ホオズキカメムシ(酸漿亀虫)は害虫

ビーグル号の航海日誌 2013年11月30日 15:34

120624ホオズキカメムシ@エコカフェ.JPG小石川植物園内の森の林縁のシダの若葉に何やら動く物体。もちろん昆虫です。調べて分かったのですがホオズキカメムシらしいです。[2012年6月24日撮影:小石川植物園@山崎]

ホオズキカメムシ(酸漿亀虫、学名:Acanthocoris sordidus (Thunberg))はカメムシ目ヘリカメムシ科の草食性の亀虫。分布は本州、四国、九州、南西諸島、国外では台湾、朝鮮半島、に及び、平地や海岸の雑草や畑など食草のある場所に生息。体長は10oから13oほど、体色は灰黒褐色で光沢がなく、細かな微毛が密生。胸部の前縁に細かい鋸歯状のぎざぎざがあり、後脚の腿節は太い。出現時期は5月から6月頃と8月、食性は草食性でアサガオ、ヒルガオ、サツマイモなどのヒルガオ科やホオズキ、トウガラシ、シシトウなどのナス科のほかサトウキビなどを食します。成虫で越冬します。

ヒルガオ科やナス科など多くの種類からなる野菜を食することから厄介者の害虫として嫌われています。ただし、クサギカメムシなど多くのカメムシが臭いのにホオズキカメムシは臭くはないですよ。


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オオシラタマカズラ(大白玉蔓)はニ型花柱性

120504オオシラタマカズラ花序@エコカフェ.JPG小石川植物園の温室で保護展示されているオオシラタマカズラを紹介します。起源は南西諸島などに自生するシマタマカズラであると考えられ、小笠原諸島で独自に分化・進化を遂げつつあり、最近の研究で二型花柱性である可能性が指摘されています。[2012年5月4日・6月24日撮影:小石川植物園@山崎]

オオシラタマカズラ(大白玉蔓、学名:Psychotria boninensis Nakai.)はアカネ科ボジョウジ属のつる性の常緑小低木。120504オオシラタマカズラ果実@エコカフェ.JPG小笠原固有種。分布は父島、兄島、弟島、母島、向島に限り、山地疎林帯や台地のやや乾燥気味の風通しの良い明るい林床に自生。茎から気根をだし、岩や木に絡みついて這うように伸びます。全株無毛、茎には葉痕が目立ち、若枝や茎は黄緑色を帯びる。葉は対生し厚く、倒披針形で全縁、葉先は尖ります。葉表の主脈のみが目立つのが特徴です。花期は5月から6月頃、枝先に散房花序をだし、淡白緑色の小さな花を多数咲かせます。果実は倒卵形、12月から翌年1月頃に白色に熟します。

小笠原諸島の固有植物の多くは、元々雌雄同株で両性花であったものが、遺伝的脆弱性を回避するといった島嶼効果により、雌雄異株であったり、雌雄異花であったり、その雌雄分化途上のものであったりしていて実に興味深いものがあります。


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STB139 15th Anniversary Live

131129キャロル@エコカフェ.JPG131129キャロル@エコカフェ (2).JPG昨夜は六本木「STB139」で前田憲男&ウィンドブレイカーズによる円熟のJazz演奏を聴きながら自由にエコカフェしました。アクセントの日です。
この日はゲストボーカルとしてキャロル山崎さんが「枯葉」「I concentrate on you」などをしんみりと熱唱してくれました。
「Take Five]お見事、ついつい野外Jazzできたらいいな、などと。
宮古島の森が待っているような。
キャロルとは2年ぶりです。


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ムニンカラスウリ(無人烏瓜)も独自路線

120504ムニンカラスウリ葉@エコカフェ.JPG小石川植物園の温室には小笠原固有種で絶滅の危機に瀕している貴重な植物が保護展示されています。ムニンカラスウリもそんなひとつです。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

ムニンカラスウリ(無人烏瓜、学名:Trichosanthes boninensis Nakai ex Tuyama)はスミレ目ウリ科カラスウリ属のつる性の常緑多年草。小笠原固有種で絶滅危惧TA類。分布は父島、弟島、母島に限り、やや湿潤な日当たりのよい林縁の樹木などに巻きつく。根は塊状で分枝し、茎は5稜があって巻ひげで絡みながら伸び、葉は互生しやや薄い、葉身10cmから20pほどの広卵状心臓形で3裂から5裂、裂片の先は尖ります。茎と葉表脈上、葉裏には短毛が密生、巻ひげが2から4分枝するのが特徴です。花期は6月から8月頃、雌雄異株、葉脇から雄株では長さ7cmから12cmほどの雄花序をだし、白色の雄花を咲かせます。雄花は雄蕊3本、花筒は萼筒に合着、花冠が5全裂して外側に短毛を密生、萼片の縁は糸状に細裂し短腺毛を密生。雌花は葉腋に単生し雄蕊が退化。果実は先が尖った楕円形で秋に朱赤色に熟します。塊根を形成し栄養繁殖で増えることができます。

カラスウリ属は東アジアや東南アジア、オーストラリアに約50種、うち日本には5種が知られます。ムニンカラスウリは九州南部や南西諸島、熱帯アジアに自生するケカラスウリが近縁だと考えられています。


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ムニンシュスラン(無人繻子蘭)は元気!?

ビーグル号の航海日誌 2013年11月29日 23:07

120504ムニンシュスラン@エコカフェ.JPG小笠原諸島の森で比較的観察しやすいと言われているランのひとつにムニンシュスランがあります。小石川植物園の温室で保護展示されています。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

ムニンシュスラン(無人繻子蘭、学名:Goodyera boninensis Nakai)はラン科シュスラン属の常緑多年草。小笠原固有種。分布は父島と母島に限り、山地の谷筋などのやや薄暗く湿った場所に自生。特に、高木層をシマホルトノキ、亜高木層をモクタチバナが生茂るような林床を好むようです。草丈は10pから20pほど、茎は基部が匍匐し斜上、葉は互生し基部で茎を抱き、粗毛がつきます。葉は茎の基部を抱き、葉身4pから10pほどの長楕円状披針形で葉先は尖ります。主脈と両側に2条の側脈が平行に走ります。花期は10月から翌年1月頃、花茎を伸ばし総状花序をだし、小さな花を多数咲かせます。萼片は僅かに褐色を帯びた淡緑色、側弁花と唇花は白色、距は黄色です。

伊豆諸島固有種のハチジョウシュスランが近縁でその変種とする説がある。母島に自生する個体のほうがやや大きく、花もやや早く咲くそうです。父島では乾燥化が進んでいるため個体数が激減しているようです。また、南硫黄島には固有種のナンカイシュスランが知られています。


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コペペ海岸で夜に小さな放流会を

130804稚ガメの入水@エコカフェ.JPG2013年度8月のアオウミガメレポートです。報告が遅れてしまいました。小笠原諸島父島での小笠原海洋センターとの協働の小笠原小学校の5年生の総合学習も9年目。5年生の総勢22人は元気いっぱいに生きた学びを行っています。8月は夏休みです。クラスを代表して5人が稚ガメの選別をしてくれました。[8月詳細レポートはこちら⇒ ]

8月4日:稚ガメの計測・入槽、ふ化箱ふ化率調査

130804未ふ化卵調査@エコカフェ.JPG小笠原小学校玄関脇のふ化箱の卵も無事に孵りました。70個の卵のうちふ化したのは全部で稚ガメは46匹です。23匹を保護飼育するために水槽に入れました。残りは当日の夜、コペペ海岸で小さな放流会を行いました。

稚ガメの可愛らしさにみんな大喜びです。稚ガメはおへそに養分をもっていて数日は餌がなくとも生きてゆけます。その数日間でしっかり外洋の流れ藻などに辿りつけるとよいのですが....。


