コウヤコケシノブ(高野苔忍)は忍耐強い

ビーグル号の航海日誌 2013年10月14日 13:30

130720コウヤコケシノブ@エコカフェ.JPGこの季節、身近な低山は魅力満点です。何しろ日帰りができ澄んだ空気と森林浴、都会の喧騒から隔絶した非日常が待っています。棒ノ折山(標高969m)の白谷コースは渓流沿いの岩場を辿るのでカエデ類も豊富で紅葉も素晴らしいでしょう。足元の岩場などにもシダ植物や蘚苔類が展開しています。コウヤコケシノブもそんなひとつです。[2013年7月20日撮影:棒ノ折山視察@阿部]

コウヤコケシノブ(高野苔忍、学名:Hymenophyllum barbatum (v.d.B.) Baker)はコケシノブ科コケシノブ属の小型の常緑性シダ植物。130720コウヤコケシノブ@エコカフェ (2).JPG分布は本州、四国、九州、南西諸島、国外では東アジアに広く、丘陵地から山地の谷間のうす暗い湿度の高い岩上や樹上に着生。草丈は5cmから10cmほど、根茎は暗褐色の硬い糸状、ひげ根をだしよく葡匐します。葉は根茎に疎らにつき有柄、葉身3pから10cmほどの長楕円形か披針形で2、3回羽状複葉、薄い膜質で暗緑色、中肋に狭翼があり先端は時に伸びます。羽片は卵形、小羽片は倒卵形、縁に不規則な鋸歯、先は鈍頭。乾燥時には葉が縮れて耐えるようです。胞子蓑群(ソーラス)は葉身上部の裂片先端に生じ、苞膜はニ弁状、中央で深く裂けます。

名前の由来は高野山で発見されこと、苔に似たシダ(=シノブ)ということにあります。この仲間は国内にはコケシノブ、ホソバコケシノブ、キヨスミコケシノブ、ヒエコケシノブ、アオホラゴケ、ハイホラゴケなどが知られています。何れも裂片の織りなす様子が何とも美しいです。


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posted by エコ・カフェ事務局 | Comment(0) | TrackBack(0)

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