし、両者の野生交雑種としてオオバヤシャゼンマイ(オクタマゼンマイ)が知られるので注意が必要です。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

ヤシャゼンマイ(夜叉銭巻、夜叉薇、学名:Osmunda lancea Thunb.)はゼンマイ科ゼンマイ属の夏緑性シダ植物。日本固有種。分布は北海道南部、本州、四国、九州東部に限り、渓流沿いの冠水するような岩場などに自生。草丈は30pから80pほど、根茎は直立か斜上、葉は叢生しやや硬く、2回羽状複葉で二型。胞子葉は栄養葉に先立ち4月頃に成長し、羽片は線形で胞子嚢を密につけ、胞子放出後に枯れます。栄養葉は葉身20pから45pほど、羽片と狭披針形の小羽片は全縁で軸とほぼ50°角につくという。ちなみにゼンマイではもっときつい角度になるそうです。

名前の由来は「ヤシャ」が「痩せ」の転訛説、「ゼンマイ」は若芽の渦巻きが古銭に似ることにあるとする説と「千巻き」が転訛とする説があるそうです。ゼンマイ属は世界に20数種、うち日本には5種が知られています。


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ノコギリヘラシダ(鋸箆羊歯)は野生交雑種

120922ノコギリヘラシダ胞子蓑群@エコカフェ.JPG小石川植物園のシダ植物コレクションからノコギリヘラシダを紹介します。本種はヘラシダとナチシケシダとの自然交雑種と考えられています。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

ノコギリヘラシダ(鋸箆羊歯、学名:Deparia ×tomitaroanum)はイワデンタ科オオシケシダ属の常緑性シダ植物。野生交雑種。分布は本州千葉県以南、四国、九州、南西諸島、国外では台湾に及び、山地の林内や沢沿いの岩場などに自生。草丈は15pから50pほど、根茎は長く這い茶褐色の鱗片がつく。120922ノコギリヘラシダ@エコカフェ.JPG葉は単葉、葉身10pから30pほどの披針形から線形、葉丙は針金状、葉身はヘラシダに似るが縁が切れ込み、基部に近いほど羽片は小さく、より深く切れ込む特徴があります。胞子嚢群(ソーラス)は線状、裂片の中肋近くから辺縁に至ります。

自然界のなかでは同一先祖種から種分化したものが、野生交雑して種を代々紡いでいく例は多くあると考えられる。そして、分類学的にはやがて交雑雑種としてではなく、独立した単独種として取り扱われるものもあるのだろうと思います。


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岩殿山尾根筋の山躑躅は狂い咲き?

⇒自然観察会 2013年12月08日 17:42

131207ヤマツツジ花@エコカフェ.JPG山梨大月の岩殿山(標高634m)から稚児落としへの尾根筋でヤマツツジ(山躑躅)がたくさんの花を咲かせているのに出会いました。地球温暖化だからといって、春咲くはずの花がこの寒空の下で咲いているとは何事が起こっているのでしょうか。花は2カ所、3株が枯葉をつけたまま、または、葉を全て落としたまま、花を満開に咲かせていたのでした。[2013年12月7日撮影:第18回自然観察会@阿部]

調べてみるとツツジの仲間には春と秋との二季咲きのものもあるようです。ただし、岩殿山のヤマツツジが毎年のように春、晩秋または初冬に咲くものかは確認しておりませんが。131207ヤマツツジ花@エコカフェ.JPG

枯葉と花、落葉と花、とは何故かと好奇心を誘われます。花言葉に「燃える思い」とあるように、時間をかけてなぜこの時期に花を咲かせるのかしっかり調査していきたいと思います。


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岩殿山尾根筋には落葉広葉樹林が

131207コナラ大量の落葉@エコカフェ.JPG131207モミ幼樹@エコカフェ(岩殿山).JPG岩殿山(標高634m)から天神山、稚児落としへの続く尾根筋から斜面地には、コナラを筆頭にウリカエデ、リョウブ、シラキ、アカシデ、ヤマザクラヤマツツジ、マルバアオダモ、マルバウツギヤマフジなどの落葉広葉樹がほとんどを占めているのが見られます。[2013年12月7日撮影:第18回自然観察会@阿部]

この季節の尾根筋や林内トラバースのコースではおびただしい落葉が登山道を蔽っているので、下りなどは足元のスリップに注意が必要です。

そんな中に尾根筋ではアカマツモミアラカシなどの常緑樹が点在しているが、数が少ないため冬季には全体としては枯れ山に映ってしまいます。アカマツは松くい虫の被害が拡がっているようです。ただし、先に報告したようにわずかながら幼樹や若木が育っています。モミはもともと生育域を狭められ苦しい立場であるようですが、尾根筋でわずかに種を紡いでいるようです。