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ハハジマホザキラン(母島穂咲蘭)はひっそり

ビーグル号の航海日誌 2013年11月28日 21:05

120624ハハジマホザキラン@エコカフェ.JPG東京大学附属小石川植物園の温室で大切に保護展示されているハハジマホザキラン。小笠原諸島の比較的湿潤な森には地上性や樹上生のランの仲間が自生しています。そのほとんどが独自に進化・分化した小笠原固有種ですが、森林ができてからの移入のため種内多様性は低いと考えられます。[2012年6月24日撮影:小石川植物園@山崎]

ハハジマホザキラン(母島穂咲蘭、学名:Malaxis hahajimensis S.Kobayashi)はラン科ヤチラン属の地上性の常緑多年草。小笠原固有種で絶滅危惧TB類。分布は母島に限り、標高300mから400mの湿潤な岩場やヒメツバキ−モクタチバナ群落、モクタチバナ−シマシャリンバイ群落の林床半陰地に自生。草丈は20pから30cmほど、偽鱗茎の基部は横走し、全株無毛、葉は薄い肉質で3枚から5枚ほど、葉身は卵状長楕円形から広楕円形、葉先は尖ります。花期は10月から11月頃、総状花序を伸ばし、疎に20個から30個の花を咲かせます。唇弁は紫色で中央に1溝のある舟形、萼片と側被片は淡緑色で反り返ります。果実は楕円状の刮ハです。

この属には世界で約300種、日本ではハハジマホザキランの他に父島の森に自生するシマホザキランやヤチラン、ホザキイチヨウラン、ホザキヒメラン、イリオモテヒメラン、カンダヒメラン、オキナワヒメランの8種が知られています。


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ムニンベニシダ(無人紅羊歯)

120624ムニンベニシダ@エコカフェ.JPG東京大学附属小石川植物園の温室で保護展示しているムニンベニシダ。別名をオオバノイタチシダという。小笠原諸島のシダ植物の種類こそ多くはないが、大洋島のため独自に進化・分化を遂げているものが多く極めて固有率が高くなっています。[2012年6月24日撮影:小石川植物園@山崎]

ムニンベニシダ(無人紅羊歯、学名:Dryopteris insularis Kodama)はオシダ科オシダ属ベニシダ類の常緑性シダ植物。ハチィジョウベニシダの変種、小笠原固有種、環境省レッドリストで絶滅危惧U類(VU)。分布は小笠原諸島に限り、山地のやや乾いた林床に自生。草丈は50pから80pほど、根茎は短く斜上し褐色か黒褐色の鱗片がつく。葉は3回羽状複葉深裂し濃緑色で革質、葉身30pから45pほど、ベニシダ類に共通で最下羽片が内向き第一小羽片がやや小さいという特徴があります。胞子嚢群(ソーラス)は葉裏上部につき、ついた羽片は縮んだようになる。包膜辺縁に腺状突起がつきます。

小笠原諸島父島には近縁種で父島固有変種のチチジマベニシダ(父島紅羊歯)が知られるが、胞子嚢群は葉裏前面につき、縮れることもないようです。胞子嚢群がついている固体を注意して観察するとよいでしょう。


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キンギンソウ(金銀草)は変色

120504キンギンソウ花序部分@エコカフェ.JPGキンギンソウ、自生地の小笠原でもなかなか目にすることのできないランのひとつだとおもう。もっとも奄美大島の森でも自生しているというから絶滅危惧種保護センターの視察に併せて森に入っていつかは出逢ってみたいと思う。[2012年5月4日撮影:小石川植物園@山崎]

キンギンソウ(金銀草、学名:Goodyera procera (Ker-Gawl.) Hook.)はラン科シュスラン属の多年草。分布は南西諸島、小笠原諸島、国外では台湾、中国南部、マレーシア、インドに及び、山地の林縁などに自生。120504キンギンソウ@エコカフェ.JPG草丈は30pから70pほど、茎は太く肉質で基部から多数の根をだし、葉は茎下半部に叢生し柔らかくやや肉質、葉身8pから15pほどの長楕円形で先は尖ります。花期は3月から5月頃、茎先に穂状の総状花序をだし、有柄の白色の小さな花をたくさん密に咲かせます。花は下部から順次咲き、唇弁の色も白色から黄色に変化します。白を銀、黄色を金とし、名前の由来としたそうですよ。小花は100個超にもなり、1月ほど楽しむことができるそうです。

この仲間は世界のヨーロッパ、アジア、北アメリカに約40種、日本には小笠原固有種のムニンシュスラン、伊豆七島固有種のハチジョウシュスランやオオシマシュスラン、北海道から奄美大島に自生する広域種のアケボノシュスランなど19種ほどが知られています。


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ムニンボウラン(無人棒蘭)は稀有

ビーグル号の航海日誌 2013年11月27日 23:00

120624ムニンボウラン@エコカフェ.JPG小笠原の森では未だ見たことがない近い将来に絶滅の危険性が高い種とされるムニンボウラン。東京大学附属小石川植物園の温室で大切に保護展示されているので紹介します。[2012年6月24日撮影:小石川植物園@山崎]

ムニンボウラン(無人棒蘭、学名:Luisia boninensis Schlecht.)はラン科ボウラン属の多年草。小笠原固有種で環境省レッドリストの絶滅危惧TB類(EN)。分布は小笠原諸島に限り、森の中の樹幹や岸壁に着生。草丈は10pから20pほど、茎は褐色で盛り上がった節をもち、葉は互生し多肉質、葉身約7p、径約3oの円柱形(棒状)、青緑色で先が尖ります。花期は6月から7月頃、葉腋から花柄を短く伸ばし、淡黄緑色の径約4oの花を数個咲かせます。花は半開し、唇弁は2中裂で紅紫色の斑紋があって距がないのが特徴です。

ボウラン属は旧熱帯区を中心に約40種、日本にはムニンボウランのほかに本州中部地方以西に自生する広域種のボウランの併せて2種のみが知られます。生育地では都レンジャーにより見回りをしていますが、蘭趣向家などの盗掘に対する徹底した対策が必要です。


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幻のホシツルラン(星鶴蘭)

ビーグル号の航海日誌 2013年11月26日 21:49

120624ホシツルラン@エコカフェ.JPG東京大学附属小石川植物園の温室にホシツルランが保護展示されています。ホシツルランは1983年に母島在住の星さんにより母島の森で発見され、発見当時すでに数が少なく、今日では幻の蘭とも言えます。平成16年11月19日、農林水産省と環境省により保護増殖計画が策定、人工増殖や自然状態で安定的に存続できる状態にする取り組みが続けられています。[2012年6月24日撮影:小石川植物園視察@山崎]

ホシツルラン(星鶴蘭、学名:Calanthe hoshii S. Kobayashi)はラン科エビネ属の多年草。小笠原固有種で絶滅危惧IA類(CR)。分布は小笠原諸島母島に限り、湿生高木林床に自生。草丈は50pから100pほど、葉は根生し葉身30pから60pほどの長楕円形で平行脈が走ります。花期は8月から10月頃、花茎を伸ばし茎先に総状花序をだし、径約2pの白色の蝶型の花をたくさん咲かせます。長い距をもちます。果実は刮ハです。

近縁の父島と兄島に自生するアサヒエビネは花の色が黄色です。アサヒエビネもホシツルランも独自進化したものであるが、起源は東南アジアを中心に広く分布するツルランと考えられます。ツルランは日本では九州南部と南西諸島に自生します。


