サクラバハンノキ(桜葉榛の木)はデリケート

ビーグル号の航海日誌 2013年11月23日 12:53

110611サクラバハンノキ(NT)@エコカフェ.JPG国立博物館附属筑波植物実験所に植栽展示されているハンノキの仲間のサクラバハンノキを紹介します。自生のものかは確認していません。[2011年6月11日撮影:第46回草花教室@阿部]

サクラバハンノキ(桜葉榛の木、学名:Alnus traveculosa Hand.-Mazz.)はカバノキ科ハンノキ属の落葉小高木か高木。環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)。分布は本州関東地方以西と九州の太平洋側、国外では中国に及び、山地や丘陵地の水がしみ出る湿地や沢地に自生。樹高は5m、10mから20mほど、樹皮は灰褐色で平滑、葉は互生し有長柄、葉身10pほどの卵形、葉縁に細鋸歯、葉先は短く尖ります。葉表は光沢があり、葉脈には僅かに毛が生え、側脈は9対から12対で目立ちます。若葉は赤紫色を帯びるのが特徴です。花期は2月から3月頃、雌雄異花、葉の展開に先立ち、枝先に雄花序は下垂、雄花序の下の葉脇に雌花序4、5個が斜上。果穂は長径約2pの卵状楕円形、堅果は3oほどで翼がつきます。

サクラバハンノキの自生は水が湧くような場所に限られることから、開発の影響を受けやすく、湿地や沢地全体の生態系の保全が強く求められますね。


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カワラハンノキ(河原榛の木)

110611カワラハンノキ@エコカフェ.JPG国立科学博物館附属筑波植物実験園に植栽展示されている樹木のうちカワラハンノキを紹介します。[2011年6月11日撮影:第46回草花教室@阿部]

カワラハンノキ(河原榛の木、学名:Alnus serrulatoides Callier)はカバノキ科ハンノキ属の落葉小高木。日本固有種。分布は本州中部地方以西、四国、九州(宮崎県)の暖地丘陵帯の河原の岩がゴロゴロしていて水に浸かるような場所に自生。樹高は2mから5mほど、樹皮は暗褐色で皮目が疎らにつき、下部からよく分枝。葉は互生しやや厚く有短柄、葉身5pから10pほどの広卵形で葉縁に細鋸歯、葉先は鈍頭。葉表は濃緑色で葉裏は淡緑色、葉脈に毛が多く生え、側脈は5対から9対で目立ちます。花期は3月から4月頃、雌雄異花、葉の展開に先立ち、枝先に長さ7p前後の雄花序を2個から5個ほど下垂、赤褐色の花を咲かせます。雌花序は雄花序の下の葉脇に1個から5個ほど斜上、花は赤紫色です。果穂は長径1.5pから2pほどの卵状楕円形で蝋状膜に覆われ灰褐紫色、堅果は長径約3oの広卵形です。

この仲間にはケヤマハンノキやヤマハンノキ、ハンノキ、ケハンノキ、ミヤマハンノキ、ヒメヤシャブシ、オオバヤシャブシなどが知られ、それぞれ自生環境が異なることから環境適応が進み棲み分けしていると考えられます。



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