五色沼の神秘、自然の神秘

⇒自然観察会 2013年10月10日 22:51

1375012_520575561364452_1746432518_n.jpg先週末は磐梯で一足先の秋を堪能してきました。明治の大噴火で河川や渓谷がせき止められて作られた五色沼も神秘的なたたずまいで、なんとも奥深い自然にため息ばかりでした。ただ、ブナアオシャチホコという蛾の食害でブナは丸坊主状態。10年から20年周期の自然現象だそうで、これまた自然の神秘に驚きました。

by 中村敏之
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マメホコリ(豆埃)は奇妙な生命体

071012マメホコリ@白神山地 112.jpg白神山地の深い森でみた朽木に着生するマメホコリ、変形菌としては大きいので見つけやすい。草花教室で取り上げたが、変形菌は変形体と呼ばれる栄養体が移動しながら微生物を摂食する動物的性質と子実体を形成し胞子により繁殖する植物的(菌類的)性質を併せ持つ奇妙な生命体です。[2007年10月12日撮影:白神山地エコツアー@阿部]

マメホコリ(豆埃、学名:Lycogala epidendrum(L.)Fr.)はコホコリ目ドロホコリ科の変形菌。分布は本州、四国、九州、世界に広く、(暖かい地方では1年を通じ、)森林内の腐った木の上に散生・群生。子実体は着合子蓑体型で無柄、最大径約15oの亜球形の黄褐色か暗褐色、表面の皮層からは糸状の擬細毛体がつきます。皮層が裂開して内部の細毛体(胞子と細紐が網目状に繋がった構造体)が膨張した弾みに、桃色がかった灰色の胞子が飛散します。変形体(粘菌アメーバ)は原形質の塊でアメーバ運動により微生物を摂食しながら移動します。胞子は発芽により鞭毛をもつ単相のアメーバ状細胞を放出します。増殖は2パターあり、単相のアメーバが2分裂を繰り返す場合と、異なる性の細胞と出会うと接合し2相となり、細胞分裂を伴わない核分裂を繰り返し、無数の核を持つ大きな粘菌アメーバに成長する場合とがあります

南紀白浜にある京都大学フィールド科学教育研究センター「瀬戸臨海実験所」でフィールド実習をした時に南方熊楠記念館を訪ねたことがありますが、南方熊楠博士はこの分野の第一人者です。極めて特異な振る舞いをする生命体ですが、森の中で一体どんな役割を果たしているのでしょう。


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ハウチワカエデ(羽団扇楓)は絶品に

130727ハウチワカエデ@エコカフェ.JPG赤城自然園の休憩ハウスから森へ向かうアプローチロードは頭上高くをハクウンボクやハウチワカエデの枝が覆っています。ここではハウチワカエデを紹介します。[2013年7月27日撮影:親子自然ふれあい体験in赤城自然園@阿部]

ハウチワカエデ(羽団扇楓、学名:Acer japonicum Thunb.)はムクロジ目カエデ科カエデ属の落葉高木。日本固有種。分布は北海道と本州に及び、低山帯から亜高山帯下部の山地の谷間などに自生。樹高は5mから15mほど、樹皮は灰青色で若木は平滑、老木で不規則に剥離します。葉は対生し、葉身7pから12pほどの掌状で9裂から11裂、裂片は卵形で辺縁に重鋸歯、先は鋭く尖ります。葉柄は有毛で2pから4pほど、花時の葉表裏には白い軟毛、やがて脱落します。花期は5月から6月頃、雌雄異花、展葉と同時に枝先から複散房花序を下垂、10個から15個ほどの両性花と雄花を混生。萼片5枚は暗紅色、花弁5枚は淡黄色、雄蕊8本。果実は長さ2.5pの分果2個からなる翼果です。

名前の由来は葉の形が天狗の羽団扇に似ていることにあります。別名にメイゲツカエデといい、コハウチワカエデと同じように紅葉は見事です。


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