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ハラビロカマキリ(腹広蟷螂)は樹上のハンター

111222ハラビロカマキリ@エコカフェ(宮古島分室).PNG宮古島池間湿原のブッシュで腹の広いカマキリがいたそうな。もうずいぶん前の話です。宮古島分室の村上遥(玉城由里子)さんの記録です。ハラビロカマキリというそうです。[2011年12月22日撮影:池間湿原@村上]

ハラビロカマキリ(腹広蟷螂、学名:Hierodula patellifera Serville)カマキリ目カマキリ科ハラビロカマキリ属の昆虫。ハラビロは割と森林性のカマキリ。分布は本州、四国、対馬、南西諸島、国外では東南アジアに広く、林縁の草原などの日当たりのよい樹上に生息。体長は50oから70oほど、雌のほうがやや大きく、体色は緑色(少ないが褐色も)、胸の幅が広く、前翅縁の中間付近に白紋、前脚の基部に数個の黄色いイボ状突起がつく。出現時期は8月から11月頃、肉食性で他の昆虫などを捕食します。産卵時期は11月頃、木の枝やブロック塀などに産卵し、卵鞘は緑茶色で平滑、卵で越冬します。

幼虫期には腹を上げるのがハラビロカマキリの特徴だそうです。腹を上げるのは威嚇行動なのでしょうか、大きく見えます。不思議ですね。


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小さな明月院の物語り

ビーグル号の航海日誌 2013年11月25日 23:59

111119明月院参道@エコカフェ.JPG111119明月院方丈@エコカフェ.JPG氷雨に濡れる明月院、臨済宗建長寺派寺院で山号を福源山、あじさい寺としても知られます。1380年(康暦2年)の禅興寺中興の命を足利氏満から受けた上杉憲方が創建・開基、開山を密室守厳、本尊は聖観音という。[2011年11月19日撮影:第11回自然観察会@阿部]

111119北条時頼公墓所@エコカフェ.JPG明月院には前身としての明月庵が伝えられ、平治の乱で敗れた山内首藤俊通の菩提供養として1160年(永暦元年)に建てられたそうです。関東十刹にまで数えられた禅興寺も明治初期に廃寺となり、塔頭であった明月院のみが残り今日に至ります。北条から眺める庭園も風情があって素晴らしい。境内には北条時頼公の墓所があり、立派な宝篋印塔が存在感を伴って建ち、境内奥には岸壁を掘りぬいた「明月院やぐら」には上杉憲方墓(宝篋印塔)などが安置されています。

雨模様だったせいか訪れる人は少なく、この小さな寺にまつわる栄枯盛衰の物語を想像するにはちょうどよかったような気がします。


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雨に洗われる銭洗弁財天宇賀福神社

111119宇賀福神社@エコカフェ.JPG111119銭洗弁財天入口@エコカフェ.JPGひどい雨だったことを思い出す。鎌倉を訪れた時のこと、北鎌倉駅に降り立った時は本降りではなかったので迷わず決行。ところが浄智寺に差しかかる頃から本降りに、山間に入るといよいよ足元に雨水が勢いよく流れるほどの土砂降りとなってしまった。銭洗弁財天に着く頃にはずぶ濡れになってしまった。[2011年11月19日撮影:第11回自然観察会@阿部]

111119宇賀福神社境内@エコカフェ.JPG巳の年の1185年(文治元年)の巳の月の巳の日の巳の刻に、戦乱の世を治め、天下泰平を願う源頼朝の夢見に宇賀福神からのお告げがあった。お告げに従い西北の仙境、佐助ヶ谷の岸壁に湧く霊水を見つけ、洞を掘り、社を建て、宇賀福神を祀ったという。これが宇賀神社の始まり。また、巳の年の1257年(正嘉元年)に北条時頼が霊水で銭を洗って一族の繁栄を願ったのが銭洗の始まりという。これが習合して銭洗弁財天宇賀福神社として親しまれたそうだ。明治の神仏分離令により、祭神を市杵島姫命とし今日に至るそうです。

岸壁に開けられた隧道を抜けると鳥居をくぐり、本宮に市杵島姫命、奥宮(洞窟)に銭洗水が湧き弁財天が祀られ、境内には上之水神社、下之水神社、七福神社も鎮座します。


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第93回定例事務局MTGのご案内

船長からのお知らせ 2013年11月24日 17:07

尾瀬ヶ原一本道@エコカフェ.JPG年内最後の事務局MTGです。エコカフェの忘年交流会の16日の後に開催です。おさらいを中心に意見交換します。やり残したことはあるのか、来年度に向けて年度内に整理しておくことは何か、楽しく参加するにはどうしたらよいか、などなど話し合います。

日 時:平成25年12月18日(水)19:00〜20:30
場 所:エコカフェ渋谷会議室
     東京都渋谷区渋谷三丁目12番18号 渋谷南東急ビル
     潟xネフィット・ワン内
地 図:https://bs.benefit-one.co.jp/BE-ONE/company/tokyo.html

連絡先:事務局(03-5280-2377またはinfo@ecology-cafe.net)までご連絡ください。


写真:枯れ草の草原に伸びる一本道

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モウソウチク(孟宗竹)の勇壮美に

091219高台寺竹林@エコカフェ.JPG高台寺の広い境内の一角に手入れの行き届いた美しい竹林があります。寒空の下でも蒼蒼としています。竹の種類はモウソウチクです。エコカフェがお世話になっている京都大学の柴田昌三先生は竹研究の大家、エコの寺子屋で神賀茂試験地でいろいろと勉強させていただいたことがあります。[2009年12月19日撮影:高台寺@阿部]

モウソウチク(孟宗竹、学名:Phyllostachys pubescens Mazel ex J. Houz)はイネ科マダケ属の単子葉類。091219高台寺竹林2@エコカフェ.JPG原産地は中国江南地方、日本には薩摩藩により琉球王国経由で移入され、北海道南西部、本州、四国、九州、南西諸島に広く帰化。一説には、801年(延暦20年)に海印寺寂照院道雄上人が唐から持ち帰ったともあります。樹高は10mから25mほど、稈は節を作りながら直立し、葉は枝先に8枚ほどが集生、葉身4cmから8pほどの披針形で先は尖ります。葉質は柔らかく無毛。筍の出現時期は4月から5月頃。67年に一度、花が一斉に咲きと枯れてしまう。タケの仲間は種毎に異なる固有周期を持っているようです。。

稈径は8pから20pほどで年輪がなく成長しない代わりに、枝が毎年分枝することから年数をカウントすることができます。鑑定中庭に植栽された孟宗竹は一部が枯れてしまいました。通気性と日当たりが問題なのかもしれませんね。


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サクラバハンノキ(桜葉榛の木)はデリケート

ビーグル号の航海日誌 2013年11月23日 12:53

110611サクラバハンノキ(NT)@エコカフェ.JPG国立博物館附属筑波植物実験所に植栽展示されているハンノキの仲間のサクラバハンノキを紹介します。自生のものかは確認していません。[2011年6月11日撮影:第46回草花教室@阿部]

サクラバハンノキ(桜葉榛の木、学名:Alnus traveculosa Hand.-Mazz.)はカバノキ科ハンノキ属の落葉小高木か高木。環境省レッドリストで準絶滅危惧(NT)。分布は本州関東地方以西と九州の太平洋側、国外では中国に及び、山地や丘陵地の水がしみ出る湿地や沢地に自生。樹高は5m、10mから20mほど、樹皮は灰褐色で平滑、葉は互生し有長柄、葉身10pほどの卵形、葉縁に細鋸歯、葉先は短く尖ります。葉表は光沢があり、葉脈には僅かに毛が生え、側脈は9対から12対で目立ちます。若葉は赤紫色を帯びるのが特徴です。花期は2月から3月頃、雌雄異花、葉の展開に先立ち、枝先に雄花序は下垂、雄花序の下の葉脇に雌花序4、5個が斜上。果穂は長径約2pの卵状楕円形、堅果は3oほどで翼がつきます。