また、鹿の食害がどれくらい深刻なのか夏場を観察しないとはっきりしたことは言えませんが、林縁などには鹿が嫌う常緑低木樹のアセビも目立っています。


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しらせ操舵室より

DSC_0681.jpg お天気がいいなか、「しらせ」公開イベントへ足を運んでみた。
音楽演奏や出店もあり賑やかだ!
午後4時までいろいろな催しと、1時からは三浦雄一郎さんの講演もあるのでぜひ足を運んでみてください!

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岩殿山山頂からの富士山と

⇒自然観察会 2013年12月07日 21:37

131207富士山@エコカフェ(岩殿山).JPG山梨大月にある岩殿山(標高634m)山頂から眺望した富士山です。
日光が左側から射していて上空に寒気が入り込んでいるため左半分にのみ雲をまとっています。
山頂には戦国時代には岩殿城が築かれていたそうです。

今日では山城も夢の後であって大月市街が一望できます。
131207大月市街一望@エコカフェ.JPG礫岩でできた山塊であって所どころ大きく絶壁が形成されています。
稚児落としまで伸びる尾根沿いには鎖場やロープ場などがあって低山のわりには変化に富んだコースが用意されています。


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岩殿山から稚児落としへの尾根筋で

131207松枯れ立ち枯れ@エコカフェ.JPG131207松枯れ倒木@エコカフェ.JPG岩殿山は戦国時代の山城があったところです。眺望がよいので小休憩場所としました。今回は岩殿山から天神山を通過し、稚児落しに至る尾根筋の森林植生についての観察しました。[2013年12月7日撮影:第18回自然観察会@阿部]

131207アカマツ@エコカフェ(岩殿山尾根).JPG尾根筋付近にあったアカマツの大きな成木の多くがマツノザイセンチュウにやられたようで立ち枯れしていたり、枯れて倒木していたりしていました。特に、尾根筋の東側はほぼ全滅、西側に行くほど影響は少なくなっていくようです。ただし、幼樹もあちことで見られたので安心です。幼樹は松枯れを起こさないのです。
また、この尾根筋には落葉樹であるコナラが多く、林内に所どころ常緑低木のアセビなどが青々としているくらいであり、周囲の視界は十二分に確保されていて、とても爽快です。
足元にはたくさんの落葉のほかに、たくさんのどんぐりが固まって転がっていました。


関連記事(公式HP寄稿「岩殿山の魅力に挑戦!」)⇒
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初冬の岩殿山へ

131207_1007~01.jpgこれから登ります。
背中越しには富士山が見えます。
いざ、

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ハイミミガタシダ(這耳形羊歯)は野生絶滅か

120922ハイミミガタシダ@エコカフェ.JPG120922ハイミミガタシダ@エコカフェ.JPG小石川植物園内で保護展示されているハイミミガタシダは日本では1981年を最後に野生絶滅と公表されています。もともと自生地が限られたうえに個体数も少なかったのであろう。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

120922ハイミミガタシダ看板@エコカフェ.JPGハイミミガタシダ(這耳形羊歯、学名:Thelypteris levingei (C.B.Clarke) Ching)はヒメシダ科ヒメシダ属の常緑性シダ植物。環境省レッドリストでは国内野生絶滅(EW)。分布は九州福岡県、屋久島、国外ではヒマラヤから中国南部に及び、山地の林縁の日当たりのよい斜面に自生。草丈は1m超、根茎は長く横走り、葉は間隔をおいて生えます。葉柄10pから30p(特に50p)ほど、基部には鱗片がつき、葉身1mほどの長楕円形の2回羽状深裂、葉先はやや尾状に尖ります。葉両面に毛が生えます。胞子嚢群(ソーラス)はほぼ円形で包膜はなく、辺縁と中肋の中間につきます。

環境省レッドデータブックでは日本のシダ植物を含む維管束植物のうち、なんと23.8%が絶滅のおそれのある種とされています。


関連記事(そもそもトキ(朱鷺)とは)⇒
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メヤブソテツ(女藪蘇鉄)は変わり者

