ホオズキカメムシ(酸漿亀虫)は害虫

ビーグル号の航海日誌 2013年11月30日 15:34

120624ホオズキカメムシ@エコカフェ.JPG小石川植物園内の森の林縁のシダの若葉に何やら動く物体。もちろん昆虫です。調べて分かったのですがホオズキカメムシらしいです。[2012年6月24日撮影:小石川植物園@山崎]

ホオズキカメムシ(酸漿亀虫、学名:Acanthocoris sordidus (Thunberg))はカメムシ目ヘリカメムシ科の草食性の亀虫。分布は本州、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、朝鮮半島、に及び、平地や海岸の雑草や畑など食草のある場所に生息。体長は10oから13oほど、体色は灰黒褐色で光沢がなく、細かな微毛が密生。胸部の前縁に細かい鋸歯状のぎざぎざがあり、後脚の腿節は太い。出現時期は5月から6月頃と8月、食性は草食性でアサガオ、ヒルガオ、サツマイモなどのヒルガオ科やホオズキ、トウガラシ、シシトウなどのナス科のほかサトウキビなどを食します。成虫で越冬します。

ヒルガオ科やナス科など多くの種類からなる野菜を食することから厄介者の害虫として嫌われています。ただし、クサギカメムシなど多くのカメムシが臭いのにホオズキカメムシは臭くはないですよ。


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オオシラタマカズラ(大白玉蔓)はニ型花柱性

120504オオシラタマカズラ花序@エコカフェ.JPG小石川植物園の温室で保護展示されているオオシラタマカズラを紹介します。起源は南西諸島などに自生するシマタマカズラであると考えられ、小笠原諸島で独自に分化・進化を遂げつつあり、最近の研究で二型花柱性である可能性が指摘されています。[2012年5月4日・6月24日撮影:小石川植物園@山崎]

オオシラタマカズラ(大白玉蔓、学名:Psychotria boninensis Nakai.)はアカネ科ボジョウジ属のつる性の常緑小低木。120504オオシラタマカズラ果実@エコカフェ.JPG小笠原固有種。分布は父島、兄島、弟島、母島、向島に限り、山地疎林帯や台地のやや乾燥気味の風通しの良い明るい林床に自生。茎から気根をだし、岩や木に絡みついて這うように伸びます。全株無毛、茎には葉痕が目立ち、若枝や茎は黄緑色を帯びる。葉は対生し厚く、倒披針形で全縁、葉先は尖ります。葉表の主脈のみが目立つのが特徴です。花期は5月から6月頃、枝先に散房花序をだし、淡白緑色の小さな花を多数咲かせます。果実は倒卵形、12月から翌年1月頃に白色に熟します。

小笠原諸島の固有植物の多くは、元々雌雄同株で両性花であったものが、遺伝的脆弱性を回避するといった島嶼効果により、雌雄異株であったり、雌雄異花であったり、その雌雄分化途上のものであったりしていて実に興味深いものがあります。


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STB139 15th Anniversary Live

131129キャロル@エコカフェ.JPG131129キャロル@エコカフェ (2).JPG昨夜は六本木「STB139」で前田憲男&ウィンドブレイカーズによる円熟のJazz演奏を聴きながら自由にエコカフェしました。アクセントの日です。
この日はゲストボーカルとしてキャロル山崎さんが「枯葉」「I concentrate on you」などをしんみりと熱唱してくれました。
「Take Five]お見事、ついつい野外Jazzできたらいいな、などと。
宮古島の森が待っているような。
キャロルとは2年ぶりです。


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ムニンカラスウリ(無人烏瓜)も独自路線

120504ムニンカラスウリ葉@エコカフェ.JPG小石川植物園の温室には小笠原固有種で絶滅の危機に瀕している貴重な植物が保護展示されています。ムニンカラスウリもそんなひとつです。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

ムニンカラスウリ(無人烏瓜、学名:Trichosanthes boninensis Nakai ex Tuyama)はスミレ目ウリ科カラスウリ属のつる性の常緑多年草。小笠原固有種で絶滅危惧TA類。分布は父島、弟島、母島に限り、やや湿潤な日当たりのよい林縁の樹木などに巻きつく。根は塊状で分枝し、茎は5稜があって巻ひげで絡みながら伸び、葉は互生しやや薄い、葉身10cmから20pほどの広卵状心臓形で3裂から5裂、裂片の先は尖ります。茎と葉表脈上、葉裏には短毛が密生、巻ひげが2から4分枝するのが特徴です。花期は6月から8月頃、雌雄異株、葉脇から雄株では長さ7cmから12cmほどの雄花序をだし、白色の雄花を咲かせます。雄花は雄蕊3本、花筒は萼筒に合着、花冠が5全裂して外側に短毛を密生、萼片の縁は糸状に細裂し短腺毛を密生。雌花は葉腋に単生し雄蕊が退化。果実は先が尖った楕円形で秋に朱赤色に熟します。塊根を形成し栄養繁殖で増えることができます。

カラスウリ属は東アジアや東南アジア、オーストラリアに約50種、うち日本には5種が知られます。ムニンカラスウリは九州南部や南西諸島、熱帯アジアに自生するケカラスウリが近縁だと考えられています。


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