サクラバハンノキの自生は水が湧くような場所に限られることから、開発の影響を受けやすく、湿地や沢地全体の生態系の保全が強く求められますね。


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カワラハンノキ(河原榛の木)

110611カワラハンノキ@エコカフェ.JPG国立科学博物館附属筑波植物実験園に植栽展示されている樹木のうちカワラハンノキを紹介します。[2011年6月11日撮影:第46回草花教室@阿部]

カワラハンノキ(河原榛の木、学名:Alnus serrulatoides Callier)はカバノキ科ハンノキ属の落葉小高木。日本固有種。分布は本州中部地方以西、四国、九州(宮崎県)の暖地丘陵帯の河原の岩がゴロゴロしていて水に浸かるような場所に自生。樹高は2mから5mほど、樹皮は暗褐色で皮目が疎らにつき、下部からよく分枝。葉は互生しやや厚く有短柄、葉身5pから10pほどの広卵形で葉縁に細鋸歯、葉先は鈍頭。葉表は濃緑色で葉裏は淡緑色、葉脈に毛が多く生え、側脈は5対から9対で目立ちます。花期は3月から4月頃、雌雄異花、葉の展開に先立ち、枝先に長さ7p前後の雄花序を2個から5個ほど下垂、赤褐色の花を咲かせます。雌花序は雄花序の下の葉脇に1個から5個ほど斜上、花は赤紫色です。果穂は長径1.5pから2pほどの卵状楕円形で蝋状膜に覆われ灰褐紫色、堅果は長径約3oの広卵形です。

この仲間にはケヤマハンノキやヤマハンノキ、ハンノキ、ケハンノキ、ミヤマハンノキ、ヒメヤシャブシ、オオバヤシャブシなどが知られ、それぞれ自生環境が異なることから環境適応が進み棲み分けしていると考えられます。



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ネジキ(捩木)は左巻き

ビーグル号の航海日誌 2013年11月22日 22:31

110611ネジキ@エコカフェ.JPG国立科学博物館附属筑波植物実験園にネジキという樹木を見たことがある。名前の由来にあるように樹幹が左巻きによじれる性質がある。別名にカシオシミとも言うようです。[2011年6月11日撮影:第46回草花教室@阿部]

ネジキ(捩木、学名:Lyonia ovalifolia (Wall.) Drude var. elliptica (Sieb. et Zucc.)Hond.-Mazz.)はツツジ科の落葉小高。分布は本州岩手県以南、四国、九州、国外では台湾、中国中南部に及び、日当たりのよい山地の斜面や尾根に自生。樹高は5mから9mほど、樹幹は直立し樹皮は淡灰褐色で縦裂し細長く剥離、新枝や新葉は赤味を帯びる。葉は互生し用紙質、葉身3pから11cmの卵状楕円形か長卵形、全縁で波打ち、葉先は鋭く尖ります。葉表裏ともに伏毛が生えます。花期は5月から6月頃、前年枝の葉脇から総状花序を水平方向にだし、長さ7mmほどの花冠が5浅裂した白色の壷状の花を等間隔でたくさん下垂させます。果実は刮ハでサラサドウダンやアセビと同じように上向きにつきます。

近縁種のアセビと同じように葉には毒成分としてテルペノイドのグラヤノトキシンが含まれるという。


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伏見稲荷大社の千本鳥居

ビーグル号の航海日誌 2013年11月21日 00:03

130815伏見稲荷@エコカフェ.jpg京都伏見にあるのが伏見稲荷大社、名神大社に列し二十二社のひとつで全国の稲荷神社の総本山。創建は711年(和銅4年)2月7日、伊侶巨秦公(いろこのはたのきみ)が勅命を受けて伊奈利山(現、稲荷山)の三峯にそれぞれの神を祀ったことが起源。秦氏の氏神。[2013年8月15日撮影:京都伏見@虻川]

稲荷山全体を神域とし、その麓に本殿、本殿の山側背後に斎場と千本鳥居、稲荷山神蹟群が山頂に向かって続きます。伏見稲荷@エコカフェ.jpg伏見稲荷2@エコカフェ.jpg鳥居の奉納は江戸時代に始まったといいます。稲荷神は江戸時代に全国的に商売繁盛を司る神として広まり、現在約3万以上あるそうです。御祭神は稲荷大明神で五柱、主祭神を宇迦之御魂大神、佐田彦大神、大宮能売大神、田中大神、四大神を配神とします。農業の神様であって、五穀豊穣、商売繁盛、交通安全にご利益があるという。

稲荷神は別名「御食津神(みつけがみ)」とあり、当て字で「三狐神」とも。古代より春の田植え時期に「山の神」を里に「田の神」として迎え、豊穣を祈り、秋に収穫が終わると豊穣に感謝し演芸奉納をし、「田の神」を「山の神」として山に帰すといった自然崇拝と狐が山と里を行き来する習性が相まって稲荷神の使いとされた。お稲荷さんは狐が神様ではないのですね。


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大コ寺と一休和尚

ビーグル号の航海日誌 2013年11月20日 23:32

大徳寺興臨院_n.jpg京都洛北紫野にある大コ寺、臨済宗大コ寺派総本山。創建は1325年(正中2年)、開基は大燈国師宗法妙超、本尊は釈迦如来です。桃山時代に武将たちが建てた塔頭の数は20を超え、どれも洗練された美しい枯山水庭園を伝えています。興臨院は畠山義総の建立。貴族、大名、豪商、文化人など多くの庇護や指示を受けて栄えたが、応仁の乱(1467年から77年)により荒廃。これを一休和尚が再興したという。[2013年11月7日:京都洛北@青柳]

大徳寺塔頭_n.jpg塔頭 総見院 信長公のお墓_n.jpg大徳寺の隆盛も後醍醐天皇没後、足利幕府下では京都五山から外されたため座禅修業に専心していったという。臨済宗の寺格には五山十刹とある。鎌倉・室町時代には幕府・公家の氏寺五か所を選ぶ献策があり、建長寺、円覚寺、寿福寺、浄智寺、浄妙寺を鎌倉五山と定めた。また、南禅寺を五山の上に置き、天竜寺、相国寺、建仁寺、東福寺、万寿寺を京都五山とした。五山では文学・学問が盛んであったという。中国の風水思想にある五感、五体、五臓をはじめ多くの物や事柄が五行(木、火、水、土、金)の5要素で成り立つということに由来するそうです。なお、京都十刹として等持寺、臨川寺、真如寺、安国寺、宝幢寺、普門寺、広覚寺、妙光寺、大徳寺、龍翔寺が定められたという。

室町・江戸時代を通じて、一休和尚、沢庵和尚をはじめ多くの名僧を輩出し座禅修業に専心。茶の湯の世界とも縁が深く、千利休、小堀遠州などの茶人とも関係が深かったため、今日まで多くの茶道具や茶室、絵画などの文化財が残されています。


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蘇我入鹿の首塚と五輪塔!?