ビーグル号の航海日誌 2013年12月06日 21:20

120922メヤブソテツのソーラス@エコカフェ.JPG120922メヤブソテツ@エコカフェ.JPG小石川植物園のシダコレクションからちょっと変わり者のメヤブソテツを紹介します。何が変わっているのかというと中央構造線の南側、栄養価の低い石灰岩質の土壌をあえて好むことです。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

メヤブソテツ(女藪蘇鉄、学名:Cyrtomium caryotideum (Wall. ex Hook. et Grev.) Prl.)はオシダ科ヤブソテツ属の南方系の常緑性シダ植物。分布は本州(関東地方、中部地方南東部、紀伊半島)、四国、九州、南西諸島、国外ではヒマラヤから台湾、フィリピン、ハワイに及び、山地林下の石灰岩質の岩場などに多く隔離して自生。草丈は40pから70pほど、根茎は短く斜上、数枚の葉を叢生、葉柄下部に鱗片がつき、1回羽状複葉で羽片は2対から6対ほど、羽片基部上側に鋭い耳片があり縁に先端がのぎ状の細鋸歯。胞子嚢群(ソーラス)は葉裏の中肋寄りに散在、包膜の縁にも細鋸歯があります。

似ている羽片の広いものには、耳垂のなく基部の丸いヒロハヤブソテツ、羽片が上に湾曲せず包膜中心が黒褐色のミヤコヤブソテツがあるが、よく見れば違いは分かるでしょう。


関連記事(最前線のヒメオニヤブソテツ(姫鬼藪蘇鉄))⇒
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オオカグマ(大かぐま)は南方系

120922オオカグマ胞子のう群@エコカフェ.JPG小石川植物園のシダ植物コレクションのなかからオオカグマを紹介します。「かぐま」とは羊歯の古名らしいく、昔は乾燥させた葉を便所の落とし紙としたともいいます。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

オオカグマ(大かぐま、学名:Woodwardia japonica (L.f.) J.Sm.)はシシガシラ科コモチシダ属の南方系の常緑性シダ植物。分布は本州紀伊半島、国地方西部、四国西南部、九州、南西諸島、国外では台湾、韓国済州島、中国、インドシナ半島に及び、平地から低山地のやや乾燥した林下に自生。120922オオカグマ@エコカフェ.JPG草丈は50pから120pほど、根茎は太く短く這い斜上、葉柄は赤味を帯びた藁色で下部に赤褐色の鱗片がつきます。葉は濃緑色で厚くやや光沢、葉身30pから70cmほどの楕円形か卵状楕円形の2回羽状中裂、先端は急に細くなります。羽片は無柄で裂片の縁に鋸歯がつく。胞子嚢群(ソーラス)は長楕円形で中肋の両側の葉脈に沿ってつきます。包膜は褐色の線形、内側に裂開し、胞子嚢を包みます。

コモチシダの仲間であるが、葉表に無性芽をつけることはない。また、「カグマ」の名前がつくイシカグマ、フモトカグマなどはコバノイシカグマ科であり紛らわしいです。名前から判断できないのがシダ植物には多いです。


関連記事(ハチジョウカグマ(八丈かぐま))⇒
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クマワラビ(熊蕨)は毛むくじゃら

120922クマワラビ@エコカフェ.JPG120922クマワラビ胞子蓑群@エコカフェ.JPG小石川植物園内のシダ植物コレクションのコーナーからクマワラビを紹介します。ちょうど葉裏にソーラスをつけていました。[2012年9月22日撮影:小石川植物園@阿部]

クマワラビ(熊蕨、学名:Dryopteris lacera (Thunb.) O.Ktze.)はオシダ科オシダ属の常緑性シダ植物。分布は北海道(奥尻島)、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島に及び 、丘陵地や山地の林床や林縁に自生。草丈は50pから85pほど、根茎は塊状で太く短く直立、葉は叢生し、葉身30pから60pほどの楕円形から倒卵形の2回羽状複葉、下部羽片はやや短い。葉柄には長さ2pほどの大型の赤褐色の鱗片が密生、これが名前の由来。また、中軸と羽軸にも細く小型の淡褐色の鱗片が散生。葉表の葉脈は著しく凹む。羽片は二型、下部の3対から10対ほどは大きく、上部は胞子嚢群(ソーラス)がつき退化・縮小し、胞子散布後の秋には枯れてしまうという。苞膜は円腎形です。

近縁種にオクマワラビやミヤマクマワラビがあり、自然雑種としてヒサツオオクジャク、ミチノククマワラビ、スルガクマワラビ、フジクマワラビ、アイノコクマワラビなどが知られます。


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