コアシダカグモ(小脚高蜘蛛)は夜の森の名ハンター

ビーグル号の航海日誌 2013年10月08日 21:38

130727コアシダカグモ@エコカフェ.JPG赤城自然園で行った「子ども自然体験プログラム」ナイトハイクでの思い出。夜の森は昼の森とは全く異なった表情を見せている。季節は盛夏、目的は蛍観察と夜の森の体感。雨模様なので蛍の出現はわずかで蛾や徘徊性昆虫などの活動もいまひとつだった。懐中電灯に照らしだされたクヌギ林の地面に蠢く黒い影、昆虫ハンターのコアシダカグモです。[2013年7月27日撮影、♀、♂:親子自然ふれあい体験in赤城自然園@阿部]

130727コアシダカグモ♂@エコカフェ.JPGコアシダカグモ(小脚高蜘蛛、学名:Heteropoda forcipata (Karsch, 1881))はクモ目クモ亜目アシダカグモ科コアシダカグモ属の徘徊性の大型の蜘蛛。分布は本州、四国、九州、国外では中国に及び、平地から山地までの自然環境の保たれた森や洞窟内、岩場などに生息。体長はオスで16oから20o、メスで20oから25oほど、性的二形が確認されます。体色は濃褐色、腹部背に3対の黒斑、腹部の後縁付近に三角形の黄斑が入ります。眼は8眼(4眼2列)、歩脚は発達し、夜行性で待ち伏せし、近づいたゴキブリや蛾などの昆虫を捕食します。

コアシダカグモの近縁種としては、リュウキュウコアシダカグモ、アマミコアシダカグモなど南西諸島には地域ごとに種分化していることが知られています。


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ミズキ(水木)は何処から

121111ミズキ@エコカフェ.JPG明治神宮の森は、都会にありながら、本来この地方を覆っていた鬱蒼とした照葉樹林の森が展開しています。ただし、日本全国から寄樹がなされたため、環境の異なる樹木もまぎれているようです。ミズキもそんなひとつだろう。[2012年11月11日撮影:明治神宮の森@山崎]

ミズキ(水木、学名:Swida controversa (Hemsl. ex Prain) Soják)はミズキ目ミズキ科ミズキ属の落葉高木。分布は北海道、本州、四国、九州、国外では台湾、朝鮮半島、中国、ヒマラヤに及び、シイ・カイ帯からブナ帯の渓谷斜面地や渓流周辺の水分条件の良い所などに自生。121111ミズキ樹皮@エコカフェ.JPG樹高は10mから20mほど、樹幹を直立し、樹皮は汚灰色で浅縦裂、枝を階段状に大きく横に張り出します。葉は短枝状の枝先に輪生状に互生、葉柄2pから5phど、葉身6pから15pほどの広卵形か楕円形、全縁で不明瞭に波打ち、葉先は短く尖ります。葉表裏ともに短毛がわずかに散生、葉の側脈は弓状に5対から9対ほど平行します。花期は5月から6月頃、枝先に散房花序をだし、白色の4弁の小花をたくさん咲かせます。果実は径6、7oの球形の核果、秋一斉に黒紫色に熟します。

名前の由来は早春の頃、地下から大量の水を吸い上げ、樹木を切ると樹液が滴り落ちることにあります。近縁種に本州、四国、九州に自生する葉が対生するクマノミズキのほか、多雪地帯型のタカネミズキ、四国高山のみに自生するイシヅチミズキが知られます。土砂崩れ地などに積極的に進出するパイオニア的存在でもあります。


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