入鹿の首塚@エコカフェ.jpg飛鳥寺の西門から100mほど西の田んぼの中に一基の五輪塔がある。俗に「入鹿の首塚」と呼ばれているが、五輪塔と首塚は結びつかず、真意は疑わしい。正式名称は五輪塚五輪塔、鎌倉時代のものらしい。

時は6世紀から7世紀前半、蘇我稲目、馬子、蝦夷、入鹿ら蘇我氏は、政略結婚により天皇家に近づき、物部氏を代表とする廃仏派豪族を滅ぼし、大和朝廷の権力を掌握していった。蘇我氏の氏寺である飛鳥寺の南には皇極天皇が造営した飛鳥坂蓋宮があった。宮の大黒殿が大化の改新乙巳の変の舞台となった場所とされる。高句麗、百済、新羅の三韓の使者が皇極天皇に調(贈り物)を捧げる儀式の最中に、中大兄皇子、中臣鎌足、佐伯連子麻呂、葛城稚犬養連網田により蘇我入鹿が暗殺されたという。その時に刎ねた首は首塚まで600mも飛んでいったという。後世その念を封じ供養のために建てられたとか。

五輪塔とは南北朝時代(1336年から1392年)を中心によく建てられたお墓の形式。密教では塔婆の立体的な形式で、五大(体)を表し、宇宙の根本を司り、下から方形、球形(三角錐)、三角形、半球形(半月型)、団形(宝珠型)の石を積み、それぞれが地、水、火、風、空を表現するのだそうです。


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聖徳太子ゆかりの橘寺

ビーグル号の航海日誌 2013年11月19日 22:35

橘寺@エコカフェn.jpg今日ではのどかな田園風景が広がる明日香村、そこには聖徳太子ゆかりの橘寺がある。寺伝によると聖徳太子(厩戸皇子)出生の地であるらしい。橘寺は正式名称を仏頭山上宮皇院菩提寺、天台宗寺院。寺伝によると606年(推古14年)に創建、開基は聖徳太子。天平時代から平安中期にかけて隆盛を極め、本尊を聖徳太子・如意輪観音とする。

聖徳太子といえば飛鳥時代を代表する人物のひとり、574年(敏達3年)に誕生、地政学的緊張状態にあった我が国を救うため、遣隋使を派遣して大陸の文化・制度を移入し、冠位十二階や十七条憲法を制定し、中央集権国家の確立を目指し、仏教の興隆に大きく貢献することで、その事態を打開していったと考えられる。その実在の真意は揺らいでいますが。

橘寺の名前の由来は、垂仁天皇の命により不老不死の果実を探しに行った田道間守が持ち帰った橘の実を植えたことにあるという。発掘調査では山田寺式伽藍配置、鎌倉時代以降衰え今に、境内には善悪2つの顔が刻まれた二面石や3つの副柱の穴をもつ五重塔の塔心礎石ばかりが残っています。


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凛とした飛鳥大仏に魅せられて

091125釈迦如来坐像@エコカフェ.JPG明日香村にある飛鳥寺安居院は蘇我氏の氏寺、587年(用明天皇2年)発願、創建は596年(推古天皇4年)、開基は蘇我馬子。現在は真言宗豊山派。飛鳥寺は法号を法興寺または元興寺、710年の平城遷都とともに奈良市に移した寺を元興寺と称し、飛鳥寺を本元興寺とも呼んでいます。[2009年11月25日撮影:明日香村@山崎]

本尊は飛鳥大仏と称される釈迦如来。金銅丈六仏で百済からの渡来人である鞍作止利(止利仏師とも)の作とされ、作者を同じとする法隆寺の釈迦三尊像にとてもよく似ています。飛鳥大仏@エコカフェ.jpgアーモンド・アイと呼ばれる大きく張った目、口角が上がった唇、細長い顔が特徴です。この仏様は、この地に動かざること1400年の時を超え、寺の趨勢もさることながら世相の移り変わりをただただじっと必死に見守ってこられたのです。

創建当時の飛鳥寺は塔を中心に東西と北に金銅を配しその外側に回廊をめぐらした伽藍配置、豊浦寺(現、向源寺)とともに日本最古の本格的仏教寺院という。887年(仁和3年)と1196年(建久7年)に落雷による火災で本堂焼失、寺勢は衰え、現在の本堂は1828年(文政11年)に再建されたものだそうです。


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石舞台古墳は古代のロマンを

091128石舞台@エコカフェ.JPG091128石舞台天井@エコカフェ.JPG古今東西、巨石による古代遺跡は注目を浴びるものだが、飛鳥地方(現明日香村)には多くの未解明の石造物が残されている。もっとも明日香村にある石舞台古墳は墳丘の盛り土が失われたため横穴式石室が露出したものとして明らかにされています。[2009年11月29日撮影:奈良県明日香村@山崎]

披葬者は大化の改新で滅ぼされた蘇我入鹿の祖父、蘇我馬子とする説が有力。日本書紀によると飛鳥時代626年(推古34年)5月に埋葬。発掘調査の結果、墳墓は方墳であって、一辺51mの方形基壇の周囲に貼石された空濠をめぐらし、さらに南北83m、東西81mの外堤をめぐらしていたとされます。両袖式の横穴式石室で南西方向に開口、総重量2300tの花崗岩約30個から組まれています。石は傍らを流れる冬野川の上流約3q、多武峰の麓から運ばれたという。

飛鳥地方中心に周辺には、謎の石造物として猿石、石人像、人頭石、二面石、亀石、亀型石造物、マラ石、弥勒石、須弥山石、酒船石、車石などが知られています。


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樫原神宮は朱塗りに彩られ

橿原神宮@エコカフェn.jpg樫原神宮は畝傍山東麓にあって春日大社とともに初詣の参拝者数が多いことで知られています。畝傍山東麓の樫原神宮の北側には神武天皇御陵があります。[2013年11月7日撮影:樫原神宮@青柳]

創建は1890年(明治23年)4月2日と近代。明治天皇が民間請願を受け、紀元前660年2月11日に第一代天皇の神武天皇の即位の礼が行われた宮址に創建したもので、主祭神は神武天皇、媛蹈韋五十鈴媛皇后(ひめたたらいすずひめこうごう)を配祀。神武天皇は皇孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)の降臨の地である日向国、高千穂の宮にいたが、遥か東遷し幾多の困難に遭遇した後、ついに大和の国を中心とした中つ国を平定、国の基礎をつくられたとされます。

毎年、2月11日の建国記念日には勅使参向のもと紀元祭が行われます。4月3日には神武天皇祭も行われ多く参拝者で賑わうという。


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須佐神社はシンボル的

ビーグル号の航海日誌 2013年11月18日 02:15

須佐神社@山口香林_n.jpgヤマタノオロチの神話に須佐之男命は英雄として登場。「スサ」とは「荒れる」や「洲砂=砂鉄」を意味するとも、この神様の性格を象徴しているように思われます。

須佐神社は淳和天皇の天長年間(824年から834年)に現在の地に遷祀、もとは宮尾山山麓にあったという。主祭神は須佐之男命(素戔嗚尊とも)、妻の稲田比売命、その両親の足摩槌命、手摩槌命を配祀。須佐之男命は乱暴な行為により、姉天照大御神が岩戸にこもり、高天原を追放されて出雲鳥髪山(現、船通山)に降り立ち、八岐大蛇を退治。国荒神的性格をもち疫神でもあることから、後に仏教における祇園精舎の守護神牛頭天王と習合していったと考えられています。

末社に、天照社(天照大御神)、東西社(祭神は天忍穂耳命、天穂日命、天津彦根命、活津彦根命、熊野樟日命、市杵嶋姫命、田心姫命、湍津姫命)、三穂社(祭神は三穂津比売命と事代主命)、稲荷社(祭神は稲倉魂命)、随神門(祭神は豊磐間戸神、櫛磐間戸神)を擁し、なかなかです。


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出雲大社は古代神話のベールに

出雲大社@山口香林_n.jpg出雲大社2@山口香林_n.jpg神有月、旧暦10月11日から17日、出雲には全国から八百万の神々が国づくりの神議のため出雲大社に参集。その間、各地で田の神や家の神とされる荒神様が留守をするとされます。

出雲神社の創建は神代、主祭神は大国主大神です。国土(豊葦原瑞穂国)を拓き、農業・漁業を勧め、医業を開始した救いの親神様と言えるようです。『日本書紀』によると日本民族の大御祖の神である天照大神に私心なく国を譲り、感動した天照大御神が天日隅宮(出雲大社)を造り、第二子の天穂日命を仕えさせたという。天穂日命の子孫が出雲国造と称し祭祀を担い、現在は第84代出雲国造千家尊祐宮司氏が継いでいるそうです。

出雲神話にはヤマタノオロチ退治、因幡のシロウサギ、大国主の神話、葦原中国平定などがあります。夜はますます更けそうです。


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マルバデイゴ(丸葉梯姑)は園芸品種

⇒草花教室 2013年11月17日 16:35

131116マルバデイゴ花@エコカフェ.JPG江東区夢の島はごみの埋め立て処分地に整備された公園です。園内には照葉樹のクスノキ、マテバシイ、シャリンバイなどのほか、成長の早い移入種であるユーカリやマルバデイゴなどが植栽されています。ここでは花を僅かにつけていたマルバデイゴを紹介しましょう。[2013年11月16日撮影:第52回草花教室@阿部]

マルバデイゴ(丸葉梯姑、学名:Erythrina crista-galli cv. Maruba-deigo)はマメ科デイゴ属の落葉小高木。131116マルバデイゴ@エコカフェ(夢の島).JPGアメリカデイゴのうち小葉が卵形で幅が広い品種で母種よりも全体にやや小型。樹高は1mから5mほど、樹皮は灰褐色で縦裂、葉は互生し、羽状3小葉、葉身は丸っこいのが特徴です。母種では葉はやや細長いためナガバデイゴとも呼ぶそうです。どちらもアメリカデイゴと混同表記している例をよく目にします。花期は6月から11月頃、新枝先に大きな総状花序をだし、赤い花を次々に咲かせます。果実は当然に豆果です。

花言葉は「童心」「夢」だそうです。共感を覚えますね。デイゴの仲間は亜熱帯を分布域とするはずですが、夢の島で路地植えとは、園芸品種ともなると耐寒性を備えるのでしょうか。それとも温暖化しているため生育が可能なのでしょうか。はてさて。


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第52回草花教室を終えて

⇒草花教室 2013年11月16日 21:56

131116観察中@エコカフェ.JPGよい天気に恵まれました。初めて参加の方もいらっしゃったのですが、夢の島熱帯植物館は戸外と比べると暑くて上着など要らないくらいでした。[2013年11月16日撮影:第52回草花教室@阿部]

今回は小笠原諸島の固有植物の不思議について少しだけ学びました。実際に小笠原父島の乾性低木林や母島の湿性高木林の森に触れることはできないのですが、パネル展示もしてあって基本的なことを学ぶことができます。
131116トンネル@エコカフェ.JPG131116ヒカゲヘゴ@エコカフェ.JPG講師の山崎さんから小笠原では植物の受粉を担うポリネーターである飛翔性昆虫や昼行性の徘徊性昆虫が外来種で極めて繁殖力の強いグリーンアノールの食圧などにあって数を激減させたり、絶滅に追い込まれたりしているため、花が咲いても果実を実らせることができない植物もあるなどの説明を聞きました。
また、小笠原諸島では本土で多く見られる両性花を咲かせる雌雄同株の植物が島嶼効果といって種を保存、残すために雌雄分化する現象が進んだり、競争相手が少ないためタコノキテリハハマボウのように海岸植物が内陸の山の上まで進出するなどの環境適応による進化や分化をするという話もきけました。

参加の皆さんからは、実際に小笠原諸島を訪ね、本物の亜熱帯の固有の森の中でフィールド学習をしたいとの声が寄せられました。今年は台風が多く、計画していた訪島も断念せざるを得ませんでした。来年度、チャレンジしたいと思います。


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宵に佇む南極観測船「SIRASE」へ

船長からのお知らせ 2013年11月15日 22:19

131115夜のしらせ@エコカフェ.JPG南極観測船「しらせ」は鉄船、寒空の下、人気のない船内に灯した灯りはほんのり温かさを注いで入るもののやはり船内は底冷えがする。しばらくぶりの船内視察、SIRASEプロジェクトの三枝さんは南極観測隊に2度も参加しているという。五象、五季、五感をコンセプトに「我超えて必ず果たせ全球の気象革命どこまでも」だそうです。艦長部屋には石橋博良さんの遺墨が掛けられています。石橋さんはエコカフェの発起人であり、長く運営評価委員もされていました。

131115石橋さん遺墨@エコカフェ.JPG五象:気象、水象、地象、海象、宙象
五季:春、梅雨、夏、秋、冬
五感:視覚,聴覚,味覚,嗅覚,触覚

地球温暖化による影響とされる海水温度の上昇に伴う巨大台風の発生、大気中の水分量が増えたため陸域でも局地的な嵐が頻繁に発生するようになっています。SIRASEが与えられた今日的ミッションの大きさにどのように挑戦していくのだろうか。エコカフェの目指す自然と私たちの共生における子どもたちの学びの世界観とどのように連携できるのだろうか。夜はふける。


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第92回定例事務局MTG開催結果(速報)

船長からのお知らせ 2013年11月14日 12:00

131113第92回定例事務局MTG@エコカフェ.JPG昨日、日本列島の上空に寒気が南下し、今季一番の冷え込みになったという。エコカフェ事務局MTGではいつものように熱い議論が展開した。

・森物語りはバイオマスのあり方を検討する手順を整理
・田んぼ物語りは田植えから収穫までを生き物目線でどうとらえるかをプログラム化するための論点と手順を整理


来年5月開催予定の「東北六魂祭」の持ち方や農業体験のあり方などについても意見交換をしました。また、事務局からは草花教室、自然観察会、忘年交流会の案内がありました。MTG終了後、初参加の中川さんを交え、会食しながら「現実と夢」などについて楽しく談笑しました。



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都心も一気に紅葉が

ビーグル号の航海日誌 2013年11月13日 23:41

131113アカメガシワ@エコカフェ.JPG131113ケヤキ@エコカフェ.JPGこの2日間は一気に冷え込み、公園の木々も紅葉が進んでいるようですね。

ケヤキもアカメガシワも黄葉が美しいですね。



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第18回自然観察会in岩殿山

⇒自然観察会 2013年11月12日 15:07

070924岩殿山 055.jpgスカイツリーと同じ高さを体験できる岩殿山。標高634m。
武田氏の臣、小山田信茂公がこの要害の地に築いた岩殿城は、関東の三名城のひとつに数えられていました。山頂からの眺めは雄大で素晴らしく、ここからの富士の眺めは「秀麗富嶽十二景」に選定されています。
今回は、富士山から流れ出た溶岩流を見ることができます。鎖場なども体験できる場所もありますので、冬の山を散策しながら少し汗を流しましょう。

集合日時:平成25年12月7日(土)10時
集合場所:JR大月駅

行程
大月駅→ふれあい館→岩殿山山頂→兜岩→稚児落し→大月駅

※天候によりコースなど変更する場合があります。
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ニシキギ(錦木)のブランコ

ビーグル号の航海日誌 2013年11月11日 23:45

011011ニシキギ果実@エコカフェ.JPG091011ニシキギ@エコカフェ(新宿御苑).JPG木枯らし到来か。10月には台風騒ぎだったというのに今宵は随分と冷えます。紅葉も一気に進んでいるようです。よく見るニシキギという木は世界三大紅葉に数えられるほどに鮮やからしいです。ぜひ愛でてみたいものです。ここでは果実をつけるニシキギを紹介します。[2011年10月11日撮影:新宿御苑@阿部]

ニシキギ(錦木、学名:Euonymus alatus (Thunb.) Sieb.)はニシキギ目ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では朝鮮半島、中国に及び、丘陵から山地にかけて自生。樹高は2mから3mほど、樹皮は灰褐色、小枝にコルク質の翼がつくのが特徴、葉は対生し、葉身5pから7pほどの卵状楕円形で葉縁に細鋸歯、葉先は尖ります。花期は5月から6月頃、葉腋から集散花序をだし、淡緑色の小花をたくさん咲かせます。花は径約7mm、萼片4裂、花弁4枚、雄蕊4本。果実は長径約7mmの楕円形の刮ハ、赤褐色の種皮に包まれるが、晩秋には裂開し朱色の仮種皮に包まれた種子2個をぶら下げます。

小枝に翼のないものをコマユミといってニシキギの品種として扱われます。仲間のマユミは翼がなく果実が裂開すると種子4個がぶら下がります。ツリバナでは5個、マサキは4個だそうです。なんともです。


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サキシマスオウノキ(先島蘇芳木)は板根王

ビーグル号の航海日誌 2013年11月10日 14:50

120211サキシマスオウノキ@エコカフェ.JPG今週末16日午後1時から「夢の島熱帯植物館」で第52回草花教室を開催します。南西諸島など熱帯・亜熱帯の植物を観察することができます。ここではサキシマスオウノキを消化します。この木は本来なら板根を立派に発達させ大地に根を張るそうです。[2012年2月11日撮影:第49回草花教室@阿部]

サキシマスオウノキ(先島蘇芳木、学名:Heritiera littoralis Dryand.)はアオイ目アオイ科サキシマスオウノキ属の常緑高木。分布は南西諸島奄美大島以南、国外では熱帯アジア、熱帯アフリカに広く、マングローブ林のある湿地内陸側に自生。樹高は5mから15m、時に25mほど、樹皮は灰色から褐色で薄片状に剥離、葉は互生し、葉身10cmから20pほどの倒卵状長楕円形、全縁で葉先は鋭頭から鈍頭まで。葉裏は銀灰色の鱗状毛が密生します。花期は5月から7月頃、雌雄異花、葉腋から7cmから18cmほどの円錐花序をだし、多数の淡黄緑色の花を咲かせます。果実は長径約5cmの扁平楕円形の木質の堅果で海流散布します。

沖縄諸島や先島諸島ではかつてサキシマスオウノキの板根を利用してサバニ(船)の舵としたという。樹皮は染料や薬用として利用されます。名前の由来は樹皮を染料として利用するマメ科のスオウにならったという。材も堅く建材や船材など多様されます。なるほどですね。


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サツマイモ(薩摩芋)の季節

ビーグル号の航海日誌 2013年11月09日 01:01

131103サツマイモ@エコカフェ.JPGサツマイモの美味しい季節になりました。サツマイモは60℃ほどで長時間加熱すると酵素の働きででんぷんが糖に転化し甘味が増すそうです。石焼きイモはまさに蜜がねっとりして極上の味がします。良質なでんぷんのほかビタミンCや食物繊維も豊富です。とにかく生命力が強く、食べていて元気をもらうような気がします。

サツマイモ(薩摩芋、学名:Ipomoea batatas L.)はナス目ヒルガオ科サツマイモ属のつる性植物。131103サツマイモとヤマイモ.JPG原産地は南アメリカ大陸ペルーの熱帯地方、スペイン人かポルトガル人により東南アジアに移入、フィリピンから中国を経て日本(宮古島)に1587年頃伝来。つるは土を被せると不定根を発生することや根に菌根菌を共生させていることからやせた土地でもよく繁殖します。戦時中はつるさえ非常食としてお粥のようにして食べたと聞きます。

現在ではベニアズマ、金時など品種改良が進み、鹿児島県、茨城県、千葉県、宮崎県、徳島県などで盛んに生産されています。素材をそのまま活かした石焼き芋や乾燥芋のほか、煮つけたり、天ぷらにしたり、芋焼酎、スウィートポテトなどの原材料として使われます。


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ムニンフトモモ(無人蒲桃)は鮮やかに

ビーグル号の航海日誌 2013年11月08日 20:00

120211ムニンフトモモ新芽エコカフェ.JPG今週末16日午後1時から「夢の島熱帯植物館」で第52回草花教室を開催します。小笠原諸島に固有の生態系を身近にして学ぶことができます。ありがたいことです。前回に訪ねた時に見た植物の中から固有種のムニンフトモモを紹介します。ムニンフトモモはムニンフトモモ属約40種の中では北限に位置します。[2012年2月11日撮影:第49回草花教室@阿部]

ムニンフトモモ(無人蒲桃、学名:Metrosideros boninensis (Hayata)Tuyama)はフトモモ科ムニンフトモモ属の常緑小高木。ムニンフトモモ@エコカフェ.JPG小笠原固有種で絶滅危惧TB(EN)。ポリネシア系。分布は父島と兄島に限り、潮風の当たる山地斜面のやや乾燥した陽向地を好んで自生。樹高は3mから6mほど、樹皮は赤褐色でアセビに似、葉は対生し厚く、葉身は楕円形で全縁、葉先は尖ります。葉表はクチクラ層が発達し光沢があり主脈が目立ちます。花期は9月頃、枝先に散房花序をだし、赤桃色の小花をたくさん咲かせます。果実は濃茶紫色に熟します。

この仲間には広域種で小笠原では外来種のキバンジロウ(バンジャクロ)バンジロウ(グァバ)は白色の花でしたね。小笠原固有種で絶滅危惧U類のヒメフトモモの花は淡ピンク色でした。何故、小笠原では目立つ色に分化したのでしょうね。


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エコカフェ忘年交流会のご案内

船長からのお知らせ 2013年11月07日 23:30

070924ガマズミ花序柄の星状毛@エコカフェ(岩殿山).jpg時代の変化感じてますか。地球温暖化の影響を感じてますか。身近な自然をしっかり体感していますか。素直であることの自然と素直に向き合うことのナチュラルな喜びとは。
この一年を大いに振り返ってみましょうということで、恒例の忘年交流会のご案内です。知る人も初めての人も同じ時間と空間を共有することの楽しさとは....。

日 時:平成25年12月16日(月)19:00〜
場 所:プラザ・プラスワン(千代田区神田駿河台2-1-34/03-3295-4133)
会 費:エコカフェ会員3500円、一般4500円

   ※ご参加の方は、事前に事務局までご連絡ください。

今年のテーマは「素直に向き合おう!自分らしく生きるとは。」にしようと思います。エコカフェらしいでしょう!!


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第52回草花教室in夢の島

⇒草花教室 2013年11月06日 18:13

120211草花教室 006.jpgそろそろ朝晩と寒くなってきました。

久しぶりの草花教室は、暖かい室内で行います。
夢の島熱帯植物館で、小笠原の貴重な固有種をはじめ熱帯地帯の木生シダなどを観察します。

日時:平成25年11月16日(土)午後1時より
集合場所:夢の島熱帯植物館入口
参考地図

※入館料:一般/250円、65歳以上/120円、中学生/100円

ご参加ご希望の方は、11月8日までに事務局までご連絡ください。
皆様のご参加をお待ちいたしております。

時間がある方は、ぜひご一緒に近くにある第五福竜丸の展示も見に行きたいと思っています。

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ヒメレンゲゴケはのっぽさん

ビーグル号の航海日誌 2013年11月05日 22:00

ヒメレンゲゴケ@エコカフェ.JPG善光寺の境内では石塔や古木の樹皮に着生した蘚苔類や地衣類を観察することができます。同定するのがなかなか難しいのですが、幹が裂け枝が折れたビャクシンの老木の近くの石塔上に苔と一緒に樹状地衣の仲間が顔を出していました。調べてみるとヒメレンゲゴケのようです。

ヒメレンゲゴケ(学名:Cladonia pityrea (Florke) Fr.)はハナゴケ科ハナゴケ属の樹状地衣。分布は日本では北海道、本州、四国、九州に及び、平地から山地の日当たりのよい地上や岩上、樹幹に生育。草丈は1pから5cmほど、子柄は円筒状でほとんど枝分かれせずすーっと伸び、先端に小さな盃をつけます。子柄には1mmから3mmほどの小さな鱗葉がつき、粉芽はついたりつかなかったりするという。盃の縁につく子器は茶色です。写真でも僅かに確認できますね。

ヒメレンゲゴケも他の粉芽をもつ地衣類と同じように、子器で生産される胞子で増殖するだけではなく、脱落した粉芽が無性生殖で新たな命を繋いでいくことができます。体内に藻類を獲得していることからすぐに成長できるのも面白いですね。


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サトイモ(里芋)は縄文古来より

ビーグル号の航海日誌 2013年11月04日 22:00

131103サトイモ@エコカフェ.JPG里芋にはいろんな品種があり、今が季節です。子芋のみを食する子芋専門種、親芋が大きくなる親芋専門種があり、前者は粘りの強い「土垂」、「石川早生」、後者は筍に似た「京芋」、縁起物でお正月などに食する「八つ頭」、最近スーパーでよく見かける「セレベス」が代表的だろう。葉柄を「ずいき」ともいい乾燥させた「いもがら」として保存し、水戻ししてから煮付けたり、酢の物にして食べるととても美味しい。いわゆる田舎料理でしょう。

サトイモ(里芋、学名:Colocasia esculenta Schott)はサトイモ目サトイモ科サトイモ属の単子葉植物。原産地は熱帯アジアのマレー地方、日本には稲作よりも古く縄文時代後期以前(紀元前2500年頃)に移入。草丈は200cmほど、地下茎(塊茎)は発達し、子芋、孫芋を伴います。根生葉を4、5枚束生、葉身は50pほどのハート形。葉の表面に球状の透明細胞が密に覆うため、高い撥水性を有します。熱帯雨林の森でも雨後いち早く太陽の光を浴びて光合成をするためと考えられています。花期は8月頃、花は仏炎苞内に肉穂花序をだし、上部に黄色い雄花、下部に緑色の雌花を多数密に咲かせます。

里芋は東南アジアや太平洋諸島などでは「タロ」と呼ばれ、これを主食とする文化圏を「タロイモ文化圏」というそうです。この地域では古くから食されていることから品種や食べ方などは地域や民族によって極めて多様性が認められます。人びとから古くから必要とされてきたのは、里芋の「ねめり成分」にあるようです。細胞活性化効果があるとされるムチン、免疫力向上や血中コレストロール抑制の働きがあるというガラクタン、便秘予防によいとされるマンナンが含まれているんだそうですよ。


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丹波篠山黒枝豆の極上の味を

⇒寄港地だより 2013年11月03日 21:34

131030丹波黒枝豆@エコカフェ(魚住).JPG丹波盆地の一角で小さな挑戦が続いているエコカフェ会員でもある魚住さん。もちろんのこと、無農薬での野菜作りに挑戦されている。農作業小屋を丸太でログハウス張りにつくり、手間暇をいとわず手塩にかけて育てているという。畑に必要な綺麗な水のため、山林まで調達してしまったという。そんな桃源郷は、もちろん難視聴地域のため地上デジタル放送を視聴することはでず、やや隔絶された世界でもあるようだ。

今年は丹波篠山特産の黒枝豆が収穫できたといって事務所に送ってくださった。丹波篠山と言えば「丹波黒豆」で有名である。黒枝豆はその黒豆が鞘の中で熟して黒色になる前の状態のものをさすそうだ。鞘の外見は茶褐色だったり、黒ずんだり、少々見苦しさがあが、一般の枝豆に比べ、粒がやや黒ずみ大きく、甘味がやや強いのが特徴です。塩茹でで食すると極上の香が口中に広がります。

どんな挑戦が続くのか楽しみです。エコカフェでも訪問する計画を検討していきたいと思います。新たな行動は新たな気づきを促し、さらなる挑戦へといざない続けます。人類の進歩もそんな繰り返しの中で培われてきたのです。誰のために、何を残すべきなのか、秋の夜更けは思考散歩にちょうどよいです。


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これなんだシリーズ(222)

131031これなんだ@エコカフェ.JPG文化の日、昭和23年公布・施行の祝日法によると「自由と平和を愛し、文化をすすめる」ことを趣旨とし定められた休日だそうです。
気候もよく「読書の秋」なんていいますがなるほど頷けます。
これからの季節、紅葉も美しく、文化・芸術に勤しんだり、触れたりするのは心を豊かにする意味でもよいことだと思います。

散策途中で見た公園の片隅に咲いていた黄色い花。ちょうどこれからがこの花の季節です。
虫が少なくなる季節ですが逞しく生きる少ない昆虫たちがポリネーターとして種を残すお手伝いをしています。
この植物は昆虫との間で、わずかではあるが強固な関係を築いているのですね。すごいと思いませんか!?



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ホクリクイノデ(北陸猪手)は種間雑種

ビーグル号の航海日誌 2013年11月02日 16:42

ホクリクイノデ@エコカフェ.JPG国立科学博物館附属実験植物園のシダ植物コレクションから種間雑種のホクリクイノデを紹介します。イノデの仲間の交雑雑種が起こりやすいようです。[2009年7月11日撮影:第46回草花教室@阿部]

ホクリクイノデ(北陸猪手、学名:Polystichum x hokurikuense Kurata)はオシダ科オシダ属の常緑性シダ植物、サカゲイノデとアイアスカイノデの交雑雑種。分布は本州関東地方以北の日本海側に限り、低山帯下部の両親の混生する林内などに稀に自生。草丈は60pから100pほど、2回羽状複葉、葉柄の鱗片は暗褐色でアイアスカイノデのように縁に小突起を生じ、基部のものは先端が黒色化。葉軸上部の鱗片は小さくアスカイノデのように毛状(糸状とも)になります。

イノデの仲間は山間に分け入ると林下や林縁のあらゆる場所で見かけることになるでしょうが、素人には同定が極めて難しいのが難ですね。植物園のような場所で保護展示されていることは嬉しいですよね。


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タニヘゴモドキ(谷桫擬き)は

ビーグル号の航海日誌 2013年11月01日 23:55

タニヘゴモドキエコカフェ.JPG国立科学博物館附属筑波実験植物園のシダ植物コレクションからタニヘゴモドキを紹介します。このシダ植物もご多分に漏れず雑種です。[2011年6月11日撮影:第46回草花教室@阿部]

タニヘゴモドキ(谷桫擬き、学名:Dryopteris × kominatoensis Tagawa)はオシダ科オシダ属の夏緑性シダ植物、ミヤマベニシダとタニヘゴの雑種。分布は本州の中部地方以北に限り、山地の林下の両親の混生する場所に稀に自生。草丈は不詳、根茎は横向き、葉は2回羽状複葉、葉身は倒披針形状長楕円形です。下部の羽片はタニヘゴほどには短くないが、ミヤマベニシダに比べるとしだいに短くなるという。葉柄の鱗片は淡褐色、全縁。ソーラス(胞子嚢群)は比較的大きく、タニヘゴと同じように上部羽片の中肋の両側に1列から3列に並ぶそうです。

なんともシダ植物の地球上に出現してからの長い歴史を考えると柔軟性と多様性に富んでいるのは当たり前のことなのでしょう